« 2012年10月 | メインページ | アーカイブ | 2012年12月 »

2012年11月

11月29日(木)の魔法のことば

今日はラジオネーム:カシューナッツさんが

ドラマ「遅咲きのヒマワリ~ボクの人生、リニューアル~」の中で出会った魔法のことば。

「目の前に頑張ることがあれば、

    先の見えない不安から目をそらせる。

「NPO法人 熊本自然災害研究会」

企業にまつわる気になる疑問を解決する「会社のヒミツ」

今日から、1月31日までの10回にわたって、

スペシャル・バージョンでお送りします。

題して「会社のヒミツ・NPOスペシャル~新しい公共~」

あなたは、「新しい公共」という言葉をご存知ですか?

子育て、環境、まちづくりなどの、わたし達の身近な分野で、

市民、NPOや企業などの様々な団体が

地域の問題に取り組んだり

住民のニーズに合ったサービスを提供するなど、

皆で支えあう仕組みを作っていくことです。

この時間はそのような「新しい公共」を知ってもらうために

その担い手として活動しているNPO法人をご紹介していきます。

今日はNPO法人 熊本自然災害研究会北園 芳人さんにお話をうかがいました。

Q ご出演頂く方のお名前、所属、連絡先を教えて下さい。

氏 名:北園 芳人

組織名:NPO法人 熊本自然災害研究会  所属 :熊本大学大学院自然科学研究科

Q 「NPO法人 熊本自然災害研究会」について詳しく教えて下さい。

事務所所在地:熊本市錦ヶ丘33-17

メンバー人数 : 正会員 83名、賛助会員 42社(平成24年4月現在)

問合せ先    : 熊本市黒髪2-39-1 熊本大学工学部社会環境工学科内 北園

電話番号   : 096-342-3540

ホームページ: http://www.ksndr.jp/

Q 活動目的を教えてください。

大学・官庁・民間企業の研究者・技術者及び一般市民が、

講演会・研究発表会・災害時の現地調査等を行って、

自然災害の予知や軽減技術の開発と実用化を促進し、

地域の防災・減災や自然環境の保全を目指しています。

Q このNPOは、いつごろどんなきっかけで結成されたものですか?

前身は平成4年に熊本自然災害研究会です。

平成2年の阿蘇一の宮の土石流災害や

平成3年の台風による風倒木災害等をきっかけに、

災害調査や防災対策についての調査・研究を行うために、

この研究会が結成されました。

そして、平成18年にNPO法人熊本自然災害研究会として再スタートしました。

Q 具体的にどんな活動をして、どんな実績をあげていますか?

熊本自然災害研究会が発足してから、

熊本県内や近隣で発生した大規模災害について、

研究会のメンバー(大学教員・学生・民間の技術者)で災害調査班を組織し、

調査して研究発表会で報告を行ってきた。

具体例としては

平成11年台風18号による高潮災害・土砂災害調査

平成15年水俣の土石流災害調査

平成17年台風14号による洪水・土砂災害調査

平成19年美里町の豪雨災害調査

平成24年九州北部豪雨災害調査

Q 活動を通じて、どんな点が苦労していますか?

 具体的なエピソードなどあればお願いします。

自然災害に関する調査・研究が主体であるため、

市民の防災意識が普段は低いため認識されず会員が増えない。

そのため、運営費を会費で賄っているので十分な活動ができない。

Q これまでの活動の中で、最も印象深いエピソードをお願いします。

昨年発足20年目ということで、20周年記念シンポジウムを開催し、

そのなかで災害時の情報の発信・伝達・共有が減災につながるということを

一般市民にも伝えることができたこと。

しかし、今年の豪雨災害では情報の発信・伝達が遅れた。

やはり、情報の発信・伝達・共有の難しさを痛感した。

Q 今後の夢などがあれば、お願いします。

自然災害に対して、一般市民の意識向上が図られるように、

防災教育に研究会としても力を入れていき、減災につなげて行きたい。

Q そのほか、なにかあればお願いします。

自主防災組織・小・中学校等に防災教育のための出前講義を

希望してほしいと考えておられたら、

気軽に研究会の方へ一声、声をかけてください。

 

 

本日オンエアのこのコーナーをポッドキャストでも配信中。

詳しくはここ↓

ポッドキャストへはここをクリック

11月28日(水)の魔法のことば

今日はラジオネーム:鉄観音さんが出会った

 喜劇作家ブブリュス・シルスの魔法のことば。

「何かをしたいものは手段を見つけ、

  何もしたくない者は言い訳をみつける。」

ミカンのパンナコッタ

おいしい食べ物は人を元気にします。おいしいものをおいしい季節に食べたいですね。
このコーナー『やさしいごはん』では、毎回、季節にぴったりの食に関する話題をお届けしています。
毎月、第4水曜日に登場するのは、『プチプレジール』の河野佳代子さんです。

Q① 河野さんの近況は

今月の15日に息子の七五三をしました。パパが着ていた陣羽織を息子も着て、加藤神社で参拝しました。子供が元気に成長していることに感謝すると同時に3年の月日が過ぎたのを早いなぁと感じた一日でした。 

                                                                                                                                        
Q② 今日のオススメの食材、(料理)を教えてください。
 今日は【ミカンのパンナコッタ】を紹介したいと思います。冬の果物のみかんにはビタミンCが多く含まれており、風邪予防などに効果的です。今回は河内みかんを使い、簡単に作れる冷たいデザートに仕上げてみました。             
                                                    
【材料】カップ6~8個分                                                     
ミカン絞ったもの 120cc(約6個)  牛乳 200cc  生クリーム 200cc  グラニュー糖 60g 板ゼラチン 6g    

【作り方】                                                                                                                           
・板ゼラチンをタッパやバットなどの平らな容器に水といっしょに入れ、ゼラチンをふやかします                                                                                                                           
・ミカンは皮をむき、木ベラで潰し、ミカン120cc搾り出します。薄皮は取り除いてください。

1211281                                                                                                                           
・鍋に牛乳、生クリーム、絞ったミカン、グラニュー糖を入れ、混ぜ合わせ、弱火にかけます

1211282                                                                                                                        
・沸騰する直前で火を止め、ゼラチンを加えよく混ぜ、余熱でゼラチンを溶かします

1211283           
・ゼラチンが溶けきったら裏ごしします                                                                                                                           
・氷水を入れたボウルの上で混ぜながら熱を冷まします

1211284                                                                                                                        
・粗熱が取れたらカップに流し、冷蔵庫で冷やしたら出来上がりです

1211285                                                                                                                           
・フレッシュなミカンを飾ると見た目もかわいく食感も楽しめます♪                                                                                                                           
(粉ゼラチンを使う場合は粉ゼラチン6g 水60cc)              

 

        

 

本日オンエアのこのコーナーをポッドキャストでも配信中。

詳しくはここ↓

ポッドキャストへはここをクリック

                                                                                                     

11月27日(火)の魔法のことば

今日はラジオネーム:トラジャさんが映画「ウォール・ストリート」の中で出会った魔法のことば。

「過去はやり直せないが、未来は築ける。」

人生の特等席

「FMK Morning Glory」毎週火曜日にお送りしています「キネマのススメ」。
毎週、(わたくし)松崎ひろゆきが選んだ映画をご紹介しています。
今日ご紹介するのは、現在公開中の「人生の特等席」です。

この映画は、名優クリント・イーストウッドの4年ぶりの主演作ということで、大変話題になっている作品です。
“あれ?イーストウッドといえば、俳優を引退するって言ったんじゃなかったっけ?”と思われる方もいらっしゃるでしょう。
実際彼は、2008年当時、監督・主演した「グラン・トリノ」を発表したのち、“俳優引退宣言”と思われるコメントをしていました。
確かに「グラン・トリノ」は、イーストウッドの俳優キャリアの集大成ともいえる作品で、苦労した老人が、出会った若者に人生の本当の意味を教えるという素晴らしい役でした。
その後、イーストウッドは監督に専念して、精力的に作品を発表してきました。
誰もが、イーストウッドはこのまま監督専業になると思っていた矢先に・・・・・。

この「人生の特等席」で82歳にしてスクリーンに復帰!
しかも自分でメガホンをとらず、今回は、俳優に徹しているんです。
他の人に監督を任せ、純粋に俳優として主演するのは、「ザ・シークレット・サービス」以来、実に19年ぶりというんですから、注目を集めるのもわかりますね。

さて、そんなイーストウッドが今回演じるのは、大リーグのベテランスカウトマン・ガス・ロベル。
数々の名選手を発掘してきた彼でしたが、年には勝てず、スカウトマンの命である視力にも衰えを感じていました。
野球界は、データ主義、コンピュータ主義の新しい時代を迎えています。
(このあたりはブラッド・ピット主演の「マネー・ボール」で描かれていましたね。この映画と見比べると面白いですよ。)

この「人生の特等席」では、時代遅れの老スカウト・ガスを球団は、無慈悲に解雇しようとしています。
そんなピンチのガスをサポートするために現れたのが、長い間疎遠になっていた娘のミッキー。
ガスとミッキーは、最後のスカウトの旅に出るのですが、2人は衝突を繰り返すばかり。
果たして父と娘は分かり合えるのか?そしてスカウトの行方は?

大リーグ、親子の心の葛藤・・・というテーマですから、展開はわりと想像できますが、そこはイーストウッド!熟練した演技と存在感で、新鮮な驚きを見せてくれます。
スカウト活動に夢中で家族を顧みず、家族と疎遠になっている老人という主人公のキャラは、そのままイーストウッド自身の私生活とも重なります。
何度かの離婚、結婚を繰り返し、妻や子供たちとの関係も決してハッピーではなかったイーストウッドが、自分自身の人生の償いのために、この役を演じているかのように見えるのは、考えすぎでしょうか・・・・。
いやいや、きっとイーストウッドの中では、映画界と野球界が重なってたはずです。頑固に昔ながらの映画作りのスタイルを守っているイーストウッドは、自らの目と耳だけを信じてスカウトをする主人公ガスとピッタリ重なって見えます。

そんなイーストウッドを演出したのが、これが監督デビュー作となるロバート・ローレンツ監督です。
実は彼は、製作スタッフとして、長年イーストウッドの監督作に携わってきた
いわばイーストウッドの弟子。
弟子の監督デビュー作に、師匠が主演して花を添えたんですね。

ローレンツ監督、さすがにイーストウッドの愛弟子とあって、監督デビュー作とは思えない安定した演出ぶりです。
時にしんみりと、時にドキドキさせ、痛快なラストへつなげる演出はまさに師匠ゆずり。
ぜひ、その師弟愛をスクリーンでご覧になってみてください!

■TOHOシネマズ はません
■シネプレックス熊本
■ワーナー・マイカル・シネマズ熊本
で、現在公開中です。

この映画「人生の特等席」の中では、カントリーの定番「ユー・アー・マイ・サンシャイン」が何度も流れます。
映画の中では、死に別れた妻のお墓に向かって、この歌の歌詞を主人公が朗読するシーンが出てきます。
シンプルな歌詞を朗読するだけのシーンなのに、忘れられない感動的なシーンになっています。
こういう役者を名優というんでしょうね。まだまだイーストウッドのスクリーンでの演技が見たくなる1本です。

 

本日オンエアのこのコーナーをポッドキャストでも配信中。

詳しくはここ↓

ポッドキャストへはここをクリック

11月26日(月)の魔法のことば

今日はラジオネーム:山田わかなさんが出会った魔法のことば。

「生きている限り望みはある。」

熊本大学教育学部付属小学校・川野美智代先生を迎えて

あらゆるジャンルの注目の人にインタビューする「ヒューマン・ラボ」。

3ヶ月間にわたってスペシャル企画でお届けしています。

題して「FMK Morning Glory ヒューマン・ラボ 熊大ラジオ公開授業・知的冒険の旅」

毎回、熊本大学の先生を講師に迎えて、さまざまジャンルの研究テーマについて

お話をうかがいます。

第4回の講師は、熊本大学教育学部付属小学校の川野美智代先生です。

「食育」について詳しく伺います。

121126

Q① お名前と職業・所属を教えて下さい。

名前:川野 美智代

所属:熊本大学教育学部附属小学校

プロフィール

相模女子大学学芸学部食物学科卒

(財)学校福祉協会栄養部部長

熊本大学医学部附属病院栄養管理室(管理栄養士)

熊本大学教育学部附属特別支援学校(栄養教諭)

現熊本大学教育学部附属小学校(栄養教諭)

(国立大学附属学校栄養教諭・栄養士会会長)

熊本大学教育学部生涯スポーツ福祉課程研究生修了

Q② 川野先生の専門のテーマについてわかりやすく教えてください。

「食育」全般です。 現在は、児童を対象に食に関する指導や栄養教育、

教科と絡めた食に関する指導等の実践研究を主に行っています。

また、スポーツ栄養、臨床栄養、発達障害児の栄養などにも携わっています。

Q③「食育」とは?この言葉を初めて聞く人にもわかるように、

 わかりやすく具体的な説明をお願いします。

平成17年に「食育基本法」が施行されました。

国・地方公共団体及び国民の食育推進の取組を総合的かつ

計画的に推進するための法律の制定です。

現在、主に私が取り組んでいる「食育」は、教育の場での食育推進となります。

いわゆる、学校における食育です。

学校における食育は平成17年4月「学校教育法等の一部を改正する法律」の施行により、

知育・徳育・体育の基礎となるべきものであるという位置付けでスタートしました。

その背景には、近年、食生活を取り巻く社会環境の変化に伴い、

子どもに食生活の乱れや健康に関して懸念されるところであり、

また、増大しつつある生活習慣病と食生活の関係も指摘されています。

特に成長期にある子どもにとって、健全な食生活は健康な心身を育むために

欠かせないものであると同時に、将来の食習慣の形成に大きな影響を及ぼすもので、

極めて重要です。

また、子どもの頃に身に付いた食習慣は大人になってから改めることは

非常に困難なことです。

このため、成長期にある子どもへの食育は、「生きる力」の基礎となる

健康と体力を育むほか、食を通じて地域等を理解することや

失われつつある食文化の継承を図ること、自然の恵みや勤労の大切さなどを

理解することが重要となってきています。

このようなことから「食育」がスタートし、

平成23年3月には、第2次食育推進基本計画も内閣府より、

基本概念として「周知」から「実践」へと出されています。

Q④ 小学校での「食育」の学習は、どんなかたちで行われていますか?

学校においては、「食育」の年間全体計画・年間指導計画を作成して、取り組んでいます。

主に、学校給食を生きた教材とし、各教科、道徳、特別活動、

総合的な学習、学校行事等と絡めた食育を行っています。

本校においての年間計画では、主に低学年は体験学習を行い、

畑で野菜を育て収穫し、給食で全校児童に食べてもらうなどと、

多様な体験学習を行います。(感謝の心・食事の重要性・社会性等を学びます。)

中・高学年は、教科や特別活動、行事などと絡めて、学習します。

(例) 国語科 3年 「すがたをかえる大豆」の学習との関連

子どもたちは、大豆からできている食材を学習し、

人々の知恵を伝える文章を学習しています。

そこで食育と関連づけ、毎日食べている給食の「うまみのひみつ」を食育として学習します。

今回の国語科は、先人が伝えてくれた、うま味のもと、世界一硬い食べ物、

「かつお節」についての授業を行いました。

2つのみそ汁(だし有・だし無)を飲み比べさせ、その違いについて、

意見の交流を行い、給食に使われている、うま味のひみつを学習していきます。

そして、かつお節の製造過程を知り、「すがたをかえる魚」として

子どもたちに新たな知識が加わります。

この授業からは、食文化や食品を選択する力、感謝の心などへと

導くことができます。

このように、他の教科等においても、新たな知識から実践できる

子どもへと成長を願いつつ、食育を行っています。

担任の先生との連携が大切で、子どもたちが、興味をもち、

楽しく食育ができるように心がけています。

Q⑤ 川野先生がこの活動に取り組むことになった

 「きっかけ」のようなものがあれば教えてください。

二十数年前、某体育大の新体操部の栄養サポートに関わる機会がありました。

当時は、スポーツ栄養という言葉も一般化されていませんでした。

スポーツ栄養の知識もなく、先輩の言うがままでの仕事でしたので、

楽しさを感じることができませんでした。

そのようななかで、臨床栄養の場での経験が必要と感じておりました。

縁があり、本大学の附属病院で臨床栄養を学ぶ機会をいただき、

病院での経験から附属学校園での食育に携わり、

スポーツ栄養を柱に楽しく学ばせていただきながら研究を行っています。

Q⑥ 「スポーツ栄養」に関する具体例をお願いします。

健康の維持・増進、競技力向上のためのスポーツを行っている人は、

常に体をベストな状態にキープすることが重要です。

アスリートの強靱な体を作り上げているのが毎日の「食事」です。

意外に感じるかもしれませんが、多くの研究から、食事の質により、

トレーニングの効果やコンディションを左右することが明らかになっています。

例えば、いつもの練習や運動でも疲れやすい、だるいと感じるときは、

貧血ぎみが考えられますから、鉄分を多く含む食事が必要ですし、

疲れやすいという場合はビタミン不足の可能性もあります。

適切で十分な栄養素の摂取が欠かせません。

体づくりやスタミナづくりの栄養・食事、水分補給、

運動や試合前後の栄養・食事、といったように、、状況に応じた栄養・食事が大切です。

また、本校の児童のように成長期のスポーツ選手にとっては、練習も大切ですが、

栄養摂取が同じように重要です。筋肉や骨格など、

体の基礎ができていることが大前提です。

毎日の食事で発達段階に応じた、必要な栄養所要量をしっかりとるということが一番大切です。

食事の内容の偏りや欠食が栄養バランスが崩れて発育に影響を及ぼします。

本校では、このようなことから、「運動と食事」の関係について、

4年生から学習を取り入れています。家庭との連携で、

体を構成する3大栄養素の働きや食事のバランスの大切さなどを

特別活動を通して、行っています。

「食べることは、健康に過ごすためのトレーニング」を、子どもたちに指導しています。

Q⑦ 小学生に「食」の大切さを学んでもらうのは、大変だと思います。

 例えば、最近では成長期なのに美容のためにダイエットする小学生が少なくないと聞きます。

 そんな子供たちには、どう説明し、説得しますか?

食育の必要性においても、子どもの増大する生活習慣病や過度な痩身志向は、上げられています。

成長期のダイエットについては、子どもたちの痩身を、早期に察知することが、

未然に防ぐ事となります。しかし、なかなか難しいことです。

学校においては、保健の先生との連携も必要となります。

ダイエットで、痩せてきているのであれば解決に向けて、早期に個別の指導が必要です。

家庭との連携が大切で、ダイエットの要因を掴み進めて行きます。

間違ったダイエットを防ぐためにも、食育は、できるだけ早い時期から必要です。

「私たちの体は、食べものから作られています。」の学習を、しっかりと理解させる必要があります。

個別の指導が必要となった場合は、くり返し、カウンセリングを含んだ食の指導を、

保護者と連携して行います。

どの段階で、どこまでの指導が必要であるか、タイミングをはかり、

指導を入れていきます。

本人に必要な栄養摂取量を示し、実際の摂取量を知らせる。

その栄養で、自分の体が作られている。

間違ったダイエットを行った場合、どのように健康を損なうか。

などの指導をくり返し行って、要因にもよりますが、食べることへの不安を除きながら進めていきます。

周りの環境や保護者の協力が必要不可欠です。

Q⑧ ある意味「食」のプロである川野先生ご自身は、

 普段、どんな食生活を送っていらっしゃいますか?

 忙しい私たちでも参考になるような具体的アドバイスがあればお願いします。

私自身は、できるだけ休日に、まとめて常備食を作って、ストックしておきます。

一般的な金平ごぼう、ひじきの煮つけ、あえもの、

野菜の煮物などといったような、少しだけ、手間暇かけたものでしょうか・・・

そうすると、仕事から帰ったら、主菜と汁物くらい作ればそれでバランスは、何とか整いますから。

後は、長い間つき合っている自分の身体の声を聞きながらの、必要に応じた食生活です。

料理が苦手な人には、嫌われるかもしれませんが、台所が私のストレス解消場です。

これから、冬野菜がおいしい季節ですから、たっぷりと冬野菜のおいしさを楽しみます。

Q⑨ これまでの活動を通じて、最も印象深いエピソードをお願いします。

子どもたち相手の仕事ですから、毎日がサプライズでエピーソードといったところです。

また、節目節目での人との出会いには、エピソードがあり、感謝です。

特に、附属特別支援学校での子どもたちとの出会いは、人生観が変わりました。

純粋な瞳の全校児童生徒の、一人一人の栄養管理を、

保護者や先生方との一丸とした連携で行い、すばらしい食育や研究ができました。

感謝いたします。

現在は、本校の愛しい子どもたち、何事にも協力的な保護者のみなさん、

積極的で一生懸命に取り組む先生方と一緒に食育途上中です。

Q⑩ 今後の活動予定やPRしたいことなどあれば教えてください。

力及ばずながら、毎年8月に、大学で「食育」の公開講座を開講しております。

実践研究報告や専門分野の先生方の講義を含めて、速、実践に役立つ講座です。

食は生きていく上で必要不可欠で、呼吸と等しいことのように思います。

コツコツと食育の種を蒔き、日々、精進です。

 

 

 

 

本日オンエアのこのコーナーをポッドキャストでも配信中。

詳しくはここ↓

ポッドキャストへはここをクリック

11月22日(木)の魔法のことば

今日はラジオネーム:ゆみこさんが出会った

     カラヤンの魔法のことば。

「落ち着け。人を恨んで自分をだめにするな。」

「セイカ食品株式会社」のヒミツ

企業にまつわる気になる疑問を解決する「会社のヒミツ」。

今日は「ボンタンアメ」でおなじみ「セイカ食品株式会社」のヒミツに迫ります。

お話をうかがいましたのは、セイカ食品株式会社 製菓部

牧迫 昭郎さんです。

~~~~~セイカ食品株式会社 会社概要~~~~~

セイカ食品株式会社は、

明治36年に菓子問屋「松浦屋商店」として創業(今年で109年目)

大正15年 ボンタンアメの製造・販売開始(今年で86年)

昭和6年  兵六餅の製造・販売開始(今年で81年)

昭和34年 セイカ食品株式会社に社名変更

主に南九州エリアでの菓子・アイスクリーム・冷凍食品の卸・物流業務

菓子・アイスクリーム製造・関連会社セイカスポーツセンター・

セイカライフサポート(介護事業)等に携わっている会社です。

セイカ食品株式会社HP:http://www.seikafoods.jp/

Q① 「セイカ食品」という社名の由来を教えてください。

大正8年  松浦屋商店を発展的に改組。鹿児島菓子株式会社を創立。

昭和3年  鹿児島製菓株式会社に社名変更

昭和34年 セイカ食品株式会社に社名変更

会社概要の中でも記してありますが、昭和34年までは鹿児島製菓という

社名でしたが、取引先様から社名が長いので「せいかさん」と呼ばれることが多く、

これを社名にしました。

Q② 「セイカ食品」の大ヒット商品といえば、「ボンタンアメ」ですが、

 この商品はいつごろ、どんなきっかけで作られたものですか?

 また累計でどのくらい売れていますか?

鹿児島菓子(株)時代に水飴製造を営んでおりましたが、その水飴で作った

朝鮮飴(熊本ではおなじみ)を工場の社員がハサミで細かく切り遊んでいたのを

創業社長が見てヒントを得たのが発端で

それに着香、着色してキャラメルと同じ形態で発売いたしました。

昭和18年からは戦時中で原材料が入手困難となり休業状態となり、

20年には焼夷弾爆撃を受け 本社・工場設備全焼。22年頃より逐次再興しつつ

菓子製造販売を開始しております。営業資料なども全て焼失してしまいました。

そのため、累計は不明であります。

Q③ 「ボンタンアメ」の開発のポイントはどこでしょう?

・当時 森永ミルクキャラメルが売れていたこと。

・朝鮮飴製造が基礎になっていること。

・当時は鹿児島で身近な食材である

 文旦(ボンタン・ブンタン・九州北部ではザボン)を使用したこと。

・オブラートで包装した形態であったこと。

Q④ 同じく「セイカ食品」の人気商品「兵六餅」。

 この商品はいつごろ、どんなきっかけで作られたものですか?

「兵六餅」は昭和6年当時、鹿児島に見るべき土産品が少なく、

薩摩文学の中で最も秀逸にして愛読されている「大石兵六夢物語」の

ような良い土産品をと創製されたお菓子であります。

郷土文学普及の一助に、観光客の帰郷の土産話にという創業社長の願いがあります。

Q⑤ 「兵六餅」の開発のポイントはどこでしょうか。

・物語にちなんで創製された。(物語の世界観を味で表現した。)

・その風味は物語同様、かめばかむほど味わい深い。

 他に類似のないオリジナル風味「きなこ・のり・まっちゃ味」

 例えると「得もいわれぬ味」

Q⑥ そのほか「セイカ食品」の製品に関する

 なにか面白い開発秘話エピソードなどあればお願いします。

・発売当初は陣羽織に旗差物といういでたちでチンドン屋部隊を結成し、

 全国に繰り出した。(九州から本州へ1県ずつ地道に全国をまわった)

・昭和3年には1機5千円で軍用機を払い受け全国の空から

 ボンタンアメをまく計画を立て、事前に盛大に壮行会まで開いたが、

 資金繰りがつかず実現しなかった。

・戦後、兵六餅の製造再開を申請したところ、GHQより兵六が

 お尻を出した絵柄が下品と指摘され、「パンツをはかせろ」との問答もあったが、

 二代目社長が「これはジャパニーズパンツである!」と断固反対し、現在に至る。

Q⑦ そのほかにもいろいろな商品がありますよね。

・ボンタンアメ・兵六餅の姉妹品として「さつまいもキャラメル」「むらさきいもソフトキャラメル」

 「ブドウアメ」「パイナップルアメ」「リンゴアメ」「さくら餅アメ」「しょうがアメ」等があります。

 

 

本日オンエアのこのコーナーをポッドキャストでも配信中。

詳しくはここ↓

ポッドキャストへはここをクリック

1 | 2 | 3 | 4