6月16日(火)のマツザキ・レコードは
今日は、
ギブ・イット・アップ / K.C.&The Sunshine Bandを紹介しました。
ハリー・ウエイン・ケーシー(KC)率いる
K.C. & The Sunshine Bandは1973年結成。
レーベルはマイアミディスコの総本山TKレコードです。
ファーストアルバムはふるいませんでしたが、
75年発売のセカンドアルバムではいよいよブレーク。
シングルカットされた 「ゲット・ダウン・トゥナイト」とディスコでは
伝説的な曲「ザッツ・ザ・ウェイ」がそれぞれビルボードの
ポップチャートとR&Bチャートで堂々1位を獲得しています。
続く76年に発売された3作目「パート3」でも、「シェイク・ユア・ブーティ」や
「キープ・イット・カミング・ラブ」などのヒットを飛ばします。
この人たちの曲調は「明るいラテン&南国調」。
それにモータウン伝統のダンス・ソウルサウンドが絡んだ感じですね。
生音中心で、過去のライブ映像を観ると実に楽しそうに歌い、演奏しています。
個人的に好きなのは「ギブ・イット・アップ」(83年)。
このあたりになるとシンセサイザーを駆使しており、
従来のマイアミサウンドを踏襲しつつも、メリハリが利いた良質な
ダンスサウンドに仕上がっています。ディスコでもバリバリかかっていました。
時代の流れか、本国アメリカで「脳天気系おバカディスコ」が
受けいれられなくなっていき、 彼らの時代は終わりを迎えます。
とはいえ、初期ディスコの立役者であることは間違いないでしょう。