演歌BOSSA
今日は、ある「カバーアルバム」を紹介しました。
いい曲は何年経ってもいいものですから、
カバー曲というのは昔から今日に至るまでたくさんリリースされています。
近年で特にブームになったのは、2005年にリリースされた
徳永英明の「VOCALIST」というアルバムが
一つのきっかけだったと言えるかもしれません。
女性ボーカルの歌をカバーして大ヒットし、その後雨後のたけのこのように
いろいろなアーティストのカバーアルバムがリリースされたように思います。
さらにはここのところ多いと感じたのがボサノヴァアレンジのもの。
曲はR&Bから童謡まで、歌い手も大人から子どもまで、
ただしアレンジはボサノヴァというものをこの番組でも時々かけてきました。
今日紹介したのもそんなボサノヴァアレンジのカバーアルバムなんですが、
タイトルは「演歌BOSSA」。カバーもとうとう
演歌のカバーまでたどり着いてしまいました。
このアルバムは12月16日にリリースされているんですが、
実はそれより1週間早い12月9日には「レゲエンカ」という
アルバムも発売されています。
こちらはタイトルから分かるように、レゲエ+演歌ということで、
演歌をレゲエにアレンジしたカバーになっています。
カバー曲というのは残念ながらオリジナルを超えるほどの
評価を得ることはなかなか少なく、
オリジナルの方がいい、カバー曲は嫌いだという人もいらっしゃるでしょう。
でもオリジナルを知らない人にも歌を知ってもらえる機会に
なればいいなと思いますし、アレンジが違っても響く歌詞の素晴らしさなど、
元の歌の魅力を再認識できるという良さもあると思います。
今日は「演歌BOSSA」の方から、
美空ひばりの「川の流れのように」のカバーをお送りしました。
この曲は作詞が秋元康、作曲は見岳章という、
とんねるずやおにゃん子クラブのヒット曲を生み出したコンビだからでしょうか、
ポップスアレンジになっても違和感なく特にはまっているように思います。