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アートなくらし

プリザーブドフラワー「小山賢作」さん

今日は2回目の登場、フラワーデザイナーの小山賢作さんです。

小山さんは小さい頃から花が好きで、

プリザーブドフラワーをアレンジした作品を手がけていらっしゃいます。

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最近は「フロールエバーウェブコンテスト」というコンテストに

参加されたそうですね?

日本のプリザーブドフラワー業界のパイオニアとして名高い

コンテストなんです。

今回は、黒いバラの中に白い大輪のバラを1輪、

さらに、今回のコンクールのテーマがスワロフスキーを組み合わせる

というのがありますので、スワロフスキーを星に見立てて

「銀河の調べ」という作品で応募しましたところ、

160人ぐらいの応募の中から20名の入選という事で嬉しく思っています。

また、12月1日から10日まで今度は、

「プリザーブドフラワーとイラストの二人展」を開催されるそうですね。

イラストレーターの中島由美さんと一緒の作品展です。

MOLSという美術館のようなモダンな建物を借りて、

童話の世界に迷い込んだような、夢のある、ロマン溢れる空間を創ります。

その空間でフラワーレッスンを行う他、

本格的な紅茶やクリスマスディナー、オペラコンサートなども楽しめます。

各種イベント、ワークショップについて詳細は、

ロイヤルフラワーのホームページでご覧下さい。 www.royal-ken.com

最近は男性からのオーダーも増えているそうですね。

はい、結婚記念日や彼女の誕生日に、とオーダーしていかれますよ。

来年はどんな年にしたいですか?

来年は東京で作品展が出来るように頑張っていきたいです!

ROYAL FLOWER の HP www.royal-ken.com

お会いすると、こちらも笑顔になってしまう、そんな素敵な方です。

「アートを旅するこころ」その2

熊本出身の元田久治さんの作品が展示された教室です。

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天井は一部分壊れて天井裏が見えています。
壊れた天井を強調させる為、教室全体は真っ白に塗られていました。

板張りの床も古く、ピンクと黄色の液体が入った
2つのガラス瓶が置かれています。

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廃墟になった東京の名所や、朽ちかけた東京タワーといった、
版画の作品のイメージともマッチして、
教室全体が元田さんの作品といった印象でした。

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それにしても廃校になった学校が会場というだけでもわくわくしますし、
映像、立体、平面といろいろあって、
各アーティスト目から鱗の面白い作品ばかりです。

はっきり言って生活の中にアートがなくても困ることはありません。
でもあれば、豊かな気持ちになれるのではないでしょうか。
そんなことを生業とする「芸術家とは何ぞや?!」と考えた時、
「一生懸命遊ぶことが出来る人」なのかもしれないと思った企画展でした。

★元田久治さんのホームページ
http://hisaharu-motoda.petit.cc/

★東京芸術大学のホームページ
http://www.geidai.ac.jp/

スタッフR

「アートを旅するこころ」その1

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東京芸術大学は創立120周年ということで、
今、面白い試みを行っています。

大学の上野キャンパスがある台東区の協力を得て、
「上野タウンアートミュージアム」と題し、
街中でアートのプロジェクトを繰り広げています。

その一環として台東区にある旧坂本小学校で
11月10日から11月30日まで行われている企画展に行ってきました。
会場はその名の通り、1926年に建てられ廃校となった、
趣のある古い小学校です。
タイムスリップしたような、非日常の世界に入り込むことができます。

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各教室に日本と中国のあらゆる作家の作品が展示される中、
以前番組でもご紹介した熊本出身の元田久治さんも参加されています。

東京に行く機会のある方は足を運んでみてはいかがでしょう?

スタッフR

河原町アートの日

今日は、

河原町のギャラリーAdoの「黒田恵子」さんに出演して頂きました。

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ギャラリーAdoについて教えて下さい。

場所は、河原町電停で降りたメインの通りの右手にあります、

赤レンガ造りのお店です。1階がカフェで2階がギャラリーになっています。

毎月行なわれている「アートの日」について教えて下さい。

これまでにも大きなイベントなどをしてきた中で、

最終的にたどり着いた形ですね。

お店がありますので、通常営業をしながらもアーティスト的な色を出せたら、

という事で、無理のない形でずっと続けていきたいイベントです。

1日限りの展覧会といったスタイルで2007年5月にスタートしました。

絵や写真の展示のほかアクセサリーや洋服、お菓子、

お笑い芸人の方や、ミュージシャンなど様々な形で参加できます。

オリジナルの作品であればOKです。

どうしたら参加できますか?

オリジナルの何かを持ってギャラリーAdoにいらして下さい。

それだけでOKです!

「アートの日」は毎月第2土曜に行なわれていますが、

11月は11月18日(日)に行なわれます。

今回はスペシャルゲスト「日比野克彦」さんを迎えて、

ダンボールで石垣を作るワークショップを開催します。

こちらの参加方法は現代美術館に問い合わせいただくか、

当日会場へお越し下さい。

見ているだけでもきっと楽しめると思います。

今後はどんな風に展開していきたいですか?

流行り廃りのない町にしたいですね。

いつ行ってもアーティスティックな、アート色のある、そんな町にしたいです。

詳しくはこちらをご覧下さい。

河原町文化開発研究所  http://www.kawaramachi.net/

明屋

今日は、熊本市花園の本妙寺の参道で「明屋」という

照明のお店をなさっている内山市郎さんにお越しいただきました。

明屋さんでは海外の有名なデザイナーの照明から、

竹かごをかぶせたような照明、和紙で作られた照明など、

様々な照明を扱ってらっしゃいます。

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「明屋」さんはその店構えも趣きのある素敵な建物ですね?

明治の初期頃に建った建物ではないかと思います。

今は住居けんお店として利用しています。

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「明屋」さんにはどのような照明器具が集められているんですか?

ヨーロッパから国内のもの、そして私が作った作品まであります。

ヨーロッパのデザイナーはやはり明かりに対しての取り組む姿勢が

日本とは違いますから、素敵なデザインがたくさんありますよ。

内山さんが照明に注目し、空間をデザインをしようと思ったきっかけは?

11年ほど前に照明のお店を開いたのがきっかけです。

照明は商品でもありますが1つのエレメントでもあります。

1つ1つ売るより全体の空間を作ってみたいと思って。

例えば、好きなデザインのものを見つけた時、

“これをどこに置いたらいいんだろう”などと悩んだりしてしまったら?

いろんな場所に置いて楽しむ、試してみると良いでしょう。

家具との相性や陰影などで思ってもみなかったものが出てきますから。

いろんな場所に置いてみて下さい。

日本の住宅と海外の住宅は違いますか?

日本と違って、テーブルや棚、ベッドサイド、床になど、

それぞれの場所にそれぞれの専門の明りがあるんです。

それに比べて日本は天井に1つ蛍光灯がついているだけの所が多く、

微妙な陰影を作り出すランプなどが使われていない。

生活が豊かなわりには明りが貧困という残念な状況ですね。

照明の専門店というのは珍しいんですよね?

日本ではあまりありませんね。

ぜひお店へ1度お越し下さい。喫茶店も営業しています♪

内山さんの作品から、様々なデザイナーの作品まで揃う「明屋」さん。

お店で内山さんとお話しながら照明を選んだり出来ますよ。

気になった方はぜひ1度アクセスしてみてください。

→ http://www.k5.dion.ne.jp/~akariya/

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ジーンズショップ「チャーリー」

今日は、オリジナルジーンズを手掛けるジーンズショップ「チャーリー」の

店主「末永隆夫」さんに出演していただきました。

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このコーナーには、4月にご出演して頂きましたが、

また新しい試みをされているそうですね?

今回初めて”レディースジーンズ”を作りました。

これまで、レディース・メンズと意識してなかったんですが、

女性専用というモノを作ってみても良いのではないかと思って。

どうですか皆さんの反応は?

そうですね。はいてから1年…という結論がまだ出ていないので

なんとも言えないですが、今後もシュッとはいてもらってるかどうか、

楽しみです。

最近では需要も高いでしょうから、大変ではないですか?

自分でいろいろ作りたくてオープンしたんですが、

3年ちょっとたってジーパンしか出来てなかったんですね。

新しいものを作るとき、自分は2ヶ月半ぐらいかかるんです、

そうすると、生産が出来なくなる、となると売り物もなくなって…。

理想と現実が違ったと感じましたね。

そこで、10年以上前から付き合いがある岡山の工場に

手伝ってもらいジーパンを作ってもらっています。

そうする事でできた時間を新しいものを作る事に使っています。

早速ここにベルトがありますね?

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ジーンズで作ったベルトなんですが。

ベルトは本来ベルトの穴にバックルを通しますよね?

これはその逆で、ベルトにボタンがついててそのボタンにバックルを

ひっかける感じになっています。これを作るとき、最初は機能的な目新しさに

走ったんですけど、”ベルトとして”考えてたらそんな事とはまた別に

なりましたが、最終的には自分でも納得できるものになりました。

でも人気が…(苦笑)20本作りました 3本も売れてます!

僕自身、店に出ながらアイディアを考えているので、

皆からの意見なども聴いて、それがある時自分の中でふっと出てきて

それをうまい具合反映させられればいいなと思っています。

今後の展開を教えて下さい。

楽しめるお店にしていきたいと思っています。

自分が作っている種類をもっと増やして

それを一生やっていくんじゃないかなって気がしています。

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お店のHPはこちらです。
http://homepage3.nifty.com/charlie-s/

OPEN 12~20時 火曜定休
熊本市南千反畑町8-1 ℡096‐326‐3773

「KAMISASI 髪刺し」

銀や真鍮を素材に使ったアクセサリーやかんざしを作ってらっしゃる

「池邉智佳子」さんをお迎えしました。

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「男子なので髪刺しをする機会はないですからね~」とおっしゃっていた

マツザキさんも池邉さんの作品を前にするとすっかりそのトリコになって

しまわれたみたいで「プレゼントにも良いよね~」としきりに

おっしゃっていました♪

本当にステキな作品でした。ご覧下さい↓

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この作品を作ろうと思ったきっかけは何だったんですか?

かんざしが”お守り”だという意味もあると知った時に、

その由来に魅力を感じて、現代の”お守り”として表現したいと思いました。

髪刺しとして使うだけでなく、着物を着た時には帯にさしたり、

小物入れなどのバッグにさしたりと様々な用途で

ワンポイントとして使えますよ。

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以前”KAMISASI”というテーマで個展を行ないましたが、

その時は銀や真鍮などに加え、すす竹や天然石などを使って

柔らかい雰囲気を出しました。

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現在池邉さんの作品が展示されている場所を教えて下さい。

*アクセサリー

・BON-ETO boutique(上通り) ・いつものごはん ji-u(山鹿)

・Hair Salon MYSTARS(菊池)

かんざしはお問い合わせ下さい →chica@air.email.ne.jp

*グループ展 ・12月22日~(一週間)

Gallery~Cross Talk of Life and Earth~(菊陽町津久礼)で

「暖」をテーマに、かずら工芸家、陶芸家の方々と3人展をひらきます。

*隔月(偶数月)に河原町ギャラリーAdoで銀粘土の

体験教室をひらいています。 一部作品購入可能です。

これからの制作予定・夢などについて教えて下さい。

かんざしにおいては「かんざし」という固定観念に捕われない

自由なデサインや モチーフで製作していきたいと思っています。

また、今後は、大きな作品を作ってみたいです。

オブジェのような、でもちゃんと身に着けられるものを作ってみたいです。

ガラス作家「島田真平」さん

今日は、ガラス作家の「島田真平」さんを紹介しました。

マツザキさんも1度島田真平さんに教わって、

グラスを作った事があるそうです♪

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ガラスの作品作りを始められたきっかけは何だったんですか?

高校時代の美術の先生と当時大津にあったガラス見学に行った事。

そこで仕事をしている人の動きの面白さと、

やはり熱く光る半液体の物体に魅かれて。

あのドロドロな感覚がたまらないですね。

最初はガラス工房のバイトから始めましたよ!

どこで島田さんの作品を見る事ができますか?

指輪などの小物はシャワー通りのパーマネント。

グラスは大江のグラスハウス。

今後、定番や新作は島田美術館の中にあるカフェ「木の煙」で展示。

6月には阪神での個展も行ないます。

これまでの作品やこれからの作品作りについて教えて下さい。

小物や箸置き、器やグラスなど様々な作品を作っていますが、

3年ほど前から照明器具を作って楽しんでいます。

いろんな制約が少ない分、自分が作りたいものが作れるんです。

11月からはガラスワーク講座もスタートするんですよね?

11月1日からガラスワーク講座をスタートさせますが、

釜から手作りの工房なんです。昨日初めて火入れをしたので、

1400度ぐらいまで徐々に温度をあげて、

20日頃からガラスを入れられるかなと思います。

ガラス造りの面白さを肌で感じてもらい、生徒さんが表現したいものを

作れるようにお手伝いしたいと思っています。

最初は基本から始めて、習得すればかなり楽しんでもらえるはずです。

詳しくは 島田美術館 http://www2s.biglobe.ne.jp/~simada/ 

みずあかり

今日は、

13日・14日の2日間熊本市で行われる「みずあかり」を紹介しました。

出演は、このコーナーで 6月に一度ご紹介した「三城賢士」さんと、

「池田ちかお」さんです。

「みずあかり」の準備で大忙しというお2人、どのようなイベントなんですか?

花畑公園~桜町周辺歩道~シンボルロード(歩行者天国)~

~熊本城長塀前~坪井川の区間を、

2日間で3万個を超える竹の灯りで灯します。

三城さん・池田さんはどのようにこのイベントと関わっているんですか?

全体の監修を行っています。

竹を切るところからデザイン、設置、片付け全て行いますよ。

また今年は市民の皆さん(ボランティア)と一緒に作った箇所もあります。

今年はどんな作品を作成されているんですか?

シンボルロードをデザインしましたが、熊本城の石垣をデザインしています。

また、このイベントは”街作り”という点を大事にしているので、

市民のみんなと一緒に作れるようなデザインにした箇所もあります。

当日は「灯り人」というボランティアも募集されているそうですね?

はい、ろうそくを一緒に灯していくボランティアです。

徐々に広がっていくろうそくの灯りを見た時の雰囲気は最高ですよ、

ぜひ参加してください♪

このイベントを“知り尽くす”お2人の一押しベストスポットはどこですか?

三城さん「長塀前ですかね。壺井川の川の中と土手は自然消灯なので、

実は、12時ごろまで楽しめるんですよ。カップルにおすすめですね♪」

池田さん「シンボルロードですね。熊本城の後ろ阪神側から、

セットで見ていただいたらすごい景色が広がると思います。」

第4回 熊本くらし人祭り みずあかり
平成19年10月13日(土)     午後6時 ~ 午後10時まで

平成19年10月14日(日)     午後6時 ~ 午後 9時まで

会場 : 花畑公園~桜町周辺歩道~シンボルロード(歩行者天国)~

~熊本城長塀前~坪井川

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「谷人たちの美術館」

今日は、南阿蘇村全体でアートを楽しめるイベント

「谷ちの館」を紹介しました。ご出演は高光俊信さんです。

開催期間は10月1日(月)~14日(日)

南阿蘇村2ヶ所と村内施設を会場に行われます。

このイベントは、長陽、白水、久木野が合併し、南阿蘇村になった

2005年にスタートしたもので、南阿蘇村の芸術、工芸文化を発信し、

多くの人々に村の魅力を発見してもらいたいとの思いがこめられています。

今年はどんな作家の方々のどんな作品を見ることができますか?

去年は30ヶ所でしたが、移り住む作家も増え、今回は42ヶ所で行います。

かずら、陶器、ステンドグラス、アクリル画、とんぼ玉、型染め、ストーブ、

写真、古布の服、草木染、押し花、パッチワーク、手作り家具、パズル、

水彩画、ガラス器、人形など。阿蘇の風景や草花による作品があります。

参加型のワークショップもあるんですね?

ASOギャラリーで、鉄工塾、ほうき、銀の指輪作り、ガラスのトンボ玉の

ワークショップがあります。日時が決まっていますが、会期中は、

陶器作り、ハンカチ、コースター作り、和紙ちぎり絵、香りのせっけん粘土の

体験ができます。全ての講座、体験は予約が必要です。

様々な芸術家が移り住んでいるという事ですね。なぜでしょう?

やっぱり「阿蘇」の魅力でしょうね。

みなさんもぜひ自然に囲まれた「阿蘇」で芸術を楽しんでみませんか?

問い合わせ先 谷人たちの美術館実行委員会事務局 080-1534-5533

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