あらゆるジャンルの“注目の人”にインタビューする「ヒューマン・ラボ」。
今日は、NTTドコモ九州支社主催のアンドロイドアプリコンテストの
開発部門でグランプリを獲得した、
熊本県立大学 総合管理学部 総合管理学科
飯村研究室のMOGPUK(もぐぷく)チームの皆さんがゲストでした。
Q① ご出演の方のお名前と職業・所属を教えて下さい。
①田上雅也
②上村佳奈
③大久保友里恵
④大田原俊介
⑤野中椎菜
⑥平野慎二
⑦飯村伊智郎
所属:
〔①~⑥〕熊本県立大学 総合管理学部 総合管理学科 飯村研究室 4年生
〔 ⑦ 〕熊本県立大学 総合管理学部 総合管理学科 教授
ホームページ、ブログなど:
Q② ご出演の方の所属部署についての基本情報を教えて下さい。
〒862−8502(大学専用郵便番号:住所記載不要)
熊本市東区月出3丁目1番100号
熊本県立大学 総合管理学部 総合管理学科 飯村研究室
(知能情報学研究室)
Q③ 県立大の開発チームが作ったアプリが「NTTアプリアワード」で
受賞したそうですが、これはどんなコンテストだったのですか?
また、どんな賞を受賞されたのでしょうか?
NTTドコモ九州支社主催のアンドロイドアプリコンテストで、
このコンテストは、九州・沖縄エリアの学生
(高等学校、高等専門学校、専門学校、大学、大学院に
在学している学生)を対象としております。
同社九州支社が若手人材の育成とスマートフォンアプリの普及を
目的に開催し、今年で3回目となるNTTドコモアプリアワードの
テーマは「あなたが、そしてみんながスマートフォンに
『欲しい!』と思うアプリ」。アプリを作る開発部門と
アイディアを競う企画部門があり、
両部門合わせて397件の応募がありました。
(内訳:開発部門55件、企画部門342件)
私たちMOGPUK(もぐぷく)チームで開発したアプリ
「もぐ~ぽん」は、同コンテストの開発部門にてグランプリ(1組)を
獲得いたしました。審査員の方からは、
「観光という明確な目的をもち、町おこしや地域振興として
非常に面白いアプローチ方法である。」というご意見や、
「ユーザはクーポンという具体的な利益を享受できるため、
ひとつのブランドとしてのマーケティングの可能性を感じる。」、
「ゲーミフィケーション
(参加者の意欲を高めるためにゲームを利用すること)の
適用例として、優れたアイディアであると思う。」といった
評価をいただきました。
参考:NTT DoCoMo HP
Q④ 今回受賞したアプリの名称は?
どんな機能のアプリなんでしょうか?具体的に説明お願いします。
今回受賞したアプリの名称は「もぐ~ぽん」です。
熊本県阿蘇郡南小国町の観光振興と同町のゆるキャラ
「きよらスキー」の認知度向上を目的として、
同町や町観光協会と連携して開発したアプリです。
主な機能としては、「きよらスキー」が仲間のお店を手伝うという
設定のゲーム(神経衰弱)でポイントを貯めると同町に
実在する店舗で利用できるクーポンや同町の
観光地画像などが入手できるといったものです。
また同アプリと連動するホームページ「もぐぺーじ」では
クーポンが利用できる店舗情報を掲載しているほか、
きよらスキーや町内マップなどを紹介することで
同町の観光地やゆるキャラのPRを図ることも目的としております。
Q⑤ 「もぐ~ぽん」にはさまざまなキャラクターが
登場するそうですが、いくつか具体的に説明をお願いします。
全キャラクターは、「きよらスキー」の考案者である、
「河津幸太郎(かわずこうたろう)様」のアイディアで誕生し、
「きよらスキー」を含め、総勢11体のキャラクターがいます。
きよらスキーの家族である寡黙で頑固な「きよら父さん」と
温泉が大好きな「きよら母さん」の2体、
南小国町の地名や観光名所をモチーフとした8体の仲間たちがいます。
仲間たちの一例を挙げますと、観光地「押戸石」をモチーフとした
「おしとい氏」がいます。照れ屋で口下手な柔道家で、
いつも仲間たちを見守っており、「鬼の手玉」という
必殺技を持っております。これらキャラクターの情報は
Q⑥ アプリ開発で苦労したポイントは何ですか?
開発で最も苦労したポイントは、初めてのアプリ開発で、
ユーザや南小国町の役場職員の方、協力してくださる
お店の方々に納得して頂ける作品を開発することでした。
例えば、自分が英語をよく理解していないのに、
英語の文章で読者が感動するような本を書いてくださいと
依頼された時、誰もがそれは非常に難しいことだと
思われるはずです。
今回のアプリ開発もそれと同じく、まずどのように作れば
いいかという部分が分からず、最初のうちは画面に文字を
表示させるだけでも非常に苦労いたしました。
しかし、私たちの所属する熊本県立大学の飯村研究室には、
様々な開発のための書籍や機材等の研究環境やお互いに
切磋琢磨しながら開発技術を磨くことができる向上心の高い
メンバーがいたため、それらの環境のおかげで、
一つ一つ着実に問題を解決しつつ、ユーザや町民の方に
納得していただけるデザインや機能を実装するができました。
Q⑦ これまでの活動の中で、最も印象深いエピソードをお願いします。
南小国町の役場職員の方からたくさんのご協力をして
いただいたことです。アプリ開発にあたって同町を訪問した際、
役場職員の方が2日間、様々な観光地へ案内してくださいました。
悪天候であったり、険しい道のりが多かったりしたため、
役場職員の方の案内なしでは目的地へたどり着けなかったと
思います。また、各地でその土地にまつわるお話をしてくださり、
地元ならではの貴重な情報もお伺いすることができ、
アプリ開発をより充実させることができました。
また別日で同町を訪れた際、このアプリ開発プロジェクトを
承認してくださった南小国町町長様ともお話しをする
機会がありました。
町長様からは町民から非常に慕われておられることが伺える、
気さくな優しい方だという印象をうけました。
実際にもアプリ開発に関して協力的で、
そのような町長様のおられる南小国町だからこそ、
私たちのプロジェクトをここまで進めることが
Q⑧ 今後の夢、目標などあればお願いします。
今回のプロジェクトを通して私たち自身の開発技術を磨くことや、
プロジェクト進行のためのノウハウを得ることができたので、
今後の卒業研究に活かし、より社会に貢献できる
取り組みを行いたいと考えております。
また、私たちの所属する熊本県立大学のスローガンは
「地域に生き、世界に伸びる」ですが、今回のアプリ開発に限らず、
ITをうまく活用した産学官連携による町興し活動が広がればと思います。
Q⑨ 熊本県民にPRしたいことなどあれば教えてください。
今回開発したアプリは、きよらスキーやその仲間たちが登場する
可愛らしいデザインとなっているため、
多くの人に楽しんでもらえると思います。
また、観光地情報やアクセス情報をより詳細に掲載した
ホームページの方も制作しております。
是非、ゲームで楽しく遊んで、クーポンを手に入れてもらい、
ホームページで観光地情報等を参照して
南小国町を訪れていただきたいです。
今日は、NTTドコモ九州支社主催のアンドロイドアプリコンテストの
開発部門でグランプリを獲得した、
熊本県立大学 総合管理学部 総合管理学科
飯村研究室のMOGPUK(もぐぷく)チームの皆さんがゲストでした。
ありがとうございました。
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