Corneille(コルネイユ)
月曜日のレギュラーコーナー「アーティスト・ブックマーク」。
注目のアーティストを毎週1組取り上げて紹介しています。
今日のブックマークは「Corneille(コルネイユ)」。
コルネイユは現在30歳。1977年、ドイツ南西部にある小さな街で誕生。
そこで6年間過ごした後、両親の故郷であるルワンダに移ります。
13歳でシンガーになることを決意、16歳で初めてのレコーディング経験など、
音楽好きな両親のサポートもあって、
夢に向かって順調に歩んでいたわけですが、1994年に生活は一変します。
民族対立による、“ルワンダの大虐殺”が起きました。
罪もない80万人以上の人々が次々と虐殺されたという、
近代史の中でも忘れてはならない出来事の一つと言えると思いますが・・・。
コルネイユは両親の友人をたどって、生まれた場所、ドイツへと逃れました。
それからドイツとパリで学業に励み、カナダのモントリオールへと移ります。
そこで2002年にデビュー。
彼自身は人道主義者であり、カナダ赤十字のスポークスマンを務め、
2005年にはユニセフ親善大使に任命されるなど、
音楽活動を通じて、人道的な役割でも精力的な活動を続けています。
日本では今年2007年6月20日にデビューアルバムをリリース。
「全てを失ったところから始まったこのリアルなメッセージと魂が奏でるメロディ」
とも言われるそのメロディをぜひ聞いてみて下さい。