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2008年6月

6月12日(木)の名盤は…

今日紹介したのは「ザ・ロマンティックス」です。

1980年代前半のアメリカ、1979年に突然現れた新人バンド、

ナックの超大ヒット「マイ・シャローナ」の奇跡をもう一度、

とばかりにこの時代にはたくさんのビート・バンドが登場しました。

ビートルズ、ストーンズ、キンクス、フーといった60年代イギリスの

ビート・ミュージックをルーツとした、ポップで切ないメロディと

シンプルなロックンロール・ビートを、70年代ハード・ロックとパンクを

通過した感性で再構築したサウンドは、パワー・ポップと呼ばれ、

それなりのブームとなりました。

“それなりの”と言うのは、バンドこそたくさん生まれたものの、

メジャー・レベルでヒットを放った者がほとんどなかったからです。

当のナックでさえ、「マイ・シャローナ」以降はパッとせず、

悲しいかな“一発屋”と呼ばれてしまう有様。

それにもかかわらず、次々とこの手のバンドが現れては消えていったのは、

ナックの衝撃がいかに巨大だったか、そしてパワー・ポップという音楽が

若者にとって普遍的な魅力に溢れているかの証明といえるでしょう。

そんな中、ナックに近い成功を手にしたバンドが、ロマンティックスです。

なのですが、彼らは1977年にデビューですから、実はナックより先輩。

1980年にメジャー進出。3枚のアルバムが泣かず飛ばずで、

1983年にリリースした4作目からカットしたシングル

「トーキング・イン・ユア・スリープ」が、全米3位の大ヒットとなります。

ただ、この曲は彼らの中でも異色作で、

魅力を100%出し切ったものとは言えないナンバーでした。

もちろん、本人たちとしては許せる範囲での妥協だったのでしょうけれど。

結局、彼らもナック同様に一発屋のレッテルを貼られてしまうのですが、

改心の傑作が当たって本望なナックに対し、

後味の悪さが残っているのでは、なんて考えるのは大きなお世話でしょうか。

6月11日(水)魔法のことば

RN「キューティー・エース」さんが小説の中で出会った「魔法のことば」。

「どんな暗闇の中でも、

灯りをともせるのは、人間の魂だけだよ。」

ラジオな人々「風戸直子」さん

ラジオ業界のプロフェッショナルたちの仕事ぶりに迫っていく

「ラジオな人々」。今回のゲストは・・・。

あるときはテレビ、あるときはラジオニュースに、取材に、

番組パーソナリティに大活躍中です。

特にスポーツに関するインタビューのすばらしさは、誰もが認めるところです。

ラジオ界の「声のアスリート」といえばこの人。

「フリーアナウンサーの風戸直子」さんです。 

Photo

~~~~~~~~~~~プロフィール~~~~~~~~~~~

1993年  熊本のテレビ局に入社。

リポートや熊本県広報番組のディレクターなども担当。

1996年 フリーとなりラジオ番組への出演をスタート。

ラジオ番組のほかCMナレーション・イベント司会など多方面に活動を広げる。

FMKでは、これまで「ニュース」のほか「高校野球速報」「高校総体リポート」

「イブニングジャーナル」「コスモアースコンシャスアクト」などを担当。                                                          

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この仕事をスタートしたきっかけは何ですか?

法政大学(経済学部)在学時にアナウンス研究会に所属していて、

しゃべりの様々なアルバイトを体験しました。

例えば、スキー場ゲレンデDJ・東京六大学野球うぐいす嬢

社会人野球速報テレフォンの吹き込み など。

その時、うぐいす嬢時代に神宮球場のおじちゃんから

「あなたはきっとアナウンサーになれる」と言われ、すっかりその気になって、

就職試験は全国北から南20数社の放送局を受け、

TKUの契約アナウンサーとして採用が決まりました。

千葉県出身ながら、大学卒業後、熊本生活がスタートしました。

アナウンサーとパーソナリティの違いは何だと思いますか?

アナウンサーはまず、原稿をしっかり読むことが出来たり、

台本に沿って番組を進めたりすることが求められるかと。

プラス幅広い知識や興味でしょうか? 体力も必要です。

パーソナリティは正確なしゃべりよりも個性。

臨機応変さや瞬発力が求められ、

何かひとつでも大好きなことがあるといいんじゃないですかね。

いまの仕事の一番面白いところはどこですか?

様々な場所に取材に行けること。

もっといろんな事を皆に紹介したいです!

あなたにとってラジオとは何ですか?

「その街の季節感や暮らしぶりを運ぶ風」                                                         

「JUNO」

今日紹介したのは、6月14日公開の映画「JUNO」です。

この映画、今年のアカデミー賞で4部門にノミネートされ、

脚本賞を受賞した話題作なんですが、

日本ではどんな受け止め方をされるのか、ちょっと興味のある作品です。

主人公のジュノは、16歳の女子高生。彼女は、同級生のバンド仲間ポーリーと

興味本位で関係をもち、予定外の妊娠をしてしまいます!

悩んだ末、産むことを決意した彼女は、

理想的な夫婦を見つけ、養子に出すことにしたのですが・・・。

高校生の妊娠、という設定を聞いて、とあるテレビドラマや映画を

イメージした方もいると思いますが、

この映画には、暗さも湿っぽさも全くありません。

その要因の1つが、主人公のジュノ。

ちょっとクールでマイペースな彼女のキャラクターは、シリアスな場面でも

あっけらかんとしていて、映画全体の印象を明るくしています。

主演のエレン・ペイジも、ジュノそのもの、といった素晴らしい演技です。

そしてもう1つの注目が脚本です。脚本を書いたディアブロ・コディは、

元ストリッパーという変りダネ。

彼女のブログの大ファンだったというプロデューサーが

脚本を依頼し、たった2~3週間で書き上げたんだそうです。

初めて書いた作品が、アカデミー賞脚本賞を獲るなんて!

微妙なテーマを説教くさくならず、心温まる作品に仕上げる腕前はさすが!

とにかく、似たような素材でも、料理の仕方によってこんなに変わるんだ!

と驚かされる作品。ぜひご覧になってみてください。

この映画「JUNO/ジュノ」は、
■TOHOシネマズ 光の森
■シネパラダイスで、今週土曜日(6月14日)から上映されます。

「JUNO/ジュノ」オフィシャルサイト http://movies.foxjapan.com/juno/

6月10日(火)魔法のことば

RN「ドラゴン」さんが映画の中で出会った「魔法のことば」。

「夜ぐっすり眠れるって、

これ以上の幸せってあるか?」

「ピクニックあるいは回遊」

さまざまなアートの話題をお届けしています「アートなくらし」。

今日は4月19日(土)から現代美術館で開催されている

「ピクニックあるいは回遊」という作品展を取り上げました。

九州、熊本に縁のある作家に注目した展覧会で、彫刻、写真、絵画など、

あらゆる表現方法の19人の作家の作品を一堂に見ることができます。

7月6日(日)までの開催期間、19人の作家の中から毎月お二人ずつ

インタビューを紹介しています。

今日、紹介したお二人は、絵画や彫刻などとは違って、

空間全体を使って表現した作品を展示していらっしゃいます。

お一人目は隣の福岡県出身の「武内貴子」さんです。

武内さんの作品は、緑色の布で作った紐を格子状に結び、

天井から吊り下げてあります。

また、上の方には空中に浮いているような感じで、

いくつかの肥後手まりが下げられています。

どのようにして製作したのですか?

布に蝋燭のロウを染みこませていて、

一見和紙のように見えるのではないでしょうか?

この素材を使って結んでいきました。

半年前に熊本にきた時に緑がきれいだと伺ったので、

その緑をいかしつつ、肥後手まりの色彩の美しさをテーマにしました。

武内さんの作品は、格子状の紐の間を通ることができますので、

眺めるだけではなく、内側からもご覧になってみてください。

武内さんがこのような作品を作るようになったきっかけは?

もともとは帯の結び目からきていて、

その造形の美しさを研究していたんです。結んでいくと、

今回ろうを染みこませている事で「シュッ」と音がするんですが、

それで自分が結ばれているような感じがするんです。

武内さんのピクニックの思い出は?

3・4年ぐらい前にイギリス人のアーティストが廃材とかゴミをもってきて

これで家を作ってみんなで家を作ってピクニックをしようと

言い出した事があって、すごく楽しかったです。

続いて宮崎県出身の倉山裕昭さんです。倉山さんも部屋全体を使った

作品になっています。

床一面に鏡を敷きつめて、鏡を真上からライティングしています。

そして、鏡を順番にわっていて、それが壁にも写っています。

来た人には、割った鏡の上を歩いてもらうことで観賞してもらいます。

鏡の割れ目に光が反射して、天井や壁など部屋全体に、

まるで光が反射した水面が写っているよような空間が出来上がっています。

吊るされているライトを手で揺らすと、それに合わせて水面が揺れるような

ゆらめきを楽しむことができます。

もともと大学時代は油絵を専攻されていたそうですね?

はい、大学では油絵のコースにいましたが、

入学してからは油絵は描いていません。浪人中にイヤになったというか(笑)

入学してみると、自分より新鮮な絵を描く子たちがいたので、

彼等に任せた方が良いと思い、違うことをしてみました。

最後に倉山さんにとって好きな場所、リラックスできる場所は?

毎日仕事をしたり、育児をしたり、ぐったりしますから、

布団に入った時が一番幸せですかね。

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「ピクニック あるいは回遊」

熊本市現代美術館で7月6日まで開催中。

作品展自体も楽しめますが、

展覧会に関連したイベントも行われていますので、

そちらも併せてお楽しみ下さい。

6月11日(火)のマツザキ・レコードは

今日は、

マニアック  / マイケル・センベロ を紹介しました。

「フラッシュダンス」のサントラの代表と言えば、

アイリーン・キャラの 「ホワット・ア・フィーリング」が有名ですが、

今日は、70年代からスティーヴィー・ワンダーやセルジオ・メンデス、

ジョージ・デュークらのプレーンと活躍し、

ソロとしても絶大な支持を受けているマイケル・センベロをピックアップ。

映画『フラッシュ・ダンス』で大ヒットした曲「マニアック」は、

一般的にも売れた曲です。83年という時代もあってか、

ディスコソングとしても大きくヒットします。

曲自体は全体的に打ち込み系のサウンドですが、

それを感じさせない彼のヴォーカルと

曲とアレンジは彼の実力を証明していると思いますね。

ディスコやヒットチャートの世界から見ると、

彼は「一発屋」のように見えるかもしれませんが、

実はダイアナ・ロス、チャカ・カーン、テンプテーションズ、

ジェフリー・オズボーン等のプロデユースや ソングライティングを

手がけてまして、アーティスト/プロデューサーとして

素晴しい業績を残しているんです。

「マニアック」は、いわば音の職人がたまたま「サントラ」用に作った曲なんです!

さて映画ですが、ダンサーになる夢を追う女性の

姿を描いた青春映画ですよね。

昼は製鉄所、夜はナイトクラブのフロアダンサーとして働くアレックスは、

日々プロのダンサーに なることを夢みて暮らしていました。

そして恋人との確執、友人の死などを通して、

いよいよオーディションの日が迫ってきて・・・、

さて、彼女いったいどうなるのか!?ってお話です。

ダンスの途中に水をザッパーン!と浴びるシーンがとても印象的でしたね!

6月9日(月)魔法のことば

RN「まいどまいど」さんがネットの掲示板でみつけた「魔法のことば」。

「夢は見ているだけでは、ただの夢。

それに対して努力を始めた時から、それは目標になる。」

「アメリカンフットボール」

さまざまなスポーツの話題をお届けしています「スポーツのトビラ」。

今日は今月22日(日)に行われる

「アメリカンフットボールフェスティバルin熊本 ぎんなんボウル」を

紹介しました。

出演は、熊本市アメリカンフットボール協会 広報の前園絵吏さんです。

(前園さんは去年の水曜パンゲア アシスタントをされていました♪)

”アメリカンフットボール”どんな競技か簡単に紹介して下さい。

一言で言えば”陣取りゲーム”です。

相手のゴールラインまでボールを運んでタッチダウンでボールが入る。

ちなみに試合は11人で行ないます。ただ、キーパーがいませんね。

また、各選手交代が自由なので、どんどん選手が入れ替わり、

選手によっては複数のポジションを担っている事もあります。

試合時間は1時間を4つにわけて行ないますが、タイムアウトや

ハーフタイムなどを含めトータルで2時間30分ほどかかります。

日本国内でも全国リーグとか行われているんでしょうか?

大学生・社会人・プロ・企業チームなど様々なリーグに分かれて

関西・関東方面では盛んに行なわれています。

「アメリカンフットボールフェスティバルin熊本 ぎんなんボウル」

について教えて下さい。

6月22日(日) 12時30分 アメリカンフットボール試合

「第8回ぎんなんボウル」

熊本まーベリックス(九州社会人リーグ)

熊本大学アウトロウズ 混成

      VS

宮崎スカイフェニックス(宮崎県宮崎市)

宮崎大学バッカス 混成

会場は熊本市水前寺競技場です。

詳しくはこちらをご覧下さい。

http://s7.kcn-tv.ne.jp/users/kumamoto-mavericks/

PUSHIM(プシン)

今日は「PUSHIM(プシン)」をブックマーク。

PUSHIMは、7月2日にニュー・シングルをリリースします。

ちなみに、日本のレゲエの第一人者と言えば、NAHKI。

彼のシングルがリリースされたのが1988年。

ここまでジャパニーズ・レゲエ・シーンが盛り上がる日が来るとは

思ってもいませんでしたね~。

PUSHIMがデビューしたのは、NAHKIから遅れること11年後の1999年。

MINMIのデビューは14年後の2002年。

そして今年2008年はNAHKIの登場からちょうど20年。

すっかり日本人によるレゲエというジャンルも定着しました。

一つのことが定着するのにこれだけの時間がかかるんですね、

逆にこれだけの時間をかけて浸透したからこそ、ただの流行ではなく、

しっかりと根付いたような気もします。

PUSHIM、7月2日リリースのニュー・シングル「RAINBOW」要チェックです。

ちなみに彼女は、倖田來未のニュー・シングル収録曲でも

作詞・作曲・プロデュースを手掛けています。

PUSHIM HP ⇒ http://www.pushim.com/

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