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仁丹のヒミツ

今日は「仁丹」の名前の由来に迫りました。

ご出演は、森下仁丹株式会社の山本芳裕さんです。

~~~~~~森下仁丹株式会社 会社概要~~~~~~

創業:1893年(明治26年)2月

設立:1936年(昭和11年)11月

本社は、大阪市中央区玉造1-2-40

事業内容は医薬品、医薬部外品、医療用具ならびに

食品等の製造および販売を行なっています。

「仁丹」の名前の由来を教えて下さい。

創業者の森下博は、日本に限らず、中国大陸さらには

世界への輸出を念頭にしていましたので、せっかく名前を付けるなら、

人々の心に沁みる商品名にしたいと考えていました。

そこで、「仁丹」の『丹』は、森下博が台湾に出征した際に

常用されていた丸薬の名前にも付けられ、

また、何千年も前から中国で薬品名として使われていたことから、

この文字はすぐに決まりました。上の文字も字画が少なく

単純明解なもので簡潔な文字として『仁』に決まりました。

『仁』は、孔子が説いた儒教の教えから人として常に守るべき

五つの心得「五常:仁・義・礼・智・信」の首字であることから付けられました。

しかし、読み仮名には、かなり悩んだようです。

漢学者であり、大阪のシンボルである「通天閣」の名付け親でもあ

藤沢南岳や朝日新聞の名物コラム「天声人語」のタイトルを考えたと

言われている西村天因のアドバイスをもとに、

「じんたん」という読み方が付けられました。

「仁丹」のパッケージは、帽子姿の男性でおなじみですが、あの意味は?

仁丹のトレードマークである帽子姿の男性は、

「大礼服マーク」と呼ばれています。そもそも、あの男性は、

だれがモデルになったのかはざまざまな説が言われています。

創業時の森下南陽堂の商標であり、「毒滅」のシンボルにもなった

ビスマルク像がさまざまに図案化され、

数百回におよぶ修正がなされデザイン化されたのが、

あの大礼服の帽子をかぶり、

カイゼル髭をたくわえた大礼服マークだと言われています。

また、大礼服の男性は、軍人ではなく、外交官であり、

当時、日本だけでなく、世界中の人々の健康に役立てたいという

創業者の想いから『薬の外交官』だと言われています。

オススメの商品を教えて下さい。

2009の11月に創業116年を記念して、新しいカプセルタイプの仁丹、

その名の通り、「JINTAN116」を発売致しました。

皆様におなじみの16種類の生薬からなる銀粒の仁丹は、

発売以来、日本だけでなく世界中で支持されるロングセラー商品として

愛されてきました。銀粒の仁丹でものを包むというコーティング技術を活かし、

JINTAN116は、7種類の生薬を配合したリキッドを独自技術である

シームレスマイクロカプセル(直径3.5ミリ)に閉じ込めました。

口の中でプチっとはじけ、

気になる息を瞬時にリフレッシュする口中清涼剤です。

味は、ほんのり甘苦く、後味すっきりに仕上がりました。

普通の携帯タブレットとは違い、「気分不快」や「口臭」、

「二日酔い」までも改善する「医薬部外品」になっています。

また、今年の9月には、「JINTAN116」シリーズに

新しい2種類のフレーバーとして、

「JINTAN116ハーブス ローズヒップ&ハイビスカスミント」

「JINTAN116ハーブス レモングラスミント」を発売致しました。

おいしい食事にあう口中清涼剤というコンセプトとして、

自然の生薬を配合した軽やかな味・香り・清涼感・サッと溶ける

特殊製法で瞬時に息をキレイにしたり、

気分を爽快にしてくれる優れものです。

両商品ともに全国のドラックストア、スーパー、駅売店で販売しています。

是非、一度、お試し下さい。

仁丹HP http://www.jintan.co.jp/