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ヒューマン・ラボ

「熊本カフェ散歩」

今日は、フリーライターの三角由美子さんをゲストに迎えました。

Fb

「熊本カフェ散歩」はどんなきっかけで出版することになったのですか?

Kumacafe_obi_obi

もともと親交のあった長崎書店の長崎社長から、

「福岡の出版社さんが熊本でカフェの本を出したいそうなので、

紹介したい」とお声かけをいただいたのが始まりです。      

出版元の書肆侃侃房さんでは、

すでに「福岡喫茶散歩」「九州喫茶散歩」という本を

発刊されていたのですが、熊本にはこうした単行本として喫茶店や

カフェを紹介する本がなかったため(ガイド本ではなく)、

ぜひ熊本で受け入れられるかやってみたいとのことでした。

正直、「カフェが大好き!」というマニアだったわけではないため、

知人から情報収集したり、取材途中で見つけたお店に

飛び込んで覆面調査?したりと、まさに1からお店探しをした形です。

三角さんが1番大切にしている事は何ですか?

その方が本当に伝えたいことは何だろう?という事を意識しています。

相手の「真意」がきちんと伝わるように、

インタビューの時に相手の「真意」を気にしながら、

聞くようにし、書くようにしています。

話しながらお互いの人間性を知りながらすすめていきます。

三角さんは、ライターとしての仕事のほかに、

畳の仕事もしているそうですね?

最近は、ライター業に専念していて、多忙なとき臨時的に

手伝っているだけですが、一昨年前の夏に戻ってから

昨年12月まではたたみ制作の一部(ヘリ付け作業)と

畳の敷き替えを手伝っていました。実家が畳屋なんです。

ちなみに、希望の方には、ミニ畳づくり体験会「ちょこっと。たたみ塾」

というのも行っていて、畳のトリビアや歴史、優れた効能などについて

私が塾長となってご紹介してますので、

興味のある方は、「三角畳店」のホームページをご覧下さい。

http://www.sankakutatami.com/

こういうカフェが良いなぁというポイントはどんなところですか?

良いところは「程よい距離感を楽しんでいらっしゃる」お店ですかね。

1人で落ち着きたいお客さんや、マスターと話したいお客さんなど

様々な人がいらっしゃいますから、

それぞれに合わせた距離感を保たれているお店は、

居心地が良いなぁと思います。

今後の予定などについて詳しくは、blogをご覧下さい。

http://ameblo.jp/chonko303/

Photo

 

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Original Accessary 「Chieka」さん

今日は、ヨーロッパのビンテージビーズや、アンティークボタン、

天然石を、綿や麻、レザーなどの紐を使って手作業で編み込んで

ネックレス/ブレスレット/ピアス/ストラップ/バッグチャーム

などのOriginal Accessaryを手掛ける「Chieka」さんをゲストにむかえました。

まずは、作品を紹介してください。

Chieka_2

最近私の定番となっている「海ぶどう」シリーズです。

日本の現行ビーズを1粒ずつ編み込んだネックレスやブレスレット、

ピアスです。見た目が「海ぶどう」みたいなので、

「海ぶどうシリーズ」と言っています。

それから、レザーのブレスレットです。

Chieka

こちらは男性にも使ってもらっているようです。

ぐるぐると2回巻き付けて、アンティークボタンをワンポイントにした

シンプルなアクセサリー。

それから、シルクを重ねて編み込んだネックレスです。

編み上げるとしっかりとした固さになります。

Chieka_4

その他、ワークショップなどで作っている“しずくチョーカー”。

慣れてくると30分ぐらいで作れるんですが、

ワークショップでは皆さん2時間ほどかけて作っていただいています。

Chiekaさんが作品作りを始めたきっかけを教えて下さい。

小さい頃から、何かしら「作る」事は好きでした。

アクセサリー作りに関しては、もともとはテグスという細い釣り糸みたいな

素材を使って作っていました。ですがこのテグスはしなるので、

作っている途中でプチっとビーズがはじけ飛んだり、

出来上がったストラップなどがバッグの中でちぎれてたり。

自分でも、何か他の素材で出来ないかなぁと思っていました。

今までアクセサリー作りが続けて来れた大きなきっかけは・・・

当時、ヘンプを使ってアクセサリーを作っている従妹から、

編み方を習う機会があったことです。従妹はヘンプを使っていたので、

私はそれ以外の素材で作ってみたい。と思い、

色んな種類の紐を選んで、まずはストラップから作り出しました。

最初は自分のために作っていたストラップでしたが、

家族のため、友人のために作り出し、ストラップからネックレス、

ブレスに広がり。友人から「次はこういうのを作って欲しい」という

言葉をいただいて、自分でも作る楽しさを感じるようになり、

作品の幅がどんどん広がって今に至っています。

6月24日(金)から「移動atelier 9th stage Chieka original accessory」を

開催されますが、この「移動atelier」とはどのようなものですか?

毎回テーマを持って、空間づくりも含んだ展示会です。

自分にとって居心地のいい空間作りの結果、

来ていただいたお客様たちにくつろいでいただけているような気がして、

私もうれしいし、みんなもうれしい。みたいな空間です。

回を重ねるごとに、少しずつシンプルな空間になっています。

これまでの開催の様子・・・

■1st-stage 会場:いつものごはんji-u2階(山鹿)

テーマ:昭和とアンティーク

家にある家具ほとんどを持ち込みました。

軽トラックでji-uに行ったら、さすがにケイコさんも驚きを

隠しきれなかったみたいです。笑

着物をボディに着せて、着物用のアクセサリーを作ったりもしました。

■5th-stage 会場:EPINARD(神奈川) テーマ:シーズンシェア

ここは、季節ごとにシーズンシェアというイベントを開催されているところで、

会場は、部屋ごとにテーマがあって、すごくすてきな空間でした。

熊本からの参加者が私一人だったので、

神奈川県民のお客様におどろかれました。笑

■7th-stage 会場:zakka & cafe ORANGE(熊本市)

テーマ:カラーボトルとアクセサリー

自由が丘での合同展示会で知り合ったオーラソーマの香織さんをゲストに、

香織さんの作ったパネル(オーラソーマボトルと文章)に合う色合いの

アクセサリーを展示しました。

今回の移動atelierはどんな感じになりそうですか?

今回の会場「グレンタ」は、今までの空間とはちょっと違います。

(私にとっては、難しい空間です。)

新築の打ち合わせをするお部屋が3つあり、

2階にはギャラリーとしての小部屋がある。

今までの会場は、四角い箱だったので自分色に染めやすかったのですが、

これら全てが「グレンタ」であり、

この部屋全部が私の今回のアトリエになります。

なので、空間作りに関してはまだ模索中。

何パターンかは案があるんですが、まだ決めかねています。

ひとつひとつの作品をじっくり見てもらえるような

空間を作りたいと思っています。

すまいの森「Glenta」 熊本市下江津3-15-1

期間中に行なわれる「バックチャームを作ろう」について教えて下さい。

レザーに好きな写真を貼って、フェルト、チェーン、ビーズなどを

使って作るバッグチャームです。

バック以外にも、携帯、カメラなどにも使えます。

参加ご希望の方は、メール「chieka-mail@auone.jp」まで。

定員になり次第締め切らせていただきます。

持って来るもの:布切り用のハサミ   日時:7/1(金)10:00-12:00

この他で、chiekaさんの作品を見る事ができる場所はありますか?

今年の5月から、

阿蘇のcafe  TienTienさんでワークショップを開催しています。

現在、そのTienTienさんで、作品の一部をご覧になる事ができます。

その他、東京:CHUM APARTMENT/ 大阪:ギャラリーChouChou /

神戸のspacemoth /岡山のkiitos

今後の活動予定を教えて下さい。

■7月25日(月)26日(火)いずれも朝10時?13時迄

阿蘇のcafe ティアンティアンにて、しずくチョーカーを作る

ワークショップを行います。自分の好きな色を組み合わせて、

手作業で編んでいくワークショップです。

2時間程アクセサリー作りを楽しんだ後は、

ティアンティアンさんの体にやさしいご飯をみんなでいただきましょう♪

これまで、5月と6月2回ずつ開催してきましたが、

参加された皆様と楽しい時間を過ごさせていただきました。

阿蘇の風景、フランスアンティークに囲まれた贅沢な空間です☆

わざわざ来るかいがあった!といっていただけるような

ワークショップにしたいです!

■7月27日(水)?8月1日(月) 

東京のギャラリーやさしい予感という会場で

「photo exhibition Frequency」という写真展に参加します。

(タイトルは、1/fゆらぎのf=周波数に由来)

自分が感じる「ゆらぎ」を自分の好きな被写体で表現するというもの。

私は、移動アトリエの空間や阿蘇のティアンティアンでのワークショップや、

阿蘇の自然などの写真を展示できればいいなと思っています。

■11月1日(火)?30日(水)の1ヶ月間、移動アトリエ10th stageを

山鹿のいつものごはんji-u さんにて開催予定。

「もう1つのアトリエ」と題して、パートナーの作ったシルバーを使った

アクセサリーも展示予定です。

また、前半、後半にゲストを1名ずつお呼びする予定です。お楽しみに☆

chiekaさんのblogはこちら → http://chieka.exblog.jp/

 

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スポナビ熊本「大野豊重」さん

今日は、熊本県民!の熊本県出身者の!アスリートを応援する

総合スポーツWEBサイト、

「スポナビ熊本」の運営管理者「大野豊重」さんにお話をうかがいました。

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「スポナビ熊本」にはどのようなコンテンツがあるんですか?

・試合や大会、各種競技会の結果を投稿、閲覧出来る ■大会結果

・スポーツイベントや大会予定を投稿、閲覧できる ■イベント予定

・熊本県で活動しているスポーツ団体のチーム情報を投稿、閲覧出来る

■チーム情報

・チームメンバーや、コーチ、大会参加者などの募集事項を投稿出来ます

■人材募集

・街角に掛けてある横断幕を電子Photoで残せるコンテンツ

■横断幕特集

・熊本県のスポーツチームを訪問し、日頃の活動状況を取材したコンテンツ

■訪問取材

・スポーツショップやドクターからのアスリートへのメッセージを特集する

■特集コーナー

・スポーツに関係するサポート情報をリスト化しています

■サポート

例えば)バス、宿泊、医療施設、スポーツショップ、スポーツ保険、助成金など

「横断幕特集」とはどういう企画なんですか?

努力の成果が結果であり、その結果を地域の人に知ってもらいたく

横断幕は街角に掲げられ、ある一定期間を過ぎると外されてしまう。

その多くは2度と人目につくことはありません。

また、横断幕を出す事も日常生活では滅多に無いことです。

外されてしまうと、人の記憶からは遠ざかり忘れられてしまいます。

だからせめてPhotoだけでも残し、

インターネットを通じて地域の方々や後世に伝えることが

出来ればと思い制作しました。

また、このような横断幕以外にも、

チーム名を記した団旗などチームオリジナルの横断幕も良いですか?

当然、チーム団旗等のオリジナルでも投稿が可能となっています。

大野さんがこの“スポナビ熊本”を立ち上げようと思ったきっかけは?

アスリートが好きだからです。

自分自身がレスリングを行なっていたこともあって、

現在は指導も行なっています。

例えば、その中で子どもたちは、一生懸命練習します、

そして結果が出ます、僕は結果だけでなくプロセスが大事なんじゃないかと

思っているんです。そしてその姿を伝えたいと思って。

このWEBサイトを立ち上げようと思いました。

また、自分自身の過去を振り返って大会結果を考えてみると、

思い出しかありません。新聞にも掲載された事は覚えていますが、

ではそれを今から引っ張り出そうとしても・・・・と、

少々無理なものがありました。

WEB上であれば、子供にもお父さんが頑張って出した記録を

伝えることが出来るかな?と思ったのもひとつです。

実際に起動してから現在までどのような感じで動いていますか?

1番は、地域で活動しているアスリートを応援したい。という思いで

動いています。

その「応援したい」という思いは、地域の人たちの”応援”が

何よりも力になると思っているので、

まずは地域のチームなどを取材に出かけたりしています。

構想してから足掛け3年、という事で最初に紹介したように

様々なコンテンツが満載なんですが、

その他にもスポーツ用品のサイトはもちろん、遠征・合宿のサポート先や、

指導にまつわる書物、アスリート就職支援、

栄養コンサルティングなど様々なリンク先を用意されていますね?

この部分のコンテンツについては、まだまだ時間はかかるものです。

ただ、このコンテンツを準備したのは、選手の立場、指導者の立場、

保護者の立場、サポーターの立場で考えた場合に、スポーツを行う、

継続する、生涯スポーツにとって、

必要不可欠なものであると考えているからです。

また、ここは2次、3次開発のネタにもなっており、

コンテンツ単位に細かな構想もあります。

今後の活動予定やPRしたいことなどあれば教えてください。

ポータルサイトである以上、情報量のUPがキーワードとなる為、

サイトの告知活動や、会員の募集活動が必要となる事から

記事の投稿が出来る会員を募集します。

デジタルカメラの扱いやパソコン操作の教室に通われ、

操作は出来る様になったけど、その習得技術を活かす場が無い方々は、

このスポナビ熊本の特派員として、自分の地域のスポーツ団体を取材し、

それをUPする事が出来ますので、

そういった特派員の募集も行なっています。

このサイト運営を通じて、異業種交流会や、スポーツイベントも企画していき、

将来的には月間雑誌も発行していければと考えています。

このサイトの最大の目的は、日頃の努力を地域の方々に知ってもらう事。

そして、応援をしてもらい、力に変えること。

将来のトップアスリートのきっかけ作りとなる事です。

スポナビ熊本 HP http://www.spokuma.com

 

  

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舒文堂河島書店「河島康之」さん

今日は、熊本市の並木坂にある1877年創業の古書店

「舒文堂河島書店」の河島康之さんをゲストに迎えました。

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早速ですが、古書とは?

舒文堂河島書店では、1回皆さんが購入されて、

それがうちの店に入ってきて、お客様にお売りする時は「古書」だと。

古書店には「本の目利き」が必要と言われますよね?

「本の目利き」とは、その本のその時々の価格(相場や古書の売価)と

価値(重要性)をしることだと思います。

ここ20年ほどで出された本に関しては、そもそもその本が

古本として売れるかどうか、ということから見ていって、

売れそうな本ならいくらぐらいで売れる本かの検討をつけます。

例えば、ビジネス本やハウツー本は時代がたつにつれて

役に立たなくなるものが多いです。

それは同時に古本としての価値がなくなることになります。

文学でもベストセラーとなって単行本が何百万部と出た本、

たとえば「ハリー・ポッターと賢者の石」は約500万部出版されていますが、

状態が良くても古書の値段は現状で限りなくひくいものです。

うちに何かと一緒に入荷した場合は300円から500円の値段で

ワゴンで売ることになると思います。

つまり、その様な本ばかりを売っていては、

商売にならないということになります。

そこで必要になってくるのが、価格の知識と本の価値を見極めることです。

そうすると、ある程度の金額の売れそうな古書を適度に

販売していくことができると思います。

価格について以前は、他の古書店の販売目録などを見て

参考にしていました。今は、ある程度のものであればインターネットで

検索すると誰でもわかります。しかし、もともとの定価もなく値段が

わかりにくいもの、たとえば、近代文学の初版本などは、

業者市での取引で勉強したり、やはり他の書店の古書目録を参考にします。

最近、出久根達郎著「作家の値段 新宝島の夢」という本がでましたが、

これは作家や本のエピソードを交えながら

最後にはその古書価格が明記されているという革命的なエッセイで、

たとえば北原白秋の第一歌集・邪宗門は初版の状態のいいもので

80万から100万円、うちで販売している白秋の「わすれなぐさ」は

その本には20万円前後と明記してあります。

ちなみにうちは12万円で値をつけています。

今でこそこのように値段がわかり易くなっていますが、

昔は、熱心なお客さんもいて何度も通って業者に聞いたり、

自分で買ったり、オークションで入札したりして勉強したそうです。

価値(重要性)について理解するには、どれだけその本と

関連の分野に精通しているか、ということになります。

たとえば、日本史の分野だったら、基本的な文献は「国史大辞典」や

「岩波講座・日本通史」があり、活字になっている史料をみたいのであれば、

国史大系や日本史籍協会叢書などがだされている、

など大まかなことから、その先の詳細な研究についての書籍は・・・、

ということになっていきます。学問にかぎらず、どのような分野でも、

幹があって枝葉となっている、と捉えることができ、

本も同様に出版されていると考えることができます。

その本が、幹なのか、枝なのか、葉っぱなのか。

葉っぱだったら、それがどの程度の価値があるものなのか、ということです。

たとえば、加藤清正についての研究書物は、

それ以降のそのほとんどの本が明治42年に出版された

中野嘉太郎著「加藤清正傳」を基礎にしているようです。

ということは、一般的な価値としては、

それ以外の本がどれだけ新たな情報を提供できるかに価値があると言えます。

しかし、古本屋がすべてを知っている訳ではないし、

価値は人により少しづつ異なります。

そこで、古本屋がつけている値段を安いと思って買っていただくか、

それなりの値段だけど欲しいから、と買っていただくか、

はたまた売れないか、の差が出てくるのだと思います。

これまでの活動の中で最も印象深いエピソードを教えて下さい。

お客様からの依頼で「中等国語読本」という戦前の

教科書を取り寄せました。その時は天草の文化雑誌「潮騒」の

「古書に親しむ」というコーナーの原稿を書くために

どうしてもそれが必要だということでした。

その教科書には幸田露伴の「天草灘」という紀行文が載っているはずだ、

ということでしたが、「中等国語読本」は明治書院から

10巻本で出ていて、しかも明治の半ばから昭和の戦前まで

40年ほどにかけて何度も改訂されているため、

どの巻のどの年に出されたものに該当の記事が載っているのか

検討がつかない状態で、困った挙句のご依頼でした。

そこでネットの古書検索サイト「日本の古本屋」で検索し、

「中等国語読本」を持っている古書店をしらべ、

とくかく片っ端から目次を見てもらうようお願いし、

運よく東京の古書店が持っていた明治39年の第7巻に

載っているということがわかり、入手することができました。

私は古本屋でもちろん商売として働いているつもりですが、

その商業的な活動を通してお客様の研究・探究や

一つの文化に貢献できたこと、また自分自身も未知のことを

体験することができとても印象深いものでした。

インターネットでの販売など、

「舒文堂河島書店」の新しい取り組みについて教えてください。

インターネットは10年ほど前から組合の古書検索サイト

「日本の古本屋」に古書の情報を登録して25000点を販売しています。

そんな中ここ1年ぐらいは、お店に直接来て頂ける方が増えました。

インターネットを利用されている世代の方とも思われる人が、

店に足を運ばれているという事は、

目的のこの”1冊”だけを探すのではなく、店全体の雰囲気を楽しんでいただく、

思ってもいなかった本と出会う、

それを提供できるようになればなと思っています。

インターネットで本が買える時代だからこそ、

店に来ていただく重要性が出てくるのだと思います。

今後の活動予定を教えて下さい。

今年の7月に古書目録を出す予定です。

それに合わせて店内で目録掲載の

主要な商品を展示販売しようと思っています。

舒文堂河島書店

熊本県熊本市上通町11-2

Tell:090-6106-5875

http://www2d.biglobe.ne.jp/~jobundou/

営業時間:10時~19時30分 毎週火曜日が定休日

 

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「阿蘇カルデラスーパーマラソン」

あらゆる分野の「注目の人」にお話をうかがう「ヒューマン・ラボ」。

今日は、6月4日に阿蘇で行われる

「阿蘇カルデラスーパーマラソン」に携わっていらっしゃる

後藤章一さんにお話をうかがいます。

実はこの「阿蘇カルデラスーパーマラソン」、

今回で21回目を迎えるという歴史ある大会なんですが、

これまであまりメディアなどで広報活動をされていなかったそうなんです。

それでも、大会の募集を開始してすぐに1500人を超える

参加申込みがあったという

この「阿蘇カルデラスーパーマラソン」について、その魅力を探っていきます。

この阿蘇カルデラスーパーマラソンが開催される事になったきっかけは?

20年前の当時、スポーツイベント振興のため、

また、観光の面からみても何かこの自然を活かせないかと始まりました。

この大会ならではのエピソードはありますか?

この大会の特徴は何よりもこの距離(100キロと50キロ)ですね。

そして全国から参加いただいています。

景観が良い事から、その景色を守るために、

走りながらコース上のゴミを拾ったりして下さることもあります。

また、自然の中を走ることから、裸足で走る方もいらっしゃいました。

「外輪山を反時計回りにほぼ一周する」というコース設定について。

その内容を教えてください。

この大会は、阿蘇の外輪山を走りぬけるもので、

コースは100キロと50キロの2つ。

スタート地点は、100キロのコースが南阿蘇村のウィナス、

50キロのコースが阿蘇市の波野支所。

ちなみに100キロのコースは、

南阿蘇から高森、そして阿蘇市、産山村、一部南小国も通過して、

阿蘇市に戻って、阿蘇市の総合センターがゴールです。

選手を応援するのにピッタリな場所や、

応援する人たちも楽しめるスポットなどありますか?

応援ポイントを8ヵ所ぐらい設けています。

ロケーションが良いところなどを設置していますので、

そちらで応援をお願いします。

中でも、高森の清栄山の上からがロケーションがキレイだと思います。

高低差(400mほど)があるコースなので、

上から下を眺める事ができます。

まもなく開催されますが、大会にむけて今の気持ちはどんな感じですか?

昨年は口蹄疫の件などもあって中止しましたので、

今年は1年ぶりの大会となります。

久しぶりの運営でスタッフも気合が入っていますし、

事故がないように運営したいと思っています!

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

6月4日の「阿蘇カルデラスーパーマラソン」、

参加者は1500人の定員に達していますので、締め切られています。

阿蘇にお出掛けの際にはぜひ選手に声援を!

また、国道57号線を横断する箇所もありますので、

ドライブの際はご協力お願いします。

阿蘇カルデラスーパーマラソン HP

http://www.e-marathon.jp/asocaldera/

 

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妊娠・出産・子育て情報ネットワーク「うみ・つき」

今日は、妊娠・出産・子育て情報ネットワーク「うみ・つき」の、

直江裕美さんと近藤朋美さんにお越しいただきました。

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「うみ・つき」の活動内容を教えてください。

毎月15日(肥後っ子の日)をうみ・つきの日として

妊娠・出産・子育てに関するワークショップを開催。

毎年11月3日にイベント「いいお産の日in熊本市」を開催。

毎年3月20日にイベント「未妊の日」を開催。

その他、産前産後の連続講座や、赤ちゃん待ちから

妊婦さん・お子さん連れまでどなたでも参加できる

プレママヨガ(毎月第2・4木曜)など、

妊娠・出産・子育てに関するイベントを随時開催。

ブログ(毎日更新)やメルマガ(月1回発行)、

情報誌にて妊娠・出産・子育てに関する情報発信などを行っています。

熊本の妊娠・出産・子育て情報誌「ぷかぷか」というものがあるそうですね?

具体的に実際の生活に役立つ情報を紹介しています。

実際に妊娠された方だけでなく、

赤ちゃん待ちの方から読んでいただき、

産後にも参考になるような内容にしています。

「うみ・つき」がスタートしたきっかけは何ですか?

現スタッフの一人が個人的に始めました。

産前には「こんなお産をしたい」というイメージはあっても、

具体的に熊本でどこでどんなお産ができるのかという情報がなく、

産後になってから口コミなどで情報を得るにしたがって、

「もっと早く知りたかった!」という気持ちが強くなり、

ブログで情報発信を始めました。

同時に、「こんなお産だった」「こんなお産がしたい」という思いを

共有できる場として「お産語り場」を始めたところ、どんどん仲間が増え、

今ではうみ・つきというグループとして活動するようになりました。

「うみ・つき」の活動について、もっとも大事にしていること。

活動におけるポリシーなどあれば教えてください。

妊娠・出産・子育て当事者による活動であるということです。

報道などで目・耳にする周産期医療にまつわる現状は

ネガティブなものがほとんど。

しかし、行政や病院などに求めるばかありでなく、

産み育てる側から変わりたい!という思いを持っています。

また、うみ・つき=サービスする側/参加者=消費する側、

という図式ではなく、私たちも当事者として自分たちが

望むような場を提供し、

そこに参加する方と企画を一緒に作り上げていく、

という趣旨を大切にしたい。と考えています。

今後の活動予定やPRしたいことなどあれば教えてください。

先日、熊本市社会福祉協議会からの助成と

賛同団体からの協賛で、

熊本の妊娠・出産・子育て情報誌「ぷかぷか」(B4版40Pカラー・二色刷)を

1000部発行しました。赤ちゃん待ちのからだ作りのためのヨガポーズ、

南阿蘇在住の大人気自然食料理家かるべけいこさんの

産後のごはんのレシピ、遊びながらできるベビー&キッズマッサージなど、

具体的に役立つ実践的な内容盛りだくさんです♪

また、うみ・つきで行っている活動内容を載せているので、

読者の方のお住まいの地域でも同じような取り組みが

どんどん広がればいいなあと思っています。

これまで、インターネット上での情報発信が主でしたが、

紙媒体という形を取ることで新たな出会いが増えてきて

嬉しく思っています。

入手方法は2つ☆①活動に参加していただく

②メルマガに登録していただく。

無料ですが、郵送の場合は送料をご負担お願いしています。

また、毎年11月3日に開催している「いいお産の日in熊本市」は

今年で3年目。テーマを「おいしいお産のつくりかた」。

いのちをかけていのちを産み出すお産を通して、

女性としてますます輝きたい!当

事者目線でお産について語り合う日にしたいと考えています。

ブログ: http://osan.otemo-yan.net

 

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リサイクルバッグ作家・原田純也さん

今日は、グラフィックデザイナーで、リサイクルバッグ作家の

原田純也さんがゲストです。

原田さんは1977年熊本県生まれ。

デザイン事務所を退職後、フリーで活動されています。

遊びで作った牛乳パックのバッグが話題になり、

軽井沢や湯布院でのイベントや展示会にも参加。

現在も熊本で牛乳パック、紙パック、お米の袋を使って

バッグや小物を制作されています。

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牛乳パックやお米の袋を使って作品を作り始めたきっかけは?

グラフィックデザインをやっていたので、

友達の結婚式の案内状をたのまれました。

普通にデザインして印刷するのも面白くないなぁ、

って思っていたらミシンで縫うことを思いつきました。

そこでミシンで縫ったことがきっかけで、

それからいろんな紙を縫ってみようと思いました。

始めは仕事の使用済みの紙を縫ってみたりしてました、

でも紙だと肌触りがよくないので、シワを付けてやわらかくしてみました。

紙によってすぐ破れるものと破れないものがあって

いろんな紙をミシンで縫ってみました。

たまたま目にしたゴミ出し用の紙パックを試しにシワを付けてみると、

皮みたいな質感になって。

これでバッグ作ったらどうなるんだろう?って興味本位で作ってみました。

紙でできているとはいえ頑丈な作りだそうですが、

なぜ丈夫なものが作れるのか、制作工程の概要を教えてください。

いろんな素材の紙(メーカーによっても全然違うんですよね、

今は酪農マザーズの牛乳パックを使っています。)

これにシワ付けしたり実験してみてみました。

頑丈な紙、紙パック頑丈なお米の袋。

両方とも頑丈な紙を使っているのでそれだけでも丈夫です。

でも紙なので、縫い方によっては破れやすかったりします。

縫い方(縫い目の幅)をいろいろ実験した。

ミシンの縫い幅も大きくしたり狭くしたり。

頑丈さと見た目のバランスをとりながら。

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牛乳パック以外にオレンジジュースのパックを材料として探されていますが、

どんなパックでしょうか?

このパックで作ると牛乳パックと比較してどんな感じに仕上がりますか?

イタリア産オルトジェル社の紙パックを探しています。

(ブラックオレンジか、マンダリンオレンジのパックが良いんです♪)

生クリームの入ってる紙パックもシルバーなんですけど、

質感が全然違います。

あまり出回ってない貴重な紙パックなので、集めるのがとても大変なんです。

現在2店舗、イタリアンレストランからゆずってもらってます。

材料の紙以外の部分について教えてください。

布を貼ったり、こだわりのボタンを付けたりされていますが、

どんな布を選んで、どんな作家さんのボタンを付けているのかなどご紹介ください。

布を貼りはじめたのは最近で、お客さんの要望で。

布選びは感覚で選んでます。自分が合うと思ったものを。

最初にリサイクルバッグを作り始めた時に知り合った

宮崎県のアクセサリー作家で佐藤ちか子さんに

特別にボタンだけ作ってもらってます。陶器のボタンです。

素敵な作品をつくられる作家さんなので、

ボタンはほとんどお任せで頼んでいます。

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今後作ってみたい作品はありますか?

また紙パック以外で気になる素材などありますか?

野球やってたのでグローブとかできたらと思います。

紙パック以外のリサイクルで使えるもの。

気になる素材は破れにくい和紙や破れにくいビニール袋。

すいかの栽培で使用したビニールの廃材(使わなくて切った部分)

作品はどこで購入できますか?今後作品展の予定などあれば教えてください。

久留米のギャラリー『晴る』さん。あとは展示会、個展で購入できます。

9月にミドリネコ舎で、

11月23日から島田美術館でグループ展をおこなう予定です。

リサイクルバッグ http://www.suika-meisan.com/gpb.html

スイカと僕(blog) http://www.suika-meisan.com/

 

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熊本鉄道愛好クラブ 有明会

3月12日に九州新幹線鹿児島ルートが全線開業し、およそ2ヵ月。

もう新幹線には乗りましたか?

あるいは各地の新しい駅はご覧になりましたか?

ゴールデンウィークは終わりましたが、

まだまだ過ごしやすいいい季節ですし、この後夏休みも控えています。

そこで今日は鉄道の魅力、おすすめの列車の旅のプランなどを

紹介しました。

ご出演は、「熊本鉄道愛好クラブ 有明会」の会長「中村弘之」さんと、

会員「峯浦憲光」さんです。

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3月12日九州新幹線鹿児島ルート全線開業の日は

どのような活動をされましたか?

峯浦さん「徹夜で2/12に熊本駅へ並び、熊本1番列車「さくら544号」の

指定券を手に入れました。その列車で新大阪へ向かい、

夕方の「みずほ605号」で帰りました。

長男の名前が「みずほ」ですので、やはり、この列車に乗りたかったのと、

長女が「のぞみ」ですので、

新大阪の発車列車案内板で「先発のぞみ、次発みずほ」の写真が

取りたかった為です。でも、開業区間は博多~新八代ですし、

終着まで乗りたかった事もあり、みずほは鹿児島中央まで乗車し、

すぐ熊本まで帰りました。到着は、23時を回ってました。

なお、新大阪では、大阪・尼崎で列車撮影で過ごしました。

個人的に好きな列車や駅、列車からの風景などを教えて下さい。

中村さん「しいてあげれば肥薩線の”いさぶろう・しんぺい”。

スイッチバック、ループ線と鉄道旅の面白さをゆっくり味わわせてくれます。

えびの一帯の大景観、山神第2トンネルの悲劇などに

しんみりした気分になるなどの変化もあります。

それから、海の見える風景でおすすめは肥薩おれんじ鉄道の田浦海岸。

長崎本線旧線、大村線など」

峯浦さん「ブルートレインは好きでしたが無くなってしまいました。

しかし、くま川鉄道多良木やおれんじ鉄道阿久根駅で

ブルートレインの車両を利用した宿泊所がありますので、

雰囲気を味わうには良いです。

新幹線は、速くビジネス等の移動手段としては良いですが、

防音壁で外があまり見えません。景色は在来線となります。

人吉~吉松の「いさぶろう・しんぺい」号は、

三大風景の場所で止まってくれて、

眺めは最高、途中の大畑・真幸のスイッチバックも楽しめます。

1両だけですが、頭から足元までガラスになった展望スペースがあります。

また、豊肥本線の立野にもスイッチバックがあり、

特急「あそぼーい!」はからの景色は最高と思います。

連日超満員ですが、熊本であればSLも球磨川を眺めながら

煙と音を聞きながらゆっくり進むのもお勧めです。

これからの季節おすすめの列車の旅のプランを教えてください。

峯浦さん「熊本では、6/4から阿蘇へ走ります「あそぼーい!」。

前後のパノラマ席に4人用のコンパーメント、勿論通常の席もあり、

バラエティに飛んでます。また、ファミリーに重視しており、

窓側席を子供用に枕を低くし足置きを置いた「親子シート」、

子供向けに遊び場などもあり、家族旅行も最適です。

また、少し遠いですが、新幹線で1時間の鹿児島から

指宿に走っています「指宿の玉手箱(通称いぶたま)」です。

席がほとんど海側を向いている点や、乗るときに玉手箱を連想するよう、

煙が出てくる点も面白いです。

「いさぶろう・しんぺい」にまつわる裏技があるそうですね?

はい、なかなか指定券がとれないが、裏技があります。

眺めが悪い席ですが、乗車券だけで乗れます。

各駅に止まって、みな駅に降りるんで、

そんな狙い方をするのが旅の楽しみではないでしょうか?

夏休みなどは、青春18きっぷがJR普通列車限定だが安くて楽しい。

通年販売の九州満喫きっぷは私鉄、3セク、路面電車などにも使え、

いっそうお得です!

有明会の入会方法、お問い合わせ先を教えてください。

事務局を担当している岡元義和さん。電話090-6293-4500

※電話は夕方以降にお願いします。

 

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桜島でロゲイニング「青木愛」さん

あらゆる分野の「注目の人」にお話をうかがう「ヒューマン・ラボ」。

今日は、九州本土で初めてとなる“ロゲイニング”のイベントを

鹿児島県の桜島で開催する、

NPO法人 桜島ミュージアムの「青木愛」さんにお話をうかがいました。

この“ロゲイニング”、以前スポーツのトビラのコーナーで紹介しました。

ロゲイニングとは、自然の中に設置されたポイントを制限時間内に数多く回り、

獲得した点数の多さを競う競技です。

スタート直前に位置と点数が書かれた地図が渡されるんですが、

そこからチームごとに自由にルートを考えたり、

どのように回るかを計画するので、知的スポーツとも言われているそうです!

以前紹介した時は北海道や長野県で行われる大会しか

紹介できなかったのですが、

5月15日(日)、

いよいよ九州本土でもロゲイニングを楽しむことが出来ます!

まずは、青木さんとロゲイニングの出会いを教えてもらえますか?

大学生の時にオリエンテーリングというスポーツに出会い、

4年間競技を行っていました。

その時は選手として結果を残すことはできず、

卒業後も競技をすることはなかったのですが、

当時のコーチとはずっと連絡をとっていました。

そのコーチが、日本にロゲイニングが入ってきたときに

選手として活動していて、

ちょうと一年前に久しぶりに再会した時に、ロゲイニングの話をききました。

オリエンテーリングの経験があったので、

似て非なるものですがすぐに面白そうだなという興味を持ちました。

ロゲイニングを知ったことや今に至るまで

個人的にアドバイスを頂いているので、

このコーチのおかげがとても大きいです。

実際にロゲイニングを経験したのは、

昨年9月にあった富士山麓ロゲイニング大会で、

3時間のミニロゲイニングに同僚と参加しました。

地図を見て、地形を読み、コンパスを振り、走り(実際はほとんど歩いた・・・)、

久しぶりに学生時代の感覚がよみがえりました。

※ちなみにオリエンテーリングとは。

山野に設置されたポイントをスタートから指定された順序で通過し、

フィニッシュまでの所要時間を競います。

ルートは地図とコンパスを使い、自分で決めていきます。

競技は“1人”で行い、道はほとんど使いません。

そんな中、桜島でロゲイニングを開催しようと思ったきっかけを教えて下さい。

ロゲイニングの話を聞いた頃は、

グリーンツーリズムの分野への転職を考えていた時期で、

田舎の自然の中でオリエンテーリングやロゲイニングのような

ゲームを行えたらなという思いも持つようになりました。

そんな折、縁あって昨年6月より、

桜島での体験観光や地域活性化のお手伝いの仕事に就くことになりました。

桜島ロゲイニングの特徴を教えて下さい。

今回使用するフィールドは主に、

大正の大噴火で流れ出た溶岩原がメインとなっています。

今回は観光的に使われる場所だけではなく、

地元の人しか知らないような場所や小道、

地元の人も行かないような場所、私達がおすすめしたい穴場などに

ポイントを設けています。

今でも噴火活動は盛んですが大会に影響はありません。

ただし風向きで火山灰が降る可能性はあります。

しかし、噴煙をあげる桜島の姿もまた雄大ですし、

その麓で普通に生活している人々がいることも県外の方には

新鮮な驚きになるのではないかと思っています。

目の前には海が広がり、背景には桜島、まわりは100年前の溶岩。

このような場所は他にはありません。

今回、九州本土で初めての大会だということで、

競技的要素にさらにレクリエーション的要素も加えて、

初心者でも楽しみやすくなっているそうですね?

今回は、レクリエーション要素を取り入れる、

「レク・ロゲイニング」としました。

実際に関東でロゲイニングの選手として活動しながら、

写真を使って行う「フォトロゲイニング」を主催している方に

アドバイザーとして入って頂いて、参考にさせて頂きました。

当日、地図と同時に写真見本表を渡しますので、

地図でポイントを探し見本表通りの写真をデジカメや携帯で

撮ることで通過証明となります。

桜島の名所、知られざる場所や穴場にポイントを置いていますので、

探す楽しみ、撮って記念になる楽しみが味わえると思います。

広範囲で行いますので、それぞれの場所から眺める桜島は

それぞれ形が違います。ポイントを取る楽しみ、プラス風景を

楽しんでいただけたらと思っています。

初心者の方には最初に競技説明や、地図の見方、

コンパスの使い方の説明を行います。

今回のフィールドはコンパスがなくても探せる場所が割りとありますので、

無理して難しいところに行くより、比較的簡単なところを

探していくのもいいかと思います。

ただ、実際にレースをしていると高い点数を取りたくなってくると思うので、

そこはチーム内で戦略を練って時間内に戻れるように頑張ってみる、

といったところでしょうか。

ポイントを選べば、初めての方でも大丈夫ですし、

コース戦略はチームの作戦次第なので、自由です。

桜島バージョンは3時です。

走ってより多く高得点のチェックポイントを獲るもよし、

マイペースで歩きながらお宝探しのハイキング感覚で楽しむもよし。

子供から年配の方や家族連れ、

初心者からアスリートまで楽しめるスポーツです。

いよいよ青木さんご自身がきっかけとなって開催するにいたった

桜島でのロゲイニングの開催まで、2週間をきっていますが、

最後に、青木さんのこのイベントに対する思いをきかせて下さい!

まずは桜島に来てほしい!です。

ロゲイニングを通して、桜島を知るきっかけとなり、

知られざる桜島の姿を知ってほしいし、

火山のパワーを感じてほしいと思っています。

桜島は見るだけではなく、通りすぎるところでもなく、

体感する場所だということを伝えたいです。

また、こういった場所でロゲイニングを体験することによって、

もっといろんな場所でロゲイニングに参加してみたい、

本格的なロゲイニングもやってみたいと思うきっかけに繋がっていけば、

なお嬉しいです。本当に面白いスポーツですから。

みんなの桜島協議会のメンバー、桜島ミュージアムのスタッフが

皆さんの来島を心よりお待ち致しておりますので、

ぜひロゲイニングへ参加して桜島に遊びに来てください!

5月15日(日)鹿児島県鹿児島市桜島

「桜島でお宝発見!」桜島溶岩レク・ロゲイニング大会 概要

参加資格

どなたでも参加できますが、1チーム2~5名での参加。

(ただし個人もOKですが、表彰の対象外となります。)

クラスは高校生以上の「一般男子」「一般女子」「一般混合」と、

中学生以下を含む「ファミリー」。

中学生以下の方は必ず18歳以上の方と一緒にご参加ください。                                                                                                                                

参加費

1人1,500円 4人目以降からは1人1,000円。

参加賞・地図・ゼッケン・保険料含む。

大会申込み方法

FAXまたはメールで。FAXは、HPで申込用紙のダウンロードして、

それをFAXして頂くか、内容をメールにて頂くかでお願い致します。

締め切り5月6日まで。ですが9日まで対応できますのでぜひご参加下さい♪

お問い合わせ先

みんなの桜島協議会(NPO法人桜島ミュージアム内)担当:青木愛さんまで。

わからないことはお気軽にお問合せ下さい。

TEL:099-245-0100 E-mail:ai-aoki@sakurajima.gr.jp 

HP:http://www.sakurajima.gr.jp/rogaine

 

 

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熊本市近代文学館「鶴本市朗」さん

今日は、熊本県立図書館 参事 熊本近代文学館担当の

鶴本市朗さんにお話を聞きました。

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~~~~~鶴本市朗さん プロフィール~~~~~

1967年 山口県下関生まれ

1986年 山口県立下関西高等学校卒業

1992年 熊本大学文学部文学科 比較文学コース卒業

1992年、八代工業高等学校  国語科教諭として赴任

1995年、高森高等学校へ異動

2002年、第二高等学校へ異動

2008年、熊本県立図書館へ異動

学校では、「朝の読書」実践の取り組み、「今、ここで」実践の取り組み。

これまでに鶴本さんが手がけられた企画について教えてください。

赤星水竹居(俳人・丸ビル経営者・小岩井農場の基礎を築いた人、

俳人・高浜虚子と深い関係にあった)

種田山頭火(種田山頭火が熊本時代に短歌を作っていたなどの

知られていないエピソードの紹介)

それからの武蔵展(熊本出身作家の小山勝清の「それからの武蔵」の紹介。

熊本市の「最後のマンガ展」に合わせ、

島田美術館と3館でスタンプラリーを開催。)

詩人・伊藤比呂美隊長率いる熊本文学隊との共催で、

連詩の講演会を開催。

谷川俊太郎、覚和歌子(『千と千尋の神隠し』「ゼロになるからだ」作詞)、

四元康弘、ジェリー・ローゼンバーグ、ジェフリー・アングルス(通訳)で

連詩を作成し、その朗読、解説の講演会。

出前講座

熊本ゆかりの文学者の紹介

パワーポイント、Macのキーノートを使って、写真と資料を使っての文学講座。

夏目漱石、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)、中村汀女、徳富蘇峰、

徳富蘆花、種田山頭火、高群逸枝、徳永直ほか

「スラムダンクでブンガクしよう」

「バガボンドでブンガクしよう」

「リアルでブンガクしよう」

鶴本さんが近代文学館でマンガを取り上げたイベントなどを行なう

きっかけは何だったんですか?

3年前、異動で文学館の担当になった時、ゴールデンウイークの子ども

読書フェスティバルで文学講座をしないといけないと言われた。

突然の異動で、特に準備もなかったので、生徒たちに一番ウケていた、

「スラムダンク」を題材にした講座を行った。

高校に勤務していた時、授業で、スラムダンクを使った

感想文の書き方を話したり、スラムダンクの名前の秘密などを

解説した時に、生徒たちの関心がとっても高かったので、

これなら多くの子供達や、

一般の方々も楽しく聞いてもらえるかなと思ったこと。

また、井上雄彦さんの作品に込められたメッセージは、

コミュニケーションに関わるもので、現代の方々に深く伝わるものであり、

特に子供達に伝えたいと思ったこと。

例えば、スラムダンクのエンディングで言いますと、

台詞なしで”絵”だけで”伝えよう”としているところがあるんですね、

そういう挑戦という点でも面白いなと感じています。

鶴本さんの今のオススメを教えて下さい。

今のオススメは、末次由紀「ちはやぶる」百人一首を題材にした漫画です。

その他、

井上雄彦「スラムダンク」「バガボンド」「リアル」

毛利甚八・作 魚戸おさむ・画「家栽の人」(私の生徒指導のバイブル)

森川ジョージ「はじめの一歩」大河ボクシング漫画など、

このほかにもたくさんあります。

鶴本さんの講座ではどんな事が聞けるんでしょうか?

スラムダンク 名前の法則があるんです。

登場人物の名前をよく探ってみると2つのパターンがあるんですね。

その2つのパターンを読み解くと、

さらに1人の名前を表しているんです。

その人物が井上さんが一番言いたかった事ではないかと思っています。

近々行なわれる講座などありますか?

5月5日(木)午後2時から、

「井上雄彦でブンガク」しよう という講座を行います!

「スラムダンク」や「バガボンド」、「リアル」から見えてくる

作者・井上雄彦のテーマ作品を貫く身体性/作品に見る「間の表現」など、

図や写真を用いたスライドでわかりやすく解説します。

※入場は無料です。

熊本県立図書館3階大研修室 定員100人 

この夏、面白いイベントがあるそうですね?

夏に荒木俊馬の展示会を開催しようと思っています。

荒木俊馬さんは、熊本出身の宇宙物理学者。

京都大学の学生時代にアインシュタイに出会い、ドイツへ留学。

京都産業大学初代学長。

子ども向けに「大宇宙の旅」という本を著作。

その本を少年時代に読んだ「宇宙戦艦ヤマト」「銀河鉄道999」の

作者・松本零士が強く感銘を受け、それ以後、

宇宙へ大きな関心を抱くようになった、

ということをこの本の復刻版に寄稿しています。

ということで!

8月27日(土)に熊本市青年会館で松本零士氏の講演会を予定しています。

~~~熊本近代文学館に関する問合せ~~~

電話  096-384-5000 FAX  096-385-4124

※熊本近代文学館は、熊本県立図書館の隣にあります。

熊本県立図書館が現在の出水に移築される際に開館。

熊本の豊かな文学的土壌を一望できる展示施設として、

また、熊本ゆかりの文学関係の資料の収集、保存をし、

研究に資するために設立。

常時展示

夏目漱石、ラフカディオ・ハーン、徳富蘇峰、徳冨蘆花をはじめ、

32人の熊本ゆかりの文学者。

夏目漱石と正岡子規の往復書簡、夏目漱石がスケッチした猫の絵など。

作家の直筆原稿などの貴重資料や、書籍、研究文献などを収蔵しています。

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