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ヒューマン・ラボ

河内漁業協同組合 「塩屋のり」

あらゆるジャンルの注目の人にインタビューするヒューマンラボ。
 
今日は河内漁業協同組合の塩屋地区で生産されている、
塩屋のりの生産者の村上修一さんと中野孝昭さん。
そして、河内漁協から嶋田由美子さんにお越しいただきました。

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Q1、海苔の生産に関して教えてください
 
今年の熊本の海苔の採苗(種付け)は、
10月10日以降と決定しました。いよいよ海苔シーズンに入ります。
種付けして一カ月間は海苔を健全に育てる為、
有明海の自然の中で赤ちゃんを育てるように
神経をつかいながら海苔の生育管理をしながら育てていきます。
約30日~33日で初海苔(新海苔)の摘採が始まります。
種付け時は、目に見えない胞子がだんだんと成長して
海苔の葉長が約20センチくらいになり初摘採となります。
秋芽網と言われ、12月の中旬くらいまで繰り返し摘採されます。
その後、冷凍網と貼り替えられ、12月後半くらいから
もう一度だけ初摘みのりが摘採されます。
初摘み海苔は、赤ちゃんの海苔芽のように柔らかく
口のなかでとろけ、海苔の旨みが凝縮されていて
最高においしい海苔です。その後2番摘み3番摘みと
繰り返し摘採が行われます。
2番摘み3番摘みも寿司海苔など上等の海苔となります。
海苔シーズンは、9月から支柱立てがはじまり、
11月中旬から初摘採が始まり、3月まで毎日生産者は、
海にでて作業をします。休みは大風の時のみで、
海苔摘み(摘採)は毎日夜中の2時頃より出航し、
朝日が昇る前には、摘採を終了し、
それを自宅の海苔工場に持ち帰り、私たちが食べている
四角海苔になります。生産者全員が海苔工場を持ち、
自宅工場で個々に製造し、河内漁協へ出荷し、
熊本県漁連で行われる九州共販に出品され入札後、
海苔屋で販売されます。
 
(河内漁協生産者塩屋地区20名
船津地区48名 合計68の経営体)
 
(1経営体主に摘採時は男性(親方)海作業で
女性(奥さん)が工場長で、家族全員で協力して
海苔生産に取り組むケースが多い)
 
Q2、「塩屋のり」に関してです。
オリジナルのブランド海苔はあまり聞きませんが、
少ないのでしょうか?
 
現在市場で表示されているのは、「有明海産」のみで
熊本産とか河内産とか生産地表示がない。
出荷後は、どこでどのように販売されてるか分らない。
私たち塩屋のり研究会は自分達が生産したおいしいのりを
消費者の方々に届けたいという思いから、平成23年より
「塩屋のりのおいしさ伝え隊」を発足して、塩屋産の
初摘みのおいしい海苔を海苔屋さんと協力して商品化し、
販売活動を始めました。そして、今年26年は、
いままでの海苔の品質評価とは違う、
味を厳格に検査し合格した海苔のみでつくった
「塩屋一番恵比須焼海苔」を商品化しました。
熊本河内町塩屋産と表示して、海苔生産後継者の
みんなの顔写真を載せて自信作の海苔であることアピールしました。
「塩屋一番」は今年の熊本県海苔の生産者大会で、
味コンテスト一位を獲得しました。
生産者も驚くほどおいしい初摘み海苔で、
柔らかさと口どけと香り高いうま味が口一杯に広がります。
また、塩屋のり研究会が中心となって生産している
「輝」ブランド海苔も生産。
平成24年12月に㈱風雅さんより、
味のり輝のりシリーズを商品化していただき、
現在好評発売中です。
 
3、「塩屋のり」を作る事になった、
いきさつ・きっかけを教えてください
 
5年ほど前までは、塩屋の海苔は、熊本県産の中で、
良い評価を受けていませんでした。
塩屋地区の生産者は厳しい経営状況のなか、
後継者が育たない状況に陥っていました。海苔つくりは、
とても大変な重労働と繊細な管理が必要な仕事です。
そのようにして、相当の苦労をして育てたおいしい海苔を
その価値ある評価をしてほしい。
そして、塩屋の漁業後継者が自信を持って、
塩屋の漁業後継者であることを誇りに思えるように
なるために、塩屋のり研究会が団結して、
Q2のような活動を始めました。
 
Q4、「塩屋のり」の特徴を教えてください。
 
河内町は、みかんの産地で有名で、
河内町は海と山に囲まれた
自然の恵みいっぱいの風光明媚な町です。
また、坪井川河口に塩屋地区の海苔漁場は広がっており、
山の栄養が川を伝って海に流れ込みおいしい
海苔が育つ環境です。
そこで、採れた初摘みの中でも特に厳しい味検査に合格した
海苔のみが「塩屋一番」の名前を受けることができます。
海苔が採れ始めた昭和の時代は、
塩屋の海苔が一番良い海苔という評判もあったそうです。
 
Q5、美味しい海苔の条件、美味しい食べ方など教えてください
 
おいしい海苔の条件は、やはり初摘み海苔です。
上にも書いてますが、赤ちゃんの芽で柔らかくて
口どけがよく磯の香りが高いものです。
もちろん色は黒いものがよく、焼海苔ですと深緑色になります。
おいしい食べ方の私の一番のお勧めは、
乾海苔(黒い海苔)を自分で緑色になるまで炙って、
焼く香りを楽しみ、お醤油をちょっとだけつけて
炊き立てご飯を巻いてたべるのが
一番最高級のおいしいさです。食べさせてあげたいです。
また、炙った海苔を味噌汁に沢山いれてたべると、
磯の香りが増して、とってもおいしいですよ。
また、初摘み海苔は、柔らかく口どけがよいので、
小さい子供も大好きです。内では、毎日朝から
おにぎりを食べて保育園にいきます。海苔は食欲が増進します。
そして、すごい栄養素がいっぱいです。
 
Q6、取扱店舗を教えてください
 
塩屋一番恵比須焼海苔・・・河内漁業協同組合
熊本市城南地域物産館(10月1日オープン)
道の駅波野神楽苑
菊池観光物産館
神奈川県伊勢丹相模原店
輝・・・㈱風雅の各店舗
現在は上記のとおりですが、
これからもっともっと広げていく計画です。
(岡島さんの力も借りながら・・・(*^_^*)
松崎さんとの出会いもお世話になりました。)
 
Q7、問い合わせ先を教えてください
 
熊本市西区河内町船津2222-11
河内漁業協同組合
担当職員嶋田由美子
 
以上、ヒューマンラボのコーナーでした。
 
河内漁業協同組合 オフィシャルサイト
http://jfkawati.com/
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「熊本ヴォルターズ」

あらゆるジャンルの注目の人にインタビューする「ヒューマン・ラボ」。
今日はNBL(ナショナル・バスケットボール・リーグ)に参戦している、
熊本のプロバスケットボールチーム「熊本ヴォルターズ」代表の
湯之上聡さんがゲストです。

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湯之上さんにお話しを伺いながら、清水良規ヘッドコーチと
小林慎太郎キャプテンのインタビューをお届けしました。
 
まずはキャプテンの小林選手について少し教えて下さい。
 
●湯之上代表>
小林選手は熊本県出身。昨年もキャプテンを務めました。
 
その小林選手に、昨シーズン、
熊本でプレーしての感想を聞いています。
 
凄い楽しかったです。
特に熊本出身ということで沢山お声掛けをして頂きました。
試合中でも温かく声を掛けて頂いてお客さんからの声にも
気分が乗り、助けられました。
お客さんが沢山盛り上がってくれたのがとても嬉しかったです。
 
さて、昨シーズンの成績を振り返ってみたいと思いますが・・・
 
●湯之上代表>
NBLは全国のチームを西と東に分けて、ウェスタンカンファレンスと
イースタンカンファレンスに別れて戦います。
熊本ヴォルターズは昨年の成績は6勝48敗。
ウェスタンカンファレンス6チーム中6位という成績でした。
 
なかなか勝利に届かない厳しいシーズンだったと思いますが、
キャプテンとしてはどのようにモチベーションを保ち、
チームをまとめたのか、小林選手に伺いました。

もう強い信念を持つこと。
逆境もありました。強い意志を持ってやり通さなければ
チームは傾くと思っていました。
僕しか出来ない事だと思ってキャプテンという大役を受けています。
キャプテンはチームの後押しをする役割を担っています。
自分だけが突き進まずに、
自分は選手たちを押し上げていく役で居たいと思っています。
 
今シーズン新しく就任した清水ヘッドコーチと小林選手は、
以前も同じチームに所属していたそうですね。
 
●湯之上代表>
大阪を拠点としていたパナソニックトライアンズという
チームで一緒でした。清水ヘッドコーチが声をかけて、
小林選手がパナソニックに入団したという縁があります。
 
小林選手に清水ヘッドコーチはどんな監督なのか、
聞いてみました。
 
ひとことでいえばよく怒るというか
アクションが大きい監督ですが、とても熱いひとです。
僕を必要としてくれた監督に是非応えたいと思っています。
 
清水ヘッドコーチですが、これまでの経歴を教えて下さい。
 
●湯之上代表>
京都府出身で、特に長い間、パナソニックを指導されてきました。
パナソニックは大阪のチームでしたが、熊本で合宿を行ったり、
ホームゲームを開催したりと、熊本とも縁の深いチームでした。
指導者としては、リーグ史上初の5連覇達成、
3年連続でリーグと天皇杯の2冠を達成するなど、
実績を残されています。
また、日本代表チームのヘッドコーチなども務められています。
 
これまで歴史あるチームを率いてこられた中、
2年目という新しいチーム「熊本ヴォルターズ」を
率いることについて聞いてみました。
 
歴史を作るという意味ではやりがいのあるチームだと思っています。
継続は力なりといいます。
いいこともあればわるいこともありますが、
好きな事なので頑張れます。
歴史の浅いチームだからこそ、これからに期待しています。
 
大変長い間、バスケットボールに携わっていらっしゃる
清水ヘッドコーチですが、バスケットボールの魅力は
どんなところか聞いてみました。
 
いつも敵が横に居るスポーツです。
選手には
「おまえが休めば敵が楽になる。敵が休めばおまえが楽になる。」
いつでも気を抜くなということを伝えています。
バスケットで今日のゲームが惜しかったということがあったとします。
今日の結果をみて「なぜ」というのをしっかり考えてほしいと。
いい習慣作りが大切だという事を分かってほしいと思っています。
 
清水ヘッドコーチが率いる新生「熊本ヴォルターズ」。
どんなチームを目指すのか伺いました。
 
バスケットは非常に厳しいスポーツ。
しんどい時にこそチームの結束を大事にして、
頑張っていきたい。そんなチームにしたいと思っています。
 
さて、そんな「熊本ヴォルターズ」、
今年のシーズンの開幕はいつでしょうか?
 
●湯之上代表>
10月11日(土)17時から八代市総合体育館で
和歌山トライアンズと対戦します。
チケットは発売中です。
 
清水ヘッドコーチと小林選手からのメッセージがあります。
 
いつも応援ありがとうございます。
是非とも会場にも来て熊本ヴォルターズを応援して下さい。
 
最後に湯之上代表からもメッセージをどうぞ。
 
●湯之上代表>
是非会場に足を運んで下さい。
お待ちしています。
 
今日は熊本ヴォルターズの湯之上聡代表がゲストでした。
湯之上代表、ありがとうございました。
 
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今日はチケットプレゼントがあります。
10月11日(土)17時~
10月12日(日)15時~
八代市総合体育館で行われる
熊本ヴォルターズ 対 和歌山トライアンズ
この試合の1階自由席のチケットをペア3組にプレゼントします。

ご希望の日を書いてご応募下さい。
メールは glory@fmkumamoto.jp
FAXは 096-355-5200
締切は10月2日(木曜日)必着です。
 
たくさんのご応募をお待ちしています。
 
以上、「ヒューマン・ラボ」でした。
 
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日本画家 山下孝治さん

あらゆるジャンルの“注目の人”にインタビューする「ヒューマン・ラボ」。
今日は、日本画家・絵描き山下孝治さんがゲストです。

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Q①ご出演者のお名前と
番組でご紹介する際の所属・肩書等を教えて下さい。

お名前:山下孝治(やましたたかはる)

所属・肩書:日本画家・絵描き


Q②プロフィールを教えて下さい。

1974年(昭和49)山都町(旧矢部町)生まれ

1993年熊本県立第二高等学校美術科卒業

1994年愛知県立美術大学美術学部日本画専攻入学

2000年同大学大学院卒業

 

Q③熊本県立第二高等学校美術科のご出身ですが、
絵を描き始められたきっかけなど教えて下さい。

小さい頃から絵を描くのは好きだったと思いますが、
どちらかというと褒められることで描いていたと思います。
しかし、保育園や小学校の頃はサンタクロースや
孫悟空などを納得のいくまで何回も描いていたという
記憶はあります。
小学校4年生の頃に自分は絵を描くことに
携わるのではないかと思いました。

Q④愛知県立芸術大学で日本画を専攻されたそうですが、
日本画を選ばれたきっかけ、理由などを教えて下さい。

油絵がやりたくて美術科に進みましたが、
結局3年生の頃に挫折し他の表現で大学受験を考えた時に
同じ平面の日本画という専攻があると知り選びました。
受験内容の鉛筆デッサンも自分に合っていたからだと思います。

Q⑤山下さんが思われる日本画の魅力、
また難しいところはどんな所でしょうか?

岩絵具の美しさは誰が見ても美しいという魅力を
感じる所だと思います。
ただ、素材自体が天然のものが多かったり、
絵具の粒子の大きさの違いによって扱いも変わってきたりと、
制作する上での修練の必要なものが多いのは
難しいところだと思います。

Q⑥これまで主にどんなモチーフを作品に描かれていますか?

人物を主に描いていますが、風景・花・静物。
興味の持てたものは何でも描いてきました。
人物では、美人画のようなものから近頃は宮澤賢治の世界観を
テーマに描いたものもあります。(これは今も継続中です)。
今回はmuzorasicaの世界を描きました。

Q⑦近々行われる個展について概要を教えて下さい。

9月24日~30日、鶴屋百貨店にて
「山下孝治日本画展~muzorasica」を開催致します。
問い合わせ先は鶴屋百貨店まで。

 

Q⑧熊本での個展はいつ以来でしょうか?
前回と比べて今回はどのような作品が展示される予定でしょうか?

前回、2010年の第一回目の鶴屋での個展以来4年ぶりです。

前回は熊本の風景をメインに展示をしましたが、
今回はようやく巡りついた自分なりの人物表現のテーマ
「muzorasica(ムゾラシカ)」をメインに制作致しました。

Q⑨熊本開催ならではの特色ある作品があれば、
いくつかご紹介下さい。

Muzorasicaを表現していく上で今回の熊本では
熊本の郷土玩具、お化けの金太やキジ馬を
取り入れた作品を描きました。加藤清正を取り入れた
「キヨマサちゃん」は特に気に入っています。
その他、熊本城や水前寺公園、阿蘇の風景なども勿論描いています。

Q⑩熊本での開催について思いをお聞かせ下さい。

普段、熊本はもとより九州での展示がほとんど無いので、
両親や友人、幼い頃お世話になった方達に
今の自分を見せられる、またとない機会ですので
とても嬉しく思っていますし、特に両親にはこういう形でしか
恩返し、親孝行が出来ずにいるので嬉しいです。

Q⑪山下さんの情報が分かる公開可能な連絡先、
ホームページ等があれば教えて下さい。

HP http://www.takaharu.org
Facebook,mixiも本名で公開しているので、
検索してもらえると見つかると思います。

「岩絵の具の原料とニカワ」

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グループ「葦」

あらゆるジャンルの“注目の人”にインタビューする「ヒューマン・ラボ」。
9月27日(土)熊本市の日本福音ルーテル健軍教会で
声楽アンサンブルと古楽器によるルネッサンス・バロック音楽の
コンサートを開催するグループ「葦」の皆さんがゲストでした。

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※スタジオで実際に演奏して頂きました☆

(PCから閲覧の場合、写真クリックで拡大します)

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Q① ご出演者全員のお名前と番組で
ご紹介する際の所属・肩書等を教えて下さい。
 
お名前
中川洋子(なかがわようこ) バスリコーダー
友田哲郎(ともだてつろう) テナーリコーダー
杉本典代(すぎもとふみよ) アルトリコーダー
古井由紀子(ふるいゆきこ) ソプラノリコーダー
繁本幹太郎(しげもとかんたろう) ソプラノリコーダー
所属・肩書:グループ『葦』(あし)
 
Q② ご出演者全員のプロフィールを教えて下さい。
 
中川洋子(歌・リコーダー・ヴァージナル)
宮崎大学教育学部特音課程ピアノ専攻卒。
熊本に帰ってグループ『葦』に出会い1980年から
演奏活動開始した。高校時代に17世紀イタリアのアリアを
声楽のレッスンで出会い歌のパートはもとより伴奏の美しさに
心引かれた。大学時代にオランダのリコーダー奏者
フランス・ブリュッヘンの『涙のパヴァーヌ』のLPを聞いて
感銘を受けた。16世紀には日本にヨーロッパの音楽が短い
期間だがライヴで入ってきた。天草にはコレジヨという
神学大学が有って天正遣欧少年使節達もヨーロッパから
帰ってきて学んでいた。当時のヨーロッパの楽器も
持ち帰ったと言われている。そういう背景も有る熊本に
自分が住んでおり、ヨーロッパの古い時代の名曲で
ありながら日本に伝わらなかった当時の音楽を
現代の熊本で演奏して自分が心ゆくまで楽しみたいと
思っています。
 
古井由紀子(リコーダー・コルネット)
相愛女子大学(現:相愛大学)音楽学部作曲学科音楽学専攻卒。
リコーダーを若林正史,北山隆に師事。
1977年に古楽器アンサンブル・グループ『葦』を結成。
熊本を中心に九州各地でコンサート活動を続けている。
1998年からコルネット及び初期バロックのアンサンブルを
濱田芳通氏に師事。九州音楽幼稚園講師。
「音楽大学に入学した頃は、ちょうど古楽器ブームの始まりで、
草分けの先輩たちがオランダ留学から帰り、
後進の指導を始めた頃。学生時代にバロックや
ルネサンスのアンサンブルを経験できたことが
熊本でグループ葦の結成の素になったと思う。」
 
Q③ グループ「葦」の概要を教えて下さい。
 
1977年熊本で結成された古楽器アンサンブル。
現在は各種のリコーダー、コルネット、
ヴィオラ・ダ・ガンバ、リュート、ヴァージナル(チェンバロ)等に
歌(独唱や重唱)を加えてヨーロッパの中世,
ルネッサンス,初期バロック期(16・17世紀)の音楽を
九州各地で演奏。結成時メンバー各自がグループ名の
候補を挙げ阿弥陀くじで選んだ。
 
④ メンバーの人数、年齢層、
楽器の種類、男女比等教えて下さい。
 
この演奏会に音楽監督でゲスト奏者の野入志津子氏以外に、
21名のグルー『葦』メンバー、月に一回定期的に開催している
アンサンブルを楽しもう『葦』会の常連の方々、
グループ『葦』が長い間交流してきた九州の古楽奏者達や
歌い手達が名を連ねています。使われる古楽器は会場の
ルーテル健軍教会所有のポジティヴオルガンを初めとして
鍵盤楽器はチェンバロ、やヴァージナル、リュート属の
楽器もルネッサンスリュート、アーチリュート、ギター属も
ルネッサンスギター、バロックギター、弦楽器群は
バロックヴァイオリン、アルト・テナー・バス三種類の
ビオラ・ダ・・ガンバ、ソプラノ・アルト・テナー・
バス四種類のリコーダー、コルネット、ダルシアン、
各種の打楽器類ソプラノ・アルト・テナー・バス四つの音域の
ヴォーカル・アンサンブルなどです。
 
日頃は取り上げる曲によって集まるメンバーが
少しづつ変わりますがリコーダー、コルネット、
ヴィオラ・ダ・ガンバ、リュート、ヴァージナル、
チェンバロ等にヴォーカルのアンサンブルが
入って8人から10人程で活動しております。
 
年齢層は30代から60代まで幅広いです。
女性の方が多いです。
 
Q⑤ 主にいつ頃の年代のどんな作品を
レパートリーにされていますか?
 
ルネッサンス・初期バロック(16.世紀から17世紀―
日本の戦国時代末期から安土・桃山時代―
江戸時代初期)にかけてのヨーロッパの音楽を
取り上げています。声楽+器楽の作品など。
 
Q⑥ 年代が古い楽曲の譜面は出版されているのでしょうか?
出版されていない楽曲のレパートリーもあるそうですが、
どのように譜面を入手されたのでしょうか?
 
どうしても歌いたかった17世紀のイタリアの作曲家
(ルイージ・ロッシ)の女声三声のカンタータの
自筆譜が有ると判ったので、イタリアのボローニャの
音楽博物館へ行きました。
手続きをして4ヵ月後に船便でマイクロフィルムの写しが
送られてきた時はメンバーと大喜びしました。
大事なレパートリーの一部になりました。
ファクシミリ版の当時の出版譜も復刻されていて、
フランスのパリにはそういうファクシミリ版の専門出版社もあります。
でも判読しにくい譜面が多いのでパソコンの楽譜ソフトで
見やすい譜面に作り変えています。
 
Q⑦ 使用される楽器について、
種類や形状、音色など教えて下さい。
 
演奏する予定の曲名は16世紀ヴェネツィアのサンマルコ
大聖堂の楽長だったジョヴァンニ・ガブリエリ作曲五声の
カンツォーナ第一番より抜粋です。
使用楽器はルネッサンスタイプのソプラノ・アルト・
テナー・バス4種類5本のリコーダーです。
 
Q⑧ 9月27日(土)に行われる演奏会について
概要を教えて下さい。
 
「天正遣欧少年使節によせる音楽の旅」
2014年9月27日(土)19:00開演(18:30開場)
日本福音ルーテル健軍教会(熊本市東区新生2-1-3)
前売り‐3,000円当日-3,500円
チケット取り扱い-西野楽器店・大谷楽器店・熊日各プレイガイド
お問い合わせ‐08064004497(中川)
gruppo.reed@gmail.com(グループ『葦』)
 
Q⑨ 今回の演奏会はどのような構成になっていますか?
 
織田信長が本能寺の変で滅亡した年、
(天正10年2月1582年)大友宗麟ら九州の有力な
キリシタン大名達がローマ法王に遣わした天正遣欧少年使節団が
長崎を出航し長く苦しい航海の末たどり着いたヨーロッパで
彼らが出会った華やかなルネッサンス文化や文明・・・
それらを持ち帰って来た彼らを待ち受けていた
その後の運命に思いを馳せ歴史の狭間に切り刻まれていった
彼らが出会った当時の音楽をお国巡りのようにして
辿る音楽の旅という構成になっています。
使節団が直接行かなかった国にも東の果てからやって来た
彼らを褒め称えるニュースは駆け巡っていたようです。
実際に1500年代から1600年代のはじめにかけてのこの時期の
ヨーロッパ各国の代表的な名曲をお国巡りするように
ちりばめてあります。
 
Q⑩ 今回のプログラムの聴きどころを教えて下さい。
 
ゲスト奏者の野入志津子氏のリュート独奏です。
前半はルネッサンスリュートを後半はアーチリュートを使われます。
もう一つ挙げればプログラム最後のモンテヴェルディ作曲
『聖母マリアの夕べの祈り』より「めでたし海の星」です。
八声部の合唱とそれに伴う器楽部分からなっていますが
こういう機会にしか取り組めないので思い切って
曲目に入れました。しかしスケジュール合わせや
会場確保や勿論合わせの練習も本当に大変でした。
 
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「やのあさこ企画」

あらゆるジャンルの“注目の人”にインタビューする「ヒューマン・ラボ」。
 
イベントを企画運営する、2人組のユニット「やのあさこ企画」
矢野亜希子さん迫本繭子さんがゲストです。

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10月3日(金) くまもと森都心プラザホールで行われる、
鹿児島にある福祉施設しょうぶ学園の
パーカッショングループottoとヴォイスグループorabuの公演、
「otto & orabu Live at KUMAMOTO
あたらしいところへ ~It's SHOBU STYLE~」について伺います。
 
Q① ご出演の方のお名前と職業・所属を教えて下さい。
 
名前:矢野亜希子(やのあきこ) 迫本繭子(さこもとまゆこ)
所属:やのあさこ企画
プロフィール:
気持ちがフワフワになる楽しいイベントを企画運営する、
のんびり(ちょっとうっかり)2人組のユニットです。
 
Q② 「やのあさこ企画」についての基本情報を教えて下さい。
 
やのあさこ企画
TEL:090-8403-2103
E-mail:yanoasako@gmail.com
facebook:
 
Q③ 「やのあさこ企画」がつくられた「きっかけ」をお願いします。
 
2013.3に福岡イムズホールで開催された
otto&orabuのライブをみて感動をうける。
「これはぜひとも熊本のみなさんにも聴いてほしい!」、と
強く思うが、ひとをあてにしていてもいつ実現するか
わからなかったので、だったら自分たちで計画しようと、
このイベントの企画・運営のために結成。
 
Q④ 「やのあさこ企画」の活動を具体的に説明お願いします。
 
今回のイベントのためだけに結成したものの・・・
依頼を受けてイベントをひとつ運営
 
○2014.3.30宇土市民会館にて
「中川ひろたか&大友剛ぼくたちの絵本と音楽とマジック」
シンガーソング絵本ライターの中川ひろたかさんと、
ミュージシャンでマジシャン、そして多くの絵本を翻訳されている
大友剛さんをおよびしてのステージ。
おふたりの絵本をプロジェクタにうつして、
音楽・ダジャレ・あそびうたを交えてみんなで楽しみました。
こどもさんだけでなくおとなのみなさんにも
たくさんの笑顔がみられました。
 
○阿蘇一の宮caféetbrocanteTienTien
「第1回古本市」
阿蘇・一の宮の観光地の中心的な存在のカフェ
TienTienにて開催された古本市に参加。
趣味の古本を扱いつつ、10/3otto&orabuの告知を行う。
 
Q⑤ 活動をしていく上で苦労している点などあればお願いします。
 
こういったイベントについては、まったくの素人であること。
仕事でもないので、仕事の終わったあとや休みの日に
「草の根活動」を地道に続けている。
 
Q⑥ これまでの活動の中で、
最も印象深いエピソードをお願いします。
 
こんな勢いだけで始めた私たちを、
どこへいってもみなさんあたたかく受け入れて下さり、
それだけでなく、みなさんできる限りの精一杯の
応援をしてくださること。
 
Q⑦「やのあさこ企画」では、10月に鹿児島の
「しょうぶ学園」とのイベントを予定しているそうですが、
詳細を教えてください。
 
otto&orabuLiveatKUMAMOTOあたらしいところへ
~It’sSHOBUSTYLE~
 
■場所くまもと森都心プラザ5階ホール
 
■チケット前売り一般(高校生以上)3,000円、
子ども2,000円※2歳以下無料
 
■取扱い熊日プレイガイド、交通センタープレイガイド、
長崎書店、金龍堂まるぶん店、
蔦屋書店熊本三年坂、チケットぴあ
 
■問い合わせ先
やのあさこ企画 090−8403−2103
E-Mail : yanoasako@gmail.com
 
鹿児島市にある障がい者支援施設「しょうぶ学園」は、
支援を必要とする側・支援を提供する側といった枠をこえ、
モノづくりをとおして、ひとが本質的に備えている創造する力を
引き出し、ともに協働する者としてよろこびをわかちあえる
コミュニティづくりに取り組まれている。
 
活動は多方面から高く評価され、2013年度には
「しょうぶ学園の新しい福祉デザイン[SHOBUSTYLE]として
グッドデザイン賞も受賞している。
 
学園内には、布・木・土・和紙の工房などがあり、
障がいを持つ人たちの感性あふれる創造活動に、
サポートで携わるスタッフが同じ“表現者”という立場でかかわり、
コラボレートしながら独自のものづくりをしている。
 
純粋で創造性あふれる作品の魅力は、国内はもとより海外からも
注目されており、昨年度末に熊本市現代美術館で開催された
「アール・ブリュット・ジャポネ展」や現在東京都美術館でも、
造形作品の一部が取り上げられている。
 
その、しょうぶ学園のさまざまな「つくりだす活動」のひとつ、
otto&orabu(パーカッションとヴォイスグループ)は、
不揃いながらも力強い音が、自由に純粋に楽しくセッション
することで、心地よい音楽を生み出すとして、
現在日本各地から公演依頼が絶えず、
昨年福岡イムズホールで開催されたライブのチケットは完売、
立ち見も出るほどの盛況ぶり、
ファッションブランドのCM曲にも採用された。
 
園長である福森氏の言葉を借りると、本来、音楽で
「不揃い」や「ズレ」は好まれないはずであるのに、
不揃いな音をバランスよく配置することで、彼らの不揃いな
音が無理に主役になることなく心地よい音楽になる。
「はたして揃うことがすべて美しいことだろうか」と考えると、
みえている世界には、実は見えていない
別の可能性があることにきづかせてくれる、という。
 
Q⑧ 今後の夢、目標などあればお願いします。

10/3のライブで完全燃焼!
 
Q⑨ 熊本県民にPRしたいこと、
今後の活動予定、お知らせなどあれば教えてください。

とにかくotto&orabuの生の音を体感してください!

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絹工房 なかじ

あらゆるジャンルの“注目の人”にインタビューする「ヒューマン・ラボ」。
今日は、絹工房 なかじ代表の中路 暁さんがゲストです。
 
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1.ご出演の方のお名前と職業、所属を教えてください。
 
中路 暁(なかじ さとる)
一級染色技能士
絹工房なかじ
 
2、「絹工房 なかじ」についての基本情報を教えてください。
 
中央区細工町4丁目26
五福小学校通り沿い 祗園橋電停から徒歩1分
(096)-324-0777
南区城南町東阿高1783-25
(0964)-28-6913
 
3、「絹工房 なかじ」の歴史についてお願いします 
 
2004年4月京都からの修行を経て南区城南町で開店
以後、7年間程月1回ペースで
県内・県外の呉服店の要望でしみ抜き実演回り。
2014年4月中央区細工町に2号店開店
 
4、1級染色技能士を取得されたきっかけなど
 
京都での修行時代に2級染色技能士を取得していたため、
いずれ取得するつもりではいましたが、
一番の要因は父の言葉でした、父も呉服に携わる人間なので
「技術職には1級であるべき、1級を取得する事で仕事への
自信にも繋がる」という事が取得するきっかけとなりました。
 
5、熊本県内でもお二人しかいらっしゃらないと
お聞きしまたが難しいのでしょうか?
 
資格を取得するまでには段階があり
まず、3年間以上の実務経験を経て2級を受ける資格が与えられます。
次に2級合格後3年間の実務経験を経て1級を受ける資格が与えられ、
試験は2年に一回京都で開催されます。
このように、段階毎にクリアしていかないといけないので、
年月が必要となってきます。
ちなみに、1級と2級の実技試験内容難易度は別物です。
 
6、例えば、出先などでも出来るシミ抜きや応急処置など
 
よく物をこぼしたりした時には反射的におしぼり等で
こすってしまいがちです。
この行為は余計に着物や洋服の生地を傷めたり、
シミが定着しやすくなるので、出来るだけしないで下さい。
シミがついた場合には乾いたタオル等で擦らずに
拭き取って頂くだけにしておいたほうが
直しやすくなります。
 
簡易的なしみ抜きスプレー等ありますが、
シミがしっかり取りきれていないと、後から変色した状態で出てきます。
 
7、苦労している点などあればお願いします。
 
着物人口を増やすにはどうしたらよいものか、
仕事上きものを着て頂かないと仕事になりませんので、
最近では着物へのとっかかりとして、
浴衣を着用してのイベントを行ったりしています。
 
8、これまでの経験の中で、
最も印象深いエピソードをお願いします。
 
京都での修行時代に仕事中きものを燃やしてしまったことです。
今まで修行してきた弟子の中でも初めての事でしたから、
親方の方がビックリしていました。
 
9、熊本県民にPRしたいこと、今後の活動予定、
お知らせなどあれば教えてください
 
当店では、他店で断られたお着物も直します。(最近多いです。)
集荷・配達も行っております。
出張タンス整理(日曜 要予約制)致します。
 
ありがとうございました。
 
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劇団昇天回廊 演出 和田暁幸さん

あらゆるジャンルの注目の人にインタビューするヒューマンラボ。
今日のゲストは、9月6日(土)、7日(日)に上通りの
同仁堂ホールスタジオライフで、つかこうへい作の演劇
「二等兵物語~怪盗ムーン~」を上演する、
劇団昇天回廊演出和田暁幸さんです。
 
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この劇団昇天回廊は、
松崎ひろゆき本人が20年以上所属する劇団でもあります。
 
Q1、そもそもいつ頃から、なぜ芝居を始めたのか?
 
19歳の頃から始めました。
 
Q2、今回初演出!?
なぜやることになったのか、きっかけは?
 
劇団をやっていると、色々なことを担当します。
頼まれて始めましたが3~4ヶ月で6kgくらい痩せました。
 
Q3、実際にやってみた感想は?
 
まずはこの作品が好きだったので、
作品ありきで演出を引き受けました。
役者さんをスカウトし人を集めるところから始めますが、
練習の際はこういう場面ではこういう雰囲気で、声のトーン、
台詞の間、視線の向きなどなど…さまざまなお願いをしました。
 
稽古時間の調整、スケジューリングなども担当します。
 
Q4、「二等兵物語~怪盗ムーン~」のあらすじは?
 
つかこうへいさんは有名ですが、
お芝居はご存じない方も多いです。
 
戦争中のお話で、
日本の兵隊と従軍慰安婦の方との恋物語です。
是非、お芝居を見に来て下さい。
 
※ここでチケットプレゼントのお知らせです。
 
今日紹介した、
劇団昇天回廊公演 つかこうへい作
「二等兵物語~怪盗ムーン~」
 
日時:9月6日(土)、7日(日)
会場:上通りの同仁堂ホールスタジオライフ
土曜日のチケットをペアで2組にプレゼントします
ご希望の方は、
番組宛にメール・FAXでお申し込みください。
メール glory@fmkumamoto.jp
FAX 096-355-5200
締め切りは、28日(木曜日)まで。
 
・・・たくさんのご応募お待ちしています。
 
今日のゲストは、9月6日(土)、7日(日)に
上通りの同仁堂ホールスタジオライフで、
つかこうへい作の演劇
「二等兵物語~怪盗ムーン~」を上演する、
劇団昇天回廊、演出の和田暁幸さんでした!
 
以上、ヒューマンラボのコーナーでした。
 
劇団昇天回廊 オフィシャルサイト
http://www12.ocn.ne.jp/~syo.kai/
 
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一般財団法人 熊本県健康管理協会

あらゆるジャンルの“注目の人”にインタビューする「ヒューマン・ラボ」。
今日は、一般財団法人 熊本県健康管理協会
理事長の小山和作さんがゲストでした。

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1.ご出演の方のお名前と職業、所属を教えてください。
 
名前:小山和作
(ふりがな)こやまわさく 
所属:(一財)熊本県健康管理協会 理事長 
 
プロフィール:昭和35年、熊本大学医学部卒業、
同大学第2内科講師を経て、昭和48年
財団法人熊本県健康管理協会専務理事に、
5年後、昭和53年日本赤十字社熊本健康管理センターを創設、
所長として25年務め、平成15年、同職を退職し各挙所長に。 
 
専門分野:予防医学、健康管理、老人保健、産業保健等 
著書:健康の老年学、いのちの予防医学,予防がいちばん等。
 
2.「熊本県健康管理協会」についての基本情報を教えてください。
 
一般財団法人、熊本県健康管理協会 
〒861-8528 
熊本市東区長嶺南2-1-1日本赤十字社熊本健康管理センター内 
 
電話相談専用 096-382-9045(月曜~金曜 祝日・年末年始を除く 19:00~20:30)
※お昼は健康相談はしていません
 
ホームページ
 
3.「熊本県健康管理協会」がつくられた
「きっかけ」をお願いします。 
 
昭和30年代、未だ戦後からの脱却が出来ない我国の
実情の中で、生活苦と医療体制の不備で失われていく
"いのち"が数多く、特に農林県である熊本県では、
農村の実態からみて、当時、無秩序に使用しだした農薬中毒事件、
次第に大型化した農機具による大規模事故、
農夫症を始め農村婦人の貧血、ハウス栽培農家の
いわゆるハウス病、農村には病気が多く、
農村病、農家病といわれた。
 
にもかかわらず農家所得は低く、次第に離農離村が始まった。
しかも無医地区は増加し、病気をしても医者に診てもらえない...
という中で都市部でも患者のタライ廻し、
無資格者の医療介入など医療に対する不信は続いた。
その時、熊本に「新しい医療を創る会」が誕生。
(初代会長 六反田藤吉 熊大教授)
その主張は
1.健康からの医療 2.チーム医療 3.医療への住民参加であった。 
その1.健康からの医療の実現の為昭和47年誕生したのが
本協会であった。
初代会長・河津寅雄(小国町長、全国町村会会長、
TKU社長、日赤熊本県支部長)であった。 
その5年後に日赤熊本健康管理センターが設立される。 
 
4.「熊本県健康管理協会」には
どのような方々が参加していますか? 
 
設立当時、会長河津寅雄(前述)副会長、
農協共済連会長、地婦連会長、熊日社長、
熊大公衆衛生学教授 野村 茂(熊本農村医学研究会長) 
常務理事として河津龍介(市民病院長)、
長尾和治(同副院長、後に院長)、竹熊宣孝(菊池養生園長)
松金秀暢(熊本赤十字病院院長)、小山和作が専務理事。 
 
他の理事には県知事、熊本市長、農協4連会長、
RKK、TKU、KKT、KAB、各社社長、
商工会議所会頭、商工会連合会会長、肥後銀行頭取、
監査には当時の肥後相互銀行と熊本相互銀行の社長が、
平成26年4月から一般財団法人へと脱皮し、
県当局の指導もとで役員は簡素化し、
上記の方々とはほとんど顧問か参与について頂き、
動きやすい役員構成になった。 
 
小山が理事長で、副理事長、
前・九州看護福祉大学学長二塚信、
同日赤熊本健康管理センターセンター所長、
緒方康博、理事、元熊大教授等泰三、
前・日赤健康管理センター副所長三原修一、
TKU取締役、肥後銀行頭取、監査役が熊本銀行。 
(敬称略します) 
 
5.「熊本県健康管理協会」の活動を具体的に説明お願いします。 
 
昭和47年設立以来、5年間は県下に広く、
予防医学の普及と集団検診を実施していたが、
昭和53年日赤熊本健康管理センターが設立され、
検(健)診事業は日赤に移行し、
専らその他の啓発活動に専念することになった。 
 
1.電話相談の実施 
 
2.学校検診の実施(わずかな高校等の心電図検査) 
 
3.予防医学事業中央会(東京)の熊本支部としての活動 
①全国予防医学推進大会、②同運営会議、
③同九州大会、④同技術研究会議、⑤同医師協議会 
 
4.予防医学、健康増進に関する啓発活動 
①講演活動、②健康ビデオ、手帳、食品の斡旋、販売 
 
5.調査研究の実施 
①予防医学将来方向検討に関する研究、
②熊本県における健康管理事業に関する研究
その他 がん対策、高齢者の健康対策問題など 
 
6.(一財)熊本県健康管理協会‐河津寅雄賞の選考及び表彰 
 
6.「熊本県健康管理協会」では健康電話相談も
行っているそうですが、詳しく教えてください。 
 
協会設立のほぼ1年前、前身の「新しい医療を創る会」で
電話による健康相談を開始。 
協会設立と同時にこの事業を協会と移譲した。従って42年続いている。 
相談時間は19:00(午後7時)~20:30(午後8時30分) 
月曜日から金曜日まで 
内容:原則として病気の相談ではない。
「何曜日が何かの相談担当」というものではなく、
本人もしくは家族、知人の健康不安に対する質問を受付する。
いわば健康生活へのアドバイス。その人に合った
健康への考え方について一緒に考えるという姿勢で、
必要によっては医療機関の受診をすすめることがあるが
特定の医療機関は勧めない。 
担当者:医師、保健師、薬剤師、栄養士、ソーシャルワーカー等 
曜日に担当者を固定しない。 
 
7.活動をしていく上で苦労している点などあればお願いします。 
 
1.財政上の問題 
活動の殆どが直接的協会の収入になる活動ではなく、
電話相談も一時は中止の案も浮上したが、
担当してくれる人達がボランティアでしますという
決意にほだされ続いている。 
手当ては出していない。 
 
2.日赤健康管理センターに寄生している形である。 
財政上の問題であるが事務員の採用も侭にならない 
 
3.広報活動に力を入れたいが 
これも財政との兼ね合いだが予防医学を更に普及したい。 
 
4.電話相談では 
折角担当者が待機しているのだから、もっと相談が欲しい。 
マスコミからの広報は力があると考える。 
 
8.これまでの活動の中で、最も印象深いエピソードをお願いします。 
 
1.協会運営に関しては、さほど大きな問題はなかったが 
5年経ったとき、日赤に健康管理センターを創り、
業務を委譲する時に当時の会長河津寅雄氏の包容力と
決断があったが故に成就したと考える。 
 
2.電話相談に関しての印象深いエピソード 
基本は相談を受ける当方としては専ら傾聴に努めるので、
高齢者など1人で1時間近くお喋りされる方もおり、
話し相手が欲しいのだと考え聴いてあげた。
一方は話をし終わったら「ありがとうございました」と電話を切られた。
こちらは何も言っていないのにと苦笑いしていた。 
又、忙しい中に担当を受けてくれた医師は、
質問者の話を聞いているうちに自分の病院の
患者(家族)だと分かったが、
患者は「受持ちの主治医が忙しくて私の話を聞いてくれない」と
いうので大いに反省したという一面もあった。 
 
9.今後の夢、目標などあればお願いします。 
 
日本人(熊本県民も)の最大の死因はがんである。
3人に1人はがんで亡くなり、2人に1人は罹患している。
もっと1人1人が意識を高め、予防できるものは予防し、
もしがんに罹ったら早期に発見し、
がんで死なないようになりたい。 
更に高齢期に要介護により生活の質を落として
時を潰す方が多くなっている。 
その原因はいわゆる生活習慣病
(高血圧、糖尿病、脂質異常症...)。
いつか人生に終わりがあっても健康で長生きできるように
健康寿命を伸ばせる、そのお手伝いをしたい。 
お年寄りが「年をとって良かった」といえる社会にしたい。 
熊本県民が日本一の「がん検診」受診率で「がん」で
死なない県にしたい。 
結果は熊本県が日本一の健康寿命の長い県、
医療費の安い県にしたいものです。 
電話相談もその一環で続いている。 
 
10.熊本県民にPRしたいこと、
今後の活動予定、お知らせなどあれば教えてください。 
 
健康は基本は自己管理(self-care)である。
検診を受けるのも医療機関で医療を受けるのも、
誰かが健康にしてくれるだろうということではなく、
自らが考え自らが主体的に行動して、始めて健康は得られるもの。 
健康づくりは生きがいづくりであり、生活づくりである。 
健康づくりで心がけていることは「馬は川に連れて
行くことは出来ても水を飲むのは馬である」
あくまで健康づくりの主人公は県民であり、
我々はサポーターである。 
予防医学の精神とノウハウを県民に広くPRし、
全ての県民が、産、官、学、民、一致して健康な県としたいもの。
その啓発活動をこれから関連団体と共催し、
進めていきたいと考えている。 
県民の、県民による健康を県民と共に考え行動していきたい。 
 
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『新人OLひなたと学ぶ どんな会社でも評価される 「トヨタのPDCA」』

あらゆるジャンルの注目の人にインタビューするヒューマンラボ。
 
今日はビジネス書『新人OLひなたと学ぶ どんな会社でも評価される
「トヨタのPDCA」』を出版された、WEBディレクターで
著者の原マサヒコさんにお越しいただきました。

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●原マサヒコさん オフィシャルホームページ
http://www.haramasahiko.com/
 
Q1、ビジネス書の著者・作家になったきっかけを教えてください。
 
もともとビジネス書が大好きで、読みまくっているうちに
自分でも出したいと思うようになりました。
そして、ビジネス書を出版するための講座に通って
デビューすることができました。
その講座でも30%くらいの人しかデビューできていないので、
誰でもなれるわけではないと思います。
仕事での実績やノウハウみたいなものは必要かと思います。
 
Q2、読み手のレベルがバラバラですよね、
書き方や表現で気を付けているところはありますか?
 
著者によって読者層が違うと思いますが、私の場合は新入社員とか、
3年目4年目の社員を常にイメージしていますので、
なるべく手に取りやすい本、読みやすい本を心がけています。
そのため、これまで出した本はすべてストーリー仕立てで
書いています。
あとは、読後感として「よし、頑張ろう」と前向きになるような
ものを意識しています。せっかくお金を出して買って
いただきますので、買ってよかった、読んでよかったと
思えるものを作るようにしています。
 
Q3、取材や下調べ、打ち合わせなど色々大変と思いますが、
エピソードなどありましたら、お願いします。
 
実体験をもとに書いているので、取材などはあまりして
いないのですが、ストーリー仕立てなので、
小説や映画などをよく見るようにしています。
買った小説はメモだらけになっていますし、
映画を観終わっても手帳にメモを色々書いていたりするので、
周囲からは怪しい人に見られているかも知れません。
あと、ストーリーで大変なのは、一部の設定を変えて
しまうと全体に影響が出てしまうことです。
たとえばキャラクターを途中で一人増やしたり、
キャラクターにメガネをかけさせることになったり、
関西弁に変更になったり、と途中で設定を変えたりしたので、
そのたびに全体を書き換えていました。
おかげで書き始めから完成まで1年近く掛かってしまいました。
ビジネス書としては非常に長いです。
 
Q4、今回の『新人OLひなたと学ぶどんな会社でも
評価される「トヨタのPDCA」』の中身について教えてください。
先ず、PDCAとは?
 
PDCAはPLAN・DO・CHECK・ACTIONという
仕事の進め方の基本の考え方です。計画を立てて、実行して、
振り返って検証し、修正して次の計画を立てる。
そんな感じでぐるぐる回すことをPDCAサイクルと呼んでいて、
ビジネスの基本になっていたりします。
ただ、しっかりと教わる機会もないせいか、
このサイクルを回せていない会社を数多く見てきました。
私がいたトヨタ自動車はこのサイクルを自然にぐるぐる
回していたので、その心構えを伝えたいと思って
書いたのが今回の本なのです。
 
Q5、どんな人に読んで欲しいですか?
 
やはり主人公が新人OLだけあって、
新入社員や入社2年目3年目の若手社員さんには
読んでもらいたいです。ベテランの社員さんであっても、
PDCAっていまいちよく分かってないなぁ、
回せてないなぁ、と思われる方には復習も兼ねて
読んでもらいたいですね。実際、色々な企業で
「研修テキスト」としてご購入いただいていると聞きます。
難しそうな本よりも社員たちに読ませ易いのかも知れません。
 
Q6、次のビジネス書のテーマや
出版時期など決まっていますか?
 
トヨタの現場やカイゼンについては書き続けたいと
思っておりまして、現在、
いくつかの出版社さんと話を進めています。
今はこの「ひなトヨ」関連で講演などに呼ばれる機会が多いです。
来月9月12日にも博多駅にある丸善さんで
出版記念講演会をさせていただく予定です。
 
Q7、熊本県内の主な取扱い書店を教えてください。
 
蔦屋書店嘉島店ではパネルも含めドーンと
大きく取り扱ってくださっています。
それから蔦屋書店熊本三年坂店や長崎書店さんでも
取り扱ってくださっています。
熊本駅のマチカラブックスさんにもありますが、
それだけでなく熊本駅のショーウィンドウで
主人公「ひなた」のパネルまで飾っていただいています。
 
さて、今日紹介した『新人OLひなたと学ぶ
どんな会社でも評価される「トヨタのPDCA」』に
原さんのサインを入れて5人の方にプレゼントします!
ご希望の方は、番組宛にメール・FAXでお申し込みください。
 
メール glory@fmkumamoto.jp
FAX 096ー355-5200
締め切りは14日(木曜日)までです。
 
・・・たくさんのご応募お待ちしています。
 
今日はビジネス書『新人OLひなたと学ぶ
どんな会社でも評価される「トヨタのPDCA」』を出版された、
WEBディレクターで著者の原マサヒコさんにお越しいただきました。
原さん、ありがとうございました!
以上、ヒューマンラボのコーナーでした。
 
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NPO法人HITOプロジェクト

あらゆるジャンルの“注目の人”にインタビューする「ヒューマン・ラボ」。
NPO法人HITOプロジェクト事務局前原栄輔さんがゲストです。

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Q① ご出演の方のお名前と職業・所属を教えて下さい。
 
名前:前原栄輔
(ふりがな)まえはらえいすけ
所属:NPO法人HITOプロジェクト事務局
 
プロフィール:以前は営業職に就いていたが、
2009年秋にHITOプロジェクト事務局を通じて
東京のNPO法人の活動を知り、社会活動に興味を持つ。
2010年よりHITOプロジェクトのセミナー企画、
ロボット教室に従事し、よりNPOの活動に関わる。
学生時に情報系学科でプログラミング等を学んだことを
活かし、2011年1月より同法人のロボット教室で
子どもたちの指導に当たりながら、
事務局としてロボット教室や競技会、セミナー企画、
異業種交流会等の企画・運営に携わり現在に至る。
 
ホームページ、ブログなど:
 
Q② 「NPO法人HITOプロジェクト」についての
基本情報を教えて下さい。
 
正式名称:NPO法人HITOプロジェクト
所在地:熊本県熊本市中央区白山1丁目3-2
TEL:096-364-6828
 
設立年月日:
平成19年3月16日熊本県知事認証、3月27日設立
 
活動目的:小学生、中学生、青少年、高齢者を対象に、
各種教育プログラム、体験学習、自己実現プログラムを通して、
「知、徳、体」のバランスの取れた人材育成、
将来情報社会で活躍できる人材の拡大を目的とします。
 
Q③ 「NPO法人HITOプロジェクト」がつくられた
「きっかけ」をお願いします。
 
設立のころは青少年の科学離れが進み、高等学校では
「物理」の選択者が少なくなり、さらに工業系大学入学者も
減少傾向にあります。国際的な学力テストにおいても
物理や数学の学力が低下するなどの憂うべき実態が
見られるような時代背景でありました。
青少年の生活環境も大きく変化し、「モノづくり」を
体験する機会は非常に少なくなり、工夫する力や
創造力が著しく低下してきているとも言われています。
そこで、自己実現プログラムを通して、青少年に
論理的に物事を考える力と問題解決能力を涵養し、
将来さまざまな分野で活躍できる人材育成を行う目的で
設立いたしました。
 
青少年を対象にロボット教室など「モノづくり」体験を
行うのは、大学や専門学校といった高等教育機関に
進むよりもっと前の段階で、小中学生が体験する場を提供し、
工学分野への興味関心を引かせるとともに達成感を得て
楽しく学べることを目的に実施しています。
 
Q④ HITOプロジェクトという団体名の由来はなんですか?
 
論理的に物事を考える力と問題解決能力を涵養し、
将来の情報社会で活躍できる人材を育成するという理念を
「Hearty(心)&Intelligence(知性)&
Technology(技術)Organization」の頭文字からとって表しました。
まずHeart(心)が頭にきているのがみそです。
 
Q⑤ 「NPO法人HITOプロジェクト」の活動を
具体的に説明お願いします。
 
メインで行っている活動に以下のものがあります。
 
◆ロボット・プログラミング体験教室
小学生高学年~中学生を対象にしたロボット制御を
体験するプログラミング教室。教材は高等教育機関でも
採用されており、子どもたちにもなじみがある
「レゴ」の「マインドストーム」を使用。
モーターやセンサーを搭載し、マイコンが内蔵された
ブロックに、ビジュアルで理解しやすい専用ソフトを
使用してプログラミングを行い、転送して自律的に
自ら組立てたロボットを自ら動かす「ものづくり」体験を
通して工学分野への興味関心を引くとともに、
創造性、論理的思考、問題解決能力の育成を図る。
 
◆ロボット競技会「WROJapan熊本大会」
世界44カ国の小中高校生が参加する自律型ロボットによる
制御技術を競う国際ロボットコンテストの
日本国内熊本地区予選会を熊本大学、
東海大学との共催で実施。様々な障害物やミッションが
用意された競技コースを走行し、得点やタイムを競う。
成績優秀チームは9月に行われる決勝大会に
熊本地区選抜チームとして参加し、全国の参加者と競い、
国際大会の出場を目指す。
大会参加者の育成も行っている。
 
◆くまもとシゴト人市
社会で活躍する大人たち(シゴト人)と、
「熊本を盛り上げたい」、「何かに挑戦したい」若者たちが
本音で語る座談会。これまで3回実施し、
スポーツ選手、起業家、デザイナー、国家公務員、
クリエイターなどの方々にご登壇いただいた。
 
Q⑥ 活動をしていく上で
苦労している点などあればお願いします。
 
現在主に行っているロボット教室および競技会だが、
指導やサポートできるスタッフが限られていること、
ロボット教材が安価でないためあまり購入できないことなどで
開催できる規模や回数が限られており、
定期的な開催や年間通して学べる場を提供することが
困難であることです。
また、実施の際も会場の校区外の子どもは保護者の
協力なしでは参加が難しいこともあるため、
学ぶ意欲があっても参加できない子どももおり、
今後どうやって多くの子どもたちに求められる場を
提供できるかも課題の1つです。
 
Q⑦ これまでの活動の中で、
最も印象深いエピソードをお願いします。
 
体験教室でアンケートをとると、参加した理由に
「ロボットに興味があるから」、「レゴが好きだから」、
「なんとなく楽しそうだから」という回答も目立つが、
もっと学びたいと意欲的になった子どもが本気に
なって取り組んでくれたことで、印象深いものがあります。
ロボット競技会に参加する子どもが、冬休みや
夏休みをかけて研究、練習し、大会に臨んだが、
練習でうまくいってもどうしても本番で失敗することがあり、
成果を発揮できなかったことで落胆したり
「もっとこうしていれば良かった」と悔しさから
涙を流しました。
そこに子どもたちの取り組んできた姿勢や本気、
熱意がこちらにも伝わります。自分の考えている
理想まで研究・練習して持っていくことの難しさ、
他者と競うことによりかかるプレッシャー、
外部環境や様々な要因によって結果が変わるという
自分の思い通りにいかないことなどを感じて
くれたことと思います。
また、逆に成功したチーム、勝ち抜いたチームは
喜びを表情とジェスチャーで表現し、
そこで得た自信も見せてくれます。
体験教室では「楽しかった」と笑顔になる子どもが多いが、
勝ち負けがはっきりする競技会では
その姿が対照的であることが印象的でした。
 
Q⑧ 今後の夢、目標などあればお願いします。
 
今後の目標として以下のものがあります。
ロボット体験教室を開催すると毎回必ず
「これまで知らなかった」という方がいらっしゃるので、
より多くの子どもたちに機会を提供できるよう規模を
拡大することと、裾野を広げることで頂点を押し上げ、
競技会などでの上位入賞など熊本から全国で
活躍できる人材を輩出することです。
また、IT分野や情報教育といっても多岐にわたり、
個人によって興味や特性も様々なので、もっと広く、
そして深く、継続して学べる環境をつくることも
重要だと考えています。
 
当法人の理事長は、専門学校2校
(熊本電子ビジネス専門学校、熊本デザイン専門学校)の
理事長であり、また7月にはデジタルハリウッドスタジオ熊本
というWEBデザイナー養成のオンラインスクールも開講しました。
 
これらの団体がそれぞれ様々な世代や職域に対しての
人材育成を通じて、熊本県の発展、熊本に生まれ育った人たちが、
活き活きと働ける環境作りのお手伝いを
していきたいと考えております。
 
Q⑨ 熊本県民にPRしたいこと、
今後の活動予定、お知らせなどあれば教えてください。
 
8月24日(日)13:00から熊本の小中学生が全国を
目指して自動制御技術を競う自律型ロボット競技会
「WROJapan2014熊本大会」を実施します。
大会に出場するチームは現在指導中ですが、
見学は自由なので、小中学生が作ったロボットと
それを動かすプログラミングをご覧いただければ幸いです。
秋以降もロボット・プログラミング体験教室を実施予定なので、
HITOプロジェクトホームページやフェイスブックページを
今後チェックしてください。
また、教材数やスタッフ数に制限がありますが、
この地域で開催してほしいという要望があればご相談ください。
 
今日はNPO法人HITOプロジェクト事務局の
前原栄輔さんにお話を伺いました。
前原さん、ありがとうございました。
 
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