3月3日(火)のマツザキ・レコードは
今日は、
The Lady Is A Tramp / スプリームス を紹介しました。
今日お届けしたのは、「ロジャース&ハート」のスタンダードを
カバーしたアルバムからです。
先ずは「ロジャース」ですが、リチャード・ロジャースと言いまして、
彼がミュージカルに与えた貢献は計り知れません、
その影響は今では伝説になっています。
彼の活躍は1920年代から60年間に渡り、
その活躍の場はハリウッドの銀幕から ブロードウェイ、
ロンドンと世界をまたにかけておりました。
彼はピューリッツアー、トニー、オスカー、グラミー、
そしてエミー賞と数え切れない程の 賞を受賞しました。
出版された曲目は900作以上、そして40作にものぼる
ブロードウェイ・ミュージカルを残しました。
その相棒の作詞家が「ハート」。
ロレンツ・ハートの詞に彼は音楽を書きました。彼ら二人の活躍で、
アメリカの ミュージカルに黄金時代がやってきます。
さてご存知ダイアナ・ロス率いる「スプリームス」、
60年代のモータウンのスターとして、
数々のヒットを飛ばしたグループですよね。
スプリ-ムスが彼らの代表曲を企画モノとしてアルバム化しているんです。
60年代にオリジナル曲以外でこのような企画のレコードを出せるなんて、
本当に人気と実力が あったからこそでしょう。
ロジャースとハートのコンビによる楽曲は、ミュージカルから独立して、
実は ジャズアレンジされている物も多いのですが、
これらの曲も見事に歌いこなしています。
なんといってもダイアナ・ロスの繊細かつ
ハートフルな素敵ヴォイスがたまりません!