トレインチャ
今日は「トレインチャ」をブックマーク。
オランダの「国民的ディーヴァ」と言われている、彼女。
その実力はあのバート・バカラックも認めたほどだそうですが、
そんな彼女が5月5日にマイケル・ジャクソンのヒット曲を
アコースティックアレンジでカバーしたアルバム
「ネヴァー・キャン・セイ・グッバイ」をリリースしました。
マイケルが亡くなったのは去年の6月25日。
早いものでまもなく一年が経とうとしていますが、
その間もドキュメンタリー映画「THIS IS IT」の上映、DVDの発売などでも
圧倒的な人気を示し、彼の死後ますます偉大さを再確認できた一年でした。
そのマイケルのカバーアルバムということなんですが、
亡くなったアーティストへ敬意を表してカバーしたアルバムというと、
よく「トリビュートアルバム」という呼び方をしますけれど、
トレインチャ自身は「これはマイケルへのトリビュートアルバムではありません。」
と語っています。どういうことか彼女の言葉を引用すると、
「トリビュートとは、オリジナルのアーティストにリスペクトを捧げながらも、
自分らしさを加えていくスタイル。でもマイケルの音楽は、
何も加える要素がないほど完璧だし、
彼自身もトリビュートされることを望んでいないと思うわ。
だから、このアルバムは私のマイケルへの愛や感謝の思いを、
ただ閉じ込めているだけのアルバムなんです。」
実は彼女、デビュー当時の1996年、アムステルダムで行われた
マイケルのコンサートで、オープニングアクトを務めたことがあるんです。
この出会いがなかったら、自分の現在の成功はなかったということで、
「感謝のしるし」「賛辞」といった意味の「トリビュート」という言葉を敢えて使わず、
アルバムに閉じ込めたというところに、
彼女のマイケルへの想いの重さを伺い知ることができるような気がします。
今日お届けしたのはトレインチャで「ロック・ウィズ・ユー」でした。
トレインチャ HP → http://www.emimusic.jp/intl/traincha/