「ポッカ」のヒミツ
今日は、”ポッカレモン100”や”じっくりコトコト煮込んだスープ”で
お馴染みの「ポッカ」の名前のヒミツに迫りました。
ご出演は、
(株)ポッカコーポレーション 広報・環境室の本郷好尾さんです。
会社は、1957年2月 レモン飲料の製造販売を目的として
ニッカレモン株式会社として設立。
以来、50年以上の長い歴史の中で、レモン飲料、コーヒー飲料、
スープ飲料をはじめ、さまざまな飲料や食品を製造販売する会社として
親しまれている企業です。
そんな「ポッカ」の由来について教えて下さい。
ポッカは1957年にレモン飲料のメーカーとして
「ニッカレモン株式会社」という社名で創業しました。
創業者の谷田利景(現:創業者最高顧問)は、
脱サラして昭和29年(1954)に名古屋で「ニッカバー・ニューナゴヤ」を
共同経営していました。
(カクテルブームを見越して女性も気軽に入れる酒場を増やそうと
ウィスキーメーカーがニッカバーやトリスバーを展開していた。)
ハイボールが50円なのにレモン汁を使うジンフィズは
1杯200円もしました。(戦後の物資不足で輸入量が少ないレモンは
初任給が数千円の時代に1個100円以上する高級品だった。)
そこでレモン系カクテルを安く出来ればと瓶入り合成レモン液を開発し、
製造・販売したところ、たちまちヒット商品となりました。
バー開店から2年後に瓶入りレモン飲料の製造販売会社を興し、
ニッカバーから生まれた事業なので「ニッカレモン株式会社」と命名。
軌道に乗り出してきたら取引先から社名にニッカとついていると
他の系列バーとの取引がしにくいので
(ニッカの出資や系列でもなかったので)社名を変えたらどうか?と
指摘をされるようになった。そこで新社名を考案しなくてはと思っていた頃、
ゴルフが流行しだした時期であり、
谷田もゴルフを始めようとゴルフ雑誌を見ていたら
ゴルフ発祥の地である英国では「ニッカーボッカー」という
膝丈のズボンでプレーするのがゴルフの正装であると知り、
そこから「ニッカの次はボッカにするか?ボッカでは響きが悪いから…
ポッカの方が良いな!」となり、
そうして1966年に社名を「ポッカレモン株式会社」へ変更しました。
さらにレモンだけでなくコーヒー、スープと事業領域が広がり、
1982年には世界の企業として大きく飛躍すべく現在の
「株式会社ポッカコーポレーション」に社名変更しました。
ゴルフを始めた谷田はシングルの腕前になりましたが。
ウェアはいつもニッカボッカスタイルを通しています。
オススメの商品を教えて下さい。
創業商品であるレモン商品「ポッカレモン100」や「キレートレモン」。
本格缶コーヒー世界初の「ポッカコーヒーオリジナル」、
淹れたての香りが楽しめる「アロマックス」。
手作りの深い味わいを手軽に楽しめる
「じっくりコトコト煮込んだスープ」などです。
ポッカHP → http://www.pokka.co.jp/