「モーターサイクル・ダイアリーズ」
今日は、旧作映画「モーターサイクル・ダイアリーズ」を紹介しました。
この映画は、キューバ革命の指導者として、今も世界中から愛されている
エルネスト・チェ・ゲバラの若き日の冒険旅行を描いた作品。
今月公開されるチェ・ゲバラ2部作「チェ 28歳の革命」、
「39歳 別れの手紙」よりも前のエピソードになります。
アルゼンチンの裕福な家庭に生まれた医学生のエルネストは、
7歳年上の友人アルベルトと一緒に、
南米大陸をバイクでめぐる旅に出ます。
本でしか知らない南米を自分の目で見てみたい、
という軽い気持ちで旅に出たエルネストでしたが、
雪の積もるアンデスやインカ帝国の遺跡、
アマゾンのハンセン病療養施設などをめぐるうち、
人生について深く考えるようになります・・・。
若き医学生エルネストを、「ブラインドネス」のガエル・ガルシア・ベルナル。
その友人アルベルトを、ゲバラの実のはとこである
ロドリゴ・デ・ラ・セルナが演じています。
前半は、いいとこのお坊ちゃん、という雰囲気だったエルネストが、
大自然にもまれ、さまざまな出会いを重ねるうち、
大きな理想を持つ若者へ成長していく姿は感動的です。
そして、今週末・1月10日から公開される「チェ 28歳の革命」は、
この映画「モーターサイクル・ダイアリーズ」のエピソードから5年後で、
メキシコでフィデル・カストロに出会い、
革命家チェ・ゲバラとなっていく姿が描かれます。
さらに1月31日からは、その続きでボリビアで銃弾に倒れるまでを描いた
「39歳 別れの手紙」が公開されます。
「モーターサイクル・ダイアリーズ」を見てから、この2部作を見ると、
チェ・ゲバラという人物をより深く理解することができますので、
ぜひ3作合わせてご覧になるのをおすすめします!
「モーターサイクル・ダイアリーズ」は、DVDが出ています。
また今週土曜日・1月10日からは、
「シネプレックス熊本」で2週間限定上映されます。
同じく今週土曜日から、「チェ 28歳の革命」が、
「TOHOシネマズ 光の森」「TOHO、シネマズ はません」
「TOHO宇城バリュー」「シネプレックス熊本」
「ワーナー・マイカル・シネマズ 熊本クレア」で公開されます。