今日紹介したのは、現在公開中の「落下の王国」です。

この作品は、NIKEやリーバイスなどのＣＭや、

ジェニファー・ロペス主演のサスペンス「ザ・セル」の監督を務めた

ターセムの、7年ぶりの監督2作目です。

事故で足を負傷した上、恋人を奪われて人生に絶望したスタントマンの

青年・ロイは、病院で知り合った5歳の少女に、

薬剤室から自殺用の薬を取ってきてもらおうと、

彼女の気をひくために、ある5人の勇者の物語を始めます。

内容は、幻想の世界と現実が交互に描かれていくファンタジーなんですが、

映像が特に素晴らしいです！

普通、ファンタジーではＣＧが使われますが、

この作品では一切使われていません！

もともとこの映画は、ターセム監督が26年前にアイデアを思いつき、

17年前から構想を温めていたもので、今しかない！という思いから

自分で費用を出し、ＣＭ撮影のかたわら、

世界中でカメラを回して作りあげたんだそうです。

ロケ地は、なんと１３ヶ所の世界遺産を含む、24カ国以上、

撮影期間は4年に及んでいます。

とにかく、作り物ではない、「本物の迫力」が画面から伝わってきます。

また、「ドラキュラ」でアカデミー賞を受賞した、石岡瑛子が

手がけた衣装にも注目です。

東洋でも西洋でもない独特のデザインと、原色を使った色鮮やかな衣装は、

不思議な世界を作り出しています。

美しい風景の中で語られる、壮大なおとぎ話、

大きなスクリーンでこそ、その魅力を堪能できる1本です！

映画「落下の王国」は、

■Ｄｅｎｋｉｋａｎで、現在公開中です。

「落下の王国」オフィシャルサイト　http://www.rakka-movie.com/