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2008年5月

5月29日(木)魔法のことば

RN「ショコラ」さんがお父さんからかけてもらった「魔法のことば」。

「しっかりと根っこのはった人間にならなければ、

大輪の花など咲かせられない」

「asics」のヒミツ

今日は、スポーツシューズ、特にランニングシューズでお馴染み、

「アシックス」の名前の由来に迫りました。

出演は株式会社アシックスの福成忠さんです。

アシックスは、1949年に鬼塚喜八郎が神戸にスポーツシューズ専門の

メーカーとして興した「オニツカ株式会社」が起源で、

1977年にスポ-ツウェアメーカーのジェレンク、

スポーツ用具メーカーのジティオと合併し 、

現在の株式会社アシックスとなりました。

ネーミングの由来について教えて下さい。

1949年の創業時の理念が、

起源2世紀ごろにローマの風刺作家ユベナリスが残した

「もし神に祈るならば、健全な身体に健全な精神があれかし、と祈るべきだ」

という言葉でした。

原語は、Mens Sana In Corpore Sano という言葉なのですが、

Mensというのを同じ精神を表し、より躍動的な意味を持つAnimaに変えて、

Anima Sana In Corpore Sanoと変え、その頭文字をとってASICSとしました。

おすすめの商品を教えて下さい。

「GT2130 ニューヨーク」というランニングシューズです。

初心者から上級者まで満足できる履き心地の良さが人気です。

特有の足型の違いに対応した男性用、女性用は勿論、

レギュラーに加えて、足幅の狭い人に向けたスリムや広い人向けの

スーパーワイドなど全5種類のラインナップでピッタリの一足を見つけてください。

アシックスのHP http://www.asics.co.jp/corp/

5月29日(木)の名盤は…

リズム・シリーズ第2弾!

1980年代末から90年代初頭にかけてのイギリスのお話をしましょう。

先週はアメリカで大流行した

ニュー・ジャック・スウィングというリズムをご紹介しましたが、

ニュー・ジャック・スウィングから遅れることおよそ1年、

1989年に「キープ・オン・ムーヴィン」という曲が大ヒットします。

アーティストは後に日本でも広く知られることとなるSOULⅡSOUL。

この曲で使われたリズムが、これまで誰も聴いたことのない、

革命的に新しいものでした。

部分的には時代の必然か、ニュー・ジャック・スウィングと似ています。

どちらも1980年代中期にワシントンD.C.だけで局地的に流行した

ゴーゴーというリズムの流れを汲む、ハネるビートです。

決定的に違うのは、レゲエをルーツとする低くウネって沈み込むベース・ライン。

この”沈み込む”、”潜り込む”、”地面を這い回る”イメージから、

グラウンド・ビートと名づけられました。

ハネるビートと沈み込むベースという、相反する要素が同居して、

テンポも遅く、隙間の多いサウンドが、

ホットなニュー・ジャック・スウィングに対して、

クールなカッコ良さを生んだのです。

さらに打ち込みならではの揺らぎのなさが気持ちいい

ニュー・ジャック・スウィングと正反対にこちらは打ち込みなのに

人間臭いグルーヴを作り出したのが奇跡的でした。

当然のように大流行し、90年代初めの音楽シーンを

ニュー・ジャック・スウィングと二分する人気のリズムとなったのでした。

さて、このSOULⅡSOUL、クラブDJのジャジー・Bという人が

中心のユニットだった訳ですが、

この人はDJならではの編集能力に長けた人で、彼のアイデアをもとに、

実際のサウンド作りは、後にビョークのプロデューサーとして

名を上げるネリー・フーパーが担当。

さらにリズムをプログラムしてグラウンド・ビートを作り出したのは、

元MUTE BEATのメンバーと言うべきか、

後のシンプリー・レッドのドラマーと言うべきか、

はたまた藤井フミヤのプロデューサーと言ったほうが分かりやすいのか、

つまりGOTAこと屋敷豪太。

実は世界を席巻したリズムは日本人が発明していたんですね。

5月28日(水)魔法のことば

RN「はちみつケーキ」さんが友人にかけてもらった「魔法のことば」。

「気楽にいこう!

ラジオな人々「足立孝信」さん

「ラジオな人々。」のコーナー、今回のゲストは…。

小さなものは、マイク、スタジオ、録音機器から

大きなものは、放送局にとって最も大事な 電波を発信する中継局まで

ラジオにかかせないあらゆる放送機器をあつかうプロフェッショナル!

エフエム熊本 編成技術部の「足立孝信」さんです。

~~~~~~~~~~プロフィール~~~~~~~~~~        
  
1995年 国立大分工業高等専門学校電気工学科を卒業後
    電機関係メーカーに勤務。
2004年 29歳でエフエム熊本に入社。技術部に配属。

現在は、編成技術部に所属し放送機器の管理や番組のミキシングなど
幅広い仕事をこなしている。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

普段はどんな仕事をされているんですか?

番組制作に必要な機器の取り扱いや故障について対応しています。

放送に支障が無いかを監視する監視業務の他に、

次の日放送予定の運行データ並びに番組素材のチェック、また搬入された     

番組をオーディオファイルなる番組バンクに登録する登録作業をしています。 

それから、中継局のメンテナンス・保守というのもあります。

これらの仕事をするにはどのような資格が必要なのですか?

陸上無線技術士という国家資格が必要です。FMKには全部で4人います。

FMKでは私を含め4人の資格保持者が居ますが、皆1級を持っています。

この資格は、日本国籍であれば誰でも受験できます。

試験は年2回、7月と1月。試験科目は4科目。

放送局だけでなく、通信、または通話用として電波を利用する企業などでも

必要な資格なので、そちら方面の就職を考えている方は

取得を目指して良いと思います。

今までで忘れられない仕事は?

中継局の復旧です。特に4年くらい前の台風の日ですね。

その日は小国中継局で異常が発生した連絡を受け、

上司と現場に駆けつけました。

しかし、途中の山道が倒木だらけで散々なありさまで、

また夜だったとこもあり危険と判断し、

実質作業は次の日に持ち越しになりました。

次の日は地元の方の協力のもと、倒木の除去作業にあたりましたが、

これが大変でしたね。直径30cmを超える木は普通に倒れてましたし、

まれに直径1メートル弱の倒木もありました。

全て人の手作業というのが大変つらかったです。

丸1日がかりで、山道約5キロメートルくらいを車が通れるようにしました。

おかげで、停波せずに済みました。

あなたにとってラジオとは何ですか?

今は、「生活の糧」としか言えません。この業界から距離をおいて、

FMを聴いたときには、また違う思いも出てくるとは思いますが…。

「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」

今日紹介したのは、現在上映中の「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」です。

今年のアカデミー賞で8部門にノミネートされ、

主演男優賞と撮影賞を受賞した作品です。

監督は、「ブギーナイツ」や「マグノリア」で注目された、

ポール・トーマス・アンダーソン。

現代のアメリカを舞台に、独自の視点による人間ドラマを描いてきた彼が、

今回は作風を一変!

20世紀初めのカリフォルニアを舞台に、ダニエル・プレインビューという

しがない鉱山労働者から石油王へ成り上がった男の

壮絶な欲望や裏切り、心の闇を、真っ向から描き出しています。

富と権力を手にするにつれ、黒い欲望と孤独に捕らわれていく主人公を演じた

ダニエル・デイ=ルイスは、アカデミー賞も当然と思える圧倒的な存在感。

ともすれば「嫌なヤツ」で終わってしまうキャラクターに

カリスマ的な魅力を与えています。

そんな彼と長く対立していく若い牧師、イーライを演じた、

若手演技派ポール・ダノの演技も見もの!

終盤、この2人が見せる対決シーンは、目が離せないほどの緊張感で、

映画最大の見せ場となっています。

また、石油の黒さを強調する深い陰影のある画面や、

不穏な空気を象徴するような不協和音を多く使った

ジョニー・グリーンウッド(レディオヘッド)の音楽など、

映画を構成する1つ1つにすごいインパクトがあり、

ガツーンと心に響いてきます。

2時間40分という時間を感じさせない、強烈な個性を持った作品!

ぜひスクリーンで確かめてください!

映画「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」は、

■シネパラダイスで、現在上映中です。

「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」オフィシャルサイト 

http://www.movies.co.jp/therewillbeblood/

5月27日(火)魔法のことば

RN「おしどり夫婦」さんが出会った、

作家サン・テグジュペリの「魔法のことば」。

「愛する、それはお互いに見つめあうことではなくて、

一緒に同じ方向を見つめることである。」

「ピクニックあるいは回遊」

さまざまなアートの話題をお届けしています「アートなくらし」。

今日は4月19日(土)から現代美術館で開催されている

「ピクニックあるいは回遊」という作品展を紹介しました。

九州、熊本に縁のある作家に注目した展覧会で、彫刻、写真、絵画など、

あらゆる表現方法の19人の作家の作品を一堂に見ることができます。

今日、その中のお一人熊本出身、多摩美術大学で日本画を専攻された、

「篠塚聖哉」さんです。

Tシャツにジーンズ、スニーカーというカジュアルなスタイルが似合う、

まさか日本画を専攻されていたとは思わないようなルックスの篠塚さん。

日本画を始めたきっかけは?

専門学校のデザイン化で、ある先生が

「お前日本画の方が向いてるんじゃなかと?」と言われたのがきっかけ。

現在は日本画の手法に捉われず、

「大気の循環」や「湿度」をテーマに作品を作っていらっしゃいます。

今回どんな作品が展示されているんですか?

水採用の紙にオイルパステルを使って描いています。

描いている時に出てくる絵に応じて描いているとこういう作品になります。

作品を描くには、2パターンあると思うんです。

使いたい素材があってその素材を活かしたいという人と、

主題があってその主題にあった素材を探したいという人。

僕は、自分の持っているイメージに近いオイルパステルを使っています。

「大気の循環」「湿気」というキーワードを頭に置いて、

ぜひ作品をご覧下さい。

ちなみに、篠塚さんにとってのピクニックとは?

サンポしたりするのは凄く好きです。

歩いてるという行為がすごく落ち着きます。

自分の中で考えがまとまったりするような時間だったりしますね。

続いては「田中みぎわ」さんです。東京都のご出身ですが、

祖父母の家が菊池にあるという熊本に縁がある方です。

田中さんの作品は墨だけを使って描いた水墨画です。

まずはなぜ墨一色で表現しようと思ったのか、そのきっかけは?

もともと私は大学で日本画を先行していて、色を使って描いていました。

ある時、石垣島に行ったところ、

東の空に西日を浴びた真っ赤な雲がぽっかり浮かんでいたです。

赤を使ってかいてもその時に受けた感銘を表現できなかったんです。

それで悩んでいたところ、スケッチ(木炭)で描いていると、

その方が色や空気間をより表している気がして。

それからは墨と紙だけで描いています。

熊本の作品もありますが、熊本はどんな印象ですか?

熊本にもよく絵を描きにきていますが、

田園の広がるゆったりとした風景を感じながら描いているので、

優しい作風になります。

その他、荒々しい石垣島の自然に対して、守られているような東京の自然と、

同じ雲や雨でも場所によって見せる表情の違いを田中さんは捕らえています。

ぜひそのタッチの違いなどを実際に作品を見て比較してみてください。

最後に田中さんにとってのピクニックとは?

ピクニックは毎日しているような感じです。

私にとって製作の中でスケッチが大事なんです。

かごの中にノートや木炭を入れてスケッチできる場所を探しています。

5月27日のマツザキ・レコードは

今日は、 

フット・ルース  / ケニー・ロギンス を紹介しました。

さて、80年代はサントラの時代でもあったんですが、

その代表格が「フラッシュダンス」、「トップガン」、「フットルース」です。

この3枚、ディスコ/ダンスあり、バラードあり、ロックありといった風に、

けっこう似通った構成に なっていることが分かります。

当時のディスコフロア同様、オールジャンル、ごった煮状態なのです。

フットルースはなんといっても表題曲「フットルース」が有名ですよね。

1曲目から、いきなり踊らせます。

軽快なドラムでカッコよく始まり、フェードアウトしないで終わる曲なので、

フロアでは 最初から最後までかかっていました。

歌うのはケニー・ロギンス。ビルボード一般チャートで3週連続トップでした。

70年代の人気ポップロックデュオ「ロギンス&メッシーナ」のころから

活躍していた人ですが、 この曲で初の1位を獲得し、

大ブレークを果たしたというわけです。

2年後にあのトップガンの挿入歌「デンジャー・ゾーン」で

再び大ブレイクしましたね。

フットルースにはこのほか、ロック/ダンス系のヒット曲である「ネバー」

「ダンシング・イン・ザ・シーツ」、 「レッツ・ヒア・イット・フォー・ザ・ボーイ」、

バラードの大ヒット曲「オールモスト・パラダイス」 なども収録されています。

ところで、このフットルース。映画のストーリーは特に難しいことはなく

「米国の保守的な田舎に引っ越してきた都会のダンス少年が、

村人の冷たい視線を乗り越えて、 派手なディスパーティーを

開こうとがんばる…」といったあらすじでした。

5月26日(月)魔法のことば

ラジオネーム「スーパー猿」さんが、

THE BLUE HEARTSの歌の中で出会った「魔法のことば」。

「世界中に建てられてるどんな記念碑なんかより

あなたが生きている今日は どんなに意味があるだろう」

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