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会社のヒミツ

「お~いお茶」のヒミツ

企業にまつわる気になる疑問を解決する「会社のヒミツ」。

今日は伊藤園のロングセラー商品「お~いお茶」のヒミツに迫りました。

 

株式会社 伊藤園 広報部 広報室の小寺 欣也さんにお話をうかがいました。

~~~~~株式会社 伊藤園 会社概要~~~~~

伊藤園は、1966年に創業しました。

創業当初は、パックに入った茶葉(リーフ)のみ製造販売していましたが、

現在では、それにとどまらず缶やペットボトルに入った緑茶、野菜ジュース、紅茶、コーヒーなど

さまざまな飲料を販売しています。

また、伊藤園は国内のみならず海外にも展開しており、「お~いお茶」以外にも

「自然、健康、安全、良いデザイン、おいしい」をコンセプトに開発された製品を販売している会社です。

 

Q① 「伊藤園」という社名の由来を教えて下さい。

 創業当初は「フロンティア製茶」という会社名でした。

創業して3年後、東京にある「伊藤園」というお茶屋さんから屋号を譲り受け、今の「伊藤園」になりました。

Q② 「伊藤園」のロングセラー商品といえば「お~いお茶」ですが

いつごろ、どんなきっかけで開発されたものですか?名称の由来も教えてください。

創業当時は、茶葉(リーフ)を中心に販売していたため、どうしても夏の売り上げが伸び悩んでいました。

そこで、お茶の新しい飲み方のご提案として、1970年代からお茶を缶やPETに詰めて販売する飲料化の研究を始めました。

緑茶の飲料化には、いろいろな問題がありました。

緑茶は紅茶や烏龍茶と違い、発酵させていない不発酵茶なので、「宵越しの茶は飲むな」と言われるほど、酸化が早いのが特徴です。それを解決するのに大変苦労しました。

取引先であった協力メーカーの方からアイデアをもらい解決していきました。

そして、1985年に緑茶を飲料にする技術が完成し、「お~いお茶」の前身となる「缶入り煎茶」を発売しました。

実は緑茶の飲料化よりも先に烏龍茶の飲料化に成功していて、意外と知られていませんが、この時世界初の烏龍茶飲料を発売しています。

「缶入り煎茶」発売後、当時はお茶を買って飲むという習慣はなく、家庭で淹れてタダで飲むものとして浸透していたので、なかなか売れませんでした。

そこで、販売店さんに協力していただき、お弁当やおにぎりなどと一緒に販売することを考えました。

日本食と緑茶は相性が良いことはわかっていましたので、お弁当との関連販売には最適だと考えました。

これが少しずつ浸透し、販売量は増えていきましたが、商品名の「煎茶」が読めないとのご指摘をいただき、もっと多くの人に飲んでいただきたく考え、当時茶葉(リーフ)のCMで流れていた「お~いお茶」というフレーズをそのまま商品名にしました。

それを機に、飛躍的に販売数量を伸びまして、昨年12月には、おかげさまで累計200億本を突破するまでになりました。

Q③ 「お~いお茶」の開発のポイントはどこでしょうか?

「缶入り」にしたときと、「ペットボトル」で発売したときの、ポイントが2点あります。

1点目は、緑茶は酸素の影響を受けやすい飲み物なので、容器に詰めて熱殺菌を施したとき、微量に混入している酸素で酸化してしまい、液色が茶色になってしまったり、香り・味わいが悪くなってしまいます。

そこで、取引先であった協力していただいているメーカーの方からアイデアをいただき、缶にお茶を詰めて蓋をするとき、窒素を吹き付けることで酸素を追い出す製法を編み出しました。

今では業界内で当たり前になっていることですが、この製法の開発が緑茶の飲料化のはじまりでした。

もう1点は、ペットボトルにしたときの見た目の問題です。

「お~いお茶」は急須で淹れたお茶と同様に淹れています。

急須で淹れたお茶は、細かい茶葉や茶の成分などが入っているため、お茶の色にはにごりがあります。

ペットボトルでの開発で懸念されたのは、容器が透明であるため緑茶の液色が外から見えてしまう点がありました。

当社として、香り味わいはおいしく、クリアなお茶の色を実現する方法を考えました。

その結果は、大きな当社独自の茶漉しのようなもので、緑茶をろ過して原因となる成分を取り除きつつ、香り・旨みはそのまま残す製法を開発しました。

これにより、クリアなお茶の色で香りよくおいしいペットボトル入りの「お~いお茶」が誕生しました。

Q④ こうして開発された「お~いお茶」の中身は発売以来変わらないのでしょうか?

「お~いお茶」は、年々進化しています。

緑茶飲料の原料は農作物なので、天候などの影響により毎年、出来が変わってきます。

当社では、職人といっても過言ではない社員が、お~いお茶の原料を選定・ブレンドをして「ひときわ味わい豊かに」するため日々検討しています。

めざすのは、究極の急須で淹れたお茶の味わいです。この目標をめざし、毎年「お~いお茶」は進化していきます。                

                                              
また、皆様からご愛飲いただいている「お~いお茶」は年間で8,000万ケース(192,000本500mlPET換算)以上も販売しています。

そのため、年間で使用している茶葉の原料は、日本国内で生産されているものの約1/4を取扱っています。熊本の茶農家さんともお取引しております。

Q⑤ 「お~いお茶」にはいろいろな種類がありますよね。

伊藤園は長年日本茶に携わってきまして、おかげさまで20年以上ご愛飲いただいている

「お~いお茶 緑茶」だけでなく、濃くておいしい味わいの「濃い味」、甘く香ばしい香りの「ほうじ茶」、

やさしい味わいの「玄米茶」、今年発売しました新商品「にごりまろやか」など、

さまざまなラインアップを取りそろえています。 

今週からは、九州産の新茶を100%使用した「お~いお茶 新茶」をペットボトル、

茶葉(リーフ)ともに発売しましたので、是非、お試し下さい。

Q⑥ 「お~いお茶」のテレビCMは、九州でロケされたものがあるそうですが、どんな場所でロケされたのですか?

 新茶の収穫が間近の茶園で、三浦春馬さんが出演したテレビCMでは

撮影当日は少し曇りがちな天気で、雲の間から光があらわれる合間をぬっての撮影でしたが、

一瞬に降り注ぐ日の光や、茶畑を吹き抜ける爽やかな風がお茶の葉をさらにきれいに見せてくれました。

このテレビCMで撮影を行った茶園は、見渡す限り茶園と言っても過言でないくらい広大な茶園です。

実は伊藤園では、こういった大規模茶園を展開する茶産地育成事業を九州地方中心に積極的に行なっています。 

Q⑦ 「お~いお茶」は海外でも発売されているそうですが・・・。

「お~いお茶」は、日本国内のみならず台湾などのアジア圏やアメリカなど海外でも販売しています。

アメリカでは、子会社を2001年に設立し、その翌年、現地でティーブランド「TEAS’ TEA(ティーズ ティー)」を発売しました。

「TEAS’ TEA」は2009年に逆輸入され、国内では紅茶ブランドとしてを発売しています。

Q⑧ 最後に伊藤園というと、お茶だけではないですよね。

2006年にはコーヒーショップの「タリーズコーヒー」が伊藤園グループとなり、

3年後、「タリーズコーヒー」のコーヒーを淹れる専門家であるバリスタが原料、味わい、デザインにいたるまで監修した缶コーヒーを発売しました。

また、昨年5月には、広島にある「ヨーグルトのチチヤス」が伊藤園グループの仲間に加わり、共同開発商品の乳性飲料「朝のYoo」を11月より販売しています。

(伊藤園HP)http://www.itoen.co.jp/

 

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「株式会社 共和」のヒミツ

企業にまつわる気になる疑問を解決する「会社のヒミツ」。

輪ゴムの市場占有率No.1を誇る 株式会社 共和のヒミツについて、

株式会社 共和 企画グループの小畑大輔さんにお話をうかがいました。

~~~~~株式会社共和 会社概要~~~~~

1923年の創業以来、輪ゴムや粘着テープをはじめとする包装資材、

自転車関連の輪界用品、メディカル用品などの製造・販売を手掛けています。

来年90周年を迎える会社です。

(共和)http://www.kyowa-ltd.co.jp/

 

Q.共和という名前の由来を教えて下さい。

当時の創設に当たった方々が、共に和やかに助け合ってやっていきましよう。という気持ちを持ち働いて行こう。という所から名前がついたと聞いております。

ちなみに創立時の社名は共和護謨合資会社となっています。

 

Q.共和のベストセラー商品といえば「輪ゴム」なんですが、あの商品の正式名称は何ですか?

  名前の由来も教えてください。

輪ゴムの名前は「オーバンド」といいます。

100g箱パッケージはモダンデザインの父と言われています今竹七郎氏のデザインとなっています。

名前の由来は明らかではございませんが、社内での有力案が3つございまして、

1.輪ゴムのオリジナル(元祖)であるところの頭文字の『オ』を取った説

2.輪ゴム・ゴムバンドの王様であることからつけられた説

3.「Oh! これこそ本当のゴムバンドだ!」という感嘆符から取られたという説

などがあり、3つ目の「Oh! これこそ本当のゴムバンドだ!」の説が今では有力視されています。

 

Q.「オーバンド」はいつごろ開発されたものですか?

  また開発のポイントはどこでしょうか?

大正12(1923)年に開発されました。

当時の輪ゴムは、自転車のチューブを輪切りにした物を製造し、お札を束ねる用途で考案しました。

チューブを輪切りにした物は伸びが悪く、また海外から輸入されたゴムは、色がついていたり、クセがついていたりした物であり、良質と言える輪ゴムではなかった事が開発の経緯となります。

当社のオーバンドは、良く伸びるソフトで強い結束材として、不純物を混ぜない純ゴムバンドを使用しています。

 

Q.現在、「オーバンド」は何種類ありますか?

ラインナップとしては大きく分類すると20種類ほどになりますが、

輪の大きさ・切り幅の違い等ありますので、3,000種類以上ぐらいになります。

 

Q.そのほか「共和」の商品に関するなにか面白い開発秘話エピソードなどがあればお願いします。

弊社は熊本県阿蘇郡西原村に熊本工場がございます。

地域の皆様のご協力により、お陰様で今年で20年を迎える事が出来ました。

熊本工場は約50名の従業員が勤務しており、粘着セロハンテープや野菜に巻く結束テープの生産、

またメディカル関連のドレッシング材や絆創膏の原反等を生産しています。

熊本工場が出来た20年前、当社は大阪が本社である関係で、技術指導は大阪から熊本採用された方々に指導していました。

その際に当時の熊本の方々は耳慣れない大阪弁や大阪特有のおせっかいやきに抵抗を受けたと聞いています。

今では、熊本と大阪が融合してスムーズな運営が出来ており、共和にとって無くてはならない熊本工場となっています。

 

Q.そのほか、オススメのサービス、キャンペーンなどPRしたい案件があればお願いします。

4月に発売開始しました『エコットテープ』をPRさせていただきます。

スーパーに並んでいる野菜や果物の袋に留めている、赤色や黄色、金色等の粘着テープをご存知でしょうか?

消費者様から良く剥がしにくいとクレームをたくさん頂戴している粘着テープでございまして、今回、粘着テープに部分的に粘着剤を付けない部分を意図的に作り出し、手で簡単に開封しやすい『エコットテープ』を開発しました。

この製品も熊本工場で生産しており、熊本から全国発信するお手伝いをリスナー様も一緒に応援して頂けると有難いです。

今後とも弊社製品の愛顧を賜ります様、宜しくお願い申し上げます。

 

 

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「旭創業」のヒミツ

企業にまつわる気になる疑問を解決する「会社のヒミツ」。

お弁当やお寿司を買った時に入っている、魚やビンの形をした醤油やソースのポリ袋。

この使い捨ての調味料ポリ容器を開発、販売する旭創業のヒミツについて、

株式会社旭創業 九州支店の荒木健二さんにお話をうかがいました。

~~~~~株式会社旭創業 会社概要~~~~~

株式会社旭創業の本社は大阪市にあります。

昭和32年 旭食品工業として創業。

昭和35年 旭食品工業株式会社 設立。

昭和46年 株式会社旭創業に社名変更し、現在に至ります。

「人にやさしく食に思いやり」をモットーとする会社です。

(旭創業)http://www.asahi-so.co.jp/

 

Q① 「旭創業」という社名の由来を教えて下さい。

 創業時(旭食品工業)に、「旭北通り」に会社があったので、「旭」という文字を使用しました。

Q② お弁当などでおなじみの魚の形をした醤油の容器。
開発したのは「旭創業」ということなんですが、あの商品の正式名称は何ですか?名称の由来も教えてください。

 当社では「ランチャーム」と呼んでいます。

「ランチ(料理、食事)」を「チャーミング(魅力的)に」という想いを込めて、名付けました。 

Q③ 「ランチャーム」は、いつごろ開発されたものですか?
また、開発のポイントはどこでしょうか?

 1955年頃に開発しました。

 開発のポイントは、ポリエチレンを使用したことです。

当時は陶器やガラス製の容器しかなく、割れたら危ないのと、一度にたくさん作れなかったのが、ポリエチレンを使用することで、割れることもなく、大量生産できるようになりました。

 持ち帰り寿司へ添付するため、まずは魚(鯛)型を作りました。 

Q④ 現在、「ランチャーム」は何種ありますか?特色あるものなどあればご紹介ください。

 定番品として容器タイプが34種類、フィルムタイプが24種類あります。

当社では、いろいろなメーカー様の醤油、ソース、その他の液体調味料を充填することが出来ますので、

容器・フィルムと充填する原液の組み合わせで、種類は無限大です。

目の不自由な方にもおいしく召し上がっていただけるよう、点字入りの商品もあります。 

「金のランチャーム」「銀のランチャーム」は当社にしかない商品です。

「金のランチャーム」は祝いの席に、「銀のランチャーム」は仏事用に。

また、中には目の部分が飛び出した「出目ランチャーム」があり、このランチャームに出会えると、とてもラッキーです。

 *出目ランチャームには、目が出る、めでたいといった想いを込めています。

 目の部分が飛び出していることで、キャップを開けやすくもなっています。

Q⑤ そのほか、「旭創業」の商品に関するなにか面白い開発秘話エピソードなどあればお願いします。

商品名などを決めるときに、社員公募をすることがあります。

レンジ対応ランチャーム「キーパック」やデンプンで出来たつまようじ「スマイル楊枝」のネーミングがそうです。

また、社員全員でランチャームについて考えようと、一昨年より「プロジェクトL」(Lはランチャーム:LUNCHARMのL)を立ち上げ、新商品のアイデア等を出し合っています。

その中から、「本醸造方言めぐり」という商品が生まれました。

各県の方言をフィルムにデザインした、遊び心あふれる商品です。

 もっと身近に感じてもらおうと、ランチャームの容器を使ってストラップを作ったりしています。

 

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「内田洋行」のヒミツ

企業にまつわる気になる疑問を解決する「会社のヒミツ」。

今日は、小中学校への理科実験機器の卸販売などを手掛ける、

教育・情報・オフィスの専門商社、株式会社内田洋行の

教育マテリアル企画部 マテリアル企画1課の足利昌俊さんに

お話をうかがいました。

~~~~~株式会社内田洋行 会社概要~~~~~

内田洋行は、教育・情報・オフィスの専門商社です。                          
2010年に、創業100周年を迎えています。                              
特に教育事業では、1948年(昭和23年)より、小中学校への理科実験機器の卸販売をはじめ
現在では、小学校から大学までの情報ネットワークの環境構築やシステムの開発から
提供まで、教育の情報化に取り組んでいます。

(内田洋行)http://www.uchida.co.jp/                                       

Q① 「内田洋行」という社名の由来を教えて下さい。
                                                             
弊社の創業者が、内田小太郎です。                                    
内田洋行は、明治43年、中国・大連で事業をスタートしました。                   
社名の「洋行」は、 当時中国語で、「外国人の店」や「貿易商社」を意味すると同時に明治時代には、“洋行する”というは言葉が使用され、新天地を開拓していく“フロンティア精神”も意味していました。                                  

Q② まず、「内田洋行」が販売している商品、美術室などでおなじみの石膏の「胸像」について教えてください。まず、正式名称は? いつごろから「内田洋行」では販売されていますか?
一番最初に石膏像の製作を始めたのは、「菊地鋳太郎(とうたろう)」という作家らしい。      
最初は西欧風インテリアと彫刻家が作り出したのではないか、とのことです。           
何かのきっかけで、美術の勉強の対象(教材)として扱われたのではないか。                                                           
教材としては、宮本美術石膏像製作所で、昭和22年ごろかと思われます。発端となった経緯は不明。

③ この「胸像」、現在、何種ぐらい販売されていますか?
5種類(ミロのヴィーナス、アグリッパ、ジュリアンメジチ、パルテノンヴィーナス、闘士の胸像)

Q④ 「内田洋行」は、その他にも教育機器をさまざま開発されているそうですが、
なにか開発エピソードのあるものがありますか?

デジタル顕微鏡 (正式名称 デジタル顕微鏡 D-EL2)                                                           
                                                             
いきなりですが、ミジンコの目はいくつあるかご存知ですか?                      
                                                             ミジンコ自体はご存知の方が多いと思いますが、池の中などに生息している小さな生き物です。ミジンコは甲殻類に属し、エビやカニと同じ仲間の生き物なのです。しかし意外に知られていないことなのですが、ミジンコは複眼と言われる目は正面の中央部に1つしかありません。        
ミジンコは小学校・中学校で必ず教科書に載っており、必ず顕微鏡で観察する授業があります。しかし教科書には横向きの写真しか載っていないため、ミジンコの目は両サイドに2つあると勘違いしている人が多く、実際の授業にて偶然縦向きの正面を向いたミジンコを見た児童は、ミジンコと理解できません。先生に質問してもミジンコは泳ぎまわっているから、先生も同じ映像を確認することができず、先生に説明することができない。そして1つ目の生物をミジンコではない別の生物だと思い込んでしまう。実際にこのような事が教育現場ではよくあります。               
                                                              
そこで近年小学校・中学校でデジタル顕微鏡と言う顕微鏡が注目されております。デジタル顕微鏡は大型TVやPCに観察している映像をリアルタイムで映し出す事が出来る新しい顕微鏡です。                                                          
デジタル顕微鏡を使えば児童が見ている映像をリアルタイムで先生も確認できます。逆に先生が演示用として児童全員に観察物を見せることもできます。ミジンコの目が1つだということもみんなで確認することができるのです。                                          

Q⑤ 「デジタル電子顕微鏡」は、いつごろ、どんなきっかけで開発されたものですか?
実はデジタル顕微鏡は10年以上前から販売しておりました。
しかし、当時は通常の顕微鏡と比べて高価で、導入している学校は多くありませんでした。                                 
しかし近年、デジタル機器の価格が下がり、弊社デモ去年春に48,000円(税抜き)のD-EL2というデジタル顕微鏡を発売することができました。                                       

Q⑥ 「デジタル電子顕微鏡」、開発のポイントは?
とにかく学校での活用シーンを想い描いて開発しました。                         
例えばD-EL2は、ビデオ端子1本で簡単に大型テレビに映し出す事ができます。以前はPCを使用してモニタやプロジェクターに映し出すものが多かったのですが、D-EL2はPCなしで簡単に映し出す事ができます。また専用ケーブルは学校仕様で、5mもあるロングケーブルを付属しております。教卓にD-EL2を置いて、遠くの大型TVやプロジェクターに接続する事ができます。     
またD-EL2は接眼レンズの代わりに3.5インチの液晶モニタが付いています。液晶画面ですのでグループ実験や演示実験で、大勢で同時に観察することもできます。                   
そしてD-EL2はデジタルカメラのように、ワンボタンでSDカードに保存することもできます。実験の記録や教材作成に最適な顕微鏡なのです。                                 
おかげさまで発売時からとても反響が良く、お問い合わせもたくさんいただいております。そして授業でご使用いただいている学校様が急激に増加致しました。                                                                 

 

Q⑦ そのほか、「内田洋行」の商品に関するなにか面白い開発秘話エピソードなどあればお願いします。
新学習指導要領の改訂で、小学校・中学校共に理科の授業時間が増加しました。          
それに伴い、教科書が厚くなり、実験内容も増加しました。                        
その中の一つとして、今の小学性は双眼実体顕微鏡を用いて観察を行います。単眼の顕微鏡と違い、立体的な映像で観察することが可能な顕微鏡です。                          
そこで弊社では、顕微鏡本体だけではなく、先程のミジンコの話に戻ってしまいますが、ミジンコの自然な動きを観察できるように「ミジンコ観察用プール」と言う商品も開発しました。         
直径12mmと小さな樹脂製のミジンコを観察するためだけのプールです。このプールを使用すると顕微鏡の視野内に収まるので、視野外にミジンコが逃げることなく、双眼実体顕微鏡で、簡単に観察することができます。一度見てもらえばわかりますがミジンコが泳いでいる姿はとても可愛く、必ずくぎ付けになります。                                              
実は私自身がミジンコのファンになってしまい、会社のデスクでミジンコを育てているくらいなのです。                                                                                                                            

Q⑧ そのほか、オススメのサービス、キャンペーンなどPRしたい案件があればお願いします。
New Education Expoという、”未来の教育を考える” 教育関係者向けのセミナー&展示会が毎年あります。                                                    本年も東京と大阪の2会場で行います。東京では6/7(木)・8(金)・9(土)に東京ファッションタウン(TFTビル)にて、大阪会場は6/22(金)・23(土)に大阪マーチャンダイズ・マートにて行います。    
もちろんそのエキスポの理科ブースにミジンコと顕微鏡を持って出店しますので、見てみたいという方は是非お越しください。

 

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「キングジム」のヒミツ

企業にまつわる気になる疑問を解決する「会社のヒミツ」。

今日は、オフィスで書類を綴じる「キングファイル」や、

ラベルライター「テプラ」などでおなじみ、「株式会社キングジム」の

広報室 田辺賢一さんにお話をうかがいました。

~~~~~株式会社キングジム 会社概要~~~~~

キングジムは事務用のファイルや電子文具など、情報整理用品のメーカーです。
オフィスで書類をとじる「キングファイル」やラベルライター「テプラ」などでご存じの方もいらっしゃると思います。
創業は昭和2年(1927年)。創業者自身が発明家で、独創性やオリジナリティを重んじる社風は創業からのDNAとして受け継がれています。

 主力商品の「キングファイル」や「テプラ」もそのような社風から生まれた、市場開拓型の商品です。
 最近では、テキスト入力専用の小型軽量のキーボード入力機「ポメラ」や、スマートフォンと連携する次世代ノート「ショットノート」などがヒットしています。

(キングジム)http://www.kingjim.co.jp/

Q 「キングジム」という社名の由来を教えて下さい。
 当初は、創業者の宮本英太郎が発明した、「人名簿」「印鑑簿」から一文字ずつ取った「名鑑堂」という社名で設立しています。
その後、昭和36年に「事務の王様」の意を込め、「株式会社キングジム」に改称しました。

Q 「キングジム」のロングセラー商品「テプラ」について教えてください。
まず、いつごろ? どんなきっかけで開発することになったのですか?
 当時、当社では、書類をとじるファイルの専業メーカーだったのですが、将来の新しい柱をつくるために「Eプロジェクト」という組織ができたのがきっかけです。
当時言われていたペーパーレス社会の到来に備え、電子製品の事業にチャレンジすることになりました。

Q 「テプラ」の開発のポイントはどこでしょうか?
 Eプロジェクトではいろいろなアイデアが出ましたが、その中で当時ファイルを販売した際のサービスとして行っていた、ワープロでタイトルを表示することに目を付けました。
当時はプリンターもいまのように普及していませんでしたので、ファイルのタイトルは手書きが一般的でした。
手書きだと字が汚いと見栄えが悪く、字によっては個性が出すぎて、共有物としては不適切でした。
そのため、ワープロで書かれた文字が喜ばれたのです。
ただ、背見出し用のプリンターでは、多様なファイルサイズに対応するのが難しいため、ラベルに印刷してそれを貼ってもらうことにしたのです。
その後、協力会社と共に様々な課題を克服して、1988年に発売を開始しています。                                                           
  もともとはファイルのタイトル作成用プリンターでしたが、発売直後から、様々な用途をお客様が開発し、オフィスだけでなくご家庭でお子様の持ち物への名前付けなど、幅広く活用いただいています。

Q 「テプラ」のネーミングの由来を教えてください。
「テプラ」はテープライターの略です。

いまでは、ラベルライターの代名詞になっています。

Q 現在、「キングジム」が扱っている「テプラ」は何種ぐらいありますか?
また、特色ある製品などありましたらご紹介ください。

 現在、本体が16種類あります。
中には、点字ラベルが作れる機種もあります。また、テープカートリッジはテープ幅や色などを含めて数えると、300種類を超えています。
最近では、停電の際に暗闇で発行する蓄光ラベルや、ラッピングなどにご使用いただけるよう、直接印刷が出来るリボンが発売されました。

Q そのほか、「テプラ」に関するなにか面白いエピソードなどあればお願いします。
 発売から23年経過し、いままでに700万台以上の本体が販売されているロングセラー商品で、国内でのトップシェアも維持しています。
競合の商品もたくさんありますが、「テプラ」の名前が浸透しているため、当社の製品でなくても、「テプラ」と呼ばれていることが多いようです。

Q 最近の「キングジム」の大ヒット商品「ショットノート」について教えてください。
まず、いつごろ? どんなきっかけで開発することになったのですか?

 開発のメンバーで打ち合わせをしているときに、過去のメモがなかなか見つからなかった経験から、メモの検索方法についていろんな解決方法を考えました。
その中で実際にメンバーがやっていた、ケータイでメモやホワイトボードの内容を写メすることをベースに、ショットノートを思いつきました。

Q 「ショットノート」の開発のポイントはどこでしょうか?
 ショットノートは、紙のノートとスマートフォンのアプリを組み合わせてお使いいただく商品です。
あらかじめ、スマートフォンに無料のアプリをダウンロードしていただき、あとは、紙のノートにお好きな内容を書いて、アプリを使って書いた内容を撮影するだけ。簡単に手書きの内容がスマートフォンの画面ピッタリに取り込むことができます。書いた内容は、メールで送ったり、最近流行のクラウドに保存したり、デジタルデータとしての活用が可能です。

 手書きの内容が画面ピッタリにキレイに撮影できるのは、アプリがノートの四隅にある四角いマーカーを読み取って、画像を補正してくれるから。
また、ノート右上にあるナンバーと日付の欄は、撮影の際に自動で文字を読み取り、保存されたデータを検索する際のインデックスに出来ます。

 とても簡単に手書きのメモがデジタル化できるので、是非試してみてください。

Q 「ショットノート」のネーミングの由来を教えてください。
 撮影を意味する「ショット」に「ノート」を付けたシンプルなネーミングにしました。

 

Q そのほか、「ショットノート」に関するなにか面白いエピソードなどあればお願いします。
 ショットノートの開発は、若手のグループで商品のアイデアを話し合っているときに、ある女性メンバーが前回の打ち合わせのメモをなかなか見つけられなかったことがきっかけでした。
せっかく几帳面にメモを取っているにも関わらず、メモがたくさんありすぎて見つからなかったのです。
そこで、メモをデジタル化することで検索性を向上させたのですが、パソコンやスキャナといった機器に頼らず、いつでも持ち歩いている、スマートフォンで撮影することがショットノートの最大の特徴です。

 発売から約1年が経過し、いままでにシリーズ合計で100万冊を販売しています。

Q 他に、開発秘話などのエピソードがある商品がありましたら教えてください。
 当社は、開発する製品を多数決で決めたりしません。
開発担当者の熱意と、他に熱烈な支持者がいれば、ヒットの可能性があると見込んで、商品化を決定します。
当社の代表的なヒット商品、ポメラでは、商品化を決める会議に出ている役員10人の内、9人が商品化に反対していましたが、唯一、当時の社外取締役で大学教授だった方が、熱烈に支持し、商品化が決定しました。
ポメラは2008年11月に初年度目標3万台で発売をスタートしましたが、いままでに累計20万台を超えるヒットとなり、最近のデジタル文具の先駆けとなりました。

Q そのほか、オススメのサービス、キャンペーンなどPRしたい案件があればお願いします。
  キングジムの最新情報は、公式ホームページの他、ツイッターやフェイスブックでも公開しています。
こちらの方も是非ご覧ください。ツイッターでは公式アカウント2周年の感謝を込め、3/19~3/31までポメラやショットノートが抽選で当たるキャンペーンも実施しています。是非ご参加ください。

 

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「レンゴー」のヒミツ

企業にまつわる気になる疑問を解決する「会社のヒミツ」。

今日は段ボールのトップメーカー「レンゴー」のヒミツについて、

レンゴー株式会社 広報部長・後藤光行さんにお話をうかがいました。

~~~~レンゴー株式会社 会社概要~~~~

1909年(明治42年)、わが国で初めて段ボール事業を始めました。

1972年(昭和47年)には社名を現在のレンゴー㈱へと変更。

現在、総合包装メーカーとして板紙、段ボール、紙器、軟包装、重包装、

海外の6つのコア事業を中心に多彩な事業を展開しています。 

国内に段ボール工場25、紙器工場3、製紙工場5、印刷加工工場1、

化学品・バイオ工場1、セロファン工場1の計36工場を配し、また海外でも

中国・タイ・シンガポール・マレーシア・インドネシア・ベトナム・米国に

39工場7拠点を展開するなど、パッケージングのベストパートナーとして、

幅広いサービス体制を整えています。

Q① 「レンゴー」という社名の由来を教えて下さい。

1909年(明治42年)、は三盛舎という名称でした。

1920年、当社創業者 井上貞治郎は、業容を一段と発展させるため、

三成社を株式会社組織にしようと考え、子会社二社、三成社と共同で

電球用段ボールを納めていた栄立社と東紙器製作所という関係の深い

五社合併により「紙を聯(つら)ね合わせて包装容器をつくる会社」の意から

聯合紙器株式会社を創立しました。

その後、従来の「段ボール一筋」から「総合包装企業」へ業容を拡大させた

ことを内外に示すために、 また、「聯」の字が読みづらいといったことから、

1972年元日、社名を現在の「レンゴー株式会社」に改めました。

Q②「レンゴー」は、段ボールの国内シェアトップの企業ということですが、

シェアは何パーセントですか?

段ボール生産量に関しては、経済産業者など公的機関による統計は

ありません。

矢野経済研究所調べによれば、2010年度段ボール生産量の当社シェアは

グループ全体で約28%と、国内で最大手です。

また、段ボールの原料となる板紙の生産においても、国内トップクラスの

規模です。

Q③「段ボール」は、「レンゴー」が日本で初めて開発したということですが、

いつごろ? どんなきっかけで開発することになったのですか?

段ボールが発明されたのは19世紀(1856年)の英国です。

貴族の着ていた服のえり元をヒントに、波状に折った厚紙をシルクハットの

内側に使ったのがそのはじまりで、その後、米国で電球など壊れやすい商品の

包み紙に使われるようになりました。

明治時代、井上貞治郎がこの製品を自らの手でつくることを思い立ち、

1909年、日本で初めて事業化に着手しました。

苦労を重ねやっとの思いで完成させた製品に、「段のついたボール紙」で

語呂も良く覚えやすいとして「段ボール」と命名しました。

Q④「段ボール」開発のポイントはどこでしょうか?

井上貞治郎は、かつて働いていた店で見かけた「綿繰り機のようなもの」から

ヒントを得て、鋳物製の段付きロールと木製の支柱で組立てた製造機を

自ら考案し、段ボールの製造に取りかかりました。

ロールの間に紙を差し込んでハンドルを回すとシワのついた紙が出てくるという

仕掛けでしたが、なかなかうまくいきませんでした。

そこで、ロールの桁に分銅をつけて負荷を均一にする、紙を縁側の下に一晩

おいて湿らせる、機械の下に七輪をおいてロールを熱してアイロンのようにする

など様々な工夫を重ねた結果、ようやく段ボールらしい製品ができあがりました。 

Q⑤現在、「レンゴー」が扱っている「段ボール」は何種ぐらいありますか?
また、特色ある製品などありましたらご紹介ください。
段ボールはオーダーメードであり、包む商品によってそれぞれ異なることから、
「何種類」という表現はできません。
当社は、一般的な段ボールはもちろん、耐水・鮮度保持・防錆などの
機能を付加した機能性段ボールから、カラフルな印刷で販売効果を高める
美粧段ボールまで、用途に応じたさまざまな段ボールをご提供しています。 

また、封かん時にステープルやテープを使わない、人にも環境に優しい
ノンステープル段ボール箱や、「軽薄炭少」を合言葉に、従来の一般的な
Aフルート段ボール(厚さ約5mm)に較べて厚さが約20%薄く、生産や
輸送などの際のCO2排出も削減されるCフルート段ボール(厚さ約4mm)の
推進に積極的に取り組んでいます。

さらに、大成建設(株)、(株)栗本鐵工所、当社の3社で共同開発した、
アルミニウム箔をラミネートした段ボール製の空調ダクト「コルエアダクト」は、
従来の鉄板ダクトに比べて軽量であり、段ボール特有の中空構造により
保温工事が必要なく、現場での施工性に優れています。
また、鉄板ダクトに比べ生産時のCO2排出量が大きく削減され、
施工現場へは平板状で搬入するため大量輸送が可能となり、
輸送時のCO2排出量削減にも寄与する商品です。    

Q⑥「段ボール」は軽くて丈夫で、環境にもやさしいんですね。
段ボールは、軽量ながら強度は極めて高く、段ボールケース4箱の上に
1トン以上ある自動車を乗せても大丈夫なほどです。
また、段ボールは、リサイクル界の代表選手であり、
リサイクル率はほぼ100%に達し、平均すると7~8回も再生されていると
言われています。(当社古紙利用率は、97.8%)
また、段ボールをはじめとするパッケージは、時代の変化とともに「包む」「守る」
という基本機能に、ICタグの活用などを通じて、「装う」「伝える」といった
情報発信機能、すなわちメディアとしての機能を持っており、
コミュニケーションツールとして、さらに進化する可能性を秘めています。

さらに、軽量で扱いやすく加工も簡単、保湿性もあり、人にも優しい、
段ボールのこれらの特長が東日本大震災の救援物資として、避難所の
床敷きや間仕切り、簡易ベッドなどにも大活躍しました。
段ボールが丈夫で保湿性が高いというのは、「ダンボールハウス」でも
証明されています。

Q⑦ 他に、開発秘話などのエピソードがある商品がありましたら教えてください。
段ボールは、国内経済の成長にあわせて様々な変化を見せてきました。
1960年代後半、わが国は高度経済成長の過程で大量生産・大量流通・
大量消費の時代に入り、商品の個装にプラスチックやビニール製品が
使われるようになり、ディスプレー方式が変わりました。
この情勢に対応して、当社は段ボールの材料である板紙に印刷する
(プレ・プリント)方式を開発し「強くて美しい箱」を製品化し美粧化を
さらに促進しました。

一方、積極的に技術革新を進め、1970年代には、
段ボール製造設備(コルゲータ)について画期的な技術を開発、
製品のロット替えのたびに減速または停止していた従来の運転装置を
高速のまま連続運転できる装置に一変させ、段成型と糊接着にも
新機軸を開発しました。
これにともない高速化・品質強化・材料費低減など多様な効果を
もたらしたことが国内外から高い評価を受け、以降の技術輸出の基と
なりました。
1980年代後半から、多品種、小ロットに対応すべく、コンピューターによる
製造管理を行っており、多様化・高度化するユーザーニーズに的確に
応えられる体制を築いています。

当社は主力事業の段ボールのほか、製紙技術を活かした、さまざまな
高機能繊維製品も手掛けています。
1996年には、有害なガスや悪臭を吸着する機能、抗菌機能の高い
ゼオライトをセルロース繊維内部で結晶化させた高機能パルプ
「セルガイア」を開発しました。
従来の製法に比べ、ゼオライトの付着率を飛躍的に高めることに成功した
製品です。
開発にあたり、セルロース繊維の内部にゼオライトを染み込ませようと
試行錯誤を繰り返しましたが、どうしても成分が表面に逃げ出してしまうという
課題がありました。
開発に行き詰まっていたころ、担当していた研究者が実験後の状態のまま
出張に出掛け、後日、戻って何げなく実験器具を見ると、繊維とゼオライトが
反応し、ゼオライトが繊維内部で見事な結晶をつくっていました。
こうした偶然によって生まれた「セルガイア」は、現在では、エアフィルター、
ペット用品、鮮度保持用シート、防錆シートなどに加えて、
インフルエンザ対策用マスク、放射線対策にいたるまで、幅広い用途に
使用されています。  

Q⑧ ところで去年の東日本大震災では、レンゴーの工場も被災したそうですね。
昨年の東日本大震災では、当社仙台工場が被災し壊滅的被害を
受けましたが、従業員の雇用の場の確保はもちろん、地元経済と密接な
関係にある段ボール工場のいち早い再建が、被災地の復興、再生への
先駆けにもなればとの思いも込め、新仙台工場建設に鋭意取り組んで
まいりました。
3月15日に同工場の起動式を執り行い、4月1日に正式開業する
運びとなっております。

 

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「クックパッド」のヒミツ

企業にまつわる気になる疑問を解決する「会社のヒミツ」。

今日は料理レシピ共有サイト「クックパッド」について

クックパッド株式会社 広報室・櫻井友希代さんにお話をうかがいました。

~~~~~クックパッド株式会社 会社概要~~~~~

本社は東京都港区白金台にあります。

「毎日の料理を楽しみにすることで心からの笑顔を増やす」を

企業理念に1997年に創業。

1998年から料理レシピ共有サイト「クックパッド」を運営しています。

(クックパッド)http://cookpad.com/

Q① まずは「クックパッド」という社名の由来を教えて下さい。
料理のメモ帳

Q② 「クックパッド」について改めて簡単に説明してください。
クックパッドは日本最大の料理レシピ共有サイトです。

主な機能は「レシピを載せる」と「レシピを探す」の2つです。
「レシピを載せる」は、誰でも無料で簡単に、オリジナルの料理レシピを
写真付きで掲載することができます。
クックパッドには現在116万品以上の料理レシピが掲載されています。

「レシピを探す」は、レシピ検索機能で、「カレー」といったレシピ名や
「じゃがいも」といった材料名などから、簡単にレシピを探すことができます。
他にも、「お花見」「運動会」といったイベント名でもレシピを探すことが
できますし、「二日酔い」と検索すると、その体調に合ったレシピも
見つかります。 パソコンだけでなく、携帯電話やスマートフォンからも
アクセスできますので、外出先やスーパーなどからでもレシピを探すことができます。
                                                            
また、レシピの人気順検索という有料サービスもあるので、
たくさんあるレシピの中から、みんなに人気のレシピを知る事もできます。

Q③ 現在、「クックパッド」は、料理レシピのサイトとして、絶大な支持を
得ていますが、現在のアクセス数、会員数などを教えてください。

月間利用者数は1300万人で20~30代女性の2人に1人と言われています。
アクセス数は月間で4.7億PV(ページビュー)あります。

Q④ 「クックパッド」は、いつごろ、どんなきっかけで開発することになったのですか?
代表の佐野が1997年の大学卒業後すぐに起業して、立ち上げたのが
クックパッドです。佐野自身が、自分の周囲に「苦笑いではなく心からの
笑顔を増やしたい」と考えたときに、様々な方法を考えた結果、生活の中で
面倒な作業になりがちな「料理」を心から楽しいものに変えていくことで、
料理をする人もその料理を食べる人も笑顔にできると確信したことがきっかけです。          

Q⑤ 1997年というと、インターネットはダイアルアップ接続の時代でしたね。
そんな時期に立ち上げられた「クックパッド」開発のポイントはどこでしょうか?

最新のテクノロジーを活用しながらも、電子レンジや冷蔵庫のように、
ユーザーにとってひとつの調理器具のように使いやすいサービスを
目指しているところだと思います。

Q⑥ 「クックパッド」が人気サイトになるまで、いろいろなご苦労もあったと
思いますが、なにかエピソードなどあればお願いします。

基本は無料で使えるサイトなので、どこで収益をあげていくか、ということが
一番の課題でした。ユーザーが増えても対応するためのサーバーを増やせない
(買えない)状態が続き、数年前まではピークタイムの夕方にはサイトが
ダウンしてしまうことがよくありました。当時はメディア露出を断ったり、
検索してもみつかりにくくするなど、新規のお客さんがこないような工夫を
していました。
今では笑い話ですが、当時は切実でした。

 

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「池内タオル」のヒミツ

企業にまつわる気になる疑問を解決する「会社のヒミツ」。

今日は「風で織るタオル」という愛称のタオルを生産している

「池内タオル株式会社」の代表取締役・池内計司さんにお話を

うかがいました。

~~~~~池内タオル株式会社 会社概要~~~~~

 設立は1953年。本社は愛媛県今治市にあります。

「母親が自分の命より大切にする赤ちゃんに安全なタオルを届けたい!」を

基本理念に生産。2001年には、乳幼児が口にしても可という安全証明

スイスエコテックスクラス1の認定をうけました。

(池内タオル)http://ikeuchitowel.com/

 

「池内タオル」のタオルは、海外でも高く評価され、2002年には全米最大の

「ホーム・テキスタイル・ショー」でも最優秀賞を受賞しています。

ここまで高く評価される「池内タオル」の魅力は何ですか?

大変コンテンポラリーなデザインでありながら、環境を徹底的に考慮した

生産体制を有する。また、ミラクルソフトネスな風合である。

と受賞時に説明されました。

その商品はいつごろ?どんなきっかけで開発することになったのですか?

1999年に発売開始したファクトリーブランドIKTの新ラインとして2001年に

開発したストレイツ・カラーソリッドです。基本デザインは今治の来島海峡

からインスパイアされています。

海峡の意味を込めてストレイツと名付けました。

その商品の開発のポイントはどこでしょうか?

従来のタオルにはない豊富なカラーバリエーションを有しています。

定番として常時12配色はあり、非定番を入れると88色あります。

他に、開発秘話などのエピソードがある商品がありましたら教えて下さい。

弊社の商品はすべて「最大限の安全と最小限の環境負荷」が基本です。

デザインは極めてシンプルですが、カラーバリエーションは多く

インテリアの中で空気のように存在するタオルを目指しております。

全商品の90%がオーガニックコットン商品という世界でも例のない

タオル会社です。乳幼児が口に含んでも可というスイスのエコテックス・

クラス1の認定を得ています。

「池内タオル」では、「風で織るタオル」というものも展開されている

そうですが、詳しくご紹介ください。

会社の使用電力が2002年1月1日より秋田県能代風力発電所の風力を

使用しており、いつの間にか、愛称が商標となりました。

一般的にはIKTというブランドですが、日本国内では「風で織るタオル」と

呼ばれております。

2002年 使用電力が100%風力発電で賄う日本最初の製造会社になる

      NYホームテキスタイルショーでNew Best Awardsを日本企業

      として初受賞

2003年 「風で織るタオル」が愛称から商標に

2008年 第12回新エネルギー大賞「風で織るタオル」

2010年 第12回グリーン購入大賞「風で織るタオル」

最後にメッセージがあればお願いします。

ほとんどの商品がご予約から納品まで2ヵ月ほどお待たせしておりますが、

品質と安全性に、こだわった生産をしておりますので、

今しばらく、ご猶予ください。

 

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「株式会社 真多呂人形」のヒミツ

3月3日は桃の節句ということで、毎年、世相を反映した変わり雛を発表している
「株式会社 真多呂人形」のヒミツについて、取締役会長・二代目 金林真多呂さんに
お話をうかがいました。

~~~~~株式会社 真多呂人形 会社概要~~~~~

 真多呂人形は、大正8年の創業より木目込みの伝統技法に忠実に、雛人形や五月人形、浮世人形など数々の品を制作してまいりました。
京都の上賀茂神社から木目込み人形制作の唯一の正統伝承者として認定を受けており、「木目込み」の技を継ぎ、磨き上げられた伝統技法を現代に伝えています。
なによりも大事にしているのは、正統伝承者の名に恥じない“確かな技”。
彫塑やデッサンを深耕し人形制作を総合芸術として高め、現代感覚あふれる制作にこだわっています。
熟練の職人が一つひとつ丹精込めて雅やかな逸品を世に生みだしており、伝統工芸品としても高い評価をいただいています。                                                             

「真多呂人形」という社名の由来を教えて下さい。                  
 社名の由来は、当社の創業者で人形師の初代・金林 真多呂の名前から、創業時の社名は「金林商店」で、木目込み人形の製造、販売をしておりました。
 伝統ある木目込み人形に新たに創意工夫を加え、真多呂人形独自のふっくらとした気品のある顔立ちと時代考証を踏まえた人形全体の造形美は、以前の人形にはなかった現代感覚あふれるお人形となり、真多呂人形として皆様に広く親しまれました。                                 
 数回の社名変更があって、昭和62年「株式会社真多呂人形」とし、現在に至っています。

さて、真多呂人形と言いますと、毎年、「変わり雛」を発表されていますが、どんなきっかけではじめられたのですか?
 大正時代末期から昭和の初期にかけて、東京を中心とした関東に在住した当時の文人・画家・工芸作家などが、それぞれの趣向を凝らした年賀状を交換していましたが、やがてそれらの人々がひとつのグループを作り“趣好会”と名付けて交流を深めました。
ある年、その年の干支にちなんで様々な素材を用いて雛人形を作り、お互いに交換し合うことにしたのです。
たとえば、その素材は鉛筆であったり、うずらの卵の殻であったり、煙草の箱であったり、とあらゆるものを用い、それをふたつ並べて雛人形に見立て、これを「見立て雛」と呼んだのです。
この「見立て雛」が現在の“変わり雛”の原点です。
一時は百人近くいた趣好会も戦争によりいつしか崩壊してしまいましたが、当時から会の中心的立場にいた人形師 初代金林真多呂は終戦と同時に、この見立て雛の形を変え、テーマを干支でなく、その時代の流行・時の話題・社会風刺などに求め“変わり雛”として制作発表しております。

これまで発表された「変わり雛」にはどんなものがありますか?
 昭和21年(第1回)発表の大流行した「りんごの唄」をテーマにしました「「りんごの唄雛」をはじめ、「テレビ開始雛(昭和28年)」、「万博雛(昭和45年)」、「韓流ブーム雛(平成17年)」、「東京スカイツリー雛(平成23年)」 など。

今年の「変わり雛」はどんなものになりましたか?
 一年を振り返る平成24年の真多呂人形変わり雛は以下の6点です。                                                             
① 東北復興祭り雛
   被災地で東北三大祭りが初めて一堂に会し、慰霊と復興を祈念しました。
   お雛様は祭りに参加した男女です。

② 民主政権たらい回し内閣雛 
   前政権に続いて今政権も鳩山さん、管さん、野田さんと
   政権内でのたらい回し。お雛様は、野田総理と仁美夫人。

③ 猛暑節電雛
   昨年に続いて記録的な猛暑となった今夏。
   計画停電、節電が追い打ち。ゴーヤなど緑のカーテンが人気になりました。
   お雛様は男女のゴーヤがモチーフ。

④ なでしこW杯制覇雛
   7月の女子サッカーワールカップで、なでしこジャパンが世界一に。
   それまで陽の当らないスポーツが国民栄誉賞も受賞。
   お雛様は佐々木監督とキャプテン澤選手。

⑤ 金狂騒雛
   円高の一方で、金の高騰が続き、時ならぬゴールドラッシュ。
   お雛様は店主と金を売りに来た女性。

⑥ 子役俳優人気雛
   今年は子役俳優たちが、お茶の間の話題に。
   暗い世相を吹き飛ばしてくれました。お雛様は鈴木福くんと芦田愛菜ちゃん。

「真多呂人形」では、さまざま商品を開発、販売されていますが、これまで最もヒットした商品は何ですか?
 浮世人形など数多くの種類の人形を制作、販売しております。
看板商品となります「雛人形」はふっくらとした顔立ちが特徴。
「私のお雛様は真多呂さんのだから、娘(孫)が生まれたら、やっぱり真多呂さんのお雛様を」という嬉しいお言葉もお客様からいただいております。

「雛人形」の親王飾り、段飾り、立雛など種類も豊富に取り揃えておりますが、中でも「瑞花雛(ずいかびな)」と「有職雛(ゆうそくびな)」が人気商品です。

これらの人気商品はいつごろ? どんなきっかけで開発することになったのですか?
 「瑞花雛(ずいかびな)」は十年前の平成14年、「有職雛(ゆうそくびな)」は五年前の平成19年にそれぞれ真多呂人形の新型の雛人形として販売を開始しました。

瑞花雛(ずいかびな)」は、お雛様の可愛らしさをより強調するために試行錯誤しましたところ、5歳くらいの子どもをイメージして作られたお雛様が、華やかでありながら初々しく愛くるしい雰囲気をだすことができました。
比較的お人形がコンパクトなサイズのため、段飾りでも場所を取らず飾ることが出来るお雛様です。
「有職雛(ゆうそくびな)」は、お子様が大きくなり目が肥えてからも、変わらぬ趣きの良さをお楽しみいただけます様に、大人顔で品格溢れる高貴なお雛様に趣向を凝らして制作いたしました。

通産大臣指定伝統的工芸品です。

他に、開発秘話などのエピソードがある商品がありましたら教えてください。
 琴を奏でる十二単の平安朝の日本美人像の初代真多呂の代表作品の「松風」は、自他共に認める代表作であり、真多呂人形を象徴する作品です。
この「松風」は英国のマーガレット王女の戴冠式の折り、贈呈品として当時の吉田茂首相がお持ちになって、大変喜ばれたというエピソードをはじめ、多くの贈り物として珍重されました。
この「松風」の人形にたどり着くまでに、初代は五十年の歳月がかかったといいます。

その他、オススメの商品やサービス、キャンペーンなどPRしたい案件があればお願いします。
 真多呂人形には、雛人形や五月人形などをじっくりご覧いただけるショールーム「真多呂人形会館」が1月6日~5月5日まで無休で営業しております。
日本人形協会認定の「節句人形アドバイザー」が2名常駐しており、ご希望やご予算、設置場所に合わせて適切なアドバイスを行っております。
雪洞(ぼんぼり)、毛氈(もうせん)、ガラスケースなどの単品販売もしており、ご希望をお伝えいただければ最適な商品をご紹介させていただきますので、ぜひご相談ください。

 真多呂人形の雛人形・五月人形をご購入された方、これから購入予定の方が対象としました「真多呂人形との思い出コンテスト」の参加者募集中です。
締め切りは2012年3月10日迄となります。参加賞もご用意しておりますので、奮ってご参加くださいませ。
 また、真多呂人形では、完成品のお人形の販売だけではなく、平成23年8月に創立四十五周年を迎えました木目込み人形の正統技術を学べる真多呂人形学院も運営しております。
上野本校をはじめ、全国教室と通信教育のご希望の方法で人形作りを学ぶことができます。
人形材料キットを使い、手作りのお人形を楽しむことができます。

                                       
詳しくは、真多呂人形ホームページをご覧下さい。
株式会社 真多呂人形ホームページ:http://www.mataro.co.jp

 

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「日本食研」のヒミツ

今日は、「晩餐館焼肉のたれ」などでおなじみ、日本食研について

日本食研ホールディングス株式会社 経営企画部の龍田美依さんに

お話をうかがいました。

~~~~~日本食研 会社概要~~~~~

1971年に香川県高松市に現会長の大沢一彦が日本食研の前身である、

畜産加工研究所として創業し、当時はミートミックスというハム・ソーセージに

必要な調味料と機械器具を発売していました。翌年、現在本社がある

愛媛県今治市に移転し、業務用を中心に事業を拡大しました。

1989年に「晩餐館焼肉のたれ」を発売したのをきっかけに、家庭用にも

本格的に進出。

 現在では、調味料や加工食品の製造・販売を中心に様々な事業を展開

しており、業務用・家庭用を合わせると商品数は8,000種を超えています。

 創業時は6名でスタートした小さな会社でしたが、現在では事業所数が

国内201ヵ所・海外は8ヵ国19ヵ所展開しています。

 昨年、創業40周年を迎えた会社です。

(日本食研)http://www.nihonshokken.co.jp/

「日本食研」という社名の由来を教えて下さい。

 香川県高松市に畜産加工研究所を設立した後、愛媛県今治市で日本を

代表する食品メーカーになるという思いを込めて、日本食研に社名を変更

しました。この社名は、日本食品研究株式会社からきており、この名の通り

特に研究に力を入れています。

「日本食研」では、さまざまな商品を開発、販売されていますが、現在の

日本食研の原点となった商品、また商品の誕生秘話があれば教えて下さい。

 弊社は業務用の商品が9割を占めており、その中で業務用の

水溶きタイプの『から揚げの素2kg』という商品があります。

この商品は1976年に販売を開始しましたが、弊社の創業者(大沢一彦)が

一人で開発をしました。当時天ぷら粉のような水溶きタイプのから揚げ粉は

珍しく、お客様にも大変喜ばれたと聞いております。

 また弊社は創業後3年目に、焼肉のたれの開発を始めました。こちらの

商品は、弊社の焼肉のたれの原点となり、後に『晩餐館焼肉のたれ』の

発売を開始することになりました。当時はお肉が美味しくなってきており、

食事環境もtな惜しく、にぎやかに変化している時代でしたので、お肉その

もののうまみを引き出す、ワンランク上のおいしい調味料を提供しようと

いう思いを込めて作られました。現在はたくさんの調味料を製造・販売して

いますが、弊社の原点であるこれら商品は、今でも主力商品として、

お客様に愛されている商品です。

「日本食研」の企業キャッチフレーズは、「味の作曲家」というものだ

そうですが、意味を教えて下さい。

 「楽しい曲」や「悲しい曲」がミックスされることで一つの曲が出来上がると

思いますが、味も同じです。「辛い味」・「甘い味」・「苦い味」・「酸っぱい味」

などたくさんの味がありますが、それだけでは食べることができませんので

色々な味をミックスさせて一つの美味しい味を作り、ご家庭に幸せの

メロディーをお届けしたいという気持ちを込めています。

弊社はそれらの味をブレンドされたブレンド調味料で、たくさんの商品を

開発しています。

「日本食研」の工場には、宮殿のような豪華な建物のものが

あるそうですが……詳しく教えて下さい。

工場は、愛媛県にKO宮殿工場・食品研究工場・ハム研究工場・千葉県に

千葉工場・そして中国に蘇州工場がございます。

 その建物は、「KO 宮殿工場」という工場で、から揚げの粉・焼肉のたれ

などを製造している調味料の製造工場です。

この工場はオーストリアにあるベルベデーレ宮殿を模して建てられたもので、

弊社の創業35周年記念に建てられました。なぜこういった宮殿のような

外観にしたかと言いますと、中世ヨーロッパでは、宮殿を晩餐会が

開かれており後の食文化に大きな影響を与えたと言われております。

弊社もその食文化の中心にあった宮殿をモチーフにすることで、

この今治の地から様々な食文化を発信していきたい!という思いが

込められています。そしてヨーロッパの様々な建物を調べた結果、

大きな工場として建てることを検討した時に、比較的に耐久性に優れ、

工場としての機能も果たせそうだ、また見た目も豪華だということで、

ベルベデーレ宮殿を選びました。

 この工場は、一般のお客様にも見学いただくことができ、

宮廷食文化をテーマにした展示物はじめ、豪華な家具や小物・世界の

調味料などがご覧いただけます。もちろん、調味料の製造工場ですので

製造ラインもご覧いただけます。愛媛県外からもたくさんのお客様に

ご見学いただいておりますので、もし機会がございましたら、一度足を

運んでいただけると幸いです。

この「KO 宮殿工場」にちなんだ商品もあるそうですね。

 日本食研の35周年記念に発売された商品として、『焼肉のたれ宮殿』が

あります。こちらの商品は弊社のKO宮殿工場が建てられたのを

きっかけに、発売を始めた商品になります。弊社の研究部門にて、

焼肉のたれコンテストを開催し、そのコンテストで優勝した商品をぜひ

消費者の皆さんにも食べていただきたいという思いを込めて作られた

商品です。

 焼肉のたれ宮殿には、4種類(にんにく・おろし・しょうが・通常)あり、

それぞれ味や特徴にこだわった商品で、順調に皆様から支持を得ている

商品になりますので、まだ食べたことのない方は、ぜひお試しください!

焼肉のたれ以外にもいろいろな商品がありますが、

おすすめを教えて下さい

 九州地方ではB級グルメとしてチキン南蛮が有名ですが、弊社には

『鶏ムネチキン南蛮の素』という商品があります。淡白でぱさつきやすい

鶏ムネ肉を「ふっくらジューシー」に仕上げる点や、本商品と鶏ムネ肉を

お買い求めいただければ、あとはご家庭にある卵・マヨネーズで作れる

お手軽感が非常に好評を得ております。地元九州の鶏と弊社の

チキン南蛮の素を使って、ご当地グルメをお召し上がりいただければ

嬉しく思います。

 

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