ウォーキング
今日は「ウォーキング」を紹介しました。
「ウォーキング」といっても、いろいろな方法があって、
効果もそれぞれです。
お話を伺いましたのは、
熊本県民総合運動公園 スポーツ振興課 小山賢太郎さんです。
まず熊本県スポーツ振興事業団ではウォーキングをはじめとして
いろいろな健康サポートを行っているようですが、概要を教えてください。
運動公園で行っているスポーツ教室の他に、県民の体力づくり、
健康増進の推進を図るため、体組成測定、ストレッチング、
コアトレーニング、健康ウォーキング、エアロビックダンス、
アクアエクササイズ、栄養指導などを、県全域の市町村、
総合型地域スポーツクラブなどへ指導者派遣しています。
中でも今日は「健康ウォーキング」について教えて下さい。
老若男女問わず、ウォーキングをこれから始めたい方~
ウォーキングを行っているが、正しい歩き方を習いたい方まで!
幅広く教えています。
ウォーミングアップのストレッチから始まり、綺麗な姿勢造りや、
効果的な歩き方(フォーム)に重点をおいて実践形式で
動きながら学ぶ内容となっています。
また、最後の締めにはKKWINGをみんなで楽しく歩いています。
ジョギングやランニングとウォーキングの違いを教えてください。
ウォーキングは、負荷が軽く、ケガをするリスクが低いので
体力のあまりない方でもチャレンジできます。
それほど汗もかかないので普通の服装でもでき、
いつでもどこでも道具を使わず、
日常の中に取り入れられるのが最大の魅力です。
ノルディックウォーキング、スロージョギング、スキルウォーキングとは
どんなものですか?それぞれの違い、特徴を教えてください。
スキルウォーキングは、ウォーキングの中に取り入れる
エクササイズのようなもので、効果的に歩くために必要なポイントを
身体に覚え込ませるために行うものです。
具体的には腕を大きく回したり体幹部を捻りながら歩いたりと
オーバーアクションしながら歩きます。
ノルディックウォーキングとは、2本のポールで地面を押しながら歩く
フィンランド生まれのスポーツで、元々はクロスカントリースキーの選手が
夏場のトレーニングとして行っていたものです。
特徴効果としては、2本のポールを使うことにより全身運動となり、
通常のウォーキングに比べエネルギー消費が20%程度上昇します。
上半身の筋肉を使用することで、綺麗な姿勢となり肩こりの
予防改善にも繋がります。また、ポールが支えとなり、
膝などの関節への負担が減り、リハビリ等にも活用されているようです。
スロージョギングとは、歩く速さで走るジョギングです。
(時速4~6km)このレベルの運動は、遅筋で運動することができ、
身体への負担が少なく、疲れをあまり感じず
走ることができるので長く続けられます。
しかも、ウォーキングの1.6倍のエネルギー消費があると
言われているので、これからジョギングに挑戦される
ジョギング初心者の方へお勧めです。
※運動強度
ウォーキング<スキルウォーク<ノルディックウォーキング<スロージョギング
実は、今日「ノルディックウォーキング」の道具をお持ちいただきました。
2本のポールを使って動くことで、全身運動となり消費カロリーもUPします。
ちょっとやってみましょう!!
あれ…っ、うまくいかない…
ちょっと指導してもらうだけで!
こんなに姿勢がよくなりました!
ウォーキングを行う際の効果的な歩き方、注意点などを教えてください。
歩く前に綺麗な姿勢を意識することが大切です。
例えば猫背のまま歩いてしまうと、体幹が上手く使えず
脚だけに頼った歩きになり、すぐ疲れたり、腰や膝に負担がきます。
まずは、大きく背伸びし、胸を開き背筋を伸ばすことで
良い姿勢を作ることから始めます。そして、腕ふりは、肘を後ろに引き、
肩甲骨を寄せるように動かします。また、骨盤を少し前傾させるようにし
(お尻に少し力をいれる)、骨盤から脚を振り出すようなイメージで動かす。
この肩甲骨と骨盤の連動をスムーズに行うことで、
脚だけに頼らない、体幹を使った効果的な歩き方ができるようになります。
今後教室開催の予定はありますか?
1月23日(日) ノルディックウォーキング教室
2月頃予定 ウォーキング教室
講師派遣も行っています。まずは、電話にてお問い合わせください。
熊本県民総合運動公園 陸上競技場(KKWING)
スポーツ振興課 096-380-0782