「株式会社サカタのタネ」
本社は横浜市にあります。
外国人というグローバル企業であり、花と野菜の種子では
世界でも五本の指に入る種苗会社と推定されている、
研究開発型の企業です。
「坂田農園」を起こしたのが当社の始まりです。
戦前にはすでにタネのブランドとして「サカタのタネ」を
利用していました。1938年にこれを商標登録。
戦後もブランドとして利用してましたが、
1986年に商号を「坂田種苗株式会社」から長年ブランド名として
親しまれてきた「サカタのタネ」に変更しました。
当時は珍しいカタカナの商号への変更に、役員会でも
喧々諤々の議論があったと聞いています。
当初は苗木やユリの球根の輸出が主な業務でしたが、
程なく、花の品種開発とそのタネの生産供給が中心の
業務となりました。1934年に世界で初めての完全八重咲きの
F1ペチュニア「ビクトリアスミックス」がアメリカの著名な
園芸コンクール「オールアメリカセレクションズ」の銀賞を
獲得して世界で認められました。
「プリンスメロン」や「アンデスメロン」「ピーターコーン」などを
生み出しました。
●メロン「プリンス」
●メロン「アンデス」
●スイートコーン「ピーターコーン」
同時に海外進出も積極的に進め、
今では19か国に29の拠点をもち、170か国以上で種子
(タネ・苗・球根など)を扱っていますか?
「サカタのタネ」の歴史で重要なものがあれば
いくつか教えてください。
現在国内だけで花で100品目1,200品種、野菜で
40品目400品種の取り扱いです。そして、花が約80品種、
野菜が約10品種の新品種が毎年誕生しています。
世界的なものにした品種として重要です。
●ペチュニア「ビクトリアス」ミックス
「プリンスメロン」や「アンデスメロン」、
「ピーターコーン」なども食卓を賑わした品種として重要ですし、
最近ではミニトマト「アイコ」などもこれにあたります。
●ミニトマト「アイコ」
最近の世界戦略品種として環境浄化植物「サンパチェンス」は
世界中で年間2,000万株以上が親しまれています。
野菜ではブロッコリー種子の世界シェアが60%以上となっています。
Q 「サカタのタネ」が多くの人に支持される理由は何ですか?
当社は研究開発型企業として「他にないもの」
「世界ではじめてのもの」「種苗を通じて社会に貢献できるもの」の
開発を心がけてきました。
作り上げるのには10年以上の歳月がかかります。
10年先を読み、粘り強く研究開発を続け、できた品種を世界中の
様々なヒットに繋がっていると考えています。
いくつかご紹介ください。
どの商品も特色があります。
株で赤く熟してから収穫しても、肉質がしっかりしていて
輸送途中に傷まず、フレッシュなまま消費者の手元に
どけることができます。
赤く熟してから収穫できるのでリコペンやグルタミン酸の含量
これは、春から秋にかけて長期間花壇を美しく彩ってくれて、
前者は二酸化窒素やホルムアルデヒドなど空気中
吸収・分解してくれるという優れものです。
前者は「水辺のコンテナ」という商品を利用して
浅い池の水上緑化にも最適です。
●ポーチュラカ「サンちゅらか オレンジ」
Q そのほか「サカタのタネ」の製品に関する
なにか面白いエピソードなどあればお願いします。
画期的な商品ができたときに、なかなかその性質が
信じてもらえないという事があるようです
販売したときのことです。
●スイートコーン「ハニーバンタム」
ハニーバンタムは当時としては甘みが強く、
しかも収穫後も糖度が落ちにくいという画期的なものでした。
「こんなに甘いなんて、茹でたお湯に砂糖をいれたのでは」
「アンデスメロン」の名前は
「作って安心、売って安心、食べて安心の“安心です”から
とられた名前です。
「ビクトリアスミックス」のタネは当時のレートで
同じ重さの金の20倍の価格がついたという当時の
新聞記事が残っています。
できれば育てた方のコツなどもお願いします。
サンパチェンスです。
5月中に植えれば、11月くらいまで長く楽しむことができます。
とても大きな株になるので、水はたっぷりとやり、
肥料切れも禁物です。枝が伸びすぎたら、
8月中旬頃までに一度切り戻すと良いと思います。
6月中旬頃まで苗が種苗店、園芸店や
ホームセンターで入手できます。
キャンペーンなどPRしたい案件があればお願いします。
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