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2013年6月

6月11日(火)の魔法のことば

今日はラジオネーム:カラビナさんが出会った、
エドモンド・ヒラリーの魔法のことば。

「人間はいつだって不可能かもしれない事を超えてきた。」

「ジャーニー/ドント・ストップ・ビリーヴィン」

毎週火曜日にお送りしています、「キネマのススメ」。
毎週、松崎ひろゆきが選んだ映画をご紹介しています。
 
今日は、今週土曜日・6月15日から公開される
「ジャーニー/ドント・ストップ・ビリーヴィン」
をご紹介しましょう!
 
1980年代に数々のヒット曲を出し、メンバーチェンジを
繰り返しながら、今もなお活躍するロックバンド「ジャーニー」。
今日ご紹介する映画
「ジャーニー/ドント・ストップ・ビリーヴィン」は、
デビュー以来の岐路に立たされていたバンドが、新たなボーカリストを
迎え、蘇っていく姿を描いたドキュメンタリーです。
 
1973年から活動を始め、今年結成40周年を迎えた
アメリカのロックバンド・ジャーニー。その長い歴史の中で、
最も有名なボーカリストが、1977年から98年まで在籍した、
伝説のボーカリスト・スティーブ・ペリーです。
 
「セパレイト・ウェイズ」や「お気に召すまま」、
マライア・キャリーもカバーした「オープン・アームズ」など、
ほとんどの大ヒット曲は彼のボーカルによるもの。
そのため、スティーブ・ペリー脱退後に迎えた2人の
ボーカリストにはファンが馴染めず、相次いで脱退。
バンドはボーカル不在の状態となり低迷していました。
 
そんな2007年、バンドはネットの映像で発見した新たな
ボーカリストを迎えます。
彼は、フィリピンに暮らす無名のシンガー、アーネル・ピネダ。
少年時代に母親を亡くし、一家離散やストリートキッズなど、
多くの困難を経験しながら歌をあきらめなかったアーネル。
映画では、彼の波乱万丈の半生と、ジャーニーのフロントマンとして
成功していく様子を克明に描いています。
 
アジア人であるアーネルが、アメリカの超有名バンドの一員と
なるには、相当なプレッシャーがあったはず。
映画ではその部分にも迫っているんですが、
印象に残るのは、彼の明るさと圧倒的な歌唱力。
ジャーニーをよく知らなくても、アメリカンドリームをつかんだ
アーネルの姿に元気をもらえ、帰るころにはアルバムを
買いたくなっている・・・。そんな1本ですよ。
 
 
ここでひとつ、映画では描かれていない
補足情報をお届けしましょう。
劇中のクライマックスでジャーニーが演奏する楽曲
「ドント・ストップ・ビリーヴィン」。
この映画のタイトルにもなっている、数多くのアーチストにも
カバーされているロック界のクラシックとも言える楽曲です。
最近では、テレビドラマ「グリー」やトム・クルーズ出演の
「ロック・オブ・エイジズ」でも印象的に使用されていたこの曲は、
80年代を代表する大ヒット曲なんですが、アメリカ人にとっては、
あるイメージを喚起する曲なんです。
この曲は、地方から大都市に上京しサクセスを目指すアメリカの
若者たちの「心のテーマソング」。
いわば「サクセスの象徴」的な歌なんです。
いろんなシンガーにもカバーされ、歌い継がれてきた
時代を越えた定番ソングと言えるでしょう。
日本の曲では、曲の雰囲気こそ違いますが、
長渕剛の『とんぼ』なんかがコンセプトが近い感じでしょうか?
大都会にも揉まれて頑張る若者たちの歌です。
 
「ドント・ストップ・ビリーヴィン」
夢をあきらめるなと歌うこの曲。
遠く海を越えて、フィリピンからジャーニーに参加した
アーネル・ピネダにとって、まさにこの歌は、彼が歌うために
存在するような曲なんです。映画の中でも歌詞がきちんと表示されるので、
そこをじっくり噛みしめながら鑑賞してほしいと思います。
 
今日ご紹介した映画「ジャーニー/ドント・ストップ・ビリーヴィン」は、
■Denkikan
で、今週土曜日・6月15日から、一週間限定公開されます。
 
「ジャーニー/ドント・ストップ・ビリーヴィン」オフィシャルサイト 

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6月10日(月)の魔法のことば

今日はラジオネーム:スピカさんが、
映画「風と共に去りぬ」の中で出会った魔法のことば。

「時を浪費するなかれ。人生は時にて成ればなり。」

「親と子のオペラ鑑賞会 メルヘンオペラ ヘンゼルとグレーテル」

あらゆるジャンルの注目の人にインタビューする「ヒューマン・ラボ」。
 
今回は、ラスカーラ・オペラ協会 代表岩本貴文さん
6月16日(日)熊本県立劇場演劇ホールで上演される
「親と子のオペラ鑑賞会 メルヘンオペラ ヘンゼルとグレーテル」
について伺いました。

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Q① ご出演者のお名前と肩書を教えて下さい。
 
岩本 貴文
ラスカーラ・オペラ協会 代表          
ホームページアドレス
 
Q② 岩本貴文さんご自身の歌や
音楽にまつわるプロフィールを教えて下さい。
 
声楽で音大を目指すことを決めたのは中学2年の時です。
児童合唱団の先生方の影響です。それから、大学で声楽を学び、
卒業後すぐ、運のいいことにプロのオペラ合唱団員として舞台に
立たせていただき、もっと発声法について知りたくなり、
イタリアで8年間かかりましたが、ある一定の習得ができたのを機に
帰国し、熊本に戻りました。       
 
Q③ 「ラスカーラ・オペラ協会」の概要を教えて下さい。
 
「ラスカーラ」の意味は「階段」です。芸術監督である
ステーファノ・マストランジェロ氏とともに命名しました。
階段を一歩一歩確実に踏みしめて前進し、オペラを探求して
いこうという意思表示と、オペラの殿堂「ミラノ・スカラ座」に
近づきたいとの想いが込められています。
 
Q④ 今回上演される「ヘンゼルとグレーテル」について、
公演の概要を教えて下さい。

日時・場所・料金は、チラシの通りです。
 
img0610.jpg

年齢制限はございません。
なぜなら、小さなお子様に生のオペラを「体感」して欲しいとの
想いで、企画したからです。
 
Q⑤ 皆さんご存知の物語とは思いますが、
作品の概要を改めて教えて下さい。
 
作曲は、ドイツの作曲家でワーグナー作品の補佐も務めた
エンゲルベルト・フンパーディンク。
姉の依頼により、子供のためのオペラ「ヘンゼルとグレーテル」を
手がけました。原作にあるような悲惨なものは削除され、
まさにメルヘン・オペラとして確立されています。
 
内容は親しみやすいものですが、そこに流れる音楽
(オーケストレーション) は複雑かつ緻密に描かれて、
オペラの醍醐味を存分に味わえます。
お子様から、オペラ通まで幅広くお楽しみいただける作品です。
 
Q⑥ チラシに「親と子のための入門オペラ決定版」と
記載されていますが、子どもでも楽しめる部分・魅力を教えて下さい。
 
何と言ってもこのオペラの原作は誰もが一度は読んだことのある、
「ヘンゼルとグレーテル」です。
作曲者も子供のために作曲しています。
また、ヨーロッパでは、この作品を子供たちのオペラ鑑賞デビューと
位置づけて、クリスマスシーズン、また復活祭の時期に上演され、
正装した子供たちで溢れかえります。
 
Q⑦ 去年9月にも上演されたとのことですが、
その時の様子・反響などはいかがでしたか?
 
お子様たちが目立った公演でしたが、客席はとても静かで、
「お菓子の魔女」がかまどに入れられた時は客席の子供たちから、
歓声と拍手が沸き起こりました。それを聞いて、このオペラの
(子供たちにも十分楽しめるという)素晴らしさを改めて実感しました。
 
また、他の会場での公演では、終幕が降りる際に3歳の女の子が
「グレーテルちゃん!」と叫びながらステージに駆け寄ってきました。
その後、グレーテルちゃんに抱っこされての記念撮影でした。                        
 
Q⑧ 岩本さんにとって、オペラの魅力はどんなところですか?

やはり、生演奏という点です。オーケストラは登場人物の心理状態から、
森の神秘性、月夜の美しさ、荒れ狂う海などを音で表現し、
その音の色彩に乗って歌い手が人間の営みを語る。
それらを一人一人の演奏者が気持ちを一つにし、時間というキャンバスに
音という色彩で描く。そのエネルギーは人の心を時には激しく揺さぶり、
また安らかな気持ちにさせてくれます。これは、生の人間が、
アコースティックな音で紡ぐことにより生まれるものです。
その臨場感がオペラの魅力です。そして観客がその一瞬一瞬を目撃し、
音のゆりかごで夢のひとときを過ごすのです。
 
ありがとうございました。

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6月6日(木)の魔法のことば

今日はラジオネーム:リトルクイニーさんが出会った、
東京ヤクルトスワローズ 小川康弘の魔法のことば。

「心は無限大」

「パイン株式会社」

企業にまつわる気になる疑問を解決する「会社のヒミツ」。
今日は「パインアメ」でおなじみ、パイン株式会社の
ヒミツに迫りました。

パイン株式会社の本社は大阪市にあります。
昭和23年創業、昭和26年に設立された、キャンディなどを
製造販売している会社です。

お話を伺ったのは、パイン株式会社 開発部企画課
井守真紀さんです。

Q 「パイン」という社名の由来を教えて下さい。

創業当初は「業平製菓」でした。当時、ラジオの広告で
「南国の香り、業平製菓のパインアメ」とCMを流していたのですが、
「ラジオの音でナリヒラと聞いても、漢字が思い浮かばない。
商品名のパインの方がよくわかる」という声があり、いっそのこと
「パイン製菓」にしようということで昭和31年3月に
「パイン製菓株式会社」に社名を変更しました。
また、昭和56年には「パイン製菓株式会社」から「パイン株式会社」に
変更しました。理由としてはお菓子だけでなく、食品、それ以外のものも
取り扱っていきたいという想いと、お得意先様からは「パイン製菓」
ではなく「パインさん」と呼ばれることが多く、
面倒な「製菓」という漢字を取り払い、誰からも分かるように
シンプルにいこうと決まった社名です。

Q 「パイン」のヒット商品といえば、「パインアメ」ですが、
この商品は、いつごろ、どんなきっかけで誕生したものですか?

昭和26年にパインアメ第1号が完成しました。
瓶詰で1粒1円で販売されていました。
パインアメを開発していたころの日本は戦後の傷跡が残っており、
生のパイナップルは流通していませんでした。
また、缶詰でさえも高級食品で、病気で寝込んだ時ぐらいしか
口に入れることは無いというほど、庶民の憧れの食べ物でした。
そんな時、パイナップル缶の美味しさをみんなが手軽に味わうことが
出来たらどんなに素晴らしいだろうという先代の社長の想いから、
パインアメが誕生しました。

Q 「パインアメ」の開発のポイントを教えてください。

パインアメのトレードマークと言えば真ん中の穴ですが、
誕生最初は穴は開いていませんでした。
当時は穴をあける技術が無く、平たい飴に輪切りのパイナップルの
模様を型押ししただけの飴で、名前も「パイナップル飴」でした。
さらに本物に近づけたいという先代社長のこだわりから、
穴開きのパインアメの製作に取り掛かりました。
飴に穴を開けることは容易ではありませんでした。
機械の性能が向上せず、なかなか飴のちょうど真ん中に穴をあけることが
出来なかったので、最初は割り箸で1つずつ穴を開けていました。
1日に何万個も手作業で製造していたため、社員が腱鞘炎を起こし、
手作業も限界になってきたこともあり、パインアメ第1号が
誕生してから2年後の昭和28年、ようやく自動の穴開け機を開発し、
現在のパインアメの原型が完成しました。

Q そのほか「パイン」の商品に関するなにか
面白いエピソードなどあればお願いします。

弊社は社名にインパクトがあるため、パインアメしか製造していないと
思われがちですが、実はいろんなキャンディを製造しております。
キャンディの中にガムが入った「どんぐりガム」や
しゅわしゅわする発泡感が楽しい「あわ玉」も弊社が製造しております。
どんぐりガムは昭和60年、あわ玉は昭和63年に発売された
ロングセラー商品です。
あわ玉に関しましては今年で誕生25周年を迎え、
25周年の記念商品も発売しました。
近頃ではソーダキャンディは様々なメーカーさんが製造して
おられますが、ソーダキャンディ第1号は「あわ玉」なのです。
開発当時は飴は甘いものだという固定観念があり、普通の飴ではない、
ということで当時の年配の社員には反対を受けたそうですが、
若手社員は柔軟に受け止め、発売にこぎつけたそうです。
おかげさまでそのあとも順調に販売を続け、25年の月日が流れました。
発売当時子供だった方が今ではお子さんと一緒に召しあがって
頂いているというエピソードをたくさん頂いております。
とてもありがたいことです。これからも世代を超えて愛される
キャンディを作り続けていきたいと思っております。

Q そのほか、オススメのサービス、キャンペーンなど
PRしたい案件があればお願いします。

鹿児島名物のかき氷、「白くま」をイメージした
「白くまキャンディ」がこの春発売になりました。
サクサクと噛んで食べるタイプのキャンディです。
噛むとかき氷を食べているようなサクサク食感が楽しめます。
また、フルーツをたくさん盛り付けた山盛りの「白くま」を
イメージして、カラフルなミンツ(つぶつぶ)と
フリーズドライのいちごをキャンディに練りこみ、
見た目にもこだわって仕上げました。
キャンディのセンターにはひんやりとした小豆ミルク風味の
パウダー入りで、フルーツと小豆ミルクの絶妙なハーモニーが
楽しめます。
パッケージは爽やかで涼しげなブルーにかわいい白くまの
キャラクターをデザインし、フルーツや小豆を散りばめた楽しい
デザインになっています。この春夏のイチオシ商品です!
ぜひみなさんに味わっていただきたく思っております。

今日はパイン株式会社 開発部企画課の井守真紀さんに
お話を伺いました。井守さん、ありがとうございました。
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スタジオにもパインアメ(*´ω`*)

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6月5日(水)の魔法のことば

今日はラジオネーム:ウィッキーさんが出会った、
クリント・イーストウッドの魔法のことば。

「勘に従え。考えすぎるとだめだ。」

「ごぼうのポタージュ」

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「やさしいごはん」
おいしい食べ物は人を元気にします。
おいしいものをおいしい季節に食べたいですね。
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このコーナー『やさしいごはん』では
毎回、季節にぴったりの食に関する話題をお届けしています。
毎月、第1水曜日に登場するのは、
『オーガニックママン』松田耒布さんです。

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Q① 松田さんの近況は?
 
数年ぶりにお茶事に参加する機会があり、
慌ただしい日常を忘れる事が出来ました。
 
Q② 今日の(料理)はなんでしょう?
 
6月に入り初夏のお野菜が出だしました。
香りが良く、食物繊維が豊富な新ごぼうをと、
イソフラボンやたんぱく質が豊富な豆乳を使った
「ごぼうのポタージュ」をご紹介します。

※材料(2人分)
ごぼう①.JPG

新ごぼう 1本
玉ねぎ 1/2個
豆乳 100㏄
バター 大さじ1
小麦粉 大さじ1
コンソメ 1個
塩・胡椒 適量
 
※作り方

① 新ごぼうは包丁の背で皮をこそげ、
斜め薄切りにして水にさらしてアクを抜く

ごぼう②.JPG

② 玉ねぎは薄くスライス。

③ 鍋にバターを入れて火をかけ、水気を切った
②と①を入れて炒めて小麦粉を振り入れ粉っぽさが
なくなる様、弱火の中火で炒め合わせる。

ごぼう③.JPG

④ ③に水300㏄とコンソメを入れて蓋をし、
柔らかくなるまで煮込む。

ごぼう④.JPG

⑤ ④をミキサーにかけ、なめらかになったら鍋に戻して
豆乳を加え、温めながら塩・胡椒で味を調えて出来上がり!

ごぼう⑤.JPG

ごぼう⑥.JPG

ありがとうございました。

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6月4日(火)の魔法のことば

今日はラジオネーム:ニッキーさんが出会った、
チェーホフの魔法のことば。

「愚者は教えたがり、賢者は学びたがる。」

「グランド・マスター」

 

毎週火曜日にお送りしています、「キネマのススメ」。
毎週、松崎ひろゆきが選んだ映画をご紹介しています。
 
今日は、現在公開中の「グランド・マスター」をご紹介しました。
 
カンフー映画といえば、今でもブルース・リーを連想するかたは
多いんじゃないでしょうか?
今日ご紹介するのは、そのブルース・リーの師匠としても知られる
実在の武術家イップ・マンの知られざるエピソードを描いた映画です。
 
監督は、「恋する惑星」や「花様年華(かようねんか)」などで
世界的に評価されるウォン・カーウァイ。
 
実験的な映像美で数々の名作を監督してきた香港の鬼才。
特に、優雅なカメラワークとスローモーションを多様することが
有名で「映像の詩人」と呼ぶ人もいます。
独特の映像美とラブストーリーの語り手として知られる
ウォン監督とカンフーって、ちょっと結びつかないかもしれませんが、
これが想像以上に相性がいいんです!
武術の、舞のような動きの美しさと、ストイックな武道の精神が
恋愛映画のようなロマンティックな雰囲気を作り出しているんですね。
 
そのストーリーなんですが・・・、舞台は1930年代の中国。
中国武術の一派・八卦掌(はっけしょう)のグランドマスター、
ゴン・バオセンは引退を決意し、一番弟子のマーサンと、
詠春拳(えいしゅんけん)の使い手
イップ・マンを自分の後継者に考えていました。
そこに、ただひとり奥義を受け継ぐバオセンの娘・ルオメイも
名乗りを挙げます。
ところがマーサンがバオセンを殺害。
八極拳(はっきょくけん)の使い手である謎の男カミソリも現れ、
後継者争いは複雑な様相を見せていきます。愛と憎しみ、
野望がからむ後継者争いの行方はいったいどうなるのか・・・?
 
イップ・マンを演じるのは、ウォン・カーウァイ作品ではおなじみの
トニー・レオン。
これまであまりアクション俳優としてのイメージがなかった彼が、
47歳からなんと足掛け4年のトレーニングに耐え、
初の本格カンフーアクションに挑んでいます。
伝説の武術家の戦いぶりを見事に演じきっています。
ルオメイには、「グリーン・デスティニー」のチャン・ツィイー。
謎の男カミソリには、「レッド・クリフ」のチャン・チェンと、
キャストには、アジアの大スター、美男美女がが勢ぞろいしている感じです。
 
アクション・シーンの演出は、香港映画界ナンバーワンのアクション監督
ユエン・ウーピンが担当。「マトリックス」や「キル・ビル」の
アクション監督をつとめ、それ以降の世界のアクション映画の潮流を変えたと
言われるワイアー・アクションの巨匠です。
今回の作品では、ユエンのアクション演出とウォン監督の優雅な
カメラワークが一体となって、誰も見たことのない美しい
アクション・シーンが生み出されています。
カンフー映画は男性が見るものと思っている、
女性の方にこそぜひ見ていただきたい、
スタイリッシュな作品ですよ!
 
イップ・マンは、ブルース・リーの師匠だと紹介しましたが、
映画のエンディング近くで、イップ・マンにクンフーを習う少年が
登場してきます。
映画の中では、特に説明がありませんが、この少年の顔が、
ブルース・リーにそっくりなんですね。
ブルース・リーがハリウッドで成功したことによって、
中国武術は、世界に広まっていった訳ですから、このシーンは重要です。
このあたりも見逃さないでほしいポイントです。
 
今日ご紹介した映画「グランド・マスター」は、
■TOHOシネマズ 光の森
■TOHOシネマズ はません
■TOHOシネマズ 宇城
■シネプレックス熊本
■ワーナー・マイカル・シネマズ熊本
で、現在公開中です。
 
「グランド・マスター」オフィシャルサイト

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本日オンエアのこのコーナーをポッドキャストでも配信中。
 
詳しくはここ↓
 

 

 

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