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キネマのススメ

「ヒトラーの贋札」

今日紹介したのは、現在公開中の映画「ヒトラーの贋札」です。

この作品は、

今年の「アカデミー外国語映画賞」を獲得したオーストリアの映画です。

第2次世界大戦中、ドイツで実際に行われた国家による

史上最大の贋札偽造事件、「ベルンハルト作戦」を題材にしています。

ドイツの「ザクセンハウゼン強制収容所」に、

各地から印刷技師や金融のプロといったユダヤ人技術者が集められます。

彼らの使命は、「完璧な贋ポンド札」を作ること。

ナチスは、大量の贋札を送り込み、

イギリス経済を破綻に追い込もうとしていました。

失敗すれば、殺される。成功すればナチスに加担し、

家族や同胞を裏切ることになる。こうした状況の中で、

自分の命か正義を守るか、彼らは究極の選択を迫られ、葛藤します。

原作は、この贋札事件に従事させられた実在の印刷技師、

アドルフ・ブルガー氏の手記ですが、映画では、主役をブルガー氏ではなく、

世界的な贋作師サリーに置き、正義感に満ちた人物と、

現実的な人物として描くことで、よりドラマ性に満ちた作品になっています。

歴史上の重い実話だけでなく、ギリギリの状況に追い詰められた

人間の心の動きや、指揮官との緊迫感あふれる駆け引きなど、

人間ドラマの部分も丁寧に描かれた、見ごたえのある1本です。

この映画「ヒトラーの贋札」は、 ■Denkikan で、現在上映中です。

「ヒトラーの贋札」オフィシャルサイト http://www.nise-satsu.com/

バンテージ・ポイント

今日紹介したのは、現在公開中の映画「バンテージ・ポイント」です。

アメリカ大統領選挙が盛り上がっている今、

この映画はかなりタイムリーです!

テロ撲滅サミットに参加するため、スペインの地方都市を訪れた、

アメリカ大統領。広場で大観衆が見守る中、演説を始めようとした矢先、

一発の銃弾が、大統領を打ち抜きます!

大パニックの中、追い討ちをかけるように爆弾が爆発!

凄惨な現場を目の当たりにし、誰もがおびえて逃げ惑います・・・。

と、ここで事件が起こる直前にギュルギュルっと巻き戻されるのが、

この映画のポイント。

演説を中継していたテレビ局プロデューサー、

大統領のシークレットサービス、

スペインの地元警官、アメリカ人旅行者など、

8人の視点で事件の前後が描かれていきます。

面白いのは、立場によって、同じ事件が全く違った角度で描かれていくところ。

時間が巻き戻されるたびに、新たな発見や疑惑が浮かび上がり、

やがて1人のシークレット・サービスによって、

1つの真実へつながっていきます。

事件の真相に迫るシークレット・サービス、トーマスに、

「エニイ・ギブン・サンデー」のデニス・クエイド。

トーマスの同僚には、ドラマ「LOST」で人気のマシュー・フォックス、

その他、アカデミー俳優のフォレスト・ウィッテカーなど、

いぶし銀的なキャストも、映画の雰囲気に良くあっています。

手に汗握るスピーディーな展開にグイグイ引きこまれ、あっという間の90分。

「24」にハマッた方には、特にオススメの1本です。

映画「バンテージ・ポイント」は、
■TOHOシネマズ 光の森
■TOHOシネマズ はません
■TOHO 宇城バリュー 
■シネプレックス熊本
■ワーナーマイカル・シネマズ 熊本クレア   で、現在上映中です。

「バンテージ・ポイント」オフィシャルサイト http://www.sonypictures.jp/movies/vantagepoint/index.html

潜水服は蝶の夢を見る

今日紹介したのは、今週土曜日・3月8日から公開される映画

「潜水服は蝶の夢を見る」です。

もし、明日倒れて、自由に身体を動かすことができなくなったら・・・?

これは、実際にその状況に陥ってしまった、フランスのファッション雑誌編集長、

ジャン=ドミニク・ボビーの自伝を、「バスキア」「夜になる前に」の

ジュリアン・シュナーベル監督が映画化した作品です。

脳梗塞で倒れ、こん睡状態から目覚めたジャン=ドミニク(通称ジャン・ドー)は、

左目以外、身体が動かない状態になっていました。

生きる気力を失い、絶望の淵に立たされた彼ですが、瞬きによる会話を覚え、

「動かない身体でも、自分には記憶と想像力がある」と、

生きる気力を取り戻し、自伝を綴りはじめます。

現代アーティストでもあるジュリアン・シュナーベルは、

驚くほど美しく斬新な映像と、ユーモアあふれる人間くさいキャラクターで

演出しています。

特に素晴らしいのが映像で、最初、主人公の左目と一体化したカメラは、

狭い視界で主人公の不自由さや苛立ちを観客に体感させます。

やがて希望を見出すと共に、カメラは時空を超えて、

美しい思い出やイメージを映し出し、

彼の“生きる喜び”をひしひしと伝えてくるのです。

主人公のジャン・ドーを演じるのは、「ミュンヘン」のマチュー・アマルリック。

ほとんど左目だけで感情を表現する彼の演技は、素晴らしいのひと言です。

当初この役は、ジョニー・デップが演じる予定でしたが、

撮影スケジュールの都合で仕方なく降板。

後に完成品を観た彼は、2007年のナンバーワン映画に挙げています。

生きること、愛することを生き生きと描き出した傑作!

ぜひスクリーンで確認してください!

映画「潜水服は蝶の夢を見る」は、
■Denkikan  で3月8日から公開です。

「潜水服は蝶の夢を見る」オフィシャルサイト http://chou-no-yume.com/

明日への遺言

今日紹介したのは、3月1日から公開される「明日への遺言」です。

舞台となるのは第二次世界大戦後の日本。

無差別爆撃を実行したアメリカ軍搭乗員を処刑したという罪に問われ、

戦犯裁判にかけられた、司令官 岡田資中将は、

部下を守り全責任を自分が負うべく、法廷で闘います。

その潔い人間味溢れる姿を今に伝えるために、

「博士を愛した数式」「雨あがる」の小泉堯史監督が、

構想に約15年をかけ、満を持して映画化したのが

この「明日への遺言」です。

主演の岡田資中将に藤田まこと、そして富士純子、西村雅彦、

蒼井優ら豪華な顔ぶれが脇を固めます。

先日、映画のプロモーションで熊本に来られた小泉監督と

主演の藤田まことさんにお話を伺いました。

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小泉監督が岡田資中将という人物を映画にしようと思ったきっかけは?

黒澤監督の助監督をやってる時にこの本に出会って、

その時はシナリオを書いただけでした。

もちろん、大岡さんの本もたくさん読んでいて、

すごく素晴らしい人だと思っていました、その大岡さんが魅力的な

人物としてとりあげていたのが岡田資中将だったんです。

大岡さんが取り上げる岡田資中将は

どういう人物なのか知りたいという気持ちもありました。

岡田資中将という人物を演じるにあたって藤田は、

最後にしても良いと思ったと言われていますが、その魅力は?

今の日本人に1番かけている、組織のリーダーとしてのけじめのつけ方、

そういった日本人の誇りのようなものを、

戦中戦後の混乱期にしっかりとした自分の意思責任をとっていた彼。

少しでもその魂に近づけたらなと思って引き受けました。

小泉監督にお聞きします、映画を見ていて映像に緊張感を感じたんです。

舞台に近いような。そこのところは意図してらっしゃった?

そうですね。傍聴席にいる人達も被告人席にいる19人も

間柄がきちんと決まっているんです。

どうやって現場を作るかというのが大事ですからね。

藤田さんも緊張しましたよね?

カメラが3台回っているんですが、どのカメラで私をとっているか、

傍聴席をとっているか、検事をとっているか、

監督は教えてくれないんです。だから舞台で演じているが如しなんです。

とにかく、フィルムがまわりますね、永遠まわるんです、まだまわってるんです、

ずーっとまわってます。そして「カット」と監督の声がかかりますね。

その時はフィルムチェンジです。ワンシーンワンカットでとっているんです。

小泉監督「だから、1本のフィルムで収まるように、

1日の法廷のシーンは10分以内に納めているんです。」

だからあの緊張感があったんですね!

それから、藤田さんの英語の場面がたくさんでてきますが、得意なんですか?

上の娘がハワイへ嫁いでいまして(今は日本に在住)9歳になる女の子の孫が

いるんですが、この子が英語ペラペラなんですね。

その子から本をもらって、その子の前で読んでみたら、

首をかしげて自分の部屋に入っちゃったんです。

後で聞いたら「まぁまぁね」と言っていたらしいです(笑)

大変なプレッシャーでしたね。

小泉監督は、黒澤監督の片腕として映画に携わってらっしゃいますが、

熊本にもよくいらっしゃっていましたよね?

熊本ではお堀でかがり火を焚いてナイトシーンをとったりした、

思い出深い土地でもあります。

今回の映画にもやはり監督の影響が息づいていますか?

そうですね。僕だけでなく、スタッフにも影響しています。

だからそういう人たちに囲まれて仕事をしている安心感もあります。

また、黒澤監督は「監督は最前線の司令官」と言っていましたから、

岡田資中将を知る事で少しでも黒澤監督を知る事が出来るのかなとも思いました。

小泉監督にとっての「責任」とは?

非常に難しいけれども、言葉だけではないということ、

「行い」が大事だと思います。

口先でいくら責任といってもそれは責任にならないので、

どうやってそれを行動としてとっていくのか、

僕自身の中でもこれから見つめていかなければならないと思いますね。

藤田さんにとっての「責任」とは?

1つのことを丸くおさめるのも責任だと思うけども、岡田資中将は、

あーいう、殺伐とした戦後のさなかで責任をとる重大さは

今の責任の100倍ぐらい重かったと思う。

その中できちっとした行動をとったという日本人ですね。

そういう発信する人が今日本にはいないですからね。

今の若い子達がある意味気の毒ですよ。

最後に熊本のリスナーへメッセージをお願いします。

小泉監督「岡田資中将の思いを感じ取ってもらいたいなと思いますね。

いろいろな事を考えるヒントが見つかると思います。」

藤田さん「映画館の大きなスクリーンで見ていただけたらと思いますね。

戦争の悲惨さ、人間同士の絆をもっと大事にしていかなければいけない、

いろんな意味で愛を感じていただければいいかなと思います。」

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映画「明日への遺言」は、3月1日(土)から、

■シネプレックス熊本
■熊本松竹
■TOHOシネマズ光の森
■TOHOシネマズはません で上映されます。

「明日への遺言」オフィシャルサイトwww.ashitahenoyuigon.jp

再会の街

今日は、現在公開中の映画「再会の街で」を紹介しました。

7年前の2001年9月11日に起こった、アメリカ同時多発テロ。

世界を変えてしまったと言われるこの事件で、

愛する家族を失い、心に傷を負った男と、

彼を救い出そうとする男の友情を描いたのが、この作品です。

ニューヨークで歯医者として成功しているアランは、ある日偶然、

大学時代のルームメイト・チャーリーと再会します。

彼は、同時多発テロで妻と娘を失って以来、職を捨て、

自分の殻に閉じこもっていました。心配し、社会復帰させようとするアランは、

チャーリーと過ごすうちに、自分の心の問題にも気づいていきます。

チャーリーを演じるのは、「ウエディング・シンガー」など、

コメディ映画で知られるアダム・サンドラー。

今回はお笑いを封印し、悲しみと戦う男を熱演しています。

一方、アランに扮するのは、「ホテル・ルワンダ」のドン・チードル。

シリアスな演技の一方で、アダムとのコンビネーションでは

知的で軽やかな一面を見せてくれます。

9.11をテーマにしていますが、悲しみからの心の再生や友情など、

誰もが共感できる、普遍的な映画といえます。

主人公のチャーリーは、常にiPodで音楽を聴いているんですが、

その時々に流れる曲がストーリーのポイントになっているので

ぜひチェックしてください!

男同士の温かな友情に涙し、大切な人との時間を大事にしたい、

と心から思える1本です!

映画「再会の街で」は、■シネパラダイス で、現在上映中。

「再会の街で」オフィシャルサイト 

http://www.sonypictures.jp/movies/reignoverme/

チームバチスタの栄光

今日は、現在公開中の映画「チームバチスタの栄光」を紹介しました。

「バチスタ手術」。

テレビドラマなどの影響で、最近良く聴くようになりましたね。

この「バチスタ手術」をモチーフに、

現役の医師が書いたベストセラー小説を映画化したのがこの作品です。

成功率60%という、難しいバチスタ手術を26回連続で成功させ、

最強とうたわれた「チーム・バチスタ」。

しかし突然、3回続けて失敗してしまい、

調査を命じられた心療内科医の田口は、厚生労働省の役人・白鳥とともに、

その謎にせまっていきます。

主人公の田口に竹内結子、彼女とコンビを組む役人・白鳥に阿部寛。

その他チーム・バチスタのメンバーを、吉川晃司、池内博之、佐野史郎 等、

豪華キャストが演じています。

この映画の魅力は、何といっても主役コンビの面白さです。

外科手術は全くの素人で、素直でおっとりした田口と、

自己中心的だが切れ者の白鳥。

強引な白鳥に引っ張り回される田口、というやりとりは、

シリアスな映画の中のコミカルなアクセントになっていて、

独特の雰囲気を出しています。

原作では、田口は男性の設定なんですが、

それを若い女性に変えたことで、一段と面白みが増したように思います。

「医療ミステリー」というと、大げさなくらいに緊迫感のある手術や

シリアスな人間ドラマをイメージしがちですが、

中村義洋監督は登場人物のキャラクターに焦点を当てた、

全く新しいタイプの映画を作ったといえるでしょう。

もちろん、ミステリーとしても楽しめる1本。

田口・白鳥コンビと一緒に犯人を捜してみてくださいね!

映画「チーム・バチスタの栄光」は、
■TOHOシネマズ 光の森
■TOHOシネマズ はません
■TOHO宇城バリュー
■シネプレックス熊本
■ワーナーマイカル・シネマズ・熊本クレア で、現在上映中です。

「チーム・バチスタの栄光」オフィシャルサイト

→ http://www.team-b.jp/main.html

テラビシアにかける橋

今日紹介したのは、現在公開中の映画「テラビシアにかける橋」です。

「国際アンデルセン賞」など数々の賞を受賞し、

世界中で読まれてきた児童文学を、

「ナルニア国物語」のスタッフが映画化した作品。

と聞くと、いかにも壮大なファンタジー映画を想像するかもしれませんが、

この映画はひと味違います。

舞台は現代。主人公は、貧しい家庭に暮らし、

学校ではいじめられている11歳の男の子。

ある日、隣の家に活発で想像力豊かな女の子が引っ越してきます。

彼女もまた、個性が強すぎて周囲になじめない存在でした。

意気投合した2人は、毎日森の中に遊びに出かけ、

そこを想像上の王国「テラビシア」と名づけます。

このテラビシアは、例えるなら、小さい頃に憧れた「秘密基地」…。

木の上に作った小さな小屋は、王国のとりでに、

土のくぼみは怪物の足跡に、

木々のざわめきは敵の襲来と見立ててたたかう・・・。

自分達だけに通じるファンタジーを作って遊んだ経験がある人なら、

こんな、彼らのテラビシアが懐かしくてしょうがないはずです!

そして、数々のVFXが幻想的な生き物や美しい王国の姿を画面上に再現、

一段とイメージを盛り上げてくれます。

しかし物語は、楽しいファンタジーだけではなく、

子供達に厳しい現実も用意しています。

ただ、よくありがちな泣かせるだけの作品とは違って、悲しみと向き合い、

乗り越えていく過程が繊細に描かれ、さわやかな感動を誘います。

子供の気持ちを取り戻したい大人にこそ見てほしい1本です。

映画「テラビシアにかける橋」は、
■TOHOシネマズはません
■TOHO宇城バリュー
■シネプレックス熊本
■ワーナーマイカル・シネマズ・熊本クレア  で、現在上映中です。

「テラビシアにかける橋」オフィシャルサイト http://terabithia.jp/

風の外側

今日紹介したのは、「風の外側」です。前作「長い散歩」が、

モントリオール世界映画祭でグランプリをはじめ、三冠を獲得、

国際的にも評価された「奥田瑛二」監督の最新作です。

毎回違った切り口で人間の生き様を切り取る奥田監督ですが、

4作目となる今回は、山口県の下関市を舞台に夢を追いかける少女と、

夢を持つことを許されない青年の姿を丁寧に描いた

切ない愛の物語になっています。

今日は、奥田瑛二監督へのインタビューの模様をお届けしました。

今回はどうして青春映画を撮られたんですか?

今じゃないととれないなと思って。自分で無理してるなという風に

感じるから、60過ぎて青春映画はないなと思ってるんで。

まだ50代ならいいだろうと思って即決でした。

今回は下関が舞台ですが、どんな場所でしたか?

象徴的な場所として関門海峡がありますが、

あそこは、一日に4回潮の流れが変わるんです。

6時はべたなぎ、そして12時過ぎになると川のごとく流れたり、

人の心と同じ様に、厳しさ、優しさを象徴しているように感じます。

今回の映画でも、若さというのはもがき苦しむものだし、

夢にむかって生きていくと挫折もあるかもしれないけど、

迷いながら進んでいく、その様子を若い男女が演じています。

主演は次女の「安藤サクラ」さんですが、

一緒に映画をやるのはどうでしたか?

監督としてというよりも親として娘をみてしまって、

イライラがたまったりもしたんですが、

1週間目にして娘が女優に化けた瞬間があったんですね。

彼女のエネルギーとパワーが僕を納得させましたね。

女優というのはホントにおばけですよ。

女の子は成長するスピートが男優の10倍早い。

逆に、どこで頭打ちになるかというのが問題なんですが。

男優はなかなか成長しないんだけど、

その間の積み重ねが経験となって出てきます。

ちなみに、この青春映画、実は僕が若かったら、

こんな役をやりたいというような映画を作ったんです。

でもそんな事は主演の「佐々木崇雄」君には言わずに作ったんです。

映画を撮り終わった後に言ったら、

「もしもクランクインでそんな事言われてたら、僕は出来ませんでした」

って言われました(笑)僕がやりたかった役なんで手厳しかったと思います。

最後に、熊本のリスナーへメッセージをお願いします。

僕が一番作りたかったのは、

夢を大声で語る人がいなくなってしまった現在、

夢というのはしまいこむものじゃなくて、叫ぶもの、

だから、もっとおおいに夢を語り合って欲しい。

この映画を見ると、夢について語りたくなると思います、

だからぜひこの映画をみて夢を語ってください。

ちなみに僕の夢はこのまま映画監督・俳優をやり続け、

カンヌ映画祭のパルムドールをとる事と、

ハリウッド映画を100億円使ってつくる事ですかね。

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さて、この映画「風の外側」は、現在Denkikanで公開中です。

奥田瑛二監督オフィシャルサイト

「瑛二独談」http://www.eijidokudan.jp/

歓喜の歌

今日紹介したのは、2月2日(土)に公開される映画「歓喜の歌」です。

ここ数年、落語がブームですね!

朝の連続テレビドラマ小説をはじめ、落語がテーマや原作になった

テレビドラマや映画もたくさんつくられて話題になっています。

そんな落語ブームの“真打ち”ともいえるのが、

今日紹介する作品「歓喜の歌」です。人気落語家・立川志の輔の

新作落語を、「東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン」の

松岡錠司監督が映画化しました。

立川志の輔は、現代の日本を生きる人々の喜怒哀楽を、

絶妙の観察眼で切り取った語り口で、

「今、もっともチケットが取れない落語家」と言われていて、

そんな彼の名作中の名作といわれるのが、「歓喜の歌」なんです。

ある年の瀬、市民ホールの担当者が、まぎらわしい名前の

ママさんコーラスグループをダブルブッキングしてしまったことで

起こる騒動を、面白おかしく、しかもあたたかい目線で描いています。

主人公のホール担当者には、

「東京タワー」でも松岡監督と組んだ小林薫。

優柔不断でことなかれ主義だけど、憎めない主人公を

存在感たっぷりに演じています。ママさんコーラスグループの

チャーミングなリーダーには、6年ぶりのスクリーン復帰となる

安田成美。そのほか、主人公の部下に「電車男」の伊藤淳史。

実際に歌声も披露する、由紀さおり、藤田弓子など、

ママさんコーラスメンバーの熱演にも注目です。

落語というと江戸時代の話というイメージですが、

現代を舞台にした、こんな素敵なものもあるんだな、

と改めて懐の深さを感じます。

寒い今の季節にピッタリな、心温まる1本です。

映画「歓喜の歌」は、

■TOHOシネマズ光の森

■シネプレックス熊本   で、2月2日(土)から上映されます。

「歓喜の歌」オフィシャルサイト http://www.kankinouta.com/index.html

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ここで、プレゼントのお知らせです。

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映画「歓喜の歌」のノベルティグッズを抽選で5名の方にプレゼント♪

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ご希望の方は、

住所・氏名・年齢・電話番号をお書きの上、

glory@fmkumamoto.jp までご応募下さい。

プレゼント

毎週水曜の9時台のコーナー「キネマのススメ」では、

現在上映中の映画の中からヒット作だけでなく、

注目してほしい佳作、名作を紹介しています。

今日は「歓喜の歌」を紹介しますが、ここで、プレゼントのお知らせです。

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