深夜高速-生きててよかったの集い-
今日は、
カバーアルバム「深夜高速-生きててよかったの集い-」をピックアップ。
これはフラカンことフラワーカンパニーズの結成20周年を記念して、
9月16日にリリースされるカバーアルバムなんですが、
普通のカバーアルバムとはだいぶ違います。
全部で14アーティストが参加しているのですが、
収録されている曲は全部同じ曲をカバーしているんです。
どのアーティストも2004年にリリースされたフラワーカンパニーズの
「深夜高速」という曲をそれぞれの解釈でカバーしているんです。
かりゆし58、キャプテンストライダム、中孝介といった若手から、
同世代の斉藤和義、大先輩の金子マリや泉谷しげるまで
幅広い世代のミュージシャンが参加しています。
この歌の中にはこんな歌詞があります。
「年をとったらとるだけ 増えていくものは何?
年をとったらとるだけ 透き通る場所はどこ?」
「十代はいつか終わる 生きていればすぐ終わる」
「若さはいつも素裸 見苦しい程ひとりぼっち」
この部分を金子マリや泉谷しげるが歌うとさらに重みが増して、
響き方も違ってくる感じがします。
その泉谷しげるのカバーバージョンでは、
フラカン自身がバックバンドをやっているんですが、
同じ曲をオリジナルのバンドが演奏しているにも関わらず、
違った感じの仕上がりになっているのも興味深いところです。
結局フラカンが演奏するバージョンが全部で3曲収録されているので、
それぞれを聴き比べてみるのもおもしろいと思いますよ。