11/18「ニューオーダー」
今日はイギリス マンチェスターを代表する名バンド、ニュー・オーダー、
1983年の大ヒット、「ブルー・マンデイ」を紹介しました。
現在のテクノやハウスといったクラブ・ミュージックの源となった名曲であり、
一説によると全世界で最も売れた12インチ・シングルとも言われています。
今なおダンスフロアを盛り上げる定番中の定番ですが、
実はこれ、悲しい歌なのです。
もともとジョイ・ディヴィジョンと名乗っていた彼ら、
2ndアルバムが完成し、明日から初の全米ツアーに出発という矢先に、
リーダーでボーカリストのイアン・カーティスが自殺してしまいます。
希望から絶望へ突き落された残されたメンバーは途方にくれながらも、
「新しいオーダー」で活動を続けるしかなかったのでした。
およそ3年後、ようやく彼の死と向き合い、歌にしたのがこの曲。
彼の死を知らされた「憂鬱な月曜日」についての歌です。
生き延びるためにも、彼を忘れないためにも、
泣きながら死ぬまで踊り続けるしかないのです。
お送りした曲は、ニュー・オーダーで「ブルー・マンデイ」でした。