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「コクヨ」のヒミツ

今日は「コクヨ」の名前のヒミツに迫りました。出演は、

コクヨビジネスサービス(株)広報部大阪広報グループ グループリーダー

佐々木保志さんです。

コクヨビジネスサービス(株)は、

1905年(明治38年)10月に黒田善太郎が、

大阪で和式帳簿の表紙を製造する「黒田表紙店」を開業。

1908年、帳簿本体と表紙の一貫生産に着手。

下請けから製造元への一歩となりました。

1913年には西洋化をいち早くとらえ洋式帳簿の製造・販売を開始。

その後、バインダーやフラットファイル、キャンパスノートなど

「良品廉価」をモットーに、数々のヒット商品を開発するほか、

スチール製品などオフィス家具の分野にも進出。

「帳簿の老舗」から、「進歩的なオフィス家具・用品メーカー」へと

企業イメージを変え、時代に沿った様々な商品を生み出しています。

「コクヨ」の名前の由来について教えて下さい。

創業者・黒田善太郎の「故郷である越中・富山の国の誉れとなる

商売をしなくては・・」という戒めの気持ちに由来しています。

1914年社名を「「黒田国光堂」と改めた際、

商標を社名の一部である「国光」で、と考えていましたが

すでに登録がなされており1917年商標を「国誉」としました。

善太郎の気持ちとしましては「富山を出るとき、

まわりの人から戒めの言葉を沢山贈られた。

わずかな成功に安んじて初心を忘れるようではいかん。

富山のことを思い出せ。商売を始めたときの決意を思い出せ。

良くなれば富山の国の光となり、悪くなれば国の恥となる。

国の光、国の誉れとならねばならぬ」ということでした。己の決心を託し、

企業が社会の役に立っているかを常に反省するという気持ちを込めており、

当時としては画期的な由来の名前でした。

1961年(昭和36年)、社名と商標の「コクヨ(国誉)」を一致させるために

「黒田国光堂」から「コクヨ株式会社」に社名を変更して現在にいたっています。                                                               
                                                                                               
オススメ商品を教えて下さい。

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