(500)日のサマー
今日は、現在公開中の「(500)日のサマー」を紹介しました。
今週は、デカプリオのミステリー大作「シャッター・アイランド」や
人気漫画を映画化した「ダーリンは外国人」を紹介しようかな・・・・・
と思っていたんですが、この「(500)日のサマー」があまりに素敵な映画だったので、
この「キネマのススメ」のコーナーで大プッシュしたいと思います。
主人公のトムは、建築家を夢見つつも、
グリーティング・カード(誕生日やお祝いに添えるカード)の
会社で働くコピーライター。
ある日、会社に新しいスタッフとして入ってきたサマーと
運命の出会いを果たします。
サマーは、「愛なんか信じていない。」と言い切るちょっと不思議な女の子。
いわば「草食系男子」の典型ともいえるトムが、サマーとの出会いで
恋に目覚めて、大きく変化してゆきます。
この映画の新しいところは、
トムがサマーに出会った1日目から500日目までを
時間軸をバラバラにして見せてくれること。
過去未来を行ったり来たりしながら、トムとサマーの恋の行方は、
観客の予想もできない意外な方向へ展開してゆきます。
監督は、この作品が長編デビューとなるマーク・ウェブ監督。
これまでミュージック・ビデオの業界で活躍していただけあって、
映像のテンポと音楽のシンクロ具合が、抜群に気持ちいいです。
この映画のヒットが評判を呼び、
「スパイダー・マン」の次回作監督に起用されるという注目株です。
舞台となっているのは、ロスアンジェルスの街なんですが、
主人公のトムか建築家を目指しているという設定なので、
いろいろな珍しい建築物が登場してくるのも見所のひとつです。
トムとサマーの恋愛の行方がどうなるかは、
是非映画を見て確認してほしいのですが、
まったく新しい形の「ラブストーリー」とも言えるこの映画のエンディングは
とても心地いいものです。
今日ご紹介した映画「(500)日のサマー」は、
■ Denkikanで、現在公開中です。
「(500)日のサマー」 http://movies.foxjapan.com/500daysofsummer/