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2013年1月

1月7日(月)の魔法のことば

今日はラジオネーム:ブライアンさんが、

    「妖怪人間ベム」の中で出会った魔法のことば。

助けを必要とする人間を見過ごすことはできない。」

熊本大学・大川千寿特任准教授を迎えて

あらゆるジャンルの注目の人にインタビューする「ヒューマン・ラボ」。

3ヶ月間にわたってスペシャル企画でお届けしています。

題して「FMK Morning Glory ヒューマン・ラボ 熊大ラジオ公開授業・知的冒険の旅」。

毎回、熊本大学の先生を講師に迎えて、さまざまジャンルの研究テーマについて

お話をうかがっています。

10回目の講師は、熊本大学 政策創造研究教育センター 特任准教授

大川 千寿先生です。

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Q① プロフィールをお願いします。

名前:大川  千寿

所属:熊本大学政策創造研究教育センター

プロフィール

1981年大阪府生まれ。

2000年大阪星光学院高等学校卒業。

2001年東京大学教養学部前期課程文科一類入学。

2003年東京大学法学部第三類(政治コース)進学。

2005年同卒業、同大学大学院法学政治学研究科総合法政専攻政治コース修士課程進学。

2007年同課程修了(修了者代表)、同研究科助教。

2010年同研究科特任助教。2011年熊本大学政策創造研究教育センター特任准教授(学長特別補佐)。

現在に至る。

Q② 大川先生の専門である「 政治過程論 」とは、どんな研究ですか、わかりやすく教えてください。

その名の通り、政治の過程(プロセス)で起こるさまざまな事象や

それに関わるさまざまな主体について研究・分析する学問です。

具体的には、権力とは何か。民主主義にはどのような種類があり、

どう機能しているのか。政党の役割とは何か。

政党・政治家の政策や意識はどう変化しどう実現しているのか。

有権者の投票行動はどのような要因に規定されているのか。

なぜ有権者は政治に関心をもったり、もたなかったりするのか…など、

現実の政治のプロセスで生じる問題に科学的な視点から

アプローチしていきます。

多くの場合、統計的な手法を用いたデータ分析が取り入れられています。

私は、これまで現代日本政治における政党について

(特に、政党や政治家の政策の変化やそれを規定する要因について)、

政治家や有権者に対する調査データを用いた分析に取り組んできました。

Q③ 大川先生がこの研究に取り組むことになった「きっかけ」のようなものがあれば教えてください。

小学生のころから「社会科」が好きで、テレビや新聞などで報じられている

政治に関するニュースを見て、興味をもっていました。

1993年の細川政権の誕生は、今でも鮮明に覚えています

(ただし、私は新政権側ではなく、どちらかというと自民党の内紛に興味がありました)。

高校の進路指導の際も、政治を学びたいということで志望校を決めました。

大学に入学し、法学部に進学後、蒲島郁夫先生(現・熊本県知事)の

ゼミに入れていただきました。

ちょうど総選挙が行われた2003年のゼミでしたので、その総選挙に関する研究でした。

ゼミ長を務め、データのとりまとめを行いながら、調査・研究に没頭した経験は、

現在の研究生活の礎になっていると感じています。

当初は一般企業への就職を考えていましたが、蒲島先生と出会ったことがきっかけとなって

研究者の道を志し、先生や谷口将紀・東大教授の指導を受け現在に至ります。

Q④ 投票率の低下など有権者の「政治離れ」がよく言われていますが、

 大きな原因は何だと思われますか?

 有権者がもっと政治に興味を持つためにはどんなことが必要ですか?

特に先進国を中心として、有権者の価値観が多様化し、

また経済成長の限界が明らかになる中で、政党や政治家が有権者の意思を

十分にすくい取れておらず、有権者にとっての果実を伴う新たなモデルを

見つけられていないということがあると思います。

国や世界の未来をつくる若年層の投票率がとりわけ低いということは、

将来にわたっての社会の持続性を考える意味でも、深刻な問題だと思われます。

有権者が政治に十分に興味をもてない状況がある一方で、

有権者が高学歴化し、また発達したマスメディアを通して、

政治に関する情報が頻繁かつ詳細に入手できるようになって、

政治や政党・政治家を見つめる目がかなり厳しくなっているということも、

一方では言えるかもしれません。

しかし、有権者が直接政治に参画し、決定を下していく直接民主主義に対し、

一つひとつの課題についての詳細な決定を、

選挙を通して政治家や政党に委ねる間接民主主義は、

決定の迅速・効率性などを考えれば、なお合理的な制度です。

政党・政治家が今の時代のあり方に合った形で有権者との結びつきを再び作り、

説得に根気強く努めること、また有権者の側も、すぐには結果が出なくても、

ある程度忍耐しながら政治的な動きの一つひとつをしっかりと監視し続けることが大切だと思われます。

Q⑤ 海外の政治システムと比べて、日本の政治の一番の特徴とは何ですか?

 長所、短所も含めて説明をお願いします。

政党について主に研究している立場からすると、

「自由民主党(自民党)」の存在ということになるでしょうか。

先の衆院選で自民党を中心とする政権が再び誕生しました。

自民党は、1955年の結党以来、ほとんどの時期で政権を担当し、

今日に至るまでの日本の民主主義を支えてきました。

海外の民主主義国でも、長期にわたり政権を担当してきた政党はいくつか存在していますが、

現在に至るまでこれほど長く政治の過程で主導的な役割を果たしている、

ということになると、稀有な例になります。

確かに、2009年の衆院選で民主党への政権交代が実現しました。

これによって、二つの大きな政治勢力の間の政権交代が日本でも

定着するかと思われましたが、2012年衆院選に際しては、

自公以外の勢力が大きく分かれるなど、

この先の日本の政党システムのあり方は予断を許さない状況です。

そんな中で、自民党は何度もの分裂の機会を乗り越えて、

1つの政党として存在し続けています。当面は日本における

中心的な政党としてあり続けるのでしょう。

ただ、衆議院で現状の選挙制度(小選挙区制を中心とする制度)が継続する限り、

政党の数はいずれは収斂していかざるを得ないでしょう。

党内のガバナンス(統治)がうまくいかずに分裂を重ねた民主党の失敗も踏まえ、

自民党に対抗する勢力がまとまっていけるのか、

あるいは、政策的な多様性を持っている各政党の間で、

いわゆる「政界再編」がなされるのか、引き続き注目していかなければなりません。

Q⑥ これまでの活動を通じて、最も印象深いエピソードをお願いします。

私がこれまで主に分析に用いてきたデータは、

東大蒲島・谷口将紀両研究室と新聞社(朝日新聞社)が共同・協働で行ってきた調査のデータです。

私も2007年以降この調査チームの一員として参加してきました。

調査に関する記事が新聞に載る際には、記事の締切直前まで記者さんとやり取りしながら、

データを確認・分析して細かい表記までつめる作業をします。

おかげで、私も締切というものにより敏感になったほか(笑)、

短時間で的を射た日本語で記事をまとめる記者さんの姿を通して、文章力が鍛えられました。

また、2007年参院選時には選挙の投開票日に、「戦場」と化した

新聞社本社の政治部の部屋につめて刻一刻と動く開票状況を見守るという経験もできました。

そこで栄養ドリンクを飲み、眠い目をこすりながらデータ分析の作業したこともよい思い出です。

Q⑦ 今後の活動予定などあれば教えてください。

直近では、1月12日(土)午後1時半より、熊本大学工学部百周年記念館(黒髪南キャンパス)にて行われる、

平成24年度第2回知のフロンティア講座にて、一般市民の皆さま向けの講義を行います。

タイトルは「「政治」って何だろう?―2012年総選挙を手がかりに―」です。

まだ皆さんの記憶に新しい2012年総選挙について分析した内容をお話しし、

それを手がかりに、政治学の基本的な理論や概念をいくつか紹介しながら、

政治って何だろう?というシンプルで深い問題について、一緒に考えてみたいと思います。

事前予約は不要で、興味がある方でしたらどなたでもご参加いただけますので、

ぜひ足をお運びください。

 

 

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1月3日(木)の魔法のことば

今日はラジオネーム:トロッコさんが

  映画「幸せのちから」の中で出会った魔法のことば。

誰かに無理といわれても、

      それであきらめるんじゃない。」

「NPO法人 リレーション」

企業にまつわる気になる疑問を解決する「会社のヒミツ」

1月31日までの10回にわたって、

スペシャル・バージョンでお送りしています。

題して「会社のヒミツ・NPOスペシャル~新しい公共~」

あなたは、「新しい公共」という言葉をご存知ですか?

子育て、環境、まちづくりなどの、わたし達の身近な分野で、

市民、NPOや企業などの様々な団体が

地域の問題に取り組んだり

住民のニーズに合ったサービスを提供するなど、

皆で支えあう仕組みを作っていくことです。

この時間はそのような「新しい公共」を知ってもらうために

その担い手として活動しているNPO法人をご紹介していきます。

6回目の今日は「NPO法人 リレーション」久保山 拡さん

お話をうかがいました。

Q ご出演頂く方のお名前、所属を教えて下さい。

氏  名:久保山 拡

組織名:NPO法人リレーション

Q 組織の基本情報を教えて下さい。

●事務所所在地:〒866-0834熊本県八代市錦町16-4

●設立:平成23年2月

●所属メンバー(会員):6人

●問い合わせ先:℡0965-32-9776(心理療法施設心クリニック内NPO法人リレーションまで)

●ホームページ:http://nporelation.client.jp/

●It'sup to you !! | NPO法人リレーションのブログ:http://nporelation.blogspot.jp/

●facebook:NPO法人リレーション

●Twitter:npo_relation

●全てWEBで【NPO リレーション】と検索すると出てきます。

Q 組織の活動目的を教えてください。

八代市の、軽度発達障害、精神障害、家庭内問題、非行、イジメ、

自分自身の問題をきっかけに不登校及び引きこもりになってしまった児童と青少年を対象に、

地域に根ざした、子育て・復学・就労支援サポート、相談事業などを行い、

悩める青少年とその家族が安心して健やかに暮らせる地域社会づくりに

貢献することを目的としています。

Q このNPOは、いつごろどんなきっかけで結成されたものですか?

私自身が、約4年前に当団体の母体組織である『心理療法施設 心クリニック』にて

不登校生徒のサポート・ケアを担当させて貰う事になりました。

その際に、学校に行けるのに軽度の発達障害と診断され不登校になっている生徒の存在や、

学校・家庭内の問題で不登校になっている生徒、

フリースクールやその他のサポート機関にも通えない子供達、

どう接していいのか分らない保護者や周りの大人達、やりたい事はあるのに

しがらみから抜け出せないでいる若者達が沢山いる事を知り、

この事実を地域に発信していきながら、まだ埋もれている不登校・非行生徒や

ひきこもり・ニート青少年のサポート・ケアを行う為に

約1年前NPO法人リレーションを結成しました。

★私が、育ってきた環境は特殊で母は自宅で学習塾を営んでおり、

小さい頃いつもあそんでくれていた塾生徒のお兄さん達、

父親のように面倒を見てくれていた近所の伯父さん、

みんなで、褒めて怒って沢山遊んでくれました。

自分自身でも、その環境がとてもよかったと感じる為、

不登校・非行・ひきこもり青少年には先生やカウンセラーといった

堅い感じではなく、親戚のお兄さんや先輩として接し、

自分と同じような経験を出来る限りさせてあげたいと

常に念頭に置いて活動しています。

Q 具体的にどんな活動をして、どんな実績をあげていますか?

【小中高校生の不登校・非行生徒対象】

●無料相談:本人・保護者・学校教諭を対象に随時募集し、

 早期解決のアドバイス、カウンセリング、希望する進路等の情報収集を行う。

●啓発活動:八代市民を対象とした不登校・ひきこもりに関する啓発セミナーを行う

●訪問サポート:学習指導、登校指導、生活指導を行う(有料)

●心のケア・サポート:母体機関である心理療法施設心クリニックが行う

 心理療法・心理カウンセリング・医療機関の紹介を紹介(有料)

●少人数制学習指導:小中学生対象の少人数制学習指導(1クラス3名)を紹介(有料)

●その他:相談者が望み、早期解決が見込め、学校・公的機関及び、

 他の事業所では行えないサポート行う(有料/無料)

【ひきこもり青少年対象】

●無料相談:本人・保護者を対象に随時募集し、早期解決のアドバイス、

カウンセリング、希望する進路等の情報収集を行う。

●啓発活動:八代市民を対象とした不登校・ひきこもりに関する啓発セミナーを行う

●訪問・同行サポート:様々な公共機関への送迎・同行、生活指導、環境調整を行う(有料)

●心のケア・サポートの紹介:母体機関である心理療法施設心クリニックが行う

心理療法・心理カウンセリング・医療機関の紹介の紹介を行う(有料)

●その他:相談者が望み、早期解決が見込め、公的機関及び、

他の事業所では行えない就労支援に関わるサポートを行う(有料/無料)

事例①:医療機関に、健常児と一緒に学校で勉強するのは困難と言われていた

軽度発達障害の不登校児童を、訪問サポートで生活面・学習面など改善した結果、

半年で学校に通えるようになり、受験勉強を乗り越えて高校に入学できました。

現在もサポートを続けています。

事例②:無職で無気力の青年が、無料相談に来てくれるうちに、やりたい事を見つけ、

現在は夢に向かって猛勉強中。生れて初めて毎日が楽しいと感じると言っています。

生活面でも当初は様々な場所に同行し、一緒に手続きをしていましたが、

現在は自立に向けての事柄は自分で出来る様になってきていますし、

精神的にも自立してきています。

Q 活動を通じて、どんな点が苦労していますか?

①学校(小・中学校)との連携が取りずらい。

②保護者や家族からの理解を得るのが難しい。

■保護者・家族と、児童・生徒・青少年の間に立って、

双方が感情的にならないように進めるのですが、

不登校・ひきこもり・非行、どの問題でも、子供の気持ちや考えを

保護者や家族に理解してもらうのに、とても時間がかかります。

保護者や家族は、子供を変えて欲しいと思っている場合が多く、

保護者や家族自身が変わる必要性を感じていないケースも多々あります。

また、子供との距離の取り方を理解してもらうのがとても難しいため、

結果、共依存になり、家庭内に親子でひきこもってしまったり、

逆に家庭が崩壊してしまう事もあります。

Q これまでの活動の中で、最も印象深いエピソードをお願いします。

不登校生徒の高校入試合格発表で番号を見つけて思わず叫んでしまった事。

自分の事のように嬉しくて、帰って色んな事を思い返して涙が出てしまった。

Q 今後の夢などがあれば、お願いします。

今、悩んでいる若者が私達のサポートと自らの力で人生を切り拓き、

次の時代の若者達の支えとなっている事、

そして地元八代の若者が元気になってくれる事です。

Q 最後に一言お願いします。

●2月から3月にかけて、沢山のセミナーを開催予定です。

 詳しくはホームページ又はブログをご覧ください!

●無料相談は随時受け付け中です。今の自分を変えたいけど勇気がない生徒や

 青少年は是非一度、NPO法人リレーションにご相談下さい!全力でサポートします!

 

 

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1月2日(水)の魔法のことば

今日はラジオネーム:ワンコさんが

  マンガ「ピーナッツ」の中で出会った魔法のことば。

上を見続ける・・・それが生きるコツさ。」

「ネオ七草粥2013」

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「やさしいごはん」

おいしい食べ物は人を元気にします。

おいしいものをおいしい季節に食べたいですね。

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このコーナー『やさしいごはん』では

毎回、季節にぴったりの食に関する話題をお届けしていきます。

毎月、第1水曜日に登場するのは、

熊本県産のオーガニック食材を全国に紹介、販売する

インターネット・サービス「オーガニックママン」の松田耒布さんです。

オーガニックママン HP http://www.organicmaman.biz

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~~~~~~~~~今日のオススメレシピ~~~~~~~~~

今年も恒例の(?)「ネオ七草粥2013」です!

【材料】2人分

ごはん 茶碗に軽く2杯    大根おろし 1カップ    出汁 2カップ

せり、水菜、三つ葉等の野菜類 適量

赤酒(酒) 小さじ1    醤油 小さじ2    塩 適量

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【作り方】

① 小鍋に出汁、赤酒を入れて火にかけ、沸騰したらごはんと大根おろし、

 細かく切った野菜類を入れて軽く火を通す。

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② 醤油、塩で味を調えたら出来上がり!

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仕上げに柚子の皮などを添えるとGOOD!!

 

 

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