エグザイル/絆
今日紹介したのは、香港映画の巨匠、ジョニー・トー監督の
最新映画「エグザイル/絆」です。
もともと「エグザイル(exile)」には、「流浪」という意味があって、
原題のサブタイトルも「放・逐(ほうちく=追放という意味)」となっています。
舞台は、中国返還間近のマカオ。
裏社会のボスを狙撃し、逃亡していたウーを暗殺するためにやって来た、
昔の仲間4人。
ウーを守るものと殺すもの、2手に分かれていた彼らですが、
やがてかつての絆を取り戻し、共に追われる身になっていきます。
ジョニー・トーは、「香港ノワール」と呼ばれる、
裏社会と男達のドラマの名作を、次々に世に送り出している監督。
今回の作品でも、部屋の中の至近距離での銃撃戦や、
住宅街での乱れ打ち、昼間の屋外など、
様々なシチュエーションでの銃撃戦が描かれていて、
独特の世界観にしびれます。
特に小道具の使い方がカッコイイです。
空き缶があんなにカッコよく見えるのは、この映画ぐらいだと思います。
そしてもう1つ見逃せないのが、男たちの「絆」。
友情のために命を張る男たちの姿は、男性はもちろん、
女性もグッとくること請け合いですよ。
ちなみにこの作品は、ハリウッドでのリメイクも決定しています。
熱い男達のドラマを、ぜひ堪能してください!
この映画「エグザイル/絆」は、
■Denkikan で、現在上映中です。
「エグザイル/絆」オフィシャルサイト http://www.exile-kizuna.com/