「COVERS」
今日は、11組のアーティストが参加したコンピレーション・アルバム
「COVERS」を紹介しました。
徳永英明が女性アーティストの曲をカバーしたアルバム「VOCALIST」が
大ヒットしたこともあってか、最近ではブームとも言えるぐらいの
日本の音楽シーンですが、皆さんはこの状況をどんな風に見ていますか?
オリジナルのバージョンを知っていると、どうしても聴き比べてしまうし、
「絶対オリジナルの方がいい」と言うファンの方も
少なからずいらっしゃるかもしれませんね。
今度、4月2日にリリースされる、カバー曲のコンピレーション・アルバム
「COVERS」は、タカチャがカバーしたMISIAの「Everything」、
ソット・ボッセによるスピッツの「チェリー」など、
これまでにリリースされていたカバー曲を集めた1枚です。
カバーされた側のオリジナルのアーティスト名だけ挙げてみますと、
サザンオールスターズ、Kiroro、山崎まさよし、オリジナルラブ、
山下達郎、荒井由実などなど。
数々の名曲が生まれ変わった形で収録されています。
その多くがシングルとしても発売されたヒット曲なんですが、
今日はこの「COVERS」から、”シングル曲”ではなく、
”アルバムの中の1曲”をカバーした中孝介の曲をピックアップ。
彼がカバーしたのは、Mr.Childrenのアルバム「深海」に収録されていた
「手紙」という曲で、シンプルで派手さはないものの、
そういえば歌詞の中の季節の設定はちょうど春で、
ミスチルの隠れた名曲と言える1曲だと思います。
オリジナルのアルバムを買ったそのアーティストのファンしか
知らなかったような曲が、カバーされることによって、
また他の誰かに届く可能性があるということを考えると、
昨今のカバー・ブームもそう悪いものでもないかもしれませんね。