今日は、

現在公開中の「Ｋ－２０　怪人二十面相･伝」を紹介しました。

この映画は、江戸川乱歩が作り出した、日本のダークヒーロー・

怪人二十面相の真相にせまった、一大エンターテインメント！

といっても、原作は江戸川乱歩ではなく、劇作家の北村想が

想像をふくらませて書いたオリジナルです。

イギリスで映画製作を学び、テレビドラマ「アンフェア」の脚本で知られる

佐藤嗣麻子が脚本と監督をつとめていて、

新しい二十面相の世界を作り出しています。

一部の特権階級が富を独占する都市・帝都（ていと）では、

富裕層から財宝を盗み出す「怪人二十面相」が世間を騒がせていました。

サーカスのスターだった平吉は、ある日謎の紳士から、

財閥の一人娘・葉子と名探偵・明智小五郎の

結納の様子を撮影して欲しいと依頼され、

引き受けますが、それは二十面相の罠！

二十面相に間違われた平吉は、逮捕されてしまいます！

主人公の平吉を、金城武、ヒロインの葉子を、松たか子、

名探偵・明智小五郎を、仲村トオル。

その他、國村準、高島礼子、本郷奏多など、

豪華キャストが脇を固めています。

金城武がワイヤーを駆使したアクションに挑んでいるんですが、

かなりスピーディーで迫力があります。

「ＡＬＷＡＹＳ　三丁目の夕日」のスタッフが手がけた、

レトロでモダンな架空都市・帝都の街並みも、見どころの１つ。

ちなみに、荒尾市の産業遺産「万田坑」も重要なシーンで出てきます。

お正月にふさわしい娯楽作！ぜひ大きなスクリーンで楽しんでください！

映画「Ｋ－２０　怪人二十面相・伝」は、

■ＴＯＨＯシネマズ　光の森
■ＴＯＨＯシネマズ　はません
■ＴＯＨＯ宇城バリュー
■シネプレックス熊本
■ワーナー・マイカル・シネマズ　熊本クレアで、現在公開中です。

「Ｋ－２０　怪人二十面相・伝」オフィシャルサイト　http://www.k-20.jp/　

今日紹介したのは、今度の土曜日・12月20日から公開される

「ヤング＠ハート」です。

この映画は、アメリカの小さな町のコーラス隊「ヤング＠ハート」に密着した、

ドキュメンタリーです。

コーラス隊のメンバーは、なんと平均年齢80歳の

おじいちゃんとおばあちゃんたち！

しかもそのレパートリーは、「クラッシュ」や、「ボブ・ディラン」、

「ビージーズ」など、ロックやＲ＆Ｂの名曲ばかり！

コンサートを開けば、毎回満席で、大喝采を浴びています。

ちなみに、看板スターは92歳のおばあちゃん。

その他、ガンの手術を3回乗り越えた人、孫が20人以上いる人、

心臓を患って酸素ボンベをつけながら歌う人など、メンバーも様々です。

映画では、彼らが1年に1度のコンサートに向けて、「コールドプレイ」や

「ソニック･ユース」、「ジェームズ･ブラウン」などの曲の

練習を重ねていく様子が6週間にわたって映し出されています。

最初に曲を聴いたときは、顔をしかめたり、耳をふさいだりしていたものの、

練習を重ねるうち、自分達の曲として歌いこなしていきます。

彼らが歌うと、知っている曲も、全く違った意味合いを

帯びてくるのが不思議です。

これはやはり、長い時間を生きてきたから分かる、

人生の深みがそこにあるからといえるでしょう。

特に、ボブ・ディランの「フォーエバー･ヤング」、

コールド・プレイの「フィックス・ユー」は、

歌われたシチュエーションを含めてかなり感動的です。

とにかく、パワフルなおじいちゃん、おばあちゃんたちに元気をもらえる1本！

映画「ヤング＠（アット）ハート」は、

◆　シネパラダイスで、

今度の土曜日・12月20日から公開されます。

「ヤング＠ハート」オフィシャルサイト　http://youngatheart.jp/

今日は現在公開中の映画「ＷＡＬＬ．Ｅ／ウォーリー」を紹介しました。

世界初のＣＧ長編アニメ「トイストーリー」以来、常に新しい挑戦で

アニメーション界をリードする、ディズニー／ピクサーの待望の最新作！

「ファインディング･ニモ」のアンドリュー・スタントンが監督を手がけています。

舞台は、29世紀の地球。人類は、ゴミの増えすぎた地球を捨てて、

宇宙に逃げ出していました。地球に残されたゴミ処理ロボット・ウォーリーは、

700年もの間、毎日、たった1人でゴミを片付けていました。

そんな彼の前に、ある日、天使のように美しいロボット・イブが現れ、

ウォーリーは一目で恋におちます。

とにかく主人公のウォーリーが可愛いです！！

ゴミの山の中からお気に入りを選び出し、コレクションしているウォーリー。

一番のお気に入りは、「ハロー・ドーリー」という

ミュージカル映画のビデオテープ。

仕事が終わると彼は毎日映画を見て、歌を聴きながら眠りに落ちます。

そんな彼の夢は、映画のように誰かと手をつなぐこと。

映画を見ながらうっとりする姿も微笑ましいですが、

美しいロボットのイブに恋をしたウォーリーが、

イブと手をつなぎたいとあれこれ努力するのが、

これまたとってもいじらしい！

謎の宇宙船にさらわれたイブを助けようと宇宙へ飛び出し、

奮闘するウォーリーのピュアな姿には、かなり泣けます。

そして見逃せないのが、ゴミに埋もれ荒れ果てた地球と、

宇宙を漂流する人間達の姿。

そこには現代社会への風刺も感じることができます。

かわいいロボットたちのラブストーリーだけでなく、

大きなメッセージも含んだ素晴らしいアニメーション！

クリスマスのデートにもオススメです！

映画「ＷＡＬＬ．Ｅ／ウォーリー」は、
■ＴＯＨＯシネマズ　光の森
■ＴＯＨＯシネマズ　はません
■ＴＯＨＯ宇城バリュー
■シネプレックス熊本
■ワーナー・マイカル・シネマズ　熊本クレア
■シネパラダイス　で、現在公開中です。

「ＷＡＬＬ．Ｅ／ウォーリー」オフィシャルサイト

http://www.disney.co.jp/movies/wall-e/

今日紹介したのは、現在公開中の「マルタのやさしい刺繍」です。

この映画は、スイスの映画なんですが、スイスは公用語が沢山あるため、

なかなか映画がヒットしにくいお国柄なんだそうです。

そんな中で、「ダ・ヴィンチ・コード」や「パイレーツ・オブ・カリビアン」といった

ハリウッドの超大作を抜いて観客動員数Ｎｏ．１に輝くなど、

社会現象を巻き起こしたのが、この「マルタのやさしい刺繍」です。

スイスの小さな村に住むマルタは、夫に先立たれて以来、生きる気力を失い、

ただ何となく毎日を過ごしていました。

そんなある日、彼女は

「自分でデザインして作ったランジェリーショップをオープンさせる！」という、

若い頃の夢を思い出し、実現に向けて動き始めます。

しかし彼女の行動は、保守的な村に大きな混乱を引き起こします・・・。

最初は喪服のような黒い服を着て、表情も家の中も、全てが暗かった

マルタおばあちゃん。

しかし、自分の夢を取り戻してから、彼女は、行動もファッションも

みるみるうちに変わっていきます。

保守的な男達にどんなに反対されても、決してあきらめず、

自分の夢を実現させていくのは痛快のひと言！

そして、映画のもう１つの魅力が、スイスの美しい風景！

緑の山に赤い屋根、ベランダに咲く沢山の花。

絵本から抜け出してきたような村の景色は、

見ているだけで心をなごませてくれます。

女性のみなさんは、マルタが作る美しいランジェリーにも、

うっとりするんじゃないでしょうか？

おばあちゃん達の活躍と、美しいスイスの風景に、心あたたまる1本！

ぜひスクリーンでご覧下さい。

映画「マルタのやさしい刺繍」は、

■Ｄｅｎｋｉｋａｎで、現在公開中です。

「マルタのやさしい刺繍」　http://www.alcine-terran.com/maruta/

今日紹介したのは、現在公開中の「ブラインドネス」です。

この映画は、「シティ・オブ・ゴッド」、「ナイロビの蜂」の

フェルナンド・メイレレス監督が、ノーベル賞作家ジョゼ･サラマーゴの小説

「白い闇」を映画化した作品。

今年のカンヌ映画祭のオープニングで上映されるなど、

世界中で注目を集めているほか、ジュリアン・ムーア、

ダニー・グローヴァーといったハリウッドスターにまじって、

日本から伊勢谷友介と木村佳乃が、

メインキャストとして参加していることでも話題です。

物語は、ある都市の交差点の真ん中で、突然、

男性が視力を失うことから始まります。

病院でも原因は分からず、失明は周りの人々に次々と感染し、

驚異的なスピードで広がっていきます。

驚いた政府は患者全員の強制隔離を決定。

収容所に集められた患者達は、不安と恐怖から人間の弱さや

醜さをさらけ出していきます。

最初に視力を失う男性を伊勢谷友介、その妻を木村佳乃。

また、医師である夫に付き添って収容所に入る、

ただ1人の目の見える女性を、ジュリアン･ムーアが演じています。

フェルナンド・メイレレス監督は、これまでの２つの作品で、

人間のもつ暴力性や残酷さ、厳しい社会の状況にｽﾎﾟｯﾄをあててきました。

今回は、一見、収容所という閉ざされた場所を舞台にした

パニックサスペンスを装いながら、人間の原始的な姿と現実社会を

赤裸々に描き出しています。

結構ヘビーな内容ですが、役者たちの素晴らしい演技と、

ブラジルの監督らしいカラッとした切り口で、

見ごたえのある人間ドラマに仕上がっています。

人間の持つ恐ろしさとともに、女性の強さを感じる1本。

ぜひご覧になってみて下さい。

映画「ブラインドネス」は、

■ＴＯＨＯシネマズ　光の森
■ＴＯＨＯシネマズ　はません
■熊本松竹　で、現在公開中です。

「ブラインドネス」オフィシャルサイト　http://blindness.gyao.jp/

今日紹介したのは、現在公開中の「落下の王国」です。

この作品は、NIKEやリーバイスなどのＣＭや、

ジェニファー・ロペス主演のサスペンス「ザ・セル」の監督を務めた

ターセムの、7年ぶりの監督2作目です。

事故で足を負傷した上、恋人を奪われて人生に絶望したスタントマンの

青年・ロイは、病院で知り合った5歳の少女に、

薬剤室から自殺用の薬を取ってきてもらおうと、

彼女の気をひくために、ある5人の勇者の物語を始めます。

内容は、幻想の世界と現実が交互に描かれていくファンタジーなんですが、

映像が特に素晴らしいです！

普通、ファンタジーではＣＧが使われますが、

この作品では一切使われていません！

もともとこの映画は、ターセム監督が26年前にアイデアを思いつき、

17年前から構想を温めていたもので、今しかない！という思いから

自分で費用を出し、ＣＭ撮影のかたわら、

世界中でカメラを回して作りあげたんだそうです。

ロケ地は、なんと１３ヶ所の世界遺産を含む、24カ国以上、

撮影期間は4年に及んでいます。

とにかく、作り物ではない、「本物の迫力」が画面から伝わってきます。

また、「ドラキュラ」でアカデミー賞を受賞した、石岡瑛子が

手がけた衣装にも注目です。

東洋でも西洋でもない独特のデザインと、原色を使った色鮮やかな衣装は、

不思議な世界を作り出しています。

美しい風景の中で語られる、壮大なおとぎ話、

大きなスクリーンでこそ、その魅力を堪能できる1本です！

映画「落下の王国」は、

■Ｄｅｎｋｉｋａｎで、現在公開中です。

「落下の王国」オフィシャルサイト　http://www.rakka-movie.com/

今日は、11月15日～公開の「ハッピーフライト」を紹介しました。

「ハッピーフライト」は、「ウォーターボーイズ」「スウィングガールズ」の

矢口史靖監督の、4年ぶりとなる長編映画最新作。

「ウォーターボーイズ」で男子シンクロ、「スウィングガールズ」でビッグバンドに

スポットを当てた彼が、今回テーマに選んだのは、航空業界です！

飛行機や空港を舞台にした映画やドラマは珍しくありませんが、

この「ハッピーフライト」は、パイロットやキャビンアテンダントをはじめ、

グランドスタッフ、整備士、管制官など、飛行機に係わる

様々なスタッフにスポットをあて、綿密な取材に基づいて

その仕事ぶりをリアルに描き出しています。

「パイロットは食中毒で2人とも倒れてしまうのを避けるため、

同じメニューを食べちゃいけない」とか、

「整備場ではペン1本でもなくなったら出てくるまで全員で探す」とか、

「飛行機に鳥が衝突しないよう、飛行場にはバードパトロールがいる」・・・

など、「へえぇぇぇ」とうなってしまうトリビアがいっぱい！

実際の飛行機の中で撮影されているため、リアル感バツグン。

情報満載ですが、説明過剰にならず、一級のエンターテインメントに

まとめあげているのはさすがです。

もちろん、矢口監督らしい、コミカルな人間模様も楽しめます。

上映時間中、まるで本当の飛行機に乗っているような気分を味わえ、

観た後は、飛行場や飛行機で働く人に対する見方が

変わること間違いなしの1本です！

映画「ハッピーフライト」は、

■ＴＯＨＯシネマズ　光の森
■ＴＯＨＯシネマズ　はません
■ＴＯＨＯ宇城バリュー
■シネプレックス熊本
■ワーナー・マイカル・シネマズ　熊本クレアで、

11月15日・今週土曜日から公開されます。

「ハッピーフライト」オフィシャルサイト　http://www.happyflight.jp

今日は、今週土曜日・11月8日から公開される

「櫻の園―さくらのそのー」です。

「櫻の園」は、人気漫画家・吉田秋生の原作コミックをもとに、

1990年に中原俊監督が映画化し、高い評価を得た名作映画を、

中原監督が再びメガホンを取り、新たなキャストとストーリーで

全く新しい作品として作り上げた話題作です。

名門女子高校に編入してきた桃は、ある日、旧校舎で

チェーホフの「櫻の園」の台本を手に入れます。

それは、学校の伝統行事として毎年上演されていましたが、

今では禁じられていました。

桃は仲間とともに、「櫻の園」を復活させようと密かに稽古をはじめます。

主人公の桃には、熊本出身の期待の若手女優・福田沙紀。

その他、スーパーモデルの杏、寺島咲、大島優子など、

今後が期待されるフレッシュな女優が数多く出演。

その評判にたがわぬ、みずみずしい演技を見せています。

前作は、演劇部の中で起こる人間ドラマが描かれましたが、

今回は、生徒達が演劇部を自主的に作り、

その熱意が保守的な学校を動かしていくという、

現代的な展開になっているのが特徴。

キャラクターの動きが大きくなった分、背景もしっかり描かれ、

物語にも厚みがでています。

懐かしい青春時代を思い出す一本。

前作と見比べてみるのも面白いかもしれませんね！

映画「櫻の園」は、

■シネプレックス熊本
■ワーナー・マイカル・シネマズ　熊本クレア

で、11月8日・今週土曜日から公開されます。

「櫻の園」オフィシャルサイト　http://www.sakuranosono-movie.jp

今回の「キネマのススメ」はスペシャルバージョン。

映画「まぼろしの邪馬台国」に出演の竹中直人をお迎えしました。

日本中に邪馬台国ブームを巻き起こしたベストセラー「まぼろしの邪馬台国」が、豪華キャストでついに映画化。
全盲の郷土史研究家・宮﨑康平（みやざき・こうへい）役に竹中直人、その妻・和子役に日本を代表する映画女優・吉永小百合。メガホンを取ったのは「明日の記憶」「20世紀少年」とヒットを連発している堤幸彦（つつみ・ゆきひこ）監督。
九州の大自然を舞台に太古の謎を解き明かす夫婦の旅がいま始まる・・・・・・・・・。
11月1日（土）からシネプレックス熊本、熊本シネパラダイス、ＴＯＨＯシネマズはません、
ＴＯＨＯ宇城バリュー、ＴＯＨＯシネマズ光の森、ワーナーマイカルシネマズ熊本クレアで上映スタート！

「まぼろしの邪馬台国」　オフィシャルサイト　　http://www.mabotai.com/

時間の都合でお送りできなかった部分も含めた貴重なインタビューのノーカット完全版をポッドキャストでお送りします。

ポッドキャストへはここをクリック！

今日は、11月1日・土曜日から公開される

「ハンサム　スーツ」を紹介しました。

「SMAP×SMAP」や、テレビドラマ「ブスの瞳に恋してる」でおなじみの

人気放送作家・鈴木おさむが原作・脚本を手がけた、話題の映画です。

定食屋を営む琢郎（たくろう）は、料理の腕前も人柄もいいけど、

ルックスとメタボリックな体型が災いし、全くモテません。

そんなある日、琢郎は紳士服店で、

着るだけでハンサムになれるスーツを手に入れ、

見違えるようなハンサムに大変身！

瞬く間にカリスマモデルとなって活躍するのですが・・・。

スーツを着る前のモテない男を、「ドランクドラゴン」の塚地武雅、

スーツを着た後のハンサム男を、谷原章介、

その他、北川景子、佐田真由美、「森三中」の大島美幸など、

多彩な顔ぶれが出演しています。

この映画、琢郎という1人の人物を、塚地武雅と谷原章介の

2人が演じているところがミソ。

スーツを着るとハンサムになる、というアイデアも面白いですが、

ハンサムになったはずの谷原章介が驚くほど三枚目の面を見せていて、

かなり笑わせてくれます。

またお笑いだけではなく、後半は思いがけない展開で驚かせてくれますよ。

エンドロールの後にもお楽しみがあるので、

最後まで席を立たないでくださいね！

映画「ハンサム　スーツ」は、
■TOHOシネマズ　光の森
■TOHOシネマズ　はません
■シネプレックス熊本
■ワーナー・マイカル・シネマズ　熊本クレアで、11月1日土曜日から公開。

「ハンサム　スーツ」オフィシャルサイト　http://www.handsome-suits.com/