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8月30日(木)の名盤は

「夏休み特別企画」!!

~「この曲はこの人のオリジナルと思われているけど、
本当はあの人の曲なんです」シリーズ~。<番外編!>

今日紹介したのは、

サイモン&ガーファンクルの大ヒットした「サウンド・オブ・サイレンス」。

この曲、正真正銘、彼らのオリジナルなのですが、

ヒットしたバージョンとは別に、実は原曲があるんです。

もともとこの曲は1964年発表のデビュー・アルバム「水曜の朝、午前3時」の

1曲として初めて世に出ました。

ここでは完全にアコースティック楽器のみのフォーク・スタイルでの演奏が

収録されています。ところがこのアルバムさっぱり売れず、

サイモンはイギリスへ渡り、ガーファンクルは大学へ戻りと

ほぼ解散状態になっていた時に、マジックが起きます。

1965年6月15日。この日、彼らのデビュー作のプロデューサー、

トム・ウィルソンは、ボブ・ディランの新曲を録音していました。

終了後、その場にいたディランのバンドに「もう1曲だけ付き合って欲しい」

と頼み、「サウンド・オブ・サイレンス」を聴かせて、

その場でエレキ・ギター、ベース、ドラムを上からかぶせてしまったんです。

そしてサイモンにもガーファンクルにも無断でシングル・カットされてしまった

ニュー・バージョンのこの曲が売れに売れ、翌年、1966年の1月、

ついに全米No.1となりました。

これが皆さんがよくご存知のバージョンという訳です。

イギリスでこの話を聞いたサイモンは烈火のごとく怒ったそうですが、

結果的に活動を再開、ポップス史上に輝く名グループ、

サイモン&ガーファンクルの快進撃が始まったのです。

そしてこの出来事は音楽史上最大の魔法として語り継がれています。