3/27のhitomi dictionary...デューダ(1989年)
昔の流行語や新語など時代を映す言葉を毎回1つずつご紹介
「デューダ」です
1989年、転職情報誌「デューダ」が創刊されました。
当時絶好調だった日本経済は、就職戦線も極度の売り手市場となっていました。
それに伴ってサラリーマンの意識も大きく変わり、
「生涯一企業」主義が揺らぎをみせるようになります。
特に若者は、より良い職場を求めて、転職することへの抵抗が薄れ、
転職のことを「デューダする」と表現するようになり、
「デューダ」という言葉は、この年の新語流行語・新語部門銅賞を受賞しました。
現在でも「デューダ」は、日本最大級”の転職支援サービスとして、
多くの人から利用されています。
1989年といえば、
この年ドイツ・ベルリンの壁が崩壊、
翌1990年に、東西ドイツが統一されました。
宮城県仙台市が政令指定都市になったのもこの年です。
任天堂から携帯ゲーム機「ゲームボーイ」が発売されました。
また、吉本ばななの小説「TUGUMI」が大ヒットしました。
産経新聞が「一杯のかけそば」を取り上げ、
「交通事故で父をなくした2人の子と母親が、毎年大晦日の夜にそば屋で、
一杯のかけそばを分けあって食べる」という話が話題となり大きなブームとなりました
歌手・美空ひばりや大相撲元横綱・千代の富士が
国民栄誉賞を受賞したのもこの年です。