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アーチスト・ブックマーク

Samurai Troops(サムライ・トループス)

今日は「Samurai Troops」をブックマーク。

Y.O.G.、タカツキ、SEMMY、ZOM、ZOEという5人の

MCによるユニットなんですが、5MCと言っても

ただのMCの集まりではありません。

特に面白いタカツキとZOMについてちょっと紹介しましょう。

ヒップホップというと、音楽のトラックに過去の名曲のフレーズなんかを

使うことがよくありますよね。いわゆるサンプリングというやつですが。

そのサンプルソースを探すうちに、ジャズやソウルへとたどり着き、

自らウッドベースを弾きながらラップをするというスタイルを取るのは、タカツキ。

そしてZOMは、かつてゴスペルを歌っていたという経歴の持ち主なんですね。

数あるヒップホップのグループ中でも、

ちょっと珍しいタイプの2人じゃないでしょうか。

もちろん他の3人も含めて、それぞれに個性がある訳ですが、

その証拠にこれまでリリースしてきた楽曲を聴いていただくと

分かると思うんですが、同じグループとは思えないほどに、

曲のタイプもさまざまなんですね。

曲によってはリップスライム、フィッシュマンズ、TOKYO No.1SOUL SET、

スチャダラパーなどなど、どこか、日本のヒップホップシーンを

引っ張ってきた先輩たちの影響も思わせるような仕上がりになっています。

実際に彼らが直接影響を受けているかどうかは分かりませんが、

「お!ちょっとあのグループっぽい」というのは、

あくまでもいい意味で、なんですよね。

音楽の歴史が確実に積み重ねられて、

新しいグループの中にも脈々と受け継がれているんだなぁと再確認できて、

思わず嬉しくなるような感覚になります。

しかもさっき言ったように、ウッドベースを弾きながら、とか、

ゴスペルをやってました、とか、彼ら独自の個性もある訳ですから、

今後また彼ら自身がどう進んでいって、

あとの世代に影響を与えるような存在になれるのか、楽しみです。

Samurai Troops HP http://www.samurai-troops.com/

WISE(ワイズ)

今日は「WISE」をブックマーク。

お父さんは日本人、お母さんがアメリカ人で、

高校時代をアメリカで過ごしたということで、

バイリンガルゆえになめらかなラップを聞かせてくれる、

ヒップホップミュージシャン。

ヒップホップにありがちな悪そうなイメージはなく、

WISEのラップには体温を感じるようなあたたかさがある気がします。

1997年からMCとして活動し、2003年にはRIP SLYMEのライブに参加。

2004年、m-floのVERBAL、RIP SLYMEのRYO-ZとILMARI、

そしてファッション・デザイナーでありDJでもあるNIGOらと共に

4MC+1DJでTERIYAKI BOYZ?というユニットを結成。

活動を開始しました。

そしてWISE自身は、去年の2月にWISEとしてソロでメジャーデビュー。

これまで福山雅治、デフテック、m-flo、青山テルマ、スポンテニアなど、

さまざまなアーティストの作品にフィーチャーされて参加しています。

そんなWISEが7月23日にリリースしてニューシングル

「Mirror」でフィーチャーしたのは、女性シンガーのSalyuです。

Salyuは、WISEがTERIYAKI BOYZとして活動をスタートした2004年、

RIP SLYMEのILMARIと共に「VALON」という曲をリリースしました。

その歌声の存在感にインパクトを受け、

今回のシングルでのコラボレーションが実現したそうです。

楽曲も印象的で、ピチカートファイヴの「コーダ」という曲をサンプリングした、

ストリングスのメロディーも心地よく、

そこにSalyuのボーカルがしっくりはまっています。

ラップやヒップホップは若者向けの音楽だと思っている方々にも

ぜひ聴いていただきたい1曲です。

WISE HP ⇒ http://www.universal-music.co.jp/wise/

SOUL'd OUT(ソウルドアウト)

今日は「SOUL’d OUT」をブックマーク。

メンバーは、Main MCのDiggy-MO’、

ヒューマンビートボックスとMC担当のBro.Hi、

そしてトラックメーカーのShinnosukeという男性3人によるユニット。

2003年1月にシングル「ウェカピポ」でデビュー、

いきなりオリコンチャート16位のヒットを記録しました。

滑らかなラップに、どこまでを打ち込みで、

どこまでを人間がやっているのか分からないほどの

ヒューマンビートボックス、そしてポップなメロディーと、

それまでの他のどの日本人ユニットとも違うスタイル。

実はFMKにも割と早い段階で遊びに来てくれまして、

2ndシングル「Flyte Tyme」リリース直後の

2003年4月にはサテライトスタジオに登場してくれました。

それから5年経ちまして、人気を不動のものにしている彼らですが、

7月30日にはDVDとリミックスアルバムを同時リリースしました。

そして9月27日(土)にはグリーンランドで行われるイベント

「Rainbow Tracks 2008」に

Aqua Timez、SoulJa、SOFFetと共に出演が決定しています。

実は全てこのコーナーで紹介したアーティストばっかりなんですよ!

SOUL’d OUTはもちろん、

今、旬のアーティストをまとめて観ることのできるチャンスです。

チケットは8月24日から一般発売されます。

「SONOMI(ソノミ)」

今日は「SONOMI」をブックマーク。

1979年、青森市で誕生。

青森と東京を中心に1999年からクラブで歌い始めます。

皆さんは、2004年にKREVAの「ひとりじゃないのよ」で

フィーチャーされたのを覚えていますか?

翌年、2005年にKREVAが主催する「くレーベル」の

第一弾アーティストとして、インディーズデビューを果たします。

あのKREVAが自分のレーベルの第一弾アーティストとして

選んだ訳ですから、「どんな人なんだろう」と興味を持った方も

多かったんじゃないかと思います。

去年7月、とうとうメジャーデビューを果たした訳ですが、

10代の早い内からデビューする人たちも少なくない中、

決して早いデビューとは言えないですよね。

でもしっかりとクラブで活動を続ける中で、KREVAに見出され、

すでに武道館や大型フェスのステージにも立っているにも関わらず、

なんと19歳の時に初めて立ったクラブのステージにいまだに立ち続け、

地元青森でもレギュラーイベントを持っているそうなんですね。

SONOMIにとっては、インディーズだろうとメジャーだろうと、

青森だろうと東京だろうと、

マイクさえ持てれば関係ないのかもしれませんね。

そんなSONOMIのニューシングルが7月16日にリリースされています。

今回もKREVAのプロデュースによるものなんですが、

1曲目は「出会いと別れ」をモチーフにした「I miss you」という曲、

そして2曲目には「Smile」という曲が収録されています。

対照的な2曲ですので、ぜひチェックしてみてください。

SONOMI HP ⇒ http://www.sonomi.biz/

「Spontania(スポンテニア)」

今日は九州で行われる夏フェスを2つ紹介しました。

7月25日(金)と26日(土)、宮崎“フェニックスシーガイア・リゾート”で、

「UMK PHOENIX Jam Night」が行われます。

25日(金)は、山下洋輔SPECIAL BIG BANDやフライドプライドが

出演するJazzライブ。

午後6時スタートということで、大人な夏の夜を過ごしたい方にはおすすめです。

26日(土)はPops編、ドラゴンアッシュ、マイクロ、キマグレン、アシッドマン、

スポンテニアらが登場します。

7月26日(土)と27日(日)は、福岡“海の中道海浜公園野外劇場”で、

「HIGHER GROUND 2008」が行われます。

午前11時からスタートして、終演予定は午後8時20分、

一日中音楽にどっぷり浸かれる二日間です。

出演は26日がミスター・チルドレン、アンジェラ・アキ、電気グルーヴ、

レミオロメン、リップスライムなどなど。

27日はHY、THE イナズマ戦隊、湘南乃風、ファンキーモンキーベイビーズ、

東京スカパラダイスオーケストラなどの出演が決まっています。

そんな中今日お届けしたのは、Morning Glory一押し!「スポンテニア」

去年、「アートなくらし」に出演してくださった、

花火師見習いの中野和比古さんに1曲選曲をお願いした時、

数ある花火の歌の中から中野さんが選んだのが、

このスポンテニアの「HANABI」でした。中野さんは小さい頃から

お母さんと江津湖の花火を見ていたそうなんですが、

建物が増えて見えなくなったのを、お母さんが「寂しくなったね」

とおっしゃったことがきっかけで、

中学2年の頃から花火師を目指されたんです。

そんな中野さんのエピソードと自分の小さい頃を思いつつ聴くと、

より心に沁みる名曲です。皆さんもぜひこの夏、

スポンテニアの「HANABI」を聞いてみてはいかがですか?

Spontania HP ⇒ http://www.spontania.jp/index_pc.html

ミトカツユキ

今日は「ミトカツユキ」をブックマークしました。

去年11月にリリースされたシングル「キミがいれば」がPOWER WAVEとして

1ヶ月間ON AIRされていたので、すでにご存知の方も多いかと思いますが、

1978年、北海道生まれのシンガーソングライターです。

4歳からエレクトーンを中心にいろいろな鍵盤楽器を習い始めたそうですが、

中学時代はなんとヘヴィメタル、ハードロックにのめり込んで、

ギター少年へと転身。

現在のミトさんからは想像できないんですけれども・・・。

では、今のミトさんへとつながる転機はいつだったかと言うと、17歳の時。

ラジオで聴いたアース・ウィンド&ファイアーの「セプテンバー」で、

フィリップ・ベイリーのファルセットボイスに衝撃を受け、

ヴォーカリストの道を歩み始めます。

このエピソードは何となく納得できるような、

伸びやかな歌声が特徴のミトカツユキさんですが、

今年の1月にはFMKで招待ライブが行われ、

ファンの目の前でピアノの弾き語りを披露してくださいました。

そしてなんと今月、またまた招待ライブが決定しています。

7月24日(木)午後6時30分開場、7時開演。

FMK本社の2階ホールです。

このスペシャルライブに、抽選で50名様をご招待します。

ご希望の方は、郵便番号、住所、お名前、年齢、電話番号をご記入のうえ、

ハガキ、〒860-0001 熊本市千葉城町5-50

メール、power@fmkumamoto.jp

「FMK ミトカツユキPOWER LIVE」係までお送り下さい。

〆切は、7月17日必着です。

Akeboshi(アケボシ)

今日は、シンガーソングライターの「Akeboshi」をピックアップ。

実はこのコーナーでAkeboshiを取り上げるのは2回目。

今年の1月にnangiと一緒にFMKホールで、

スペシャルライブを行う際に、紹介したんですが、

そのライブのMCで聞いたある曲にまつわるエピソードが

とても印象的だったんです。その曲も含む、これまでの代表曲を集めた

セレクション・アルバムが先月リリースされたので、

今日はその曲&エピソードを紹介しました

2006年にリリースされたミニアルバム「Yellow Moon」にも収録されていた、

「One step behind the door」という曲。

この歌はAkeboshiがアイルランドを旅行中に出会った

イスラエル人の青年の話が元になって作られています。

17歳のその青年はお兄さんが戦争に行って亡くなっているんですが、

彼もあと1週間で3年間の兵役に行かなければならないという

状況だったそうです。

家族は息子を一人すでに戦争で亡くしていることもあってか、

「もう国には帰ってこなくていい。

ヨーロッパで自力で仕事を見つけて暮らしていけ。」と言っていたそうなんです。

帰国せずに兵役を拒否するということは、

一生、国には戻れないということを意味する訳です。

17歳の彼にとっては1週間以内に帰るのか、

一生帰らないのかという決断をするための、そんな旅だったんですね。

彼自身、本当に迷っていたそうです。

その後どうなったのかは、この歌の中に答えは出てきません。

でも、いろいろなことを私たちに投げかけてくれる1曲です。

今日は七夕。17歳の彼の状況を考えると、恋人同士だけではなく、

家族や友人など自分にとって大切な人が近くにいる、

いつでも会えるという状況に感謝したくなりますね。

手嶌葵(テシマアオイ)

今日は福岡出身のシンガー「手嶌葵」をブックマーク。

2006年に公開された映画「ゲド戦記」で、

挿入歌「テルーの唄」を歌っただけでなく、

ヒロイン「テルー」の声まで務めるという大抜擢で、

私達の前に登場したことは、記憶に新しいと思います。

その後、去年10月にリリースされた2ndシングル「奇跡の星」は、

これまた映画「北極のナヌー」のテーマソングということで、

この番組の「キネマのススメ」でもご紹介しましたが、

6月4日にリリースされた3rdシングル「虹」も、

なんと映画「西の魔女が死んだ」の主題歌になっています。

この映画は児童文学のベストセラー、梨木香穂さんの

「西の魔女が死んだ」を映画化した作品です。

主人公は中学生の少女”まい”。中学に入学して間もない頃、

学校へ行くことが苦痛になってしまったまいは、お母さんの提案で、

おばあちゃんの元で過ごすことになります。

おばあちゃんとの生活の中で自然に触れあい、

生きる楽しさを見つけていくというストーリーなんですが、

自分の命も他人の命も粗末にするような痛ましい事件が多い最近、

「生きる」という感覚が何となく希薄になってきているのかなとすら

感じてしまうんですが、そんな今だからこそおすすめの一本です。

そして映画をさらに引き立てているのが、

手嶌葵の歌う主題歌なんですね。

この映画「西の魔女が死んだ」は、

シネプレックス熊本、ワーナー・マイカル・シネマズ熊本・クレア、

TOHOシネマズ光の森で現在公開中です。

「GANGAZUMBA」(ガンガズンバ)

今日のブックマークはTHE BOOMの宮沢和史らによるバンド

「GANGAZUMBA」(ガンガズンバ)です。

彼等は、6月18日にニュー・シングル「足跡のない道」を

リリースしましたが、このシングルに関する記事をご覧になりましたか?

実は今回のニュー・シングル「足跡のない道」は熊本市出身のある女性を

モデルにしているそうなんです。その女性というのは、

第一回ブラジル移民の最後の生存者だった、熊本市出身の中川トミさん。

2006年に99歳で亡くなられていますが、世界最大の日系社会を築いた

ブラジル移民史の象徴として“移民の母”と呼ばれた方だそうです。

宮沢さんは2005年、コンサートの為にブラジルを訪れた際、

中川さんの自宅を訪問。この出会いをきっかけに

中川さんの人生を移民史に重ね合わせて作詞・作曲したのが、

「足跡のない道」だそうです。

今年は日本人のブラジル移住から百周年ということで、

ブラジル、日本両国は今年を「交流年」と位置づけて

さまざまなイベントを実施しています。

6月18日は、ちょうど100年前に神戸港を出た船がサントス港に入港した日

ということで、ブラジルの首都ブラジリアでは記念式典も行われました。

そしてまさにその日にGANGAZUMBAのシングルもリリースされました。

中川さんは宮沢さんに対して、

「私はよく働きました」と繰り返しおっしゃったそうです。

百年とひとことで言っても、その間の苦楽は現代の日本に生きる

私たちにとっては、なかなか想像しがたいですが、

宮沢さんは「移民史の百年が目の前にいる中川さんの一生だととらえたら、

その時の流れがとても身近に感じられた」とおっしゃっています。

ウィル・アイ・アム

今日は、1枚のアルバムを紹介しました。

5月31日にリリースされた「ベスト・プロダクションズ・バイ ウィル・アイ・アム」。

これは、

「ウィル・アイ・アムが贈る ブラック・アイド・ピーズ ファミリー・ベスト」!

「ブラック・アイド・ピーズ」のベストではなく、

「ファミリー・ベスト」というところがポイントです!

まず、ブラック・アイド・ピーズは高校時代からの友人だという、

ウィル・アイ・アム、アップル、タブーに紅一点のファーギーを加えた、

これまでにグラミー賞も受賞しているアメリカのグループで、

今のミュージック・シーンにおいて欠くことのできない重要な存在です。

・・・というのも、ブラック・アイド・ピーズはグループとしてはもちろんのこと、

メンバーそれぞれの活動も注目されていて、ファーギーはソロでも活躍、

グループのブレーン的存在であるウィル・アイ・アムは、

ソロとしてはもちろん、プロデューサーとして、また楽曲提供という形で、

多くのミュージシャンの活動に関わっています。

そういった曲をなんとレーベルの枠を超えて、今回1枚に収録したのが、

この「ベスト・プロダクションズ・バイ・ウィル・アイ・アム」というアルバムです。

ブラック・アイド・ピーズ、ファーギーはもちろんのこと、

メイシー・グレイ、コモン、メアリー・J.ブライジ、

ジャスティン・ティンバーレイク、ジョン・レジェンド、セルジオ・メンデスなどなど、

そうそうたるミュージシャンの名前がずらりと挙がっていて、

もしウィル・アイ・アムがいなかったら、

いくらか今の音楽シーンは寂しいものだったのではないでしょうか?

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