今日は「オムロン」の名前のヒミツに迫りました。
オムロンという名前に関しては、”ハンドボール部”の活躍などを通して
番組でもよく耳にされていますよね?
今日はその「オムロン」の名前について教えてもらいました。
出演は、株式会社 コーポレートコミュニケーション部「川元 康司」さんです。
オムロンは、血圧計などの健康機器で有名ですが、
実は全売上に占める割合は10%にすぎません。
主な製品は、電気を入り切りする「スイッチ」や「リレー」などの電子部品。
また、九州新幹線の自動改札機や全日空の搭乗口にある
自動改札機全てがオムロンの製品です。
社名の由来について教えて下さい。
京都の地名「御室(おむろ)」から付けた社名です。
1990年に立石電機株式会社からオムロン株式会社に社名変更し、
ブランド名=社名となりました。
オムロンの創業(昭和8年)の地は大阪市なんですが、
昭和18年に戦争が激化し、京都の御室に工場を疎開しまいた。
なぜ御室からというと、創業者の立石一真が京都に土地勘が
あったことと、御室には映画の撮影所があり、戦争で休業状態だったため
工場への転用が容易と考えたためです。
また、戦争で工業が壊滅したため、産業機器を扱っていたオムロンも
開店休業の状態となり、家電製品の生産に着手しました。
その商品名として、「立石電機ヘア・アイロン」では、
硬すぎると創業者は考えました。そのため所在地であり、
響きがやわらかく、京言葉の風情がある「御室(おむろ)」に
“N”をつけて語調を整え、オムロンとしたのが始まりです。
おすすめの商品を教えて下さい。
健康機器「電動歯ブラシ」がお薦めです。
これは、毛先が細かく動く工夫があり、歯茎にもやさしく、
歯の汚れが落ちやすい特長があります。
事業主の方にお薦めなのは、「電力量監視システム」です。
刻々と変わる電気使用量の把握や設定した電力量になると
警報を出したり、携帯電話にメールで知らせることができます。
環境にもやさしく、電気料金の削減になり大変好評です。
京都市立の全ての幼稚園・小学校・中学校・高校の
283箇所に導入されています。将来この装置を子供たちの
環境教育の一環に用いる可能性があると聞きます。
オムロンのHPはこちら→ http://www.omron.co.jp/index2.html