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「やさしいごはん」
おいしい食べ物は人を元気にします。
おいしいものをおいしい季節に食べたいですね。
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このコーナー『やさしいごはん』では
毎回、季節にぴったりの食に関する話題をお届けしています。
毎月、第2水曜日に登場するのは、
『移動台所・茶豆』の
小島まきさんです。
Q① 小島さんの近況は?
最近、食物アレルギーの血液検査を20年ぶりくらいに受けてきました。
20年前と比べると分析技術が進んでいて、
当時検査できないと言われていた種類のものも
調べてもらうことができました。
Q② 今日のオススメの食材、(料理)を教えてください。
今日は、家庭で気軽にできる小豆の粒あんの作り方をご紹介します。
小豆は、でんぷんとタンパク質を主成分として、
ビタミンB1、B2、食物繊維、カルシウム、リン、鉄など
沢山の栄養を含みます。
皮に含まれるサポニンには、利尿作用があり
むくみ解消に効果的だそうです。
昔から解毒や血液浄化の作用があると言われ
月に一度は赤飯を炊いて食卓に取り入れていたそうで、
多くの農家さんはお米を作る田んぼの畔に
小豆を植えていたと祖母から聞きました。
今日はできるだけ工程を少なくして、
自宅で小豆の粒あんを作る方法をご紹介します。
小豆を煮る時間が短くて済むよう、最初に少しだけ圧力鍋を使います。
材料
小豆300g
てんさい糖300g~400g
塩小さじ1/4
水適量
まず、ボウルに水を張り小豆をそっと加えます。
ここで水面に浮かんできた小豆やごみなどを取り除きます。
何度か水を替えて洗い、水気を切って圧力鍋に入れます。
そこへ豆の3倍の水を加え、
圧力鍋のふたをしっかりと閉め中火にかけます。
沸騰してきたら、弱火にして5分煮ます。
それから火を止め、10分位圧力が抜けるのを待ちます。
圧力鍋を使用するにあたってここが一番大切なところですので、
くれぐれもしっかりと圧力が抜けるまで待つようにしてください。
蒸気を抜いた後、蓋を開け小豆を食べてみます。
まだこの段階では固さが残っていると思います。
再び弱火にかけ小豆が指ですぐにつぶれるようになるまで、
15分~20分位煮ます。
途中、小豆が水面から見えてきたら水を加え、
小豆が煮汁から出ないくらいに調整します。
小豆が柔らかくなったら砂糖を15分ごとに
1/3ずつ加え混ぜ、煮溶かします。
最後の砂糖を加えたら、火を中火にして木べらで
時々鍋底からかき混ぜながら煮詰めていきます。
10分~15分程煮詰めていくと、柔らかめの粒あん状になります。
ここで塩を加え混ぜ、火を止めバットなどに取り出して
キッチンペーパーなどをふんわりとかけて冷まします。
和菓子屋さんのあんこ作りでは途中で水にさらす
渋切りという工程や、ゆで上がってからの
水気を切る工程など手間をかけてあり、
上品な仕上がりになります。
小分けにして冷凍しておくと、ぜんざいやおはぎ、
白玉団子などに活用できます。
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