あらゆるジャンルの“注目の人”にインタビューする
「ヒューマン・ラボ」。
今日は、NPO法人スペシャルオリンピックス常務理事
スペシャルオリンピックスデー実行委員長の
吉田 祐一さん、
常務理事・事務局次長の中村友花理さん、
アスリートの吉田彩さんをゲストにお迎えして、
11月24日(日)、うまかなよかなスタジアム
熊本県民総合運動公園陸上競技場で行われる、
障がいのある人もない人も一緒に楽しむ
ユニファイド駅伝について詳しく伺いました。
Q① ご出演者のお名前と
番組でご紹介する際の所属・肩書等を教えて下さい。
名前:吉田祐一(よしだゆういち)
所属・肩書:NPO法人スペシャルオリンピックス常務理事
・SOデー実行委員長
名前:中村友花理(なかむらゆかり)
所属・肩書:NPO法人スペシャルオリンピックス常務理事
・事務局次長
名前:吉田彩(よしだあや)
所属・肩書:
NPO法人スペシャルオリンピックスアスリート
Q② ご出演者のプロフィールを教えて下さい。
吉田祐一 娘に生まれつき知的障がいがあり、
2002年以来、SOのボウリングコーチ、
2010年から常務理事。
高校の英語の教師をしながら、
共生社会の実現のために活動しています。
中村友花理 SON・熊本常務理事。およそ10年前に
知人からSOを紹介され、約6年間、事務局で働く。
しばらく活動から離れていたが、今年の始めより、
また活動に関わるようになった。
吉田彩 2002年以来、SOにて、ボウリング、卓球、
バスケット、馬術、フロアホッケーなどのスポーツに親しむ。
現在はボウリングと馬術のプログラムに参加中。
幼稚園の保育助手として働く。
Q③ スペシャルオリンピックスについて、
概要を教えて下さい。
知的障がい者の社会的自立をスポーツを通して
支援するNPO法人で、世界中に広まっている組織で、
本部はアメリカのワシントンDCにあります。
現在の日本にあるスペシャルオリンピックスの発祥の地は
熊本で、1993年に活動開始。
今年がSON・熊本の20周年にあたります。
そしてその翌年の1994年には、日本の組織が誕生しています。
SO日本の理事長はマラソンの有森裕子さん、
SON熊本の理事長は前熊本県知事の潮谷義子さんです。
登録しているアスリートは約600名。
現在300名近いアスリートが、日々のプログラムに参加し、
心と体を鍛える一方で、毎年1回の地区大会、
4年に1回のナショナルゲーム、ワールドゲームといった
大会で日頃の練習の成果を発揮しています。
来年、福岡でナショナルゲームがあり、
そのプレ大会として九州ブロック大会が
11月16,17日に開催され、熊本から45名の
アスリートが参加します。
Q④ 「ユニファイド駅伝」の大会を開催されるそうですが、
どんな駅伝ですか?
特色、目的等の概要を教えて下さい。
障害を持っていない一般の方4人と、知的障がいのある
SOのアスリート1人の5人が1つのチームを組んで走る駅伝です。
一般の駅伝に障がい者チームが参加することは
これまでもありましたが、障がいのある人とない人が
一緒になって走る駅伝大会は少なくとも熊本では
初めてではないでしょうか。
ユニファイドとは統一されたという意味で、
SOの理念の大きなものの1つで、今SO日本が
推進しているものです。
障害の有無に関わらず、同じチームで同じ目標をもって
活動することで、一般の方にSOおよび知的障がい者に
ついての理解を深めていただき、障害のある人もない人も
等しく幸せに暮らせる共生社会作りへの
きっかけとすることを目的としています。
Q⑤ 「ユニファイド駅伝」の大会の
開催日時と場所、距離を教えて下さい。
11月24日(日)午前10時30分より
レース自体は始まりますが、その前にSOのことを知って
もらうためのビデオを放映したり、初めてあった
アスリートと一般参加者が仲良くなる活動を含めた
開会式を9時より行います。
場所は県民総合運動公園陸上競技場
うまかなよかなスタジアムと付属のジョギングコースで、
一般の人は1区間2km、アスリートは800mです。
Q⑥ チーム編成について教えて下さい。
上述の通り、障害のある人1人とない人4人、
計5人のチームです。
必要に応じて補員が1名とメンバーの代表の監督が
1人です。またSOのアスリートの中には400mずつ
2人で800mを走る場合もあるので、
最小5人から最大7人のチーム編成となります。
どのアスリートと走るかは当日各チームにお知らせします。
Q⑦ 大会への参加資格を教えて下さい。
大会の主旨を理解いただき、SOと知的障がい者の理解を
より深めたいと思っている中学生以上の
健康な人なら誰でもOKです。
男女混合のチームでも構いません。
Q⑧ 誰でも安心して参加できるような
工夫もされているそうですが、詳しく教えて下さい。
初めて駅伝をするアスリートも多いので、
アスリートは競技場内を走ります。
そうすることで、コースを迷う心配もないし、
周りにたくさんに人から応援をもらいながら
走ることが可能です。また、タスキの受け渡しが
スムーズに行くように、アスリートには
各チームから伴走者をつけてもらいます。
一方、初めて知的障がい者と接する人も多いと
思われますので、一般の方とアスリートの橋渡し役をする
サポーターを各チームにつけます。
また、各チームにレースには参加できない人たちから
成り立つ応援団をつけます。上述の通り、開会式では
SO理解のためのビデオを流したり、互いを知り合い、
仲良くなるための活動を準備しています。
閉会式では、SOに関するクイズ大会や豪華?
賞品のあたる抽選会も計画しています。
Q⑨ 参加費用、申込み方法、申込み締切を教えて下さい。
1チーム3000円。保険料と参加賞代を含みます。
SON熊本事務局までメール、FAX、または郵送で
申し込んで下さい。参加料は、事前に口座振り込みをするか、
現金書留で送るか、持参をして下さい。
締切は10月25日(金)だったのですが、
参加チームが残念ながらまだ少ないので、
11月の8日(金)まで延長しています。
Q⑩ お問い合わせ先を教えて下さい。
SON熊本事務局電話096-288-2781です。
スペシャルオリンピックスのホームページから
チラシや開催要項・申込用紙はダウンロード
できるようになっています。
スペシャルオリンピックス、熊本で検索すると出てきます。
Q 吉田彩さんへのご質問。
●走ることや運動は好きですか?
走ることは特に得意なわけではありませんが、
運動は大好きです。ボウリングと馬術が大好きです。
●日頃から何か運動やトレーニングをしていますか?
毎週金曜日と土曜日にボウリングの練習をしています。
馬術は月に1~2回阿蘇に行って乗っています。
この駅伝に向けて、お母さんと走る練習をしています。
●その他、大会のPR、参加の呼びかけなどあればお願いします。
私たちアスリートと一緒に走ってくれる人を待っています。
私たちはみんないつも笑顔いっぱいです。
だから、きっと楽しい大会になると思うので、
ぜひ参加して下さい。
今日は、NPO法人スペシャルオリンピックス常務理事
スペシャルオリンピックスデー実行委員長の
吉田 祐一さん、
常務理事・事務局次長の中村友花理さん、
アスリートの吉田彩さんをゲストにお迎えして、
11月24日(日)、うまかなよかなスタジアム
熊本県民総合運動公園陸上競技場で行われる、
障がいのある人もない人も一緒に楽しむ
ユニファイド駅伝について詳しく伺いました。
ありがとうございました。
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