今日は熊本市現代美術館で6月14日(日)まで開催中の
「井上雄彦 最後のマンガ展」を紹介しました。
お話を伺ったのは、熊本市現代美術館学芸員 冨澤治子さんです。
今回「最後のマンガ展」を熊本で開催する事になった経緯を教えて下さい。
前回、上野の森美術館で行われたんですが、
その時、10万人を越える方がいらっしゃったそうなんですね、
それでも入りきらないぐらいの方が居たという伝説の展覧会だったんです。
私もその展覧会を観に行きまして、すごく感動して帰ってきたんです、
熊本のシーンが描かれているるシーンなんかもあって、
その感動を熊本に帰って熱弁していたら、
美術館伝いに井上さんにまで話が伝わり、
実際に井上さんが現代美術館を見て下さって、
それでOKを頂いて話が進んで、開催にいたりました。
熊本市現代美術館には美術書などに混じってマンガの蔵書もありますし、
作品展の期間中は「バガボンド」をはじめとした
井上雄彦さんのマンガも読むことができますね?
マンガは現代美術館がオープンしたときから置いているんですが、
現代美術、現代の文化について語るのに、日本においては特に
マンガは外せないというのもあって、当初から置いています。
「最後のマンガ展」では上野にはなく、
熊本で新たに発表されている作品もあるそうですね。
2回目のマンガ展ということで、
井上さんご自身が1回目の時に加えて、さらにやりたいと思われた事を
達成されたという展覧会になっています。
実は熊本入りされてから制作された作品もあるんですよ。
すごく集中されて描かれていましたね。
会期中はさまざまなイベントも行われています。
4月19日から毎週一回行われてきた連続講演会の最終回
●5月30日(土) 蔵座江美さん(熊本市現代美術館学芸員・司書)
「図書館とマンガ」
●宮本武蔵の史跡をめぐるバスツアー
5月31日(日)11時に現代美術館集合 *事前申し込み制 定員20名
・料金:5000円程度(島田美術館入場券、お弁当代込み)
・ガイド役:学芸員ほか
・現代美術館-武蔵塚公園-立田自然公園(武蔵供養塔)
-霊巌洞 五百羅漢-霊巌禅寺-島田美術館-現代美術館
●武しゃんスタンプラリー
6月21日(日)まで、熊本近代文学館、島田美術館、
現代美術館をまわってスタンプを押すと抽選でプレゼントがあたります。
応募用紙は近代文学館、島田美術館にあります。
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「井上雄彦 最後のマンガ展」は6月14日(日)まで開催中です。
火曜日は休館です。
熊本市現代美術館 電話096-278-7500