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キネマのススメ

綱引いちゃった!

毎週、わたくし松崎ひろゆきが選んだ映画をご紹介しています「キネマのススメ」。
今日ご紹介するのは、映画「綱引いちゃった!」。
かつてオリンピックの正式種目としても採用されていた「綱引き」。
大分市役所につとめる主人公千晶は、知名度の低い大分市PRのため「女子綱引きチーム」を結成せよとの命令を受けます。
廃止寸前の給食センターの仲間たちとともに「競技綱引き」の大会出場のためトレーニングを開始するのですが・・・・・。
実話を元にした軽快なエンターテイメントを演出したのは、「舞妓Haaaaan!!!」「なくもんか」の水田伸生(みずた・のぶお)監督、脚本は「パッチギ!」「フラガール」の羽原大介(はばら・だいすけ)が担当しています。
今回は、主役の西川千晶を演じた井上真央さんにお話をうかがいました。

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TOHOシネマズ はません
TOHOシネマズ宇城
TOHOシネマズ 光の森  
シネプレックス 熊本
ワーナー・マイカル・シネマズ熊本 で2012年11月23日(金)公開です。

映画「綱引いちゃった!」 オフィシャルサイト http://www.tsunahiki.jp/

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「悪の教典」

今日ご紹介したのは、現在公開中の「悪の教典」です。

この映画は、その過激な内容から、映像化不可能と云われた

人気作家・貴志祐介の同名小説を、

「スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ」、「十三人の刺客」、「愛と誠」の

三池崇史監督が映画化した話題作です。

このコーナーでは、三池監督の映画をよく紹介するような気がします。

意識して選んでいる訳ではないんですが、予告篇とかを見て「面白そうだなぁ・・・」と

思って調べると三池監督作品だった・・・・ということがよくありますね。

どんな映画を撮っても、どこか一筋縄ではいかない、

映画の「毒」のようなものを、作品の中にひそませているのが三池作品の特徴です。

今回の「悪の教典」は、その「三池毒」が映画の全編に注入されたともいえる

危険な作品です。

その内容なんですが・・・・

主人公は、生徒からの人気は絶大で、同僚の先生や校長、PTAからの信頼も厚い

熱血教師・蓮見聖司。

生徒からは「ハスミン」と呼ばれて慕われている人気の先生です。

彼は、表の明るい顔とは別に、他人への共感能力を全く持っていない

生まれながらの反社会性人格障害・「サイコパス」という裏の顔がありました。

自分の邪魔になる人間は、躊躇なく殺してしまうという危険きわまりない教師だったのです。

目的の為に次々と殺人を犯していた彼ですが、

ふとしたミスから、それまでの「嘘」が露呈しそうになり、

担任している生徒40人全員の殺害をくわだてます!

学校を舞台にした惨劇というと、深作欣二監督の傑作「バトルロワイアル」を

思い浮かべる方が多いと思いますが、「バトルロワイアル」は生徒同士が生き残りをかけて戦う話でした。

今回は、蓮見聖司という強烈なキャラクターの主人公 対 学生全員という構図が大きく違うところです。

というわけで、蓮見を演じる役者がポイントになってくるんですが

この恐ろしい役を演じているのが、なんと伊藤英明!

「海猿」シリーズでは命をかけて人を助けていた彼が、

この作品では平然とした顔をして生徒たちに銃を向けていて、

そのギャップが、主人公の恐ろしさと異常さを一段と際立たせています。

ともすれば、イメージダウンになりかねない主人公を、圧倒的な存在感に変えて演じた

伊藤英明には拍手!

俳優としての幅を広げた彼は、今後どんな役でも演じられるんではないでしょうか?

彼の俳優キャリアのターニングポイントになるのは、間違いない作品ではないでしょうか?

悪の主人公が、何の躊躇もなく犯罪を繰り返すという意味では、アンソニー・ホプキンスが

演じたハンニバル・レクター博士クラスの強烈なキャラクターの誕生です。

映画のエンディングでは、観客も驚くような展開も待っていますので、お楽しみに!

今回、個人的なおススメポイントは、三池監督作品常連の山田孝之の演技ですね。

これまでも「クローズZERO」シリーズや「十三人の刺客」と三池映画の常連役者となっている山田孝之です。

主人公・蓮見と対極にあるような役・非常に小物の「セクハラ教師」という

これまでの彼のイメージとはかけ離れた役を今回演じていますが、

実にこの映画の世界観にハマッていて、

さすが山田孝之!役者やなぁ・・・・・と感心してしまいました。

とても「のぼうの城」のカッコイイ侍大将・大谷吉継を演じていたのと同じ人物とは思えませんよ!

映画の最初から最後まで、俳優たちの素晴らしい演技と体を張ったアクションで

堪能させてくれる「今年最も毒のあるエンターテインメント作品」と言えるかもしれません。

誰にでもおススメするタイプの作品ではありませんが、

ちょっと危険なスリルを体験してみたいというあなた!

この映画は、劇場で体感するジェットコースターのような作品です。

ちなみに、この作品は、「R-15+」指定の作品ですので、15歳以上の方しか鑑賞できません。

たぶん、テレビでのオンエアも難しい描写が多いので、ぜひスクリーンで、その演技を確かめてみてください!

今日ご紹介した映画「悪の教典」は、

■TOHOシネマズ 光の森

■TOHOシネマズ はません

■TOHOシネマズ 宇城

■シネプレックス熊本

■ワーナーマイカルシネマズ 熊本

で、現在公開中です。

【プレゼントのお知らせ】

「悪の教典」クリアファイル・セットを1人にプレゼントします。

血まみれの蓮見先生がデカデカと印刷されてます。

ちょっとオフィスとかで、書類をファイルするのは使いにくいかもしれませんが・・・・(笑)

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住所・氏名・電話番号を書いてご応募ください。

宛先は、

MAIL:glory@fmkumamoto.jp

FAX:096-355-5200

まで!

締め切りは、11月13日(火)・本日中です。

たくさんのご応募お待ちしています!

(「悪の教典」オフィシャルサイト http://www.akunokyouten.com

 

 

 

 

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「北のカナリアたち」

今日は、現在公開中の「北のカナリアたち」をご紹介しました。

この映画は、日本映画を代表する大女優・吉永小百合の主演最新作!

さまざまなメディアにも取り上げられていて話題ですね。

吉永小百合の映画といえば、しっとりした人間ドラマや大河ドラマのイメージが

強いですが、この作品は珍しくミステリーです。

物語の舞台は、日本最北端の島、利尻島と礼文島。

主人公の川島はるは、夫とともに、わずか6人の児童しかいない島の分校に

小学校の教師として赴任します。

子供たちの歌の才能に気付いたはるは、子供たちに合唱を教え、

その歌声は島の人たちを癒していました。

しかし、ある衝撃的な事故ではるは夫を失い、追われるように島を出ます。

それから20年後。教え子の1人が起こした事件をきっかけに、はるは再び島を訪れます・・・。

この映画、まずキャストがすごいんです!

はるの夫に柴田恭平、はるの父親に里見浩太朗。

それから、成長した20年後の子供たちを、森山未来、宮崎あおい、

満島ひかり、小池栄子、勝地涼、松田龍平と、

単独で主役をはれるスターが勢ぞろいしています。

またカメラは、「剣岳 点の記」で監督デビューを果たした

名カメラマン木村大作が担当。

厳しくも美しい北海道の風景を、ダイナミックな映像で映し出しています。

この豪華なメンバーをまとめる監督は、「亡国のイージス」などで知られる

阪本順治です。

見どころ満載の作品ですが、注目はなんといってもミステリアスなストーリー!

20年前の事故の真相は何なのか、成長した子供たちの告白とともに

明らかになっていきます。

心に抱えていた思いがあらわになるとき、そこにはどんな真実が!

ということで、この先はスクリーンでお楽しみください。

原案となっているのは、「告白」の湊かなえの短編集「往復書簡」に収録された

「二十年後の宿題」が原作です。

「告白」で衝撃をうけた方、今回もおすすめですよ!

今日ご紹介した映画「北のカナリアたち」は、

■TOHOシネマズ 光の森

■TOHOシネマズ はません

■TOHOシネマズ 宇城

■シネプレックス熊本

■ワーナー・マイカル・シネマズ熊本

で、現在公開中です。

(「北のカナリアたち」オフィシャルサイト http://www.kitanocanaria.jp/

 

 

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のぼうの城

毎週、わたくし松崎ひろゆきが選んだ映画をご紹介しています「キネマのススメ」。
今日ご紹介するのは、映画「のぼうの城」。
2008年の直木賞にノミネートされ、2009年の本屋大賞で2位を獲得した原作小説は、歴史小説を苦手だと思われる若者や女性からの圧倒的支持を受け累計130万部のベストセラーを記録しました。
天下統一を目前とした豊臣秀吉の軍勢2万人。それに対抗するのは、わずか500人の「忍城」(おしじょう)の軍勢。一見、圧倒的に不利な状況の中、「のぼうさま」と呼ばれ民から愛される成田長親(なりた・ながちか)は、思いもよらない戦法で大軍勢に闘いを挑んでいきます。
成田長親役は、野村萬斎。そのほか、榮倉奈々、成宮寛貴、山田孝之などなど豪華なキャストがそろった戦国大作絵巻「のぼうの城」
今日は、犬童一心(いぬどういっしん)監督、樋口真嗣(ひぐちしんじ)監督にお話をうかがいました。

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本日ご紹介した「のぼうの城」は2012年11月2日(金)
TOHOシネマズ はません
TOHOシネマズ宇城
TOHOシネマズ 光の森  
シネプレックス 熊本
ワーナー・マイカル・シネマズ熊本 で公開です。

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「宇宙刑事ギャバン THE MOVIE」

実は今週ご紹介する映画を選ぶまでかなり悩みました。

先週土曜日から公開された映画は粒ぞろいの私好みの映画ばかりだったんです。

韓国で起きた衝撃的な事件を描いた「トガニ 幼き瞳の告発」は、

今年のベスト10に入るクラスの大傑作。

そして、シルベスター・スタローン、ブルース・ウィリス、アーノルド・シュワルツェネッガー、

ジャン=クロード・ヴァンダム、ジェット・リー、チャック・ノリスの奇跡の競演が見られる

「エクスペンダブルズ2」も血湧き肉踊るアクション巨編でした。

しかし、しかし、そんな重要作品を押さえて、今日ご紹介するのは、現在公開中の

「宇宙刑事ギャバン THE MOVIE」です。

「宇宙刑事ギャバン」と聞いてすぐにわかる方は、間違いなくアラフォー世代です。

「宇宙刑事ギャバン」は、1982年~83年にかけてテレビ放送された特撮ヒーローもの。

特撮ヒーローというと、仮面ライダーやウルトラマン、それから戦隊ヒーローを

想像する方が多いと思いますが、この「宇宙刑事ギャバン」は、

そのどれでもない『メタルヒーロー』というジャンルで、

ギャバンのあとに、「シャリバン」と「シャイダー」という宇宙刑事シリーズの続編も作られました。

「宇宙刑事ギャバン」は、宇宙犯罪組織マクーの魔の手から地球を守るため、

遠くはなれたバード星の銀河連邦警察からやって来た宇宙刑事。

普段は地球人として暮らしていますが、マクーの犯罪を見つけると

コンバットスーツを蒸着して宇宙刑事となり、

異次元空間でマクーと戦いを繰り広げるヒーローなんです。

この、宇宙空間を舞台としたスケール感や、あっという間に蒸着する

メタリックなスーツといった設定は、当時大変斬新で、その後の戦隊ものだけでなく

様々な映像作品に大きな影響を与えているんです。

あのハリウッド映画「ロボコップ」がデザインの参考にしたというのは有名な話です。

さて、今日ご紹介する映画「宇宙刑事ギャバン THE MOVIE」は、

このギャバンの生誕30周年を記念して作られた、初の単独の長編映画です!

舞台は、近未来の地球。火星へ向かうスペースシャトルが事故に遭い、

搭乗していた日本人宇宙飛行士の十文字撃と

大熊遠矢が行方不明になってしまいます。

それから一年後、2人の幼馴染である河合衣月が働く

宇宙物理学研究開発機構を、宇宙犯罪組織マクーが襲撃。

衣月は危ういところをギャバンに救われますが、

実はその正体は、行方不明になった十文字撃でした・・・。

30年ぶりの映画化ということで、当然のことながらギャバンは2代目に

世代交代しているんですが、映画には初代のギャバンも共演。

さらにシャリバンとシャイダーも登場し、3人の宇宙刑事の共演が実現しています!

基本的にこういう「特撮ヒーロー」というのは、小学生男子をターゲットにした

作品なんですが、今回の「宇宙刑事ギャバン THE MOVIE」は、

はっきり言って、30年前小学生だった現在のアラフォー親父たちのために作られています。

小学生の頃の純粋で未来だけを夢見ていたギャバン好きの少年は、

30年間で成長して、いろんなシガラミの中で生きる「大人」になっています。

映画の作り手たちは、あきらかにその「大人」たちにメッセージを発信しています。

2代目ギャバンがピンチになると、いつも初代ギャバンが励ましてくれます。

「あきらめるな!お前はまだ戦える!」と。2代目へのメッセージは、

そのままオヤジたちへのメッセージでしょう!

この映画を見ていると、自分が過ごしてきたきた30年間の思い出が

次々とフラッシュバックして、なぜか目頭が熱くなってきました。

個人的なツボを1個あげておきますと、初代ギャバン役を演じた大葉健二さんが、

いまも変わらず熱い男だったことが嬉しかったですね。

千葉真一さんの弟子である大葉さんは、いまも体を鍛えているそうで、

アクションのキレも30年前のままです。

この初代ギャバンが、愛車ジムニーに乗っていたのも嬉しかったですねえ。

「ああ、いまも昔と変わらずジムニーに乗っているんだなあ・・・」と

細かいポイントで感動してしまいました。

ギャバン世代の方はもちろん、知らない世代の方も、

これを機会にぜひご覧になってみてください!

劇場では、お父さんと子供が本当に楽しそうに映画を楽しんでいましたよ。

今日ご紹介した映画「宇宙刑事ギャバン THE MOVIE」は、

■TOHOシネマズ 光の森

■TOHOシネマズ はません

■TOHOシネマズ 宇城

で、現在公開中です。

【プレゼントのお知らせ】

更に、今日の「キネマのススメ」では、

映画「宇宙刑事ギャバン THE MOVIE」

「バトルだいずかん」を1人の方に

プレゼントします!

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MAIL:glory@fmkumamoto.jp

FAX:096-355-5200

まで!

締め切りは、10月23日(火)・本日中です。

たくさんのご応募お待ちしています!

(「宇宙刑事ギャバン THE MOVIE」オフィシャルサイト http://www.gavan.jp/

 

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「推理作家ポー 最期の5日間」

今日ご紹介するのは、現在公開中の

映画「推理作家ポー 最期の5日間」です。

「推理作家ポー」というタイトルを聞いて、すぐにピンときた方は、

かなり本が好きな方ではないでしょうか?

この「推理作家ポー」とは、19世紀のアメリカの作家、

エドガー・アラン・ポーのことです。

ポーが1841年に雑誌に発表した「モルグ街の殺人」は、

世界初の推理小説で、彼自身も世界初の推理小説家として知られています。

日本の作家にも彼のファンは多く、文豪・芥川龍之介や

谷崎潤一郎などは、ポーに影響された作品を残していますし、

なんと言っても怪人20面相で知られる「江戸川乱歩」は、

ポーの名前をもじったペンネームであることは大変有名です。

さらには、「名探偵コナン」の江戸川コナンは、この江戸川乱歩と

「シャーロック・ホームズ」の作家 コナン・ドイルを足した名前です。

いかにポーがいろいろなミステリー作家に影響を与えたかがわかるエピソードです。

さて、このエドガー・アラン・ポー、実は彼自身が、自分が残した作品並みに

謎の多い最期を遂げていることは、あまり知られていません。

今日ご紹介する映画「推理作家ポー 最期の5日間」は、

そのポーの最期の日々を、史実に大胆な解釈を加えたフィクションを交えて描いた

ミステリー映画です。

物語の舞台は、1849年のアメリカ・ボルティモア。

この街で、ある夜、猟奇的な殺人事件が起こります。

現場に駆けつけた刑事は、この事件がエドガー・アラン・ポーの小説

「モルグ街の殺人」にそっくりなことに気づきます。

警察は、酒びたりですさんだ生活を送るポーを容疑者として捜査しますが、

そのさなか、またポーの作品を真似た殺人事件が発生。

作品を汚されたポーも、捜査に乗り出すのですが・・・。

監督は、スタイリッシュなアクションミステリー「Vフォー・ヴェンデッタ」を

世に送り出したジェームズ・マクティーグ。

ダークでゴシック的なポーの世界観と彼の映像が、

スクリーン上でうまく溶けあっています。

1995年の傑作映画「セブン」(ブラッド・ピット主演、デビット・フィンチャー監督作品)

のような、スタイリッシュな映像とスリリングな謎解きが

グイグイと観客を引き込んでいくタイプの作品です。

ラストの驚愕の展開も含めて、19世紀版「セブン」といってもいい作品かもしれません。

また、作品のあちこちでポーの代表作が引用されているのもみどころの1つ。

見終わった後には、ポーの小説が読みたくなってくること間違いなしです!

映画と本と、2度楽しめる1本ですよ!

(ただし、ちょっと残酷な映像表現もありますので、

苦手な方はご注意ください。このへんも「セブン」みたいな作品です。)

今日ご紹介した映画「推理作家ポー 最期の5日間」は、

■TOHOシネマズ 光の森

■シネプレックス熊本

■ワーナーマイカルシネマズ熊本

で、現在公開中です。

(「推理作家ポー 最期の5日間」オフィシャルサイト http://www.movies.co.jp/poe5days/

 

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「新しい靴を買わなくちゃ」

今日ご紹介したのは、現在公開中の

映画「新しい靴を買わなくちゃ」です。

食欲の秋、スポーツの秋、芸術の秋、読書の秋・・・。

秋は様々な枕詞がつきますが、女性にとってはやはり、

「ファッションの秋」ではないでしょうか?

週末、秋物の洋服や靴を買いに行ったという方も多いでしょう。

物語の世界では、靴は幸運を呼ぶアイテムとして登場することが多いんです。

代表的なものが、ガラスの靴でお馴染みのシンデレラ。

またヨーロッパでは、「良い靴をはくと、その靴が素敵な場所へ導いてくれる」

という古い言い伝えもあるそうです。

今日ご紹介する「新しい靴を買わなくちゃ」は、

まさにそんな言い伝えにピッタリの映画です!

主人公は、フランス・パリで編集者として働く日本人女性アオイと、

妹に付き添ってパリ旅行にやってきたカメラマンのセン。

とあるハプニングをきっかけに、2人はパリの街で偶然出会います。

妹に置き去りにされて困り果てていたセンは、仕方なく知り合ったばかりの

アオイに連絡を取り、行動を共にすることに。

やがて心も打ち解け、惹かれあっていく2人ですが・・・。

いかにもこの季節にピッタリのロマンチックなストーリーですが、

監督・脚本は、「ロングバケーション」などラブストーリーで名をはせた、

北川悦吏子。

アオイを演じるのは、パリ在住の女優、中山美穂。

センには、女性の注目度ナンバーワン!向井理が扮しています。

さらにプロデューサーには、「Love Letter」の岩井俊二。

このスタッフ、キャストに加え、全編フランスロケというんですから、

ロマンチック度が盛り上がらないわけがありません!

特に、岩井プロデューサーは、プロデュースだけでなく、

撮影監督も兼任しています。

セリフのタッチは、北川悦吏子監督のものなんですが、映像のタッチは、

岩井俊二映画の繊細な色彩です。

主演の中山美穂の映画の出世作は、岩井俊二監督の「ラブレター」。

そう思って見ると、「Love Letter」の主人公の女性のその後の物語にも見えてきます。

岩井ファンならば、きっと「なるほど!」と納得するキャスティングのはずです。

ここで余談をひとつ。

たぶん、この映画のスタッフが参考にしたと思われるアメリカ映画があります。

1995年の映画「ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(ディスタンス)」という作品です。

ヨーロッパの長距離列車の中で出会ったアメリカ人学生ジェシーと

フランス人女学生セリーヌの物語。

ふとしたことから意気投合した二人は、翌日の朝までの時間、

ウィーンの街を歩き回るというストーリーです。

イーサン・ホークとジュリー・デルピーが主演で、

ドキュメンタリー・タッチなところや二人の一緒にいられる時間が

決まっている「異国を舞台にした時間限定のラブストーリー」という設定もものすごく似ています。

ちなみにこの映画は、9年後にその後の物語をつづった

「ビフォア・サンセット」という作品も製作されました。

実は、“一年のうちで最も恋をしたくなる季節は「秋」”という

アンケート結果もあるそうです。

最近ときめいてないな~というあなた!

ぜひ映画館でキュンとしてください!

今日ご紹介した映画「新しい靴を買わなくちゃ」は、

■TOHOシネマズ 光の森

■TOHOシネマズ はません

■シネプレックス熊本

で、現在公開中です。

(「新しい靴を買わなくちゃ」オフィシャルサイト http://www.newshoes.jp

 

 

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「最強のふたり」

 

今日ご紹介するのは、

今週土曜日・10月6日から公開される

「最強のふたり」です。

「最強のふたり」というタイトルから、みなさんはどんな映画を想像されるでしょうか?

一般的に考えると“格闘技もの”や“アクションを交えたラブストーリー”

という方が多いのではないかと思います。

しかし、この作品はどちらでもありません。

主人公は、パラグライダーの事故で首から下が不自由になってしまった

大富豪の男・フィリップと、スラム街出身で無職の黒人青年・ドリス。

フィリップの介護役に、ドリスが応募してきたことから2人は出会います。

ドリスの目当ては、不採用の通知をもらい、失業手当をもらうこと。

他人からの同情に飽き飽きしていたフィリップは、そんなドリスに興味を持ち採用。

境遇も趣味も行動も、全く違う世界に生きてきた二人でしたが、

衝突を繰り返すうちに誰よりも厚い友情を育んでいきます。

しかしある出来事をきっかけにドリスはフィリップのもとを去り、

別々の道を歩き始めます・・・。

ストーリーを聞いていると、感動的なお涙ちょうだい映画を想像するかもしれませんが、

この映画は全然違います!実は笑える、コメディなんです!

特に面白いのが、ドリスのフィリップの扱いかた。

介護というよりもフィリップをおもちゃにして遊んでいるといった雰囲気で、

「本当にそれでいいの!?」とちょっとハラハラしてしまうほど。

しかもこれは、実話を基にしているというから驚きです。

「最強のふたり」は実話を元にした映画です。

映画のラストシーンには、実話ならではの感動的な「ある映像」が流れます。

コメディタッチのこの映画の奥深いメッセージがこめられた名場面。

どんな映像なのかは、劇場で見てのお楽しみですが、

「思わず涙がこぼれてきた!」と多くの観客が絶賛したシーンです。

ドリスを演じるオマール・シーは、フランスのコメディアン。

フィリップを演じるのは、フランス版アカデミー賞のセザール賞に輝く

名優フランソワ・クリュゼ。

脚本は2人をあて書きにして作られたそうで、

その狙い通り素晴らしい化学反応を見せています。

「最強のふたり」の原題は、「UNTOUCHABLES」(アンタッチャブルズ)。

「手のつけられない」とか「無敵」とかの一般的な意味もあるんですが、

もうひとつ「社会の のけもの」という別のネガティブな意味もあります。

この映画では、たぶん両方の意味で使われていると思いますが、

「最強のふたり」という日本でのタイトルは、実にうまいネーミングだと思います。

体のハンディキャップのあるフィリップと貧しい生まれのドリスは、

ともに世間から偏見の目で見られている存在。

そんなふたりだからこそ、心の深いところで信頼しあい友情を育んでいき

まさに「最強のふたり」のコンビとなって偏見と戦ってゆくいう

映画のストーリー展開に説得力があるんです。

この映画「笑えて泣けて、楽しめる映画」というので、日本での公開以来、

口コミで上映館がジワジワと増えていて、熊本でも待望の公開となります!

ちなみに、去年の東京国際映画祭では、サクラグランプリ(最優秀作品賞)と、

最優秀男優賞のダブル受賞、計3冠を達成しているんだとか。

東京国際映画祭って、あまり話題になりませんが、

目の付け所は確かなんですね!

ぜひ、その評判を確かめてみてください!

今日ご紹介した映画「最強のふたり」は、

■TOHOシネマズ 光の森

■TOHOシネマズ はません

で、今週土曜日・10月6日から公開されます。

(「最強のふたり」オフィシャルサイト http://saikyo-2.gaga.ne.jp/

 

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「ロック・オブ・エイジズ」

今日ご紹介したのは、現在、公開中の

「ロック・オブ・エイジズ」です。

昨年からトム・クルーズがロックシンガーを演じるということで

かなり話題になっていたこの作品。

今回、トム・クルーズは主演ではないんですが、とにかくロックのカリスマに

なりきって演じていて、このトム様を見るだけでも、この映画をみる価値が

あるくらいすごい演技を見せています。

いつも主演ばっかりのトム・クルーズは、たま~に助演にまわったときに、

特にぶっ飛んだ演技を見せることが多いようです。

アカデミー賞で助演男優賞にノミネートされた「マグノリア」では、

あやしい教祖を演じていましたが、今回演じるロックのカリスマである

ステーシー・ジャックスは、それ以上の怪しさ炸裂の演技を見せてくれます。

ロン毛に革パン、全身にはタトゥー。

常にスコッチのボトルを片手に酒をあおりながら人と話すという、

ロック・シンガーのイメージをそのまま実体化したようなキャラクターを演じています。

この役のために1日5時間、週5日のボイストレーニングを受けて

カリスマに成りきる準備をしたというトム様のロック魂にも注目です。

今回の作品は、舞台のアカデミー賞と言われる「トニー賞」で

作品賞ほか5部門にノミネートされ、ブロードウェイを筆頭に世界各国で

ヒットを記録し続けているミュージカルの実写映画化。

2007年に公開され大ヒットしたミュージカル映画「ヘアスプレー」の

アダム・シャンクマン監督がメガホンをとっています。

舞台は1987年のハリウッド。

サクセスをつかもうとする若者たちがひしめくサンセット大通りに建つ

伝説のライブハウス「バーボンルーム」。

そこで働きながらロック・スターを目指す若者ドリュー。

そしてシンガーになるのを夢見てオクラホマの田舎から飛び出してきた

女の子シェリー。ライブハウスで働きながら、二人は、次第に心を

寄せ合うようになっていきます。

一方、彼らがあこがれている人気バンド「アーセナル」の

カリスマ・ボーカリストであるステイシー・ジャックスは、成功に酔いしれ、

酒と女におぼれる日々を送っていました。

そんなある日、ひょんなことからドリューは、プロのアーチストとして

デビューするきっかけを掴みますが、成功への階段は、

そう簡単なものではなかったのです・・・・・・。

とにかく「ロック・オブ・エイジズ」の中で流れる楽曲は、ハードロックの中でも

メロディアスなバラードナンバーが多いです。

80年代から90年代に大ヒットした こういうジャンルのバラードは、

特に「パワーバラード」と呼ばれています。

それまでは、熱狂的なファンは多かったものの、メガヒットとまでは

いかなかったこのジャンルの音楽がアメリカ全土、さらには世界各国に

突然ひろがるようなります。ひろめたのは、24時間アーチストの

プロモーション・ビデオをオンエアする放送局「MTV」。

1981年のスタートです。

「MTV」がスタートしてからは、アーチストが新曲を出すと、

プロモーション・ビデオを作るのが当たり前になりました。

いまでは当たり前のPVは、このころからスタートしたんですね。

ハード・ロック界では、1000万枚以上という驚異的のアルバム・セールスを

記録するアーチストも登場してきます。まさにハードロックの黄金時代ですね。

「MTV」ブームは、音楽業界だけでなく、映画業界にも広がってゆきます。

「MTV」風の短いカッティングに音楽をシンクロさせる演出の映画が

いくつも製作されるようになりました。

「フラッシュダンス」「フットルース」そしてトムクルーズ主演の「トップガン」などは、

当時「MTV映画」と呼ばれていました。

同じ頃、ここ熊本でも「サタデー・ミュージック・スペシャル」という

音楽テレビ番組が大評判でした。

正確に言うと、「MTV」より先にスタートした番組ですから、世界初の

MTVプログラムだったようです。

出演していたのは、「FMK パンゲア!」木曜日のDJでもおなじみ、

われらが かなぶんや さん。

熊本の30代・40代に音楽ファン、特に洋楽ロックのファンが多いのは、

ぶんちゃんのおかげといっていいと思います。

ぶんちゃんは、特にこの「パワーバラード」のジャンルに造詣が深くて、

日本の音楽業界では、「東の伊藤正則、西のかなぶんや」と

呼ばれるくらいの「パワーバラード」通です。

90年代にはこの種の楽曲ばかりを選曲したアルバム「パワーバラード」を

2枚もリリースしています。(名盤です!)

日本全国、いろんな街がありますが「パワーバラード」が全面フューチャーされた

この映画「ロック・オブ・エイジズ」を最も楽しめるのは、

わたしたち熊本県人だと言っても過言ではないと思います。

是非、劇場で観た人は、かなぶんや さんに 御礼のメールをしてほしいですね。

「ぶんちゃん すばらしいロックを教えてくれてありがとう!」って。

わたし、松崎も、いつかそんなラジオパーソナリティになりたいですねぇ・・・・・。

「デフ・レパード」「ジャーニー」「ボン・ジョヴィ」「ポイズン」

「ホワイトスネイク」などのハードロックなヒットナンバーが多数登場し

映画を彩ります。

80年代の音楽が好きな人は、絶対に見逃せない1作です。

かなり細かい部分まで実際のロック・ヒストリーを参考にして物語が

作られていますので、マニアックな楽しみ方もできる映画なんですが、

そんなことは全く知らなくても「シカゴ」や「バーレスク」、「マンマ・ミーア」などの

ミュージカル映画が好きな人は大丈夫。

コンサートに行ったような気分が味わえるお得な映画とも言えるでしょう。

さらに80年代の様々なディテールが再現されているのに注目です。

ステーシー・ジャックスのマネージャーは、いつも携帯電話を持っていて、

仕事の話をしている忙しい人物なんですが、当時としては最新型だった

携帯電話の巨大なこと!お弁当箱ぐらいの大きながあります。

巨大な携帯を「俺って業界のイケてる男だぜ!」って感じて

使っているのが、かなり笑えるシーンです。

また、主人公のカップルがデートとするのは、タワーレコード。

もちろん売っているのはCDじゃくなって、LPレコードとカセットテープです。

このシーンには、いろんなロックの名盤がディスプレイされているのが

アップで写されています。

映画のストーリーとは、別にこういうディテールがてんこ盛りの映画なので、

何人かで映画館に行って、あとで話が盛り上がるタイプの映画ですね。

80年代にロックバンドをやっていた人たちなんかは、

きっと涙なしには見られない1作になっているはずです。

この「ロック・オブ・エイジズ」のオフィシャルサイトが、なかなか面白くて、

ロックスターの髪型になれるアプリや、質問に答えるとあなたのバンド名を

つけてくれるアプリなど、映画の内容にリンクした面白サービスをやっています。

今日ご紹介した映画「ロック・オブ・エイジズ」は、

■TOHOシネマズ 宇城

で、公開中。

(『ロック・オブ・エイジズ』オフィシャルサイト http://wwws.warnerbros.co.jp/rockofages/

 

本日オンエアのこのコーナーをポッドキャストでも配信中。

詳しくはここ↓

ポッドキャストへはここをクリック

 

「白雪姫と鏡の女王」

今日ご紹介するのは、現在大ヒット公開中の

「白雪姫と鏡の女王」です。

同じ題材が同時に何作か製作されることは、

ハリウッドでは、ままあることです。

例えば、巨大隕石の地球への衝突を描いた

「アルマゲドン」と「ディープ・インパクト」は、どちらもオールスター大作として

製作されほぼ同時期に公開されました。

今年は、そんな題材が「おときばなし」の世界に求められたようで、

同じ「白雪姫」を題材にした「スノー・ホワイト」と

この「白雪姫と鏡の女王」の2本が競作となりました。

「スノー・ホワイト」が「戦う白雪姫物語」とってアクション大作だったのに対して、

この作品は、かなりコメディ色の強い作品になっています。

ただ、監督と女優がヒトクセもフタクセもある人達だったので、

なかなかに味わい深い喜劇になっています。

美しい白雪姫は、継母の女王に城に閉じ込められて暮らしていました。

18歳の誕生日を迎えた白雪姫は、密かに城を抜け出し村を訪ねてゆきます。

そこには女王の重税に苦しみ貧しさに泣き暮らす人々がいました。

偶然通りかかった隣国の王子に国を救ってもらおうとした矢先、

女王の策略で城を追放されてしまう白雪姫。

そして・・・・・・。

ストーリーの展開は、私達が知っている「白雪姫」にかなり近いのですが、

この意地悪な女王のキャラクターが抜群に面白いのです。

演じるのは、大物女優ジュリア・ロバーツ。

ご存知「プリティ・ウーマン」の主役で一斉を風靡。

一時期は「ラブコメ・クィーン」とまで言われた彼女。

「エリン・ブウロコビッチ」の主演でアカデミー賞主演女優賞を受賞して、

今年は友人でもあるトム・ハンクスと共演して「幸せの教室」に出演しました。

このジュリアが演じるわがまま女王さまがちょっとドを越したわがままぶりを見せて、

観客を笑わせてくれます。

例えば、かなり年下の王子様と結婚しようとして

「ねぇ、私達って独身で年齢も似たようなものじゃない・・・。」とか

平然と言ってのけるのは、大女優ジュリア・ロバーツだからこそ成立する

爆笑の名シーンです。

この作品の監督は、ターセム・シン・ダンドワールというインド出身の

ビジュアル派監督です。

CM業界で数々のヒットCMを手がけてハリウッド入りし、

ジェニファー・ロペス主演の「ザ・セル」や

「インモータルズ~神々の戦い~」などヒット作を手がけてきました。

独特の色彩感覚にあふれたビジュアルで知られていますが、

その秘密は衣装にあります。

担当するのは日本人デザイナー石岡瑛子。

アカデミー賞も受賞したことのあるその衣装は、毎回ターセム監督の

ビジュアルの大きなキーポイントになっています。

これまではシリアスな作品が多かったターセム監督ですが、

今回の作品では、コメディ作品らしい明るい色彩が全編に使われていて、

まるで美術作品のような美しさです。

この美しい色彩の中で展開されるコメディなので、

余計大げさな感じで笑えるポイントが増量されている気がします。

コメディなのにこの世のものと思えないほど美しい!

美しい映画なのに腹を抱えて大笑いできる!

そんな、これまでなかった新しい喜劇のスタイルが完成したようです。

今日ご紹介した映画「白雪姫と鏡の女王」は、

■シネプレックス熊本

■ワーナーマイカル熊本

■TOHOシネマズ 光の森

■TOHOシネマズ はません

で、公開中。

【プレゼントのお知らせ】

更に、今日の「キネマのススメ」では、

映画「白雪姫と鏡の女王」

「アイブローテンプレート&りんごミラーセット」を3人の方に

プレゼントします!

918

 

住所・氏名・電話番号を書いてご応募ください。

宛先は、

MAIL:glory@fmkumamoto.jp

FAX:096-355-5200

まで!

締め切りは、9月18日(火)・本日中です。

たくさんのご応募お待ちしています!

(『白雪姫と鏡の女王』オフィシャルサイト  http://mirrormirror.gaga.ne.jp/ )

 

本日オンエアのこのコーナーをポッドキャストでも配信中。

詳しくはここ↓

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