「TOMI」(トミィ)
今日は「TOMI(トミィ)」をブックマーク。
2008年1月9日にデビューアルバムをリリース。
そして今年の1月13日にニューアルバムが発売されました。
トミィは中央ヨーロッパにあるスロヴァキア出身のシンガーソングライター。
スロヴァキアでは内戦のために自由に音楽を聴くことがでなかったんですが、
アメリカにいる親戚が送ってくれたCDを聴いて夢を抱き、
18歳の時にアメリカに渡り、
現在はシカゴに住みながら音楽活動を続けています。
特に大きな影響を受けたミュージシャンはプリンスということで、
デビュー・アルバムがリリースされた時に付けられていたキャッチコピーは
「青い目をして黒いグルーヴ」。
つまり彼のジャンルを敢えてひとことで言ってしまえば、
「ブルー・アイド・ソウル」とも言えるようです。
R&Bやソウルなど黒人がルーツの音楽を白人が取り入れてプレイする音楽を
「ブルー・アイド・ソウル」と言いますよね。
この言葉、最初の頃は必ずしもいい意味ばかりでは
使われていなかったかもしれませんが、
トミィ自身はそう呼ばれることを「歌やサウンドにソウルが宿っていることを
意味してるから光栄だ」と思っているそうです。
ニューアルバムはR&Bやソウルから受けた影響を感じさせる
どの曲もポップで非常に聴きやすい1枚になっています。
シンガーソングライターですから、
曲作りとそれに必要な最低限の楽器の演奏、それから歌という、
この3つができることは最低条件であり、
逆に言うとそれだけでも十分なんですけれども、トミィの場合、
今回のニューアルバムは、セルフ・プロデュースで
ゲスト参加ミュージシャンもなし、すべての楽器を自ら演奏しているという
多才ぶりを存分に発揮しています。