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2015年8月

「クミンオイルの夏のサラダ」

おいしい食べ物は人を元気にします。
おいしいものをおいしい季節に食べたいですね。
このコーナー『やさしいごはん』では毎回、
季節にぴったりの食に関する話題をお届けしていきます。
 
第1水曜日に登場するのは、
「衣食住に関するイベントを手掛けている泰勝寺」スタッフ、
「ホームパーティの達人」の平山千晶さんです。

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Q①平山さんの近況は?
 
昨年熊本に帰ってきた際に“記念に”と思い
、初フルマラソンに挑戦したのですが、早くも2016年
エントリー開始のお知らせが先日メールにて届きました。
連日暑い日続きで、まだ全く走る気になれませんが、
久しぶりに全国のマラソン大会を調べてみました。
今年も是非1度はフルマラソンを走ろう!と意気込んでいます。
 
Q②今日のオススメの食材、(料理)を教えてください。
 
『クミンオイルの夏のサラダ』
 
【材料】2人分

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・いんげん(今回は小さいもの20本)
・きゅうり1本
・オクラ4〜5本
・クミンシード小1/2
・なたね油大2※お好きな油で
・ナッツ素焼きにしたものお好みで(今回はカシューナッツ20g)
・レモン汁1/2個分
・塩適量
 
【作り方】
 
1.いんげんとオクラに塩をすりこむ。
キュウリは薄い輪切りにしておく。

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2.1のいんげんとオクラを熱湯で約1分半茹でる。
冷水(または氷水)で冷やし、適当な大きさに切る。

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3.素焼きしたナッツを細かく刻む。
 
4.輪切りにしたキュウリと2を合わせ、
塩・レモン汁を加えてあえる。
 
5.フライパンに菜種油、クミンシードを入れ中(弱)火で熱す。

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クミンシードがぷつぷつと音を出し、香ってきたら4にまわしかけ、
3のナッツとともに混ぜ合わせて塩で味を整える。
 
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6.冷蔵庫で1時間以上冷やして完成。

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8月4日(火)の魔法のことば

今日はラジオネーム : ファイさんが出会った、
パスツールの魔法のことば。

「偶然は準備のできていない人を助けない。」

「野火」

「FMK MorningGlory」
毎週火曜日にお送りしています、「キネマのススメ」。
毎週、松崎ひろゆきが選んだ映画をご紹介しています。
 
今日ご紹介するのは、今週土曜日・8月8日から公開される
「野火」です。
 
今年は戦後70年ということで、
戦争に関する話題も数多く聞かれますよね。
映画業界も、この節目の年に、
様々な映画企画が発表されています。
 
終戦の玉音放送に関する人々を描いた「日本のいちばん長い日」。
6000人ものユダヤ人にビザを発給して、
その命を救った日本人外交官を描いた「杉原千畝 スギハラチウネ」。
名匠・山田洋次監督も、吉永小百合主演で、
長崎での原爆を描く「母と暮らせば」を製作しています。
 
今日ご紹介する「野火」も、第二次世界大戦末期の
フィリピンの戦場を舞台にしたもので、
原作は大岡昇平の小説。
戦争文学の代表作として良く知られています。
1959年には、日本映画の巨匠、市川崑監督によって
映画化されているんですが、今回、「鉄男」や
「バレット・バレエ」など世界的に評価される、
塚本晋也監督が新たに映画化しました。
 
さて、そのストーリーですが・・・、
日本の敗色が濃くなった、
第二次大戦末期のフィリピン・レイテ島。
結核にかかった田村一等兵は、部隊を追い出され、
野戦病院に送られますが、食糧不足を理由に、
病院からも受け入れを拒否されてしまいます。
行き場をなくした田村は、空腹と孤独と戦いながら
島をさまようことに・・・。
次第に彼は、精神の均衡を失っていきます。
 
塚本監督は、高校時代に読んだ小説の「野火」の印象が
強烈に残っていて、20年ほど前、本格的に映画化を企画。
海外に出資を募ったそうですが、作品の規模の大きさも
あってなかなか実現できなかったそうです。
しかし、いつかは映像化したいとずっと思い続けていたそうです。
一時期は、アニメーションでの映画化も検討した時期もあったそうです。
「鉄男」をはじめ、独特のビジュアル・イメージで有名な塚本監督。
彼らしい独特な戦場アニメーションになった可能性もありましたが、
これも実現には至りませんでした。
 
大岡昇平の親族に手紙を送り、映画化権を得たことから、
今作らなければチャンスはないと、
自ら監督・脚本・編集・撮影・製作・主演を兼ねる
自主映画として、ついに映画化をスタートしました。
 
物語の舞台となるフィリピンには、
最小限の人数でのロケを敢行しているほか、
出演者やスタッフもプロは最小限で、
ボランティア・スタッフがかなり協力しているそうです。
 
キャストは、主演の田村役を自ら演じる塚本監督以外も
個性的なメンバーが揃いました。
戦場で生き残るために狡猾に立ち回る男「安田」を、
最近は役者としての活躍が著しいリリー・フランキー。
戦場の凄味を漂わせる「伍長」役に
元「ブランキー・ジェット・シティ」のドラマー・中村達也。
戦場で豹変していく若い兵隊「永松」を、
今回オーディションで選ばれた森優作。
いわゆる「プロの役者」ばかりでないフレッシュな
キャスティングで統一されていることで、
まるで観客が、その場に居るような戦場のリアリティを
感じられるようになっています。
 
「野火」という作品は、大岡昇平の戦争体験が
元になっているので、戦場での描写はかなりリアル。
目をそむけたくなるシーンの連続ですが、
それこそが監督が伝えたい“戦争の本当の姿”でもあります。
 
日本だけでなく、海外で高く評価されている
塚本晋也監督の作品らしく、この作品は、
第71回ベネチア国際映画祭のコンペティション部門に
選出される栄誉を受けています。
 
余談ですが、塚本監督は来年公開になる
マーティン・スコセッシ監督の話題作「沈黙」で
重要な役どころを演じています。
江戸時代初期のキリシタン弾圧を描いた
遠藤周作の小説の映画化で、スコセッシ監督が
長年映画化を希望していた念願の作品です。
オーディションでスコセッシ監督に会った塚本監督は、
「『ツカモトって、あの映画監督のツカモトか!?『鉄男』と
『六月の蛇』が好きだよ。」スコセッシ監督に言われたそうです。
やっぱり映画は、世界の言葉、国境を越えるんですね。
 
それではここで、この映画「野火」の
塚本晋也監督のコメントをお送りします。
 
実は、今回のコメントは、時間の都合でカットした部分も
ありましてノーカット完全版インタビューを、
現在FMKのオフィシャル・サイトでポッドキャストしています。
塚本監督の映画への思いを、是非感じて下さい。
 
 
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今日ご紹介した「野火」は、
■Denkikan
で、今週土曜日・8月8日から公開されます。
 
壮絶な戦場を見事な映像で描いた「野火」。
あなたも、劇場で体験してみて下さい。
 
なお、8月8日の公開初日には、
Denkikanで塚本晋也監督の舞台挨拶も予定されています。
詳しい情報は、Denkikan
電話096-352-2121まで、
お問い合わせください。http://www.denkikan.com/
 
以上「キネマのススメ」でした。
 
「野火」オフィシャルサイト
http://nobi-movie.com/
 
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8月3日(月)の魔法のことば

今日はラジオネーム : さおりんさんが出会った、
ブラウンの魔法のことば。

「敵に勝ったからとて勇者ということはできない。
己に勝った時はじめて真の勇者といえる。」

「わくわく節水キャンペーン」

あらゆるジャンルの“注目の人”にインタビューする「ヒューマン・ラボ」。
今日は熊本市役所 水保全課の杉村瑞代さんがゲストです。
「わくわく節水キャンペーン」について伺いました。

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◆「熊本市節水キャンペーン」について、基本情報をお願います。
 
正式名称:わくわく節水キャンペーン
担当部署:熊本市環境局水保全課(手取本町1-1)
キャンペーン応募期間:8/1~10/9
問い合わせ先:
(運営受託者)株式会社電通 九州節水係
TEL : 096-324-2400
HP:くまもとウォーターライフ
 
基本情報:
熊本市内在住の方を対象に実施する節水キャンペーン。
8月又は9月にご自宅に届く水道料金の検針票が
そのまま応募券になります。
応募資格は、前年同期と比べて、1㎥でも水の使用量が減っていること。
(=節水できていること)
応募いただくと、抽選で、
「熊本の地下水を育てる農産物(※)」のセット
(1等1万円相当、2等5千円相当、3等1千円相当)や
オリジナル真空ステンレス製水筒(4等)などが、
合計263名様に当たります。7月・8月に節水にチャレンジして、
8月または9月にご自宅に届く水道料金検針票で応募ください。
(キャンペーン応募期間:8/1~10/9※当日消印有効)
(※)熊本の地下水を育てる農産物とは・・・
熊本の地下水をかん養する地域(白川中流域)で
育った農産物を指しています。
消費することで地下水保全への貢献にもつながります。
 
◆熊本市は地下水で有名な都市ですが
まず現在の状況を詳しく教えて下さい。
 
はい。皆さんご存知の方も多いと思いますが、熊本市は、
人口74万人の水道水源を100%地下水でまかなっています。
日本の約8割以上が河川水を水道水として利用しているのに対し、
約74万市民の水道水源を全て地下水で賄うというのは、
日本でも他に例を見ない都市なのです。
 
実は、熊本が地下水に恵まれている理由は、
大昔の阿蘇火山の大噴火と、加藤清正公に秘密があります。
大昔、阿蘇山の4度の大噴火によって、
とても水を浸透させやすい特徴を持つ熊本の台地ができあがりました。
そこに肥後藩主加藤清正公によって、大規模な水田開発が行われました。
そのことによって、もともと水を浸透させやすい大地の上に、
たくさんの田んぼが開かれ、結果的にそこから大量の水が
地下に浸透したことで、
熊本の地下水はますます豊富になったそうです。
阿蘇の恵みと清正公をはじめとする先人達の努力によって、
熊本地域の地下水を作り出す仕組みが作られたといえます。
また、熊本市の地下水は、阿蘇の外輪山西麓あたりから熊本市まで、
およそ20年かけてゆっくり地下を流れてくるといわれています。
その間にミネラル成分や炭酸分がバランスよく溶け込み、
おいしい地下水になるのです。熊本市民は、
いつでも蛇口からおいしいミネラルウォーターを
手にすることができる、とても恵まれた都市に
暮らしているのです。
 
一方で、すばらしい地下水に恵まれた私たち熊本市民が
使う生活用の水の量は、九州の他都市に比べて多いのも現状です。
いくら地下水に恵まれているといっても、使いすぎていては、
未来の子供たちにすばらしい地下水を引き継ぐことが出来ません。
また、長年低下傾向にあった熊本の地下水位ですが、
近年一部では回復の兆しも見え始めています。
これまでの地下水保全の取組みの成果が
現れ始めていると考えられますが、まだまだ、
継続した取組みが必要なのです。
 
◆そこで、節水が重要ということですね。
 
私たち市民1人ひとりが今日からでも出来る
地下水保全のとりくみ、それが「節水」なのです。
九州のほかの都市と比べても、熊本市民が家庭で使う水の量は
まだまだ多く限りある貴重な地下水を保全するためには、
市民一人ひとりの理解と協力が必要なのです。
 
◆「節水市民運動」とは何ですか?
 
熊本市では節水型社会の形成を目指して、平成17年度から
熊本市民総参加で節水に取り組む「節水市民運動」を展開しています。
 
この節水市民運動も、既に10年を経過しまして、
市民の皆様の節水の意識は確実に高まりました。
生活用の水使用量は毎年着実に減少しています。
 
◆「わくわく節水倶楽部」とはどんな活動している組織ですか、
具体的活動内容を教えて下さい。
 
「わくわく節水倶楽部」は、市民協働で節水市民運動を推進し、
地下水を未来の子ども達に守り伝えていくための市民組織です。
趣旨に賛同する市民・団体・事業者の皆さんにご入会いただき、
節水の実践や呼びかけなどを行い、
節水の輪を人から人へ広げていくのがねらいです。
入会登録は無料で、入会後には会報誌や
節水ステッカーなどをお送りします。
また、メールマガジンによる情報提供も行っています。
ぜひ、皆さん、ご入会ください。
 
◆それでは、具体的に、私たちが生活する上で、
上手に節水する方法を教えてください。
 
「節水218(ニイイチハチ)運動」をキャッチコピーに
呼びかけていますが、具体的には「1人1日あたり2ℓの節水」を
お願いしています。
熊本市民1人ひとりが、毎日2リットルの節水に成功すると、
平成30年度までに目標値218ℓを達成できるのです。
 
水道の蛇口からは、1分間に6リットルから12リットルの水が
出ると言われていますので、水を使う際にこまめに
蛇口の開け閉めをすると、簡単に2リットルの節水が出来るんです。
 
たとえば、
・ハミガキのうがいにコップを使うことで、
約6リットルの節水ができます。
・洗濯は、まとめ洗いをし、さらにお風呂の残り湯を
洗濯に使いましょう。一回で約100リットルの節水になります。
・トイレは、2度流しをせず、1回で流しましょう。
1回で6~10リットルの節水になります。
また、大小レバーがついている場合は、使い分けをしましょう。
・食器はつけおき洗いをしましょう。
1回で約80リットルの節水になります。
また、洗剤を適量使用することで、すすぎ水は少なくて済み、
質の保全にも役立ちます。
食器に残った油汚れを不要な紙などで拭いてから洗うと、
さらに節水になります。
・シャワーはこまめな開け閉めが肝心です。
流しっぱなしにすると、
たった1分間でも12リットルの水が流れます。
また、沸かしすぎにも注意です。
温度を調整するのに、さらに水が必要になります。
お風呂場の掃除を残り湯でするのもお勧めです。
・お庭の水撒きには、ジョウロを使用するか、
ホースには手元制御弁を付けましょう。
ホース蛇口のこまめな開け閉めが出来て節水になります。
そのほかちょっとした植物の水遣りには、
米のとぎ汁を活用するのもいいかもしれません。
・屋根に降った雨水を溜める「雨水貯留タンク」を
ご自宅に設置すれば、庭木の水やりや家庭菜園など、
幅広く雨水を使うことが出来ます。
タンクの設置には、熊本市が補助金を出していますので、
是非補助制度をご活用ください。
1件当たり、上限で35000円の補助がされます。
 
節水とは、必要な水は使いながら、無駄な水の使用をやめることです。
いきなりたくさんの節水を毎日続けるというのは、
実際は難しいと思います。生活のなかで、
はじめはちょっとした節水を心がけることから始めて、
それを習慣にしていくことが肝心だと思って、
皆様にお勧めしています。
 
◆「節水218運動」という言葉があるそうですね。
詳しく解説をお願いします。
 
昨年から新たに、「1人1日あたりの生活用の水使用量を218ℓ」に
することを目標にして、「節水218(ニイイチハチ)運動」の
キャッチコピーのもと、節水市民運動を展開しています。
平成17年度から始まった「節水市民運動」ですが、
当初は熊本市民1人1日あたりの生活用の水使用量を10%削減する
230リットルを目標に取り組んできました。
市民の皆様に「節水市民運動」が着実に浸透したことによって、
当初の目標「230リットル」は平成24・25年度と
2年連続で目標を達成することが出来ました。しかし、
他の都市と比べると、まだ熊本市民の水使用量は多い状況にあります。
そこで昨年から、「1人1日あたりの生活用の水使用量を218ℓ」に
することを新たな目標にして、「節水218(ニイイチハチ)運動」の
キャッチコピーのもと、節水市民運動を展開しています。
 
この218ℓとは、九州の主な都市の水使用量の平均値なのです。
これからは、新たな目標218ℓを平成30年度までに
達成できるように、市民総参加で頑張っていきましょう!
 
◆お仕事を通じての苦労、やりがいなどあればお願いします。
 
私は、今年から節水の担当になったばかりですが、
節水市民運動自体は既に始まって10年を経過しているので、
おかげさまで市民の皆様にもかなり熊本市の節水の
取り組みについて知ってもらえるようになってきています。
中でも、節水啓発キャラクターの「節水ちゃん」という
かわいらしいマスコットキャラクターがいるのですが、
イベントなどで登場して、喜んでもらえた時がとても嬉しいです。
先日も節水のPRパレードを下通りで行ったのですが、
とおりを行きかう若い人から「節水ちゃんだ!」と
声を掛けてもらえたのがとっても嬉しかったです。
くまもんに比べると、認知度は熊本市限定ではありますが、
地域に愛される節水ちゃんを目指して、
PRをしていきたいと思っています。
 
◆最後に熊本県民にPRしたいこと、
今後の活動予定、お知らせなどあれば教えてください。
 
年間をとおして節水市民運動を展開している中でも、
これからの7月と8月は最も水使用量が多くなる時期です。
そのため、この期間を「夏季の節水重点期間」と位置づけて、
今年度も広く節水を呼びかけていきます。
夏季の節水重点期間中は、私たち1人ひとりが、
実際にどのくらいの水を使っているのかをお知らせするために、
7月・8月は毎日、前日の1人あたりの水使用量を公表しています。
公表場所は、各区役所ロビー、各総合出張所、各出張所、
それから市のホームページなどです。
毎日更新していますので、確認していただき、
日々の励みにしていただければと思います。
他にも、お祭りやイベントなどで節水の広報を行います。
8月は、火の国祭、江津湖花火大会、動物園の夜間開園などで、
啓発イベントを予定していますので、お越しの際には
是非お立ち寄りください。
また、今年度も「わくわく節水キャンペーン」を行います。
8月・9月に家に届く水道の検針票がそのまま応募券になります。
前の年の同じ月と比べて、水道の使用量が減っていたら、
是非応募ください。抽選で、熊本の地下水を涵養する地域で育った
農産物の詰め合わせ「水の恵みセット」など
合計263名に賞品が当たります。
7月・8月に節水にチャレンジして、8月・9月に応募しましょう!
 
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