« 3/24「トッド・ラングレン」  |  3月24日(木)魔法のことば >

イトーキのヒミツ

今日は、「イトーキ」の名前の由来に迫りました。

ご出演は株式会社イトーキの「荒木孝明」さんです。

~~~~~~~~株式会社イトーキ 会社概要~~~~~~~~

株式会社イトーキは、人を取り巻く様々な環境づくりをご提供する、

オフィス家具、設備機器のメーカーです。   

オフィス空間をはじめ、医療・学校・図書館等の

公共施設空間・工場・研究施設・物流施設等の専門空間、

家庭におけるお子様の学習デスクなど、人が活き活きと輝くために、

快適な空間づくりのお手伝いを、

豊富な商品と多彩なサービスをもって提供しています。

創業は1890年(明治23年)で、昨年2010年に創業120周年を迎えました。

本社は、大阪、営業拠点は全国におよそ40箇所置いており、熊本県にも、

市内に熊本支店があります。

「イトーキ」の名前の由来を教えて下さい。

社名の由来は、

創業者である「伊藤喜十郎(いとう きじゅうろう)」からきています。

創業者である伊藤喜十郎は、1890年(明治23年)4月、

当時大阪で紡績会社に勤務しておりましたが、

持ち前の旺盛な好奇心と冒険好きの性分から、

まだ開通して間もない神戸・新橋間の東海道線に乗り込み、

東京・上野公園で開催されていた第3回内国勧業博覧会を

見学に出かけました。

そして、そこで見た数々の発明特許品を世に広めることを思い立ち、

同年12月に大阪市東区高麗橋に『伊藤喜商店』を創業しました。

当時の社名の一部である、

漢字3文字の『伊藤喜』が現在の当社の社名に由来しています。

また、当時扱っていた商品・・・発明特許品・・・は、

金庫、ホチキス、ゼムクリップ、魔法瓶など、

今の時代では当たり前といわれる日用品、文具用品を扱っていました。

現在の主力であるオフィス家具の製造・販売を始めたのは、

1945年以降です。

イトーキの製品は、グッドデザイン賞を受賞したものもあるそうですね?

これまでに214件という多くのグッドデザイン賞をいただきました。

昨年2010年度も、ふたつのオフィスチェアと、

2種類の間仕切りで賞をいただきました。

多くは、オフィスでお使いいただくデスクや、チェア、会議用のテーブル、

ロッカー、金庫などですが、変わったところでは、

1994年に当社の大阪のショールームの社屋が、

2009年には病院の病室で使用する

療養環境の個室ユニットが受賞しております。

また、グッドデザイン賞の中でも金賞も3件ほどいただいており、

1990年に 『フレキシデスク』という連結式のユニットデスク、

2007年には 『スピーナ』というオフィスチェアが、

そして2008年は『LANシート』という

LAN 環境を簡単に構築できるシートが受賞しました。

企業コンセプトを教えて下さい。

当社は、人を取り巻く様々な環境づくりをご提供する立場として、

人にも地球にも優しい社会の実現を目指し、ユニバーサルデザインと、

エコデザインを融合した『ユーデコスタイル』を提唱しています。

これは、人が良い刺激を増やす『ユニバーサルデザイン』と、

地球環境への負荷を減らす『エコデザイン』を融合したもので、

当社の事業コンセプトとして、

あらゆる商品やサービス、空間づくりに反映していきます。

株式会社 イトーキ HP http://www.itoki.jp/