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「NPO法人 優里の会」

あらゆるジャンルの“注目の人”にインタビューする
「ヒューマン・ラボ」。
 
今日は里親制度の啓発と里親家庭への支援などを行っている、
「NPO法人 優里の会」 理事長 八谷 斉さん
副理事長 佐土原 由美さんがゲストでした。

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Q① ご出演の方のお名前と職業・所属を教えて下さい。
 
名前:八谷斉 (ふりがな)はちやひとし
所属:優里の会理事長
プロフィール:S35.9.1熊本市生まれ。
熊本大学教育学部卒業後、山鹿市、旧矢部町、
そして熊本市内の小学校4校で教師として約25年勤める。
その最後に出向で熊本県中央児童相談所に児童福祉司として
3年間勤め、里親の担当をする。その後教師を退職し、
その時の同僚、上司の方々をお誘いし、
NPO法人優里の会をH25.1に設立。今に至る。
 
名前:佐土原由美 (ふりがな)さどはらゆみ
所属:優里の会副理事長
プロフィール:1982年生まれ。
熊本県立保育大学卒業後、2003年より保育士として
保育所に6年間勤務。2010年より熊本市児童相談所にて
里親委託等推進員として3年間勤務。
八谷氏に誘われ優里の会に参加。現在に至る。
 
ホームページ、ブログなど:http://yuurinokai.xsrv.jp/
「優里の会」で検索すればOKです。
 
Q② 「NPO法人優里の会」についての基本情報を教えて下さい。
 
登録名称:特定非営利活動法人優里の会
所在地:熊本市東区東京塚町1-25竹岡ビル302号
問い合わせ先:
070-5485-8365
②FAX096-234-6818
③ホームページ上でも可能
 
Q③ 「NPO法人優里の会」が
つくられた「きっかけ」をお願いします。
 
・児童相談所に勤務した時、里親担当になり、里親制度、
里親、またそこで暮らす子どもたちに出会いました。
児童相談所の児童福祉司(ケースワーカー)の業務は
多岐に渡り忙しく、里親・里子の支援をするには不十分だし、
限界もあると感じました。そんな時、大阪でされている
NPO法人として里親支援をされている方の講義を聴き、
熊本でも民間団体による里親支援ができないかと考えました。
そこで、その当時一緒に仕事をしていた方に声をかけ、
一緒に活動しようということになりました。
 
Q④ 「NPO法人優里の会」の活動を具体的に説明お願いします。
 
法人として、次の事業を掲げています。
・里親制度の普及啓発事業
・里親家庭への支援事業
・里親委託の支援及び代行事業
・里子への就労支援事業
 
このうち、今特に活動していますのが里親制度の啓発と
里親家庭への支援です。
去る6月14日には、福田病院の福田稠理事長をお招きし、
里親制度の1つである「特別養子縁組」についての
講演会とシンポジウムを行わせていただきました。
80名を超える参加者があり、里親はもちろん、行政職員、
施設職員、病院職員、弁護士、一般の方が特別養子縁組の
あり方について考える良い機会となりました。
また、昨年度から熊本県里親協議会からの依頼で、
里親の養育力を高めるための研修(スキルアップ研修)の
内容を充実させるために協力させていただいています。
本年度はさらに里親協議会などの関係機関と協力して
活動していきたいと考えています。
 
Q⑤ 活動をしていく上で
苦労している点などあればお願いします。
 
・里親制度を支援する民間団体(NPO法人など)は
全国的にも珍しい存在です。
目的は、里親制度を世に知らしめること、里親になりたいと
いう方を増やしていくことで、里親制度が充実しより多くの
社会的養護の必要な子どもたちが里親宅で安心して
育ってくれることですが、そのためにどのような活動が
望ましいのか、里親・里子は何を必要としているのか
まだまだ試行錯誤の状態です。
 
Q⑥ これまでの活動の中で、
最も印象深いエピソードをお願いします。
 
これは、児相時代のことですが、施設で生活している
子ども(乳児)がいました。親は児相と意見が対立し、
話し合いもできない状態でした。さらには、
子どもに会うこともなく、このままではこの子はずっと
施設で暮らすことにもなりかねません。
そこで、親から同意を得て里親さん
(この場合は特別養子縁組を希望されている里親)に
育ててもらおうと考えました。
初めは親に連絡をしても、何も話すことはないと
シャットアウトの状態でした。
しかし、詳しいことは書けませんが、こちらの話を聞いて
もらえるよう工夫してようやく特別養子縁組の同意を得ることが
できました。この子をお願いした里親さんも子どもさんを
待っておられ、喜んで迎えていただきました。
児童相談所の業務は、難しく厳しくストレスが多いのですが、
この時ばかりは嬉しくてたまりませんでした。
この子が今も里親さんのところで安心して暮らしているかと思うと、
これからも里親・里子のために頑張ろうと思えます。
 
Q⑦ 今後の夢、目標などあればお願いします。
 
優里の会の名称の由来は、県内にいらっしゃる
里親さんの言葉がきっかけです。
里親さん「(里子の名前が優里です)この子を預かったと
いうことは、私に『優』しい『里』親になりなさいと
言われているようです。」この言葉に感銘しまして、
熊本にもっと多くの優しい里親、優れた里親さんが
増えていって、子どもたちの未来を支えてくださればと
思っています。そのために、
里親さんに信頼される団体になりたいと考えています。
 
Q⑧ 熊本県民にPRしたいことなどあれば教えてください。
 
一般に、里親といえば、動物の「里親」とか、
養子縁組をするとかいった連想をされることが多いかと思います。
それだけ、里親制度はまだまだ認知度が低いということです。
特別養子縁組制度と里親制度は、どちらも社会的養護の
必要な子どもたちのためにある制度です。
虐待などさまざまな理由で自分の家庭で暮らせない
子どもたちのために、暖かい家庭を提供していただける方が
一人でも増えていただければと思います。
また、里親というのは特殊な家庭ではなく、
新しい家族の形として熊本の皆様にも受け入れて
いただければと思います。

●講演会・シンポジウムの様子

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今日は里親制度の啓発と里親家庭への支援などを行っている、
「NPO法人優里の会」理事長 八谷 斉さん、
副理事長 佐土原 由美さんがゲストでした。
 
ありがとうございました。
 
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