幼獣マメシバ
今日紹介したのは、
今週土曜日・8月29日から公開される「幼獣マメシバ」です。
主人公は、生まれた町から一歩も出ず、自分の部屋に引きこもっている、
35歳のニート男・二郎。
父親が亡くなり、母親が家出しても、引きこもり生活を変えません。
そんな彼の元に、
家出中の母親から生後2ヶ月のマメシバの子犬が送りつけられます。
最初は里親を探そうとする二郎ですが、
子犬のけなげさに次第に心が動かされ、一緒に母を捜す旅に出ます。
ちょっと不思議な現代日本版「母をたずねて三千里」といえるこの作品、
キャストも超ユニークです。
主人公の二郎を演じるのは、
数々のテレビドラマや映画で活躍する個性派俳優の佐藤二朗。
彼はなんと、これが映画初主演。
理屈をこね回す30代のニートというアクの強い役柄を、
独特のユーモアで演じています。
そして見逃せないのが、もう一方の主役・マメシバの魅力。
「HACHI」や「ボルト」が、犬自身にいろんな能力や特徴があるのに対して、
マメシバはなーんにもしない普通の子犬。
食べて、遊んで、寝て、たまにいたずらして・・・、
そんな犬にいつのまにか癒され、外の世界に連れ出されていく二朗の姿は、
ペットを飼った経験のある方なら、誰でも共感できるはず!
子犬と中年ニートの珍道中に笑いつつ、
心がほっこり優しくなれる、そんな一本です。
この映画「幼獣マメシバ」は、
■ シネパラダイスで、今週土曜日、8月29日公開です。
「幼獣マメシバ」オフィシャルサイト http://mame-shiba.info/