ウエスト・サイド・ストーリー
今日はアルバム「ウエスト・サイド・ストーリー」をブックマーク。
「ウエスト・サイド・ストーリー」と言いますと、
シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」を基にした
有名なミュージカルですよね。
ブロードウェイ初演は1957年、1961年には映画化もされました。
去年がブロードウェイ初演から50周年ということで、
2007年からはワールドツアーが行われたりもしましたが、
その50周年という記念の年を終え、
今年3月からはブロードウェイで新しいプロダクションによる
リバイバル公演がスタートしています。
この現在ブロードウェイで上演されているキャストでレコーディングしたものが、
今日紹介したアルバム
「ウエスト・サイド・ストーリー ニュー・ブロードウェイ・キャスト・レコーディング」
です。今回の公演では52年前に脚本を担当したアーサー・ローレンツが、
演出を手掛けています。
なんと現在91歳だそうですが、
彼が演出することでこれまでのものとは大きな違いが出ているんです。
その一つが劇中、スペイン語の割合が増えたこと。
プエルトリコ系のアメリカ人という設定の登場人物に関して、
普段は英語で話しているかもしれないけれど、
同じプエルトリコからの移民である仲間同士で話す時は、
そもそもの母国語のスペイン語で話すほうが自然なんじゃないかと
ローレンツは考えたそうなんです。
そこで歌によってはほとんどスペイン語で歌われるというものも
出てきた訳なんですね。ファンも多い歴史あるミュージカルですから、
今回の試みには賛否両論あったそうです。
それでもいくつになっても新たなことへ挑戦するアーサー・ローレンツの姿勢は
見習いたいものです。