パレード
今日は、2月20日から公開される行定勲監督最新作、 「パレード」を紹介しました。 「パレード」は、東京のマンションの一室で共同生活をしている 若者たちの姿を通して、“現代のモラトリアム”を描いた作品。 「モラトリアム」とは、社会的責任を負った大人になるのを、 あえて踏みとどまる青年期の心理 として使われる言葉です。 共同生活をしているのは、几帳面で健康オタクの会社員・ナオキ、 自称イラストレーターのミライ、無職で恋愛に依存しているコトミ、 先輩の彼女に恋をしている大学生・リョウスケ。 まったりと過ごしている彼らの生活に、ある日突然現れた、 謎の少年・サトルが加わります。 一方同じ町では、女性を狙った連続暴行事件が起きていました・・・。 奇妙なルームシェアをする5人の若者を演じるのは、藤原竜也、 香里奈、貫地谷しほり、小出恵介、林遣都という、 人気・実力ともに注目の若手俳優たち。 華やかなイメージを持つ彼らが、これまでとはひと味違う、 心に不安を抱えた“現代の若者”を熱演しています。 原作は「第15回 山本周五郎賞」を受賞した、吉田修一の小説。 行定監督は、7年前に出版された当時から、 この小説の映画化を熱望していたそうで、 その出来栄えに、原作者もかなり満足しているとか。 またこの作品は、現在開催中の「ベルリン国際映画祭パノラマ部門」に 出品されている他、来月開かれる 「第4回 アジアン・フィルムアワード ベストフィルム」に ポン・ジュノ監督の「母なる証明」などと共にノミネートされています。 意外な結末に、最後まで目が離せない1作!ぜひ心してご覧下さい。 今日ご紹介した映画「パレード」は、 ■ TOHOシネマズ はませんで、2月20日から公開です。 「パレード」オフィシャルサイト http://www.parade-movie.com/