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「桃太郎図」瀧下和之さん

今日は「桃太郎図」という作品集を出された

熊本出身の画家瀧下和之さんを紹介しました。

瀧下さんは1975年中央町(現在の美里町)出身。

第二高校の美術科から東京藝術大学美術学部デザイン科に進み、

大学院を修了されました。

現在は東京にお住まいですが、今年出版された作品集は

熊本県内の書店でも販売されています。

ちなみに、2004年には中央町が砥用町と合併し、美里町となりましたが、

瀧下さんのデザインした町章が採用されています。

「桃太郎図」というタイトル通り、

桃太郎の物語がモチーフになってはいますが、

登場するのは鬼の絵ばかり9年にわたって描きためられた500点。

Photo

鬼ヶ島で鬼同士が「鬼は外」と豆まきする絵あり、

「鬼の目にもナミダ」と泣いている鬼の絵ありと、

瀧下さんの絵は本当にシチュエーションが非常にユニークですね?

最初の頃の鬼はもっと怖かったんです。

今は少し丸くなって、三頭身ぐらいの鬼など、

少し柔らかくなっています。

また、僕は普段右利きなんですが、鬼の絵は左手で描いているんです。

最初は遊び感覚で落書きのつもりで描いていたんですが、

それを作品にし始めて慣れてきたら絵もだんだんと変わってきました。

右手で描くと自分が思い描いていた通りになるまでやり直したりするんですが、

左手で描く時は描き直さないと決めているので、

その時々の表情が出ますし、逆にリアルさがでるんです。

実際に鬼自体がいるわけではないので、

少し変になっても違和感はないかなと思うんですよね。

今回500点で区切りをつけて、左手で描くのをストップして、

また左手が不器用になるのを待とうと思います(笑)

今回出された作品集は「桃太郎図」というタイトルですが、

桃太郎は出てこないと言っても過言ではないぐらい、鬼が主役になっています。

桃太郎のしかも鬼を描こうと思われたきっかけは?

最初は10点ぐらい描こうかなという気持ちで描いていたら、

なんか楽しくなっちゃって、500点も描いちゃいましたが、

その中にも実は2点桃太郎が出てきているんです(笑)

でも、左手だけ、左足だけ、なんですが。

今後ひょっとしたら桃太郎も出てくるかもしれないし、

その辺は決めていません。

デザイン科を卒業されていますが、特に絵をはじめたきっかけは?

大学に入るまではデザイナーになるつもりでしたが、

入学してみるとデザイン科には様々な先生がいて、

それぞれの授業を受けているうちに、

「絵が好きだな」と思うようになって、それから絵の方にすすみました。

赤鬼、青鬼の他、緑や黄色などいろんな鬼がいますが、

瀧下さんお気に入りの鬼はいるのでしょうか?

赤鬼がやっぱり好きですかね。

赤鬼をひきたたせるために、青鬼や黄色の鬼などがいます。

ちなみにお気に入りのシチュエーションの絵は、

200番台に描いた絵で、真ん中に四の字固めをしている鬼がいる絵です。

白い画面の真ん中に赤鬼がいるんですが、赤鬼が梅干のように見えて、

日の丸弁当を意識したりしました(笑)

今後もこのシリーズは続くのでしょうか?

このシリーズはライフワークになっていくんじゃないかと思います。

また、日本的なモチーフが好きなんで、

そういうのをどんどん描いていきたいと思います。

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瀧下和之さんの画集「桃太郎図」は書店で発売中です。

また、今日から5月11日まではそごう横浜店で、

6月16日から22日までは香川県高松市の

三越で画集刊行記念展が開催されます。

お近くにお出かけの方はぜひお立ち寄り下さい。

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瀧下和之さんの HP →http://www.kazuyukitakishita.com/