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武士の家計簿

今日は、12月4日から公開される「武士の家計簿」を紹介しました。

このところ、歴史好きの女性のことを言った「歴女」や、

ドラマをきっかけにした「龍馬ブーム」など、

歴史が注目されることが多かったですよね。

それが原因なのかどうか分かりませんが、

今年は映画界も「時代劇ブーム」!

様々な時代劇映画が公開されましたが、今日ご紹介する「武士の家計簿」は、

剣ではなく、そろばんで戦う武士を描いた、いっぷう変わった時代劇です。

物語の舞台となるのは、金沢・加賀藩。

代々、藩の経理係である御算用者として加賀藩に仕えてきた猪山家。

8代目当主となった直之は、真面目な働きぶりが認められ、

着々と昇進します。

ところが当時の武家社会は、身分が高くなるにつれて

出費が増える仕組みのため、借金がかさむばかり・・・。

そこで直之は知恵を絞り、武家とは思えない倹約生活を始めます。

ベースとなったのは、168年前に実在した猪山家の家計簿。

これを歴史学者の磯田道史が細かく分析して書き上げた

学術書が、映画の原作になっています。

こまごまとした日々の出費の記録から、当時の武士の暮らしぶりを想像し、

キャラクターまで作り上げるというのは、大変だけど面白かったでしょうね。

監督は、数々の話題作を世に送り出してきた、森田芳光。

主演の堺雅人、仲間由紀江をはじめ、中村雅俊、松坂慶子、

草笛光子など、豪華な出演者が笑えて泣ける、魅力的な演技を見せています。

派手なチャンバラはないけれど、ほんわりと心を温めてくれる1本です!

今日ご紹介した映画「武士の家計簿」は、

■TOHOシネマズ 光の森
■TOHOシネマズ はません
■TOHOシネマズ 宇城バリュー
■シネプレックス熊本で 12月4日から公開されます。

「武士の家計簿」オフィシャルサイト http://www.bushikake.jp